ゆこさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

ゆこ

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大地のうた(1955年製作の映画)

3.3

生を際立たせるための死
厳しい日差しが鮮烈に肌を照らす
母の広く深い愛情が心に沁みる

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.0

丁寧に、繊細に綴られたすずの日常が、すごくすごく良かったです

狂へる悪魔/狂える悪魔(1920年製作の映画)

2.1

ぼんやり映画観てたら話の筋が全然追えんくなった!笑 でも観てる最中に2回寝落ちしたから今は見直す気力も無い
ストーリーは全く分からんかったけど、初めて薬で悪魔に豹変する時の迫力が良いと思いました(小並
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かくも長き不在(1960年製作の映画)

2.9

画面の切り取り方がどのシーン見ても光ってる ただそれだけの映画
長回し&長回し&長回しのフルコンボだから綺麗で落ち着いた雰囲気なんだけどそれはイコール眠気を誘うんだよね
短めの映画なのにこれでも冗長に
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モーリス(1987年製作の映画)

3.3

学校の中という閉じられた生活の中で、多感な青年たちは自らの中から湧き上がる感情を知る それは2人で居るだけでどんな些細なことでも笑い合えて、この世に何も怖いものなんてないような気がして、そして世界にこ>>続きを読む

みじかくも美しく燃え(1967年製作の映画)

3.1

2人で過ごす日々は砂糖菓子のように甘く幸福な時間だが、人目を忍んだ生活は働きに出ることもできず今この瞬間を楽しむことしか許されない
冒頭で結末が知らされているからか、常に死の匂いが纏わりついているよう
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ナイアガラ(1953年製作の映画)

3.0

マリリン・モンローがちゅるんとしてて欲望のままに生きてる赤ちゃんな映画
映画観る度に、モンローはドギツいピンクとかじゃなくて、後半のシックな黒とかの落ち着いた衣装のほうが髪色に映えると思ってる 瑞々
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サンライズ(1927年製作の映画)

3.8

夫の狂人ぶりを表す演出が最高
葛藤しつつも強行手段に出る時の目が完全にヤバい奴のソレだし、陰鬱な音楽と白黒の画面が緊張感を高める
だからこそ、その後の結婚式の清く晴れやかな空気が引きたてられていて、よ
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ロイドの要心無用(1923年製作の映画)

3.5

ビル壁登りが弩級のバリバリアクションすぎてずっと心臓が休まらなかった...キートンやチャップリンも危険なギャグは一杯あるけどロイドのこのネタは次元が違う
前半の上品なギャグが多い印象からの後半の命かけ
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文化生活一週間/キートンのマイホーム(1920年製作の映画)

4.2

シンプルに頭がおかしい(誉め言葉)
絶対この脚本三徹明けの飲み会でテキーラ一気飲みした後に考えたでしょ
常人には絶対作れない映画というか、思いついたとしてもやらない部類のものだ...でもそれをやっての
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オリヴァ・ツイスト(1947年製作の映画)

3.4

雑然としたロンドンの街並みや気が滅入りそうな救貧院、光と陰の鮮烈なコントラストによって暗闇に浮かび上がるような演出など、映像としてはめちゃくちゃ見応えがあるのに、ストーリーの分岐点の脈絡がなく、置いて>>続きを読む

何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

話の展開とかよりもまず主演2人のビジュアルが強烈すぎる どっちもメイクが濃い
お互いが加害者であり被害者でもあるから最後の浜辺の俯瞰が清々しいね 天国のお父さんや夢だった浜辺へ行くことやアイスクリーム
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アラジン(2019年製作の映画)

3.3

ん〜〜〜〜〜期待大だっただけに、イマイチ乗り切れなくてしょんぼり...あまりにもアニメの歌声の印象が強すぎて、実写版のは物足りなかった...A Whole New World、Speechless、コ>>続きを読む

チャップリンの給料日(1922年製作の映画)

3.5

1つ1つのネタが濃すぎる笑
レンガ投げのシーン目当てで見たけど、親方にどやされて超高速で働くとことかインド並みの満員バスとか、それ以外の部分もめちゃくちゃ面白かった
チャップリンの役柄って真面目で貧乏
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吸血鬼(1932年製作の映画)

2.8

カメラワークは素晴らしいものの連続だったが、話がさっぱり分からんかった...この頃のドイツ映画の雰囲気は素敵なんだが...
棺の中から見る景色最高すぎる

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

2.9

切り取られた表情が良いなー
というか、ナレーションによってそういう表情に見えるように操作されているのか
結末はなるほど時間旅行SFだねってかんじ

青春群像(1953年製作の映画)

3.2

モラルド〜...幸せになってくれと思うけど、彼は恐らく今後もそんなに幸せにはなれないだろう
グイドがこの作品の良心
ファウストとサンドラについては、もう勝手にしてろってかんじだな 浮気性の最低な男だけ
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白銀の乱舞(1931年製作の映画)

2.4

話のテンポ悪すぎてウケる
レニが馬鹿女でイライラさせられるし、うるさめの子どもが小狡い手で乱入してくるしうんざりする
80分もしない映画だったのに体感120分だった

ただ、画面作りは面白いものが多く
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サニーサイド(1919年製作の映画)

3.0

彼にとっての教会は天で祭壇は風景ってなんて清らかで美しい言葉なんだ
牛の散歩とか妖精たちとの戯れとか画面が楽しい

ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.0

薄気味悪っ...笑
耳慣れないポーランドの音楽と人魚語の不協和音に頭を完全に乗っ取られた
ゴールデンは美人だしシルバーも角度によっちゃ可愛いんだけど、ポニーテールの彼女が断トツ魅力的でウケる
綺麗なま
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チャップリンの殺人狂時代(1947年製作の映画)

3.0

勝手にドタバタ殺人喜劇をイメージしてただけに割と終始シリアスで期待外れだった(我儘)
チャップリンの爆裂紙幣数えシーンが出てきて初めて、そうだこれチャップリンの映画だった!て思い出したレベル
そこまで
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西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

3.0

ただただ辛い 戦争映画に少しでも娯楽を求めた自分が情けないね
ストーリーは救いがない"この世の地獄"なんだけど、映像が割と味があって興味深い 塹壕の手前の鉄条網に向かって駆けてくる敵兵を端から端までマ
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(2007年製作の映画)

2.7

思春期な彼らの性に対する、期待と、不安と、不快な気持ち

戦場よさらば(1932年製作の映画)

2.8

壮大な雰囲気でエンディングを迎えようとしてるけど、主人公が特に活躍する場面が無くて拍子抜け 戦闘シーンでの見せ場も無いし、戦場から抜け出したただの脱走兵やないかい
病室で結婚式を挙げたり、シーツがウエ
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.1

どのシーンも青空がすこぶる綺麗
テントでの初めての出来事、展開早すぎないか そんなに急接近する要素あった?
罪の無い子どもや妻を不幸にするな

アッシリアの遠征/ベッスリアの女王(1913年製作の映画)

3.0

リリアン・ギッシュ目当てで視聴 彼女はなんであんなに無垢で愛らしい雰囲気を出せるのだろうか
ホロフェルネスを殺す時のユディトの葛藤の演出が良き やっぱり"作品"のコンテクストを理解するためにはもっと知
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話の話(1979年製作の映画)

3.0

哲学か...!? 水滴の描写の美しさよ
何故だかわからないけど、泣いてしまった

霧の中のハリネズミ/霧につつまれたハリネズミ(1975年製作の映画)

3.2

オフィーリアのようなハリネズミは初めて見た
いまだかつてこんなにso cuteな「スパシーバ」があっただろうか

アオサギとツル(1974年製作の映画)

3.7

この話が一番好き!
色々な"白"で彩られた幻想的な画面
繊細な手編みのレースのような世界で展開される底抜けのいじらしい関係性
近寄っては遠ざかって、打ち寄せる波のように

キツネとウサギ(1973年製作の映画)

3.3

雄鶏の頼もしさよ
ピングーみたいな四次元空間的描写のキツネの家

ケルジェネツの戦い(1971年製作の映画)

3.4

フレスコ画の淡い色遣い 中世の発色
平面的だけど立体的なリズムを持つ摩訶不思議な画面

25日・最初の日(1968年製作の映画)

2.5

初ユーリー・ノルシュテイン
赤いね 透かしに酔う

華麗なるギャツビー(1974年製作の映画)

3.2

20年代の狂乱ぶりが眩しくて滑稽
ギャッツビー邸の居間続きのプールの景観◎
ニックは先天性の巻き込まれ体質主人公
ジョーダンと共に幸せになってくれ

海の沈黙(1947年製作の映画)

4.0

激しい身振りの演技が無いからこそ鋭く光る感情表現が素晴らしすぎる
犬の鳴き声で来訪を予感させたり、旅立ちの日の朝ノックで一縷の望みを抱かせたり、些細な演出がここぞとばかりに輝いていた
ヴェルナーのこれ
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フラッシュダンス(1983年製作の映画)

3.6

展開はありふれた娯楽映画ってかんじだけど、最初から最後までふんだんに散りばめられた圧倒的迫力のダンスシーンに全ての感情を持っていかれた どうやったらあんなに心を揺さぶる映像美と肉体美を表現することがで>>続きを読む