ゆこさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ゆこ

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ファイブ・イージー・ピーセス(1970年製作の映画)

3.8

久しぶりに実家で披露したピアノのときのように、簡単な道を選択し続けてきた結果が"いま"だから 自分を肯定出来ないし尊敬出来ないし、ましてや愛することなど出来るはずもない この世のどこからも、人の記>>続きを読む

悲しみよこんにちは(1957年製作の映画)

3.6

またしても、ソール・バスは最高のデザイナーだと証明されてしまったね
それにしても、まず題名が良すぎるよな...「悲しみ」という、これからずっとセシールの側に居続ける無遠慮な友達
結婚してしまえば勉強な
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大学は出たけれど(1929年製作の映画)

2.8

大学は出たけれど、という言葉心に突き刺さるな...とりあえず大卒ではあるけれど、とりあえず卒論(のようなシロモノ)は作ったけれど... 結果的に専門となんら関わりない仕事だし、なんのための大学だったの>>続きを読む

メリエスの素晴らしき映画魔術(2011年製作の映画)

3.0

なんかめちゃくちゃなBGMついててわろた
やっぱり月世界旅行は、あの不気味な顔とその目に突き刺さるロケットという強烈な絵面を作り上げたことが偉大だよなあ あれ見ただけでなんの映画か分かるのってすごい
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卒業(1967年製作の映画)

3.7

ただただ怖すぎる...あのエンディングはベンジャミンの妄想?何がどうしてそうなったのかさっぱり呑み込めない... ベンジャミンの鼻息の荒さがすごくリアルで痛々しい...私はエレインのようには振る舞えな>>続きを読む

俺たちは天使じゃない(1989年製作の映画)

2.9

全然越境する気がなくてヤキモキする〜〜〜天使にラブソングを的な爽快さとは程遠かった...

いとこ同志(1959年製作の映画)

3.0

いとこ同士っていう、兄弟ほど親密ではないけど他人と言い切るには無視できない近さが絶妙 シャルルは自分の人生の引き際さえ選べなかったんだね この映画、どの層が観れば楽しめるんだろう...陰キャには救い>>続きを読む

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

4.0

料理してるさまってうっとりするんだよなあ この気持ち前から知ってる...!と思ったらチャングムの誓いだった 1から10にも100にもなる魔法の術
海亀のスープって水平思考ゲームでしか知らなかった パ
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

2.5

ソフィア・コッポラ割と苦手な部類の人かもしれぬ...観ててうっとうしい気持ちになる😭
あまりにも5人姉妹が可哀想だよぅ 彼女たちは何も悪くないのに...幸せな人生を送って欲しかった
私にとっては、同
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.4

気分が落ちてる時に観ると引きづられて下降し続けてしまう部類の映画だったな...
そのとき一瞬一瞬の快楽に従って刹那的に生きられたら人生満足できるんかな なんのために生きるのか 一生モラトリアムから
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草の上の昼食(1959年製作の映画)

2.0

ジャン・ルノワール作品、いつもジャケットがお洒落だから観始めるけど面白いと思えるのほとんど無くてしょんぼりする...あと大抵ヒロインがキーキーうるさいお転婆娘☆なタイプで苦手

ザッツ・エンタテインメント(1974年製作の映画)

4.0

はあ〜〜〜景気が良い やっぱりミュージカルは最高
ミュージカル作品を観るときはいつも自分だったらどのパートを踊りたいか考えちゃうんだけど、今回の映画の中だったら巴里のアメリカ人の群衆の中の誰か(踊って
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緋色の街/スカーレット・ストリート(1945年製作の映画)

3.8

登場人物のこと誰も好きになれないから途中まで観るのマジでしんどかったけど、残り20分で面白さが爆発した 全ての伏線を余すことなく回収してて鮮やかすぎる
自分の絵ではないと自ら否定する・貶すのって今ま
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暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

3.4

戦争に負けた国はいつまでも悶々と心に暗くて重いものを抱え続けてるね
百合の花の壁紙の部屋、なんか純潔とかよりはヤラシイかんじがした...アリダ・ヴァリ顔が野生的で生々しいし
蚊取り線香イタリアにも進出
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イントレランス(1916年製作の映画)

3.4

俺らのギッシュ嬢はいつ登場するんだ...?て待ち侘びてたら実は最初から出ずっ張りで笑った もっと接写して可愛いお顔を見せてほしかった
キリスト伝の中でカナの婚礼が一番好きエピだから取り上げられてて嬉
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素直な悪女(1956年製作の映画)

3.3

あんなコテコテのセックスアピールする女現実におらんわと思ってしまった もっとさりげないリアルな色気だったら共感できたのに
BBの今作中イチ可愛い顔は終盤殴られた時のやつ セックスとかよりも殴られた
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チェス狂(1925年製作の映画)

3.4

無限湧き猫チャンとかチェス盤とかコメディとしては面白かったけど、入籍のときくらいはチェスやめてほしいよね...主人公しっかりしなはれやと途中までは彼女に同情してた...が、最後の彼女の心変わりが謎すぎ>>続きを読む

花嫁人形(1919年製作の映画)

3.6

めちゃ可愛い〜!まず花嫁人形ていう概念が若干不気味ながらもラブリー それに加えて冒頭のおうちとかクリスマスのオーナメントみたいな木とか、ところどころ挟まれるおもちゃの世界みたいなセットがキュートすぎ>>続きを読む

マンハッタンの二人の男(1958年製作の映画)

3.4

NYに行きた〜〜〜い!ロックフェラーセンターのクリスマスツリー見たいしスケートしたいしタイムズスクエアで年越ししたい!!昔家族で旅行した時に国連本部行ったのって今思えば貴重な経験だったな あの頃はこ>>続きを読む

羅生門(1950年製作の映画)

3.9

映画の中でまで日本人の顔見たくないなと思って普段洋画ばかり観ちゃうんだけど、最近クラシックな邦画には少し興味出てきた...ように思う ので、勇気を出して初黒澤
混沌として答えのない人間の感情について
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醜女の深情け(1914年製作の映画)

2.5

「悪女の深情け」でありがた迷惑っていう意味があるの初めて知った
チャップリン以外(特に醜女)も何もないところですちゃらかコケたりするから話が進まなくてしんどい そんなんだからお前は醜女と言われてしま
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キング・オブ・キングス(1927年製作の映画)

3.0

イエスが復活した時いきなりカラーになってびっくり あんな演出されたらちょっとキリスト教すごいって思ってまうわ
ユダの接吻がローマ側に処刑対象のキリストを伝える合図になるって、なんかめちゃくちゃ粋な設
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チート(1915年製作の映画)

2.7

我儘な奥さんにとっては割と自業自得な展開だったような気がするが... 障子の影の演出ってありきたりだけどカッコいいのよな

黄金の腕(1955年製作の映画)

3.2

絶対自慢の黄金の腕を潰されると思ってたけどそうでもなかったぜ 黄金の腕は自分の特技にもなるけど、ヤクを打つための腕にもなるって悲しいね
最後の30分間は道徳の教材ビデオみたいに説教臭くてシラけてしま
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恐怖の足跡(1962年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

あちらの世界に行ってる時の足音の効果音がメガホン叩いてるみたいな不自然な音すぎてわろた
「親密な関係には興味ないの」「他の人と一緒に何かを分かち合いたいとは?」「そんなこと出来ないと思うわ」ここの掛け
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バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

4.0

子どもがひどい目にあう話は本当観てられない...危険分子を側に放置する保護者が100%悪 でもスティーブン(もアン)も幼少期家庭環境から心に深い傷を負った可哀想な子どもたちなんだよなあ 終始居心地>>続きを読む

賭博師ボブ(1955年製作の映画)

3.4

犯罪に興味がないからフィルム・ノワールも興味ないんだなと気付きました
最初のしっとりした夜の街灯のショットから始まり、街並みを俯瞰で映したシーン等風景の切り取り方がしゃれおつで眼福 風景ありきで人物
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サムライ(1967年製作の映画)

3.9

全ての画がバチバチにキマっててかっこよすぎる〜〜!警察署も薄暗がりオシャレ照明でわろた 犯罪が横行しそう
始終パリの街中を縦横無尽に動き回ってくれてプチ観光気分嬉しすぎた 迷路みたいなメトロで警察
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霊魂の不滅(1920年製作の映画)

3.0

勧善懲悪でストーリーとしては綺麗な終わり方だと思うけど、そうやって終わる話はリアリティがないなーと感じてしまう 絶対現実でこんなにスッキリ心を入れ替える奴なんておらん その点では私は『リリオム』の>>続きを読む

ブロンテ姉妹(1979年製作の映画)

3.3

イギリスの自然の厳しいながらも美しい描写が多い分、人間の醜さが際立つ 姉妹たちは周りの男性の横柄さや理不尽さに失望させられる度に、自分らが"男性でないから"作品を自由に出版することすらできないと涙を>>続きを読む

死刑執行人もまた死す(1943年製作の映画)

2.9

フリッツ・ラングだから期待値上げすぎたのかな?あんまりノれなかったな...ゲシュタポにそんなに興味がないからかな
モルダウがクラシック音楽の中で一番好きだから冒頭でちょいちょい流れててチェコ〜!🇨🇿と
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マンハッタン(1979年製作の映画)

3.4

話としては痛々しい人間たち盛り沢山で泥臭くて良いんだけど、いかんせん舞台がマンハッタンである必要性が感じられなくてしょんぼり 別にパリとかでも良かったんじゃない? ところどころに挿し込まれる街並み>>続きを読む

十誡(1923年製作の映画)

3.4

特別難しい内容でもなく勧善懲悪で終わってふ〜んなるほどねってかんじ
後半の主人公のうちの1人のお兄ちゃんの職業が大工っていうのも示唆的でよきかな
義母が自分の肖像画(しかもだいぶデカい)をプレゼントし
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

3.6

映画館で観れたという想い出isプライスレス 久石譲この世に生まれてきてくれてありがとう 感謝っ....!圧倒的感謝っ....!
でも今回久々に観て、処女性というか駿の考えた究極の女神像というかそう
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肉体と悪魔(1926年製作の映画)

4.0

淀川さんの世界クラシック名画撰集の作品たちはストーリーが面白いことは前提としてそこに必ず狂気が宿ってるから本当に質が高くて最高
もう三つ巴の激重感情ぶつかり合いで、3人で結婚できる世界だったらいいのに
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じゃじゃ馬馴らし(1929年製作の映画)

3.5

メアリー・ピックフォードがめちゃくちゃ可愛い映画 あんなキュートとセクシーどっちも兼ね備えた女が奥さんになるなんて夢のようやで 妹のビアンカちゃんも激マブでお父さん幸せ者ね
主人公が2人とも鞭常備
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