映画太郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

映画太郎

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愛と法(2017年製作の映画)

3.7

冒頭、LGBTのインタビュー拒否映像からすでに、作為というか、「マイノリティに優しくない日本」「多様性を認めない日本」という結論ありきの編集なんだな、とちょい違和感があった。その違和感はずっと残りつづ>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

3.7

最初から最後まで一分の隙もなく面白かった!鑑賞前は「すべてパソコン画面上」という設定が???でしたが、「search」というタイトルどおり、観客自らが謎解きに参加していく感覚があって、作品にグイグイの>>続きを読む

夜明け前 呉秀三と無名の精神障害者の100年(2017年製作の映画)

3.2

内容は教科書的で目新しさはないが、資料的価値は高い映画。大切なのは、拘束具の有無とか閉鎖か開放かといったことではなく、患者と「人として向き合う」こと。その普遍的な価値を見直す良い機会となった。

松沢
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判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

3.8

レバノン内戦時代、民族的に対立関係にあったレバノン人(トニー)とパレスチナ難民(ヤーセル)の二人が、ちいさな諍いごとを発端に敵対する。裁判がはじまると、メディアが騒ぎ立て、民族代理戦争のように発展して>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

3.0

映画の出来はさておき、海の向こうの昔話って感じで、いまいち作品に入り込めなかった…

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.4

癒えることのない過去の痛みを引きずりながら、心を閉ざして投げやりに生きていた男が、兄の死をきっかけに疎遠になっていた人々との交流を取り戻すなかで、わずかな救いや希望を見出すまでの物語。決して美しい話ば>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

2.8

最初からパルムドール狙って作ったようなあざとさが感じられたし、なにより物語として面白くなかった。どんなに演技・演出が良くても、それだけじゃ飽きる。家族問題を問うなら、後半部分をもっとていねいに描いた方>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.5

毒親による虐待、元夫によるDV、スキャンダルによるメディアリンチ…普通に考えたらとても悲惨なお話なんだけど、コミカルな演出によってとても楽しい娯楽作品となっている。トーニャさんの開き直りっぷりが痛快で>>続きを読む

おクジラさま ふたつの正義の物語(2017年製作の映画)

3.8

「コーヴ」騒動のその後を描いたドキュメンタリー。「コーヴ」よりもずっと大切なことが描かれていて、こちらの方がよほどアカデミー賞に値するし、世界中の人に見てほしいと思った。

鑑賞中、自分の頭のなかで賛
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.4

ゾンビの動きがキモかわいい。バス会社常務のゲスっぷりが面白かったので、陳腐な感動要素は排して、パニックホラーに徹してほしかった気もする。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.4

オープニングのぶっ飛びカーチェイス×ジョンスペ爆音シーンだけでも見る価値あり。なんか凄すぎて笑ってしまった。

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

2.5

予告編見てもっとスリリングなパニックものかと思ってたら、ぜんぜん違ってた。旅行シーンは全カットして、もっと人物描写に時間を割いてほしかった。イーストウッドが個人的にヨーロッパ旅行したかっただけなんじゃ>>続きを読む

犬猿(2017年製作の映画)

3.5

人間の醜悪な部分をこれでもかと描きつつ、どのキャラもかわいげがあって憎めない。ラストのオチで共感度がさらにUP!人間なんてそうそう賢くできていないってところに、逆にちょっと救われる感じがした。

羊の木(2018年製作の映画)

3.6

淡々とした抑えめの演出ながら、話の設定や展開が面白くて、ラストまで飽きずに楽しめた。テーマ的には「怒り」にも似てるけど、そこまで重苦しくなく、どこかコミカルな雰囲気もあって、さらりと観られる。原作を読>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.5

主人公は、強姦魔に娘を殺された母親。いわゆる被害者家族なんだけど、まるで同情できないヒールっぷり。彼女の憎しみによる行為は、また次の憎しみを生み出し、事態はどんどんエスカレートしていく。罵り合い、>>続きを読む