Hoshiduruさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Hoshiduru

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映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

2.8

TVシリーズのオーディオコメンタリー?副音声?観てるみたいな感じだったかな。

私はTVの5話?の構成が謎にツボで完全にハマったから、すっきり再構成されてしまった今回のお話は、案外興味が湧かない部分が
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死ぬまでにしたい10のこと(2003年製作の映画)

3.6

わ!タメじゃん!ってノリで観たら向こうは既婚子持ちで働いてて、ぬくぬく学生やっててごめん…になった。人生違いすぎる。

敬遠してた原因の先入観とは全然違って、穏やかで強くて現実的だった。「自分だったら
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.8

色々な忘れてたかったこと思い出しちゃって頭かきむしっちゃうしめっちゃ嗚咽もらしながら観た。この体験はこの映画を媒介してるけど、それが映画への評価ではないよなあ。

困ったので「良い映画だったか?」を考
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千年女優(2001年製作の映画)

3.6

観た人の捉え方がみんな違ってなんかいいよなあ、いろいろ読み漁って、あーそれが正解かも!ってなるような、説得力あるのもあったけど、私の感じる物語はまた違って、なんかそれもいいなって自分で勝手に満足した。>>続きを読む

あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

4.1

なんか色々余韻に浸ってるなかで、ふと私にこんな日々はあったのだろうか、と考えて「たぶんなかった」に思い至る。この空虚さに胸が詰まる。ぼんやりと嫉妬がある。

「あの頃」の主観的な輝きがとても眩しくてよ
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ゲーム(1997年製作の映画)

3.0

目新しく感じない程にこのフォーマットが浸透し、後続が多かったことが、この映画の凄さなんだろうなあと思うんだけど、そういうのを加味して評価するのはどうしても苦手。
ラストまで見届けた時の、画面の内外での
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.6

ずっと悲しかった。諸星が普通である事を知りたくなかった。普通の人間なんだって、そんなに人並みの喜びと悲しみを持っているなら、じゃあなんでやっちまったんだよ、いつしかこうなる事は分かってたろうよ、って思>>続きを読む

ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.6

表情豊かでニタニタした顔が胡散くさくて怖〜〜いおじちゃんがほんっとうに似合う、堤真一……!堤真一の顔のパーツ全てを使った百面相的なコミカルな派手さ、とお芝居の安定感のある上手さを両方上手く引き出してく>>続きを読む

タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

3.0

大仰でヒステリックなやりとりも多くて少し疲れたけど、それも含め絶妙にリアルな人間模様ではあった。
沢山の人からの寵愛を受ける“ウサギ”として描かれる風俗嬢の女の子たちは、すごく足場がぐらぐらで、”ウサ
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水曜日が消えた(2020年製作の映画)

2.7

う〜〜ん振り返ってみるとお話としてつまらなくないはずなのになぜだろう、すごく入り込めなくて、その理由をずっと考えてる感じ。

・7人居る!って設定の割にそれぞれの人格のチラ見せが少なすぎて(設定ちゃん
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真夏の方程式(2013年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

原作(これの一個前まで読んだ)だと湯川自身には確実に「容疑者x以前/以降」という一つの節目があるんだなというのを感じるんだけど、これも確かに「以降」の物語なんだなと思ったり。

少年が自分の行為を理解
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.3

観賞後にこんなずしんと重たい気持ちが残るとは思わんかった。
時々セレブが観客に対して解説をしてくれるし、王道のフォーマットをなぞってくれるから、なんとな〜く状況の理解はできる。
けど、映画が想定してる
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チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.9

あ、くっそ〜〜ってなったよ、なんかやられちったよ。生きてる世界なんて全然違うはずなのに、やっぱりなんか知ってるよね。

たくさんの語りの集合体によってつくられていくチワワちゃんだけれど、結局私はミキの
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ホテルローヤル(2020年製作の映画)

2.4

全体的に惜しさを感じる出来だった。原作で一番好きだった「せんせえ」のふたりを始めとしてキャスト陣は結構良いラインを揃えてる感触を得たし、お芝居も良くて、そう思えるってことは演出もいいんだろうなって思う>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

B級映画の要素詰め合わせたみたいな、サメも怪獣もゾンビも宇宙人要素も盛りだくさんで、グロ描写も全く妥協せず、なのに絶妙なリアリティラインで見やすさと面白さとアツさをきちんとまとめていたし、前作で賛否が>>続きを読む

TIME/タイム(2011年製作の映画)

2.5

貧富の差がお金よりも遥かに命に直結する世界。
普通にしんどそうだし、時間に置き換えて貧富の差を描くのかなと思ったけど、いや、ちょっと贅沢を我慢した時にお金は残るけど寿命はそれでも減り続けるから、残酷さ
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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

2.4

なんかすとんと落ちず。いまいちハラハラしなかったんだよな……。
「これが現実か否か」ということに作中人物程に重要性を何にも感じることができず、そうなるとこの物語への興味は急速に失われてしまった。現実だ
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ピースオブケイク(2015年製作の映画)

3.2

多部ちゃんが「普通の子」とか喪女系の女の子かと思ったら、全然違くて驚いた。でもそれが結構面白かった。

恋愛って大人になればなるほど、じりじりとした心理的駆け引きがあったり、なんだか煮え切らない時焦っ
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この物語をどうにか勝利にしたくて、「キャシーは自殺に巻き込んだんだ」って思おうとして、「人を殺してしまった」っていう一生消えない傷を奴に全身で刻んでやったんだって、言いたくなったんだけど、そうじゃない>>続きを読む

人数の町(2020年製作の映画)

2.3

言いたいことはわかるんだけど、それって「自由」って言葉じゃなくないか??ってずっとモヤモヤしてる。

社会的な議論を無視すれば、ホラーとして純粋に面白かったかも…と思ったけど、設定をもうちょっと詰めて
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生きちゃった(2020年製作の映画)

3.3

「裕也〜俺はわかるよ!」って肩を抱いて言いたくなるような感じだった、けど正直わかった感は無い。感情を強く揺さぶるような要素は多いけど、結局のところは直接的に描かれなかった感じがするな。以下は個人的な解>>続きを読む

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

死に向かっていく手紙・代筆という文化と彼らの人間としての命、そして作品、という3つを重ね合わせ、現実に足をつけながらも、価値の不変さを見事に描き出したなと思う。製作陣の祈りと悼みすらリンクさせているよ>>続きを読む

ビルド・ア・ガール(2019年製作の映画)

4.8

これはもしかしたら主人公と同世代には刺さらないのかもしれないと思った、けど、それを少し過ぎた私にはめちゃくちゃ刺さって、ちょっと困った。

彼女が成功や承認に自信を得て「ドリー・ワイルド」として駆け抜
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「難解」って前情報意識しすぎて、設定的についていけないことは特になかったし、ニールの件もダイエットコークがもう「それ」じゃ〜ん!って感じだし、全体的にオタクの勘でほとんど理解できたな…みたいな感想にな>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

3.8

最近、もう2度と会わないかもしれない人たちに、おそらく返事はないだろう手紙を書くことが多くて、そのたびに、手紙は本当に後出しじゃんけんのようだとつくづく思う。

色々考えてたらすごく時間経っちゃった。
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Love Letter(1995年製作の映画)

3.6

しんみりした気持ちと、「トヨエツ、”良”だ…」みたいな俗っぽい感想がごちゃ混ぜになって、なかなか上手く言葉が紡げなかった。なんだろ、何かね、なんだろね。この物語をどう咀嚼するかにめちゃくちゃ戸惑ってる>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.4

伏線というよりもはや「嫌な予感」って感じだし、製作側への信頼は無いので、何が起こっても、そして何が映ってもおかしくないし、って冷や冷やしてた。他作品で植え付けられたトラウマがあらゆる構図によって発掘さ>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

盛りだくさんすぎてめっちゃびゃーびゃー泣いてたけど結局何にそんなに泣いたのか最終的によく分からん感じだ。

マジでぎりぎりの滑り込みだったけど、ここまでネタバレ全く喰らわなかったの奇跡に近いな…食らっ
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.7

子どもが泣きながら語る夢みたいだったな。今ポスター見直すと、めっちゃブラピとディカプリオかっけ〜〜!!ってなっちゃうよ。
予習してから観たけど、これ復習してその後もう一回観るっていうのが一番味わい深そ
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劇場版 SHIROBAKO(2020年製作の映画)

3.0

こういうのって、もう主人公たちの元気ないつも通りの姿とちょっと成長観れたらそれで良いかな〜という感じだし、実際それが観れたので満足したんだけれど、もう一歩!ほしい!って思っちゃった。映画の尺だと短さを>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.2

喜怒哀楽に関わらず、何かの感情が頂点に達すると、笑うしかなくなる。だからか、ずーっとへらへらして観てたよ。

何望んでるのかわかんなくなってきちゃった〜!って言いながらも、私はずーっと、みんな生きてく
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

3.8

なんで⁉︎って戸惑うくらい、急に面白くなった印象。これは続きが見たかったなあ。人間臭さが若干消えてスマートなヒーロー像が強くなったのかな。

私は裏でどんな苦悩があろうと無かろうと、とにかく民衆の前で
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

2.9

ストーリー的にはどちらも良くて、これがリブート作だからこそ、展開が効いてくる部分もあるだろうなあという印象。期待を裏切られたけれど、そこそこ好み。

個人的にはたぶん演出が上手くノれない。画面も暗いし
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スパイダーマン3(2007年製作の映画)

3.5

振り返ってみたら、3作通じてずーっと面白かったな〜。
珍しく色々と声に出しながら観てたんだけど、状況相変わらずというか、前2作よりも更に輪をかけてカオスな状況だな。

ちょっと詰め込みすぎじゃない?と
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HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス(2016年製作の映画)

2.7

まじで何でclipしてたかは謎だけど、本気度合いが結構よかった。もっと手抜きされてるイメージだったから、
丁寧に作られているし(銀魂よりCGが全然綺麗でびっくりした)、鈴木亮平の全力具合とか、キャスト
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ペルセポリス(2007年製作の映画)

3.8

この映画を通して何かを私が語るのは非常に難しい。彼女の物語だと言い切りたい反面、それは逃げだと言われる気もする。

個人としてのマルジャンの人生と、イラン人としての彼女の人生は不可分であるのだというこ
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