Carlyさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

Carly

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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.8

これは映画館で観たかった…!
迫り来る音の迫力、夜と朝の銃撃と爆撃。この凄まじさはスクリーンでなければ体感できないものだった。
たった二人で伝令を持って前線へ飛び出して行く、こんな無謀な事が平然と為さ
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.1

前からずっと薦められてたけどなかなか観れずにいて…やっと観れた!
そして期待していた以上にとても良かった。WWⅡの時代の話は幾つも観てきたけどエニグマにフォーカスしたものは初めて観た気がする。機械を作
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名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

3.0

1年待ったので完全にわたしの中で去年の熱が消火されててすんごい冷静に見た…赤井さんは問答無用のかっこ良さだった。でもこの映画は赤井さんの、っていうよりやっぱり赤井家のって感じの映画だったな。(ここ重要>>続きを読む

くれなずめ(2021年製作の映画)

3.2

試写会にて。
短い尺で駆け込み詰め込みいくので置いてかれないように必死になる。特に後半の怒涛の勢いが凄まじい。展開早すぎ。

ひとりの友人との別れ。多分ずっと連絡取ってるような間柄じゃないけど、たまに
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るろうに剣心(2012年製作の映画)

4.0

再上映してるのでシアターにて。
何回か観た筈なのに細かいことが全く記憶になかったのでこんなだったっけ??ってなりながら観てた。主に綾野剛を。笑

10年前の綾野さんまだちょっと線の細さみたいのが頬のラ
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サンドラの小さな家(2020年製作の映画)

4.0

無慈悲な社会に追い詰められ、自分の弱さをさらけ出せるだけの信頼できる人もいない。そんなサンドラが子どもたちの為に"家を建てる"ことを決めた。
捨てる神あれば拾う神あり、とはよく言ったものだと思う。全て
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.8

NYPDと凶悪犯の凄まじい銃撃戦。
マンハッタン島にかかる21の橋を封鎖し、さらに冷静かつ客観的な分析で犯人を追い詰めていく。
チャドウィックのアクションシーンがやっぱり凄いしかっこいい。特に後半は圧
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水を抱く女(2020年製作の映画)

3.5

水の精ウンディーネの神話に着想を得た物語。
儚く美しくも哀しい、恋というよりも愛のすべて。バッハの旋律が物悲しく響く。
ウンディーネの仕事が案内人なので、ベルリンの街の起源についても知ることができる。
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ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実(2019年製作の映画)

4.3

泣いた。セバスタの初主演作品がこの映画で本当に良かった。
ベトナム戦争の事は実はあまり知らなかったけれど、この映画を観てその壮絶さを思い知らされた。地上戦での直接的な衝突が多かっただろうから、それは当
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

4.3

95分ノンストップのガンアクション!頭良くないB級映画かと思いきや、おや?これはB級以上では!と思わされ、でも次の瞬間にはやっぱりB級やん!とか何とか繰り返してたらみんなあの世行き。最高か、最高だな。>>続きを読む

1944 独ソ・エストニア戦線(2015年製作の映画)

3.3

どこまでも救いのない戦争をまざまざと見せつけられる作品。
WWⅡについての映画は何本も観てきたがエストニアについてのそれは初めてだった。ドイツとソ連の板挟みにされたヨーロッパの国はきっと他にもあっただ
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.8

本当は劇場で観たかったけれど見逃していた本作、やっぱり映画館で観たい一作でした。
迫り来る緊迫感が凄まじい。はじめはただの誘拐犯だとばかり思っていたけれど、だんだんそれがテロリストじみたものに変わって
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カポネ(2020年製作の映画)

2.9

初日劇場鑑賞。
期待し過ぎたかな、と正直なところの感想。トム・ハーディの演技力は本当に凄い。圧倒的。特殊メイク?なのかなあれは…死人のような風体でふらふらと彷徨う有り様はこの世の者とは思えないくらい。
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遥か群衆を離れて(1967年製作の映画)

3.5

ふと思い立って見始めたら170分もあって何てことなの、ってなった。長い。
けどイギリスののどかな農園風景を眺めていられるので癒される。
バスシバの強かさを犇々と感じる。ここまで周りでいろんな事が起きて
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.2

緊迫の戦争映画でした。
信仰心と自らに課せた誓いを守る為に戦場であろうとも決して銃を持たないと決めた一人の青年。どれだけ周囲から責められても、貶されても、彼は信念を貫いた。ただ仲間を救おうとする、その
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.2

久しぶりに良い綾野剛をスクリーンで観た。(個人的にリップヴァン以来いまいちピンときていなかったのでこれは歓喜である)
3つの年代の演じ分けが素晴らしかった。これはもちろん他のキャストさんもだけど。変わ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.6

久しぶりに邦画でしかも恋愛映画を観た。思っていたよりよかった、けど淡々と一人称語りで説明的に物語を推し進められるのはやはり苦手だ。これ、洋画ではあまりないテイストだと思う。ただ本作は文学的な要素も含ん>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

2.8

マジこわい。
ドッペルゲンガー映画。
男も女もどうかしてる。人間こわい。

あと似非関西人がメインで二人もいると発狂しそうになる。伊藤沙莉はちゃんとしてた。

ザ・プロム(2020年製作の映画)

4.2

閉鎖的な街に住むひとりの女のコのストーリー。この映画の主役は誰だろう、それは彼女だと歌われるけれど主役は一人じゃない。これはみんなの物語。そういう問題提起の仕方がNetflixの上手いところだと思う。>>続きを読む

ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢(2020年製作の映画)

4.0

歌唱力凄いなって思ったらダイアナ・ロスの娘とのことで納得の一言。ステージで歌っている時の醸し出されるオーラが圧倒的。キラキラ、ギラギラ。彼女のスピリットを感じる。
音楽好きにはたまらない映画だろうな。
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.6

Tiff2020にて鑑賞。
今年一番の傑作映画だった。

炎のはぜる音、打ち寄せる波音、そして調和した歌声が脳裏から離れない。
圧倒的なまでに打ちのめされる感覚。物語の中で生きる人物は決して多くないの
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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

3.5

王道だけどすっきり終わる良い映画。
ちょっと恋愛もありつつ友人の延長線みたいな二人の雇用関係って面白い。複雑なんだけど難解ではないから見ていて飽きない。
ホテルの人たちみんな良い人だな。同じ客商売でも
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魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

3.3

ファッションと音楽は最高!
魔女たちのカラフルで個性豊かな服装は見ているだけでわくわくしちゃう。クローゼットを覗き見たいよね、すき。
ただ脚本はあちこち詰めが甘い。ちょっとつっこみどころ満載で絶妙に微
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ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年製作の映画)

2.1

はっきり言います。え、ただの2時間サスペンスドラマでは…?
物語に抑揚がないしトリックもなければミステリーやサスペンスには付き物のハラハラ感もなく。2時間長すぎる。なんてこった、中身がない。
スコア2
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エイブのキッチンストーリー(2019年製作の映画)

3.7

Tiff2020 2作品目

宗教的な問題は日本人のわたしとしては根本を理解するのはとても難しいけれど、それでもイスラエルとパレスチナという二つのワードを聞けばその深刻さは察するに余りある。両親が別の
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.3

Tiff2020 1作品目
ノマドの民の生きる姿、美しい情景と音楽がそれを彩る。
ジプシーやロマ達の描かれている作品はいくつか見てきて、それに似たイメージを抱いていたのだがまるで違う。ノマドの彼らは孤
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ストレイ・ドッグ(2018年製作の映画)

3.6

ニコール・キッドマンが恐らく今までに見たこともないような形相で終始この方は誰かしら?状態である。ハリウッド女優は凄い。こういう観客を圧倒するような演技はなかなか邦画では観られないので素晴らしいの一言。>>続きを読む

ザ・サークル(2017年製作の映画)

3.0

動機付けが弱い結末で残念だったな。
SNSへの警鐘がテーマなのだとしたら、もっと明確にラストを誤魔化さず描いてほしい。そうでなければ恐らく何も意味がない。それに傾倒している人たちはそれでなくても他者に
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.1

簡単に夢とか言っちゃうけど、玉の輿ってちょー大変なんだな、っていう映画。
オークワフィナがめっちゃ良い女。

あと地上波で見たからカットされてた?のかもだけど、肝心なところ抜けてる気がするんだよね。母
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ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

4.0

こんなに静かな作品なのに3時間…嘘でしょ…?そんなに体感ないよ、ってなったのは本当に久しぶり。すごい。
叔母の辿った運命を彼は最後まで知らなかった筈なのに、知らずのうちにその輪郭をなぞるように生きてい
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パリの恋人(1957年製作の映画)

3.6

ロマンチックミュージカル。
オードリーがとってもキュートな美人で見ているだけで惚れ惚れしてしまう。それはさておき。
冒頭の『Pink! Pink! Pink!』が楽しくってたまらなくていつの時代もミュ
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ソニア ナチスの女スパイ(2019年製作の映画)

3.7

戦争に巻き込まれたひとりの女優の真実。
近年になって公文書の公開が増えてきて、ようやくこうして日の目を見た真実がたくさんある。そこにある物語はとても残酷だ。
たったひとつの晩餐会を断ってしまった、ただ
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大統領の料理人(2012年製作の映画)

3.8

ジョエル・ロブションとかデュバリー夫人とかわたしの知る数少ないフランス要素が盛りだくさんで楽しかった。
何より料理の美しさが素晴らしい。シンプルで家庭的なもの、と言うように確かにフランス料理としては大
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マダム・フローレンス! 夢見るふたり(2016年製作の映画)

3.8

メリル・ストリープがお茶目でかわいい。寂しがり屋でちょっぴりわがままで音楽が大好きで。マダムと言うにはどこか子どもっぽさも漂うのだけれど、それが彼女の魅力かもしれない。
そんなマダムに深い愛情をもって
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バトル・オブ・ブリテン~史上最大の航空作戦~(2018年製作の映画)

3.6

対ドイツ戦線としてポーランド人はじめ外国人飛行士たちを動員したイギリス。今でこそ多国籍国家とも言える環境だが、彼ら本来の自尊心を考えると当時のそれはとても異質な事だったに違いない。
初めは飛ぶことすら
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