砂場さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.6

わざわざ見にいっておいて何だが、なんで皆英語喋ってんねんというそもそも論のところの違和感が最後まで解消されなかった。それはともかくとして、本作は紛れもなくナポレオンの映画でありつつ、キャラクターの描写>>続きを読む

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

3.0

なんのこっちゃよくわからなかったが、ところどころ笑いながら見ました。

エンド・オブ・キングダム(2016年製作の映画)

3.4

シリーズ第2弾。今作はさらにスケールアップして、長官どころではなく各国首脳を容赦なくガンガン殺していく(セキュリティがなぜかありえないぐらいガバガバなのはご愛嬌。日本の首相に至っては運転手と2人きりで>>続きを読む

FUNAN フナン(2018年製作の映画)

3.6

クメールルージュの虐殺と支配の下で離ればなれになった家族の話。あくまでも焦点は家族に当てられている。この困難な時期を通り抜けた今日のカンボジアで自由や民主主義が獲得されたのかというとそうでもなく、クロ>>続きを読む

ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.0

何の前情報も持たず、なんとなく北欧かどこかの作品なのかなと勝手に思い込んで見てみたらスペイン語で戸惑い、メキシコと知ってなんとなく納得してしまう。資本主義支配から99%的暴動、そして軍部支配と移り変わ>>続きを読む

エンド・オブ・ホワイトハウス(2013年製作の映画)

3.6

特に新しさを感じない設定やキャラクターではあるが、強者対強者のバトルがおもしろい!冒頭の戦闘機の場面からめちゃくちゃの連続だが、自分が小さいころに何を見て映画を見るようになったのかを思い出させてくれる>>続きを読む

ロスト・フライト(2022年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃおもしろかった!今年ベスト級かもしれない。常になにかが起きる2時間弱。見ていて身体が熱くなった。

酔いどれ天使(1948年製作の映画)

3.8

志村喬がかっこいい作品。もちろん三船敏郎も圧巻である。三船などは相変わらず半分ぐらいはなにを言ってるかがよくわからないが、そこまで問題はない。

「俺に言わせりゃお前たちほど臆病者はないよ。じゃあなぜ
>>続きを読む

村八分(1953年製作の映画)

4.0

まずこういう作品がきっちり作られたことが素晴らしい。ラストはさすがに宣伝映画臭さが強かったけど。元となった事件については、おそらく礫川全次の本で知り、当事者の本もチェックはしていたが、本作で先に見るこ>>続きを読む

フランケンシュタイン(1931年製作の映画)

3.2

小説を読んだので、せっかくなので映画もということで。かなり古い作品ではあるが、普通に楽しんで見られた。もっとも、小説とは内容はかなり異なる。視点の移動がない分、深みは出ないけど、シンプルといえばシンプ>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.6

軽めの「仁義なき戦い」といった感じで、美術はしっかりしているが、人物が現代的であるように見えるところに違和感は残る(有名キャストが多いのでこちらの認識の問題が大きいかもしれない。特に松坂桃李だが、壊れ>>続きを読む

リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.3

人がほとんどいない島の人がほとんどいない旅館にリゾートバイトに行くというホラー。というのはともかく、めちゃくちゃしょうもなかった。半分ぐらいは褒め言葉だが、特に最初の1時間ほどはきつかった。しかしそれ>>続きを読む

トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

3.0

わずかに評判を目にしていたが、たしかに途中、完全にフェイクドキュメンタリーから降りていた。それ以前に、そもそもの追っている対象自体あるいはその発端のスケール感からあまりノレなかった感がある。

ドミノ(2023年製作の映画)

3.5

なんでもありの催眠バトル映画。「ヒプノティック」より「ドミノ」でよかったなと思う反面、ヒプノティックの仕組みについてはついぞよくわからなかった。話にツイストが多いのでなかなか楽しめたが、なんでもありな>>続きを読む

血を吸うカメラ(1960年製作の映画)

3.8

生物学者であった父親の影響で、父親にされたことをそのまま、女性の被虐的な顔に惹きつけられる男。ビビッドな色使い、不穏な音楽でその異様な心境、居心地の悪さを演出する。カメラを持っていないときに撮りたい場>>続きを読む

白石晃士の決して送ってこないで下さい(2023年製作の映画)

3.5

おもしろかった!ぜひシリーズとして続けていってもらいたい(シリーズ化したらどうなるのか見てみたい)。最後は「放送禁止」感があってよかった。白石監督のソロ語りは笑ってしまう。お化け的な描写は必要だったの>>続きを読む

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.0

「トレインスポッティング」と並ぶ我が青春の1作。今になって映画館で見られることに感激。改めて見ても、ものすごくかっこよかった。映像や音楽がかっこいいというのももちろんあるが、単純に服装や振る舞いがかっ>>続きを読む

オクス駅お化け(2022年製作の映画)

3.0

韓国ホラーには詳しくなく、高橋洋、白石晃士という名前につられて見にいったが、なんとも普通のホラー映画だった。

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.0

青春の1本。短く見積もっても10年は見ていなかったが、最初のシーンからすべて懐かしく思い出された。

イコライザー(2014年製作の映画)

3.5

仕事後に見たものだから序盤で何度も寝落ちしてしまい、マッコールの行動の動機を見逃して何度も巻き戻したが、楽しいアクション映画だった。私刑からはじまり、最後はホームセンターアクション。ホームセンターはい>>続きを読む

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

3.8

「死霊のえじき」に引き続き。ゾンビと聞くと正直あまり惹かれないが、それでも見てみるとやはりパニックものはおもしろいなと再確認。ガソリンお漏らしからの爆発のシーンなど最高だった。黒人主人公であることに目>>続きを読む

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.5

安藤サクラを堪能した。山田涼介の軽薄な感じもよかったが、宇崎竜童もそのものでとてもよかった。ゴヤのパートはあまりにも漫画的だった。4つか5つかも因縁があるのだからそりゃ決着をつけるのに2時間半弱はかか>>続きを読む

死霊のえじき(1985年製作の映画)

3.8

「ゾンビ三部作」の3作目だが個人的には1作目。正直最初の3分の1ぐらいはうとうとしてしまい、基本的な設定がいまいちわからないまま見てしまったが、最後のローズがやられるシーンが最高で、それだけでも高評価>>続きを読む

帝都物語(1988年製作の映画)

3.0

話の流れは早々に見失ってしまったが、ストップモーションの使い方がおもしろかった。美術も気合いが入っていてよかった。

エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭にて、午前十時の睡魔と戦いつつ。まったくの未見から。エクソシズムが相対化されていたのが最もよかった。

戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

3.5

「コワすぎ!」シリーズ最新作にして最終作。コワすぎのようなコワすぎでないようなコワすぎ。劇場で見れたことが感激である。EDがふざけ倒していて笑った。

禁じられた遊び(2023年製作の映画)

3.5

ファーストサマーウイカにはじまりファーストサマーウイカに終わる。ちゃんと見たことなかったけど、綺麗な人だった。バックグラウンドの掘り下げやCGのクオリティなど気になりつつも、ストーリーは十分まとまって>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

3.6

辻野弥生『福田村事件』を読み、これをどう膨らませるのかなと思っていたが、膨らませに膨らませたり136分。役者が良く、美術も雰囲気があって良かった。他方、肝心の殺害シーンがしょぼすぎて笑ってしまった。そ>>続きを読む