miuさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

子猫をお願い(2001年製作の映画)

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死ぬまできっと未熟で、世界のことも半径数メートルのことも十分に知り得ないし、無意識に比較して安心すると思う。ずるくて情けないのに苦しいってことは、きっとわかっておかなくちゃいけない。
誰の気持ちも本当
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おろかもの(2019年製作の映画)

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それぞれ思うことはあるのに、女性たちがどこか客観視していて堂々としていて好き
不安なその腕を取って、操縦するのはわたしであなた
お腹空いたって言い合う会話っていいよね
けんじの自分だけ許されるみたいな
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星の子(2020年製作の映画)

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見える星も見たい星も人それぞれ違う。何を大事に生きているか。趣味は、好きな食べ物は、どんな服を着たいか。選択の自由の先に今の自分がある。その選択肢の幅が用意されているかどうか、という問題はあるけれど、>>続きを読む

彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

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同作のドラマは丁寧かつ繊細に描かれていて好きだったが、映画版も上手くまとめられていた。さすがの山田杏奈ちゃん。
自分の持っている選択肢に当てはめ納得して世界を完結させる、その易しさと愚かさ。異常も普通
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理解される体力(2022年製作の映画)

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ねもしゅーって感じの女の子かわいい
ため息って責められてる気がする〜って言っちゃうあたり、野間口さん最高

いくえにも。(2022年製作の映画)

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我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか

ただの夏の日の話(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

紫陽花の季節に桐生に行ってみたくなるし、わたらせ渓谷鉄道乗りたい
時計の全パーツをプールに投げ入れて自然な水の動きで元通りに組み合わさる確率=地球に生命が生まれた確率
映画を見てると脇役こそ主役なんだ
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あんた(2022年製作の映画)

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久保みねヒャダのちばみ感が大好き〜〜
絶妙だけど変えがたい関係性って強いのに脆くもあって、、自分のことを語らないのは嫌われたくないって思っているからなのかもしれない
ずっと会ってたのに特定の誰かができ
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

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何かをどうにかして救いたい時、最後まで諦めない人が手にするもの

女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

自分の願望のために人を利用する狡さ。
迷惑をかけないといいつつ人格呼び起こしてる時点で迷惑だから、、、所詮道具じゃん
倒錯には幼少期も絡んでいそう

流浪の月(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

揺蕩う月と水面のようにうつろいで反射して互いを見る、そこに見え隠れする危うさ。語っていいのはふたりだけ、どんな風に思われてもふたりだけがわかっていればいい。手に入らなかったものを誰かに重ね、奪われたも>>続きを読む

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

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シスターフッド、毒親、推し文化、自己愛、今の時代に合った映画だしポップに描かれていて良い。レッサーパンダという名の猛獣を隠すのも時には必要だけれど、飼い慣らしすぎて見失わないようにな〜激しい感情もわた>>続きを読む

息をするように(2021年製作の映画)

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孤独を知っているから、強く優しくなれるということ。一人でいる、誰かといる孤独。耐えうるのはすごいことで、誰もが持っている力ではないかもしれない。磨いて磨いて誰かのそれに反射したとき、一等ひかり輝くもの>>続きを読む

ヴァニタス(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

お前に何がわかんだよの連鎖
本当は言ってない、聞いてないから分かるはずがない。器用貧乏の不器用さも愚直に日々を送る力も足りてなくて困る。良いことがあった日にふと消えてしまいたい衝動に駆られる。頭では分
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カモン カモン(2021年製作の映画)

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自分を探すために文化や誰かに触れて世界と自分を少しずつ確かめていく。言葉は宇宙。用意してくれていたかのように出会ってしまう。雷のように毛布のように。その瞬間に心の形がみえてくる。わすれたくないな、何も>>続きを読む

50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

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見捨てないで、終わらせないでくれよ
もうこの人生は長くはないと知って、あたまで考えてもわからないことばかり。白い天井をあと何度見上げて思うのだろう。星の一つにも今の私ならなれるかな

海辺のエトランゼ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

いつか好きになった相手と抱き合えたら。そんなこと絶対叶わないと思ってた。たくさんもらって、自分ばっかりで、だから返したい。その瞬間のその気持ちには偽りがない。花火みたいに散るかもしれないと分かっていて>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

本当に美しくて終わらないでほしかった。色使いも美術も音楽も脚本も良くて溜息が出る。マンスプレイニング描写はどちらの立場でもとても苦しい。時代感はあれど、エリート思考特有の息苦しさは今にも通ずるものがあ>>続きを読む

東京マリーゴールド(2001年製作の映画)

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見るというのは怖いこと。一度インプットしたイメージはいつの間にか膨らんで、気付いたら架空の声で喋り出す。会ったこともちゃんと話したこともないのに。心の瞳という曲があるけれど、人や物の声なき声に耳を傾け>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

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誰の目にも肌にも触れられない。どれだけ眠っていたか、眠れなかったか。ただそこにいて、私だけがじっと見ている。私といない時のあなたが何をしているのか、知っている。何のために食べているか分からない食べ物を>>続きを読む

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「強い憎しみは人をやがて破滅させる。
お前は愛に溢れた人生を生きていくんだ、愛は全てを覆う」
崩壊していくにつれて狭まる画面と視野、滲み出るような赤と青が印象的
音楽で心を打ち消してるように見える部分
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

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この気持ちがずっと続くといいね。出会う前からうまくいかないことはわかっていた。それなのに、手を取ってしまった。上手くいかないと思うと、上手くいかなくしてしまう。そうやってしか自分の断片を拾い集める方法>>続きを読む

永遠が通り過ぎていく(2022年製作の映画)

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私にとっての永遠はずっと続けばいいのにといつまで続くんだろうだった。過ぎ去ってしまったからといって、感受性が削り取られるわけではないこと。寧ろ経験値が増えて研ぎ澄まされたり、必要のない痛みを手放すこと>>続きを読む

マイ・ビューティフル・デイズ(2016年製作の映画)

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言葉がつっかえて上手く出てこないのに、誰かから聞いた話題やドラマの台詞だったら伝えられる。鏡の前で喋る練習をしたり、脳内でなにを話そうか考えを巡らせている人を見ると安心する。そういうあなたの話を聞きた>>続きを読む

渚のシンドバッド(1995年製作の映画)

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結ばれないから心を許せると知る痛み
ずるいやさしさは簡単に人を傷つける
応えられない気持ちのパズルはそのままでよかったんだよ

ベルファスト(2021年製作の映画)

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グレーな日々の中で映画はカラフルな世界を見せてくれた、だから今も昔も人々はスクリーンに向かうのだね
二つの道に分かれて見えていたとしても、答えはきっと人の数だけあるから自分のそれをちゃんと抱えていれば
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

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真っ当に生きたとしてもその見返りは何だ
もう止めてくれとも止められないとも思っていた、引き金を引いたのは自分
自由には代償が伴う
その夏の日々はその夏だけのものだ

ラストレシピ 麒麟の舌の記憶(2017年製作の映画)

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日中露の関係性がまだ終わっていない途方も無さに落ち込んだ、住んでた街が急に違って見えるなんて

グレイテスト・サマー(2018年製作の映画)

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不謹慎ギャグで笑ってるママが好き
は〜知ったこっちゃねえってなる瞬間が人生で何度かあるそれだった

ドンテンタウン(2019年製作の映画)

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一度渋谷で行われたライブに行ったことがあるシンガーソングライターの女の子、今はどこで何をしているのかな。チェキのわたしとその子はマスクをしていなかった。去年心が終わっていた時にDMを返してくれてその時>>続きを読む

DIVOC-12(2021年製作の映画)

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Tycoon、あこがれマガジン、ココがすき
である方とでない方の話たちにみえた

やがて海へと届く(2022年製作の映画)

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あなたと同じ名前を見つけるたびに元気かな、ちゃんとご飯食べてるかなと思う。記憶の輪郭が曖昧になっても確かめられるように写真や動画を撮る。なんでもない、は一番言いたいことの集合体なのかもしれない。語るこ>>続きを読む