miuさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

自分の願望のために人を利用する狡さ。
迷惑をかけないといいつつ人格呼び起こしてる時点で迷惑だから、、、所詮道具じゃん
倒錯には幼少期も絡んでいそう

流浪の月(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

揺蕩う月と水面のようにうつろいで反射して互いを見る、そこに見え隠れする危うさ。語っていいのはふたりだけ、どんな風に思われてもふたりだけがわかっていればいい。手に入らなかったものを誰かに重ね、奪われたも>>続きを読む

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

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シスターフッド、毒親、推し文化、自己愛、今の時代に合った映画だしポップに描かれていて良い。レッサーパンダという名の猛獣を隠すのも時には必要だけれど、飼い慣らしすぎて見失わないようにな〜激しい感情もわた>>続きを読む

息をするように(2021年製作の映画)

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孤独を知っているから、強く優しくなれるということ。一人でいる、誰かといる孤独。耐えうるのはすごいことで、誰もが持っている力ではないかもしれない。磨いて磨いて誰かのそれに反射したとき、一等ひかり輝くもの>>続きを読む

ヴァニタス(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

お前に何がわかんだよの連鎖
本当は言ってない、聞いてないから分かるはずがない。器用貧乏の不器用さも愚直に日々を送る力も足りてなくて困る。良いことがあった日にふと消えてしまいたい衝動に駆られる。頭では分
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カモン カモン(2021年製作の映画)

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自分を探すために文化や誰かに触れて世界と自分を少しずつ確かめていく。言葉は宇宙。用意してくれていたかのように出会ってしまう。雷のように毛布のように。その瞬間に心の形がみえてくる。わすれたくないな、何も>>続きを読む

50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

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見捨てないで、終わらせないでくれよ
もうこの人生は長くはないと知って、あたまで考えてもわからないことばかり。白い天井をあと何度見上げて思うのだろう。星の一つにも今の私ならなれるかな

海辺のエトランゼ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

いつか好きになった相手と抱き合えたら。そんなこと絶対叶わないと思ってた。たくさんもらって、自分ばっかりで、だから返したい。その瞬間のその気持ちには偽りがない。花火みたいに散るかもしれないと分かっていて>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

本当に美しくて終わらないでほしかった。色使いも美術も音楽も脚本も良くて溜息が出る。マンスプレイニング描写はどちらの立場でもとても苦しい。時代感はあれど、エリート思考特有の息苦しさは今にも通ずるものがあ>>続きを読む

東京マリーゴールド(2001年製作の映画)

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見るというのは怖いこと。一度インプットしたイメージはいつの間にか膨らんで、気付いたら架空の声で喋り出す。会ったこともちゃんと話したこともないのに。心の瞳という曲があるけれど、人や物の声なき声に耳を傾け>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

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誰の目にも肌にも触れられない。どれだけ眠っていたか、眠れなかったか。ただそこにいて、私だけがじっと見ている。私といない時のあなたが何をしているのか、知っている。何のために食べているか分からない食べ物を>>続きを読む

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「強い憎しみは人をやがて破滅させる。
お前は愛に溢れた人生を生きていくんだ、愛は全てを覆う」
崩壊していくにつれて狭まる画面と視野、滲み出るような赤と青が印象的
音楽で心を打ち消してるように見える部分
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

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この気持ちがずっと続くといいね。出会う前からうまくいかないことはわかっていた。それなのに、手を取ってしまった。上手くいかないと思うと、上手くいかなくしてしまう。そうやってしか自分の断片を拾い集める方法>>続きを読む

永遠が通り過ぎていく(2022年製作の映画)

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私にとっての永遠はずっと続けばいいのにといつまで続くんだろうだった。過ぎ去ってしまったからといって、感受性が削り取られるわけではないこと。寧ろ経験値が増えて研ぎ澄まされたり、必要のない痛みを手放すこと>>続きを読む

マイ・ビューティフル・デイズ(2016年製作の映画)

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言葉がつっかえて上手く出てこないのに、誰かから聞いた話題やドラマの台詞だったら伝えられる。鏡の前で喋る練習をしたり、脳内でなにを話そうか考えを巡らせている人を見ると安心する。そういうあなたの話を聞きた>>続きを読む

渚のシンドバッド(1995年製作の映画)

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結ばれないから心を許せると知る痛み
ずるいやさしさは簡単に人を傷つける
応えられない気持ちのパズルはそのままでよかったんだよ

ベルファスト(2021年製作の映画)

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グレーな日々の中で映画はカラフルな世界を見せてくれた、だから今も昔も人々はスクリーンに向かうのだね
二つの道に分かれて見えていたとしても、答えはきっと人の数だけあるから自分のそれをちゃんと抱えていれば
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

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真っ当に生きたとしてもその見返りは何だ
もう止めてくれとも止められないとも思っていた、引き金を引いたのは自分
自由には代償が伴う
その夏の日々はその夏だけのものだ

ラストレシピ 麒麟の舌の記憶(2017年製作の映画)

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日中露の関係性がまだ終わっていない途方も無さに落ち込んだ、住んでた街が急に違って見えるなんて

グレイテスト・サマー(2018年製作の映画)

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不謹慎ギャグで笑ってるママが好き
は〜知ったこっちゃねえってなる瞬間が人生で何度かあるそれだった

ドンテンタウン(2019年製作の映画)

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一度渋谷で行われたライブに行ったことがあるシンガーソングライターの女の子、今はどこで何をしているのかな。チェキのわたしとその子はマスクをしていなかった。去年心が終わっていた時にDMを返してくれてその時>>続きを読む

DIVOC-12(2021年製作の映画)

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Tycoon、あこがれマガジン、ココがすき
である方とでない方の話たちにみえた

やがて海へと届く(2022年製作の映画)

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あなたと同じ名前を見つけるたびに元気かな、ちゃんとご飯食べてるかなと思う。記憶の輪郭が曖昧になっても確かめられるように写真や動画を撮る。なんでもない、は一番言いたいことの集合体なのかもしれない。語るこ>>続きを読む

関西ジャニーズJr.のお笑いスター誕生!(2017年製作の映画)

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森本サイダーとか松竹の芸人が出てきた
ちびみちなが……(尊)
みっちのメイキングドッキリの映画ですね(逆)
おみくじHappy…エンドレス……

胸が鳴るのは君のせい(2021年製作の映画)

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絶賛PMS中だから何も考えたくなくて見たのに引っかかるところ多すぎた
これを見てきゅんきゅんできるのはいつまでだったか…14歳の栞のあの子たちはどう反応するんだろう

ダージリン急行(2007年製作の映画)

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過去や物質に囚われず、今ここにあることを慈しむ。時間が経っても分かり合えない人はきっとこれからもいるし、そうでない人もいる。オーシャンゼリゼを聴きながらセラヴィと言われた気がした。放り投げて身軽になれ>>続きを読む

ホテル・シュヴァリエ(2007年製作の映画)

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あなたを友達として失いたくないの
君の友達には死んでもなりたくないね
あんなあざのある短髪の美しい彼女を放っておけるはずがない、何度も留守電聴くよ

14歳の栞(2021年製作の映画)

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あの頃のわたしやあいつの面影を少し重ねながら、もう戻らない時間を思う。この時代に同じ場所に集う35人の奇跡みたいな、平和だけど平和でもないようなありふれた日常。自分の中2というと、公立の中学校は所詮学>>続きを読む

かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

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淡い記憶もほのかな気持ちもあいまいでいいよ、わからないまま、ゆっくりでいい。わからないことをわからないと言えるのは、誠実だから。無理に言葉をあたえないことが、気遣いでもやさしさでも臆病でもあるから安心>>続きを読む

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

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家族とは愛する人のこと。海岸と夕日のシーンが本当に好き。考えを押し付けない豊かさ。「信じることと知ることは違う」「自分で考えろ、でも信じることも恐れるな」
誰かへの愛がエゴかもしれないと考えた時、どう
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愛なのに(2021年製作の映画)

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ただ(多田)の常連、御心、愛なのにね
いいよって許してたらきりがないし、わたしならこうはしないな〜などと考えてた
片想いだとどうしたって天秤がどちらかに傾いてしまう
みんな自分に矢印が向いている相手に
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

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テレビで戦争のニュースが流れる。戦火を見るたび心がちぎれそうになって、毎日ちゃんとは向き合えていない。心を守らなければと思ってそうしているけれど、そんな自分に嫌気が差してしまう。だからこそ、今この映画>>続きを読む

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

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全カットポストカードにしてほしいほど色彩もプロップもかわいい。後ろ向きだっていい、人生はラブリーだ〜と思える瞬間が訪れるかもしれない。家族の再生というと大きなテーマだけどゆるやかに繋がっていけたらいい>>続きを読む

サムサッカー(2005年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

アイデンティティの危機
外面との比較はよそう
慣れたいから無難な相手を選ぶのは残酷なのに、自信の無さからそうしてしまう
「自分だけ苦しいふりするな」という弟の言葉…家族の中で誰かが目立つとそうでない誰
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