mityさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

mity

mity

映画(446)
ドラマ(324)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

あの頃。(2021年製作の映画)

3.5

空気感が良い映画だったな~。
ハロプロは全盛期の頃ぐらいしか私はよく知らないけれど、でも映画で描かれているのがその頃からなので、何だか懐かしい気分に浸れながら観られた。

どん底にいた劔が一瞬で救われ
>>続きを読む

マーメイド・イン・パリ(2020年製作の映画)

3.5

ルラが可愛かったなー。その歌声がガスパールには効かなかったときの戸惑いの表情が、とってもキュートだった。

歌声で男性の命を奪うのであれば、歌わなければガスパールと恋は出来るんじゃない?と思ったけれど
>>続きを読む

秘密への招待状(2019年製作の映画)

3.5

原題と邦題で受け取った印象の違いそのままに、サスペンスかと思っていたら、ヒューマンドラマだった。

テレサの目的は何なのか、それが分からないまま進んでいくので、最初はテレサの方が怪しいようにも見えるん
>>続きを読む

名も無き世界のエンドロール(2021年製作の映画)

3.5

ラスト20分で世界が変わる、っていう煽りは要らなかったなと思う。わりと序盤で見当がついてしまうから、何も知らないままの方がまだ、展開を楽しめたような気がする。

リサが見事なまでに嫌な女だったな~。も
>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

『ヤクザと家族 The Family』で、5年ルールを知ったけれど、こちらでは、身分帳というものを初めて知った。これまでの入所態度、行動、経歴等が記されている書類だそうで、その完全なる個人情報の塊をT>>続きを読む

私は確信する(2018年製作の映画)

3.5

フランスで実際にあった事件が基になっている映画。実際の事件は解決していないので、この映画も、スザンヌの失踪については解決せずに謎のまま。でも、生きているのか死んでいるのかすら分からない状態というのは、>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

義理と人情が綺麗事な社会って一体何だろう、と考えた映画だった。

見える悪より見えない悪の方がよっぽど怖いし、盃を交わして親子の契りを交わすような、ルールに則った世界の方がまだ良いような気がした。
>>続きを読む

ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.5

その程度のことで?と思ってしまいそうだけれど、目は口ほどに物を言うという言葉もある程、視線は時にとても雄弁で、そして時にとても気持ち悪いものだと思う。私はそこにトラウマを持ってはいないけれど、嫌悪感を>>続きを読む

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

4.0

ふと観てみよう、と思った程度だったのに、物凄く良かった。叔父さんがドライヤーを買ったところからもう涙が止まらなくなって、後半観るのが大変だった。

長い時間同じ日々を共に過ごしてきたことを表すように、
>>続きを読む

聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

4.0

公開時から観たい!と思ってはいたものの人気作だったために、なかなか観ることが出来なかった作品。一時諦めモードだったけど、観られて本当に良かった。

結果的に嘘を吐き、周りを騙したことにはなるけれど、事
>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

猫を拾ったり、職場が変わったり、在ったものが無くなったり、居た人が居なくなったり。ふたりの周りに訪れる日々の変化と共に、ふたりの恋愛だけが描かれていたのが良かった。

付き合った時も別れた後も、ふたり
>>続きを読む

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

3.5

絵本が発売された当時、随分と話題になっていたなぁという記憶はあるけれど、読んではいなかったので、“閉鎖された町”の物語だったんだ!と今回初めて知った。ストーリー自体に目新しさはなかったかなと思ったから>>続きを読む

約束のネバーランド(2020年製作の映画)

3.0

漫画が原作ということを考えると、孤児院からの脱走は、物語としては序章なのかな。脱走することが目的として描かれていたけど、話としてはとてもシンプルだし、脱走したその後の方が面白そう。でも、続編はムリだろ>>続きを読む

どん底作家の人生に幸あれ!(2019年製作の映画)

3.5

邦題からは分からないけれど、チャールズ・ディケンズの小説「デイヴィッド・コパフィールド」が原作の映画だった。ディケンズ原作の映画を観たのは、『Merry Christmas! ~ロンドンに奇跡を起こし>>続きを読む

ハッピー・バースデー 家族のいる時間(2019年製作の映画)

2.5

突然帰ってきた家族・・・の登場で、波乱が起こらないわけないよなぁと思ってはいたけれど、ちょっと強烈過ぎた。

情緒不安定なクレールを母にもつエマの反発が、唯一共感出来たかな。突然消えて突然帰ってきたク
>>続きを読む

夏、至るころ(2020年製作の映画)

3.5

池田エライザさんの初監督作品。池田エライザさん“らしさ”、というのがどういうものかは分からないけれど、高校生活も終わりに近付いてきたなか、将来についてふと立ち止まってしまった翔の面倒な感じや、泰我の翔>>続きを読む

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

4.0

韓国の歴代大統領の末路といえば、逮捕に亡命、自殺、そして暗殺・・・。何故にこうも悲惨なのかと考えると、やっぱり大統領の権限が強力過ぎるのがひとつの要因だろうと思うし、この映画を観ても同じことを思った。>>続きを読む

エマの秘密に恋したら(2019年製作の映画)

3.0

気軽な映画を観たいなぁ・・・と思って、みるからに気軽そうなこちらをチョイス。始まって早々にラストまでが予想出来る展開で、これはとても王道なラブコメ映画だった。ちょこちょこ下ネタ挟み込んでくるあたりも、>>続きを読む

さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)

3.5

なかなかグロテスクな描写もあったけれど、でも所々ちょっとシラケるような漫画チックさがあっただけに、その気持ち悪さがあって良かったなと思った。

除霊を生業としているなら当然視えるだろうと思っていたので
>>続きを読む

パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

3.5

これは観たかった映画。あったかい気持ちになる良作だった。

調香師という仕事は知っていたけれど、工場から出る悪臭をどうにかして欲しいという依頼やバッグの匂いを消して欲しいという依頼には驚いた。匂いにま
>>続きを読む

大コメ騒動(2019年製作の映画)

3.0

富山の貧しい漁村に暮らす女性達が起こした「米騒動」をいとの視点から描いた本作だけど、話の展開があまりないまま進んでいくので、なぜこんな形で映画化したんだろうか・・・と不思議に思ってしまった。

女性初
>>続きを読む

おとなの事情 スマホをのぞいたら(2021年製作の映画)

3.5

イタリア映画の日本版ということで、設定は一部日本用にアレンジされていたようだけど、面白かった。

スマホの着信が鳴るたびに、誰のだ?誰からだ?と、張り詰める緊張感が堪らなかった。皆後ろめたい事があるか
>>続きを読む

ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画(2019年製作の映画)

4.0

『パッドマン 5億人の女性を救った男』も面白かったけど、こちらも面白かった!

この映画も実話が基になっているけれども、これも映像化したくなる話だなぁと思った。主婦のアイデアが発端となり、火星に探査機
>>続きを読む

AWAKE(2019年製作の映画)

3.5

将棋のルールが分からないながらも、『聖の青春』『3月のライオン』等々、これまでも幾本か将棋が題材の映画を観てきたけれど、この作品もまた引き込まれたなぁ。

実際にあった将棋電王戦から着想を得て制作され
>>続きを読む

新解釈・三國志(2020年製作の映画)

3.0

新年最初の映画は笑えるものが良いな、とこちらをチョイス。といっても福田雄一監督の笑いは、私にとってはクスクス笑いになることが多いので、期待値低めで鑑賞。思っていた通り、クスッとは出来る映画だった。>>続きを読む

また、あなたとブッククラブで(2018年製作の映画)

3.5

官能小説「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」を読んだことがある方が、彼女達の反応が理解出来るんだろうなと思った。その小説に感化されて人生が動いていく様子は、調子良い感じはしたけれど、面白かった。>>続きを読む

声優夫婦の甘くない生活(2019年製作の映画)

3.5

何かがあるごとにラヤの写真を撮っていたので、ラヤに対する愛情はヴィクトルにあったと思う。でも、それを伝えるのが下手だったんだろうな。ラヤがいなくなって、自撮りするヴィクトルの上手く撮れない姿が可笑しく>>続きを読む

私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.0

ちょっと長いなとは思ったけれど、共感どころがあり過ぎて、心の中は「分かる~」の嵐だった(笑)

人が家に来る、それがその日のイベントになる感覚に身に覚えがあったし、自分が動けていない焦りにも身に覚えが
>>続きを読む

エイブのキッチンストーリー(2019年製作の映画)

3.5

イスラエル系の母とパレスチナ系の父を持つ、ブルックリン生まれのエイブを予告で観て、それは大変だ、と思ったけれど、思っていた以上に、エイブの置かれている状況は大変だった・・・。

エイブの呼び名ひとつと
>>続きを読む

天外者(2020年製作の映画)

3.5

五代友厚が生きた時代、同じ時に、坂本龍馬・岩崎弥太郎・伊藤博文・西郷隆盛ら時代に名を刻んだ面々がいるのは、観ていて面白い。

今の時代にあっても、国際感覚を身に付けている人はそう多くないと思うのに、あ
>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.0

どうしても観たかった作品。とても美しい映画だった。全編絵画のような。

男性優位社会にあってそれでも、絵を描くという自分の好きなことを生業としているマリアンヌの姿は、エロイーズにはとても自由に見えたん
>>続きを読む

サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

4.0

あまりスピード感は感じられなかったけれど、99分にギュッと凝縮されていたわりには、良く纏まっていたなぁと思った。

急に爆弾が!と言われても信じられないなぁとは思うけれど、わざわざ爆破予告のある場所に
>>続きを読む

100日間のシンプルライフ(2018年製作の映画)

3.5

最初あまり興味はなかったけれど、予告の時に「実話」という言葉が聞こえて、えっ😲と思って鑑賞。正確には、ドキュメンタリー映画をベースにしたオリジナルという感じなのかな。

思っていたよりも楽しくて、マス
>>続きを読む

パリのどこかで、あなたと(2019年製作の映画)

3.5

恋愛映画にカテゴリーされているけれど、映画の内容としては恋が始まるまでを丁寧に描いているちょっと珍しいタイプの映画だった。

隣同士のアパートメントに住んでいるから生活圏は同じだけど、本当にメラニーと
>>続きを読む

ヒトラーに盗られたうさぎ(2019年製作の映画)

3.0

舞台は、ヒトラーが台頭してきた頃の1933年。第二次世界大戦前でありながら、戦争の足音が確実に迫ってきている、そんな不穏さが感じられた映画だった。

それはアルトゥアが、ユダヤ人で辛口批評家だったから
>>続きを読む

アンダードッグ 後編(2020年製作の映画)

4.0

後編も面白かった!

前編の宮木との試合。そして後編の大村との試合。末永がリングに上がる意味が、この2試合では全く違っていて、本気と本気のぶつかり合いの本当に面白いこと。まさに手に汗握る、ドキドキハラ
>>続きを読む