mityさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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真夜中乙女戦争(2021年製作の映画)

3.0

「これは最高のバッドエンドか、最悪のハッピーエンドか」“私”の視点で観るか、黒服の視点で観るか。誰視点で観るかで捉え方が変わりそうだけれど、私は“私”からも黒服からも距離を取って観てただけに、最悪のバ>>続きを読む

コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

4.0

私的には過去イチの面白さだった!何気ない会話もちゃんと回収してオチをつけるあたり、最後の最後まで見事だったな~。騙しがある前提で見せていくって、やればやる程難しくなっていくと思うけど、でもあぁこれって>>続きを読む

ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

4.0

真相に近付いているようでなかなか近付けない展開にハラハラしながら、前のめりで観た映画だった。

航空事故調査局の音声分析官として働くマチュー。ブラックボックスに残された音や携帯に残された音を手懸かりに
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シルクロード.com ―史上最大の闇サイト―(2021年製作の映画)

3.5

闇のAmazonと呼ばれたサイトが実在したとは知らなかった。違法ドラッグがずらっと並ぶ画面からは、私は自由なんて感じられなかったし、それで変わる世界とは何だ?と思えてしょうがなかった。

シルクロード
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グレート・インディアン・キッチン(2021年製作の映画)

4.0

もう何回、自分でやりなよ、と思ったことか。ほんと1日だって耐えられないし、一瞬だってやりたくないことのオンパレードだった。

『パッドマン 5億人の女性を救った男』で、これが2001年の話なの?!とだ
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MONSOON/モンスーン(2020年製作の映画)

3.0

街の喧騒に誘われて、うっかりしていると不意に目を閉じてしまいそうだった。

サイゴンで生まれ暮らしたはずなのに、殆ど忘れてしまった母国語、うっすらとしかない暮らした記憶。面影のない思い出の地というのは
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.5

まだまだ人生のスタートラインにいる少年とゴールライン手前にいる老人が出会い、共に立ったのは人生の岐路。ラフォとマイクが選んだ道は、互いに出会えたから選べた道であることが、じわじわと沁みてくるラストだっ>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.0

以前、TVでこの映画の基となった事件を見たことがあり、絶対に観ようと楽しみにしていたグッチ家のお家騒動。こうやって観ると、例えパトリツィアが居なくても遅かれ早かれグッチ一族は崩壊していたんじゃないかと>>続きを読む

ユンヒへ(2019年製作の映画)

3.5

20年間交流のなかった人に会うなんて、私だったら出来るだろうかと考えた。その人が大切な人であればあるほど、心に残る人であればあるほど、会う為の勇気はきっと沢山必要で。その為の勇気を振り絞ってみても、い>>続きを読む

パーフェクト・ノーマル・ファミリー(2020年製作の映画)

4.0

観ようと決めていた1本。あまり観る機会のないデンマーク映画だけど、とても良い作品だった。以前観た『わたしの伯父さん』も良かったし、私の好みに合うのかもしれない。

突然両親から離婚すると聞かされて、し
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弟とアンドロイドと僕(2020年製作の映画)

3.0

この映画を、一体どう言語化したら良いんだろう。考えるのも感じるのもちょっと難しいのに、言葉を当てはめるのはもっと難しい···観終わってそう思った。

自分の足が自分の足だと思えない。鏡を見ても自分の姿
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truth 〜姦しき弔いの果て〜(2021年製作の映画)

3.5

この映画、低予算作品によくみられるワンシチュエーションになっていて、内容も3人の女性による会話劇だから、そうなるとやっぱりどーも舞台っぽい感じがしてしょうがなかった。ただ、ラストのちょっと生々しい感じ>>続きを読む

君といた108日(2020年製作の映画)

3.5

クリスチャンシンガーソングライターとして活躍するジェレミー・キャンプさんの実話を基にした映画。クリスチャンシンガーソングライターという言葉に耳馴染みがないぐらいだし、深い部分ではきっと理解出来ていない>>続きを読む

ヴォイス・オブ・ラブ(2020年製作の映画)

3.5

セリーヌ・ディオンさんの半生を映画化した本作。本人に敬意を表するため、役名をアリーヌに変更して描かれていることからも、これまでのスターの半生を描いた映画とはちょっと違っていて、ネガティブなシーンはなく>>続きを読む

ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年製作の映画)

4.0

この映画、普段意識から外しているような事を、目の前に突き付けられた感じで、とても怖かった。神経質では生きづらいけれど、でも人の手で作り出された有害な物質で身体は汚染されているかもしれないということは、>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.5

地球最後の日、私はどう過ごしたいだろうかと、自然と考えながら観ていた。

ランドールとケイトの発見を観ているから、巨大彗星が衝突して地球が滅亡する話を信じない人々にイライラ出来たけれど、でも実際、ある
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ローラとふたりの兄(2018年製作の映画)

3.5

この映画、良かったな~。なんやかんや言いながらの3きょうだいの仲の良さが面白くて、ラストの喧嘩にはクスッと笑っちゃった🤭

ブノワもピエールも面倒で厄介で、そんな2人の兄を持ったローラは大変そうだった
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天才ヴァイオリニストと消えた旋律(2019年製作の映画)

3.5

突如失踪し、その後何の手掛かりもなかったドヴィドルの行方に僅かな光が差した時、加速していくマーティンの捜索。残された者が理由を知りたくて捜し出そうとすることは理解出来るし、ドヴィドルが失踪したことで負>>続きを読む

パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

4.0

むずむずと厭な感じが付きまとい続けて、スッキリとはならないこの映画。面白かった!

お気の毒になんて同情で許可を出す裁判長の元、いとも簡単に高齢者の法定後見人になるマーラ。制度も裁判所も手玉にとって、
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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

4.0

同じ原作でドラマも放送されていたようだけれど、それは放送終了後に知ったから、映画は観てみたいと思っていた。けれど、まさかこんなにも刺さってくる内容だったとは思わなかった。伝えたい想いを真っ直ぐに伝えた>>続きを読む

悪なき殺人(2019年製作の映画)

3.5

邦題よりも原題の方がしっくりくるなと思った本作。まるで逃れられない運命のように偶然が連鎖していく過程は面白かった。ほんと、世界は広くて近い。

ひとつひとつのピースを繋ぎ合わせることで1枚のパズルが完
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

3.5

個性的なタイトルが気になっていた作品。『RENT レント』の脚本家ジョナサン・ラーソンさんの自伝ミュージカルの映画化ということで、音楽満載だった。

8年もの歳月を費やしてきたミュージカルの視聴会が成
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消えない罪(2021年製作の映画)

4.0

警官殺しの罪で20年刑務所に入っていたルース。ルースが出所してきたことに遺族の心がざわつき、憎しみが沸き立つのも想像が出来たし、保護監察官の強めの言葉や仕事に就くのに苦労するのも、ルースの罪を思えば仕>>続きを読む

グロリア 永遠の青春(2018年製作の映画)

3.0

いつ誰と出逢うかなんて分からないから、いいなと思った人に出逢った時が、恋するタイミングで良いんだと思う。グロリアにとっては、それが離婚して10年以上経った時だっただけで。いまいち満たされない日々にあっ>>続きを読む

土竜の唄 FINAL(2021年製作の映画)

3.5

記憶に残るような映画ではないから、前2作もぼんやりとしか覚えていなかったけれど、それでもそういうことあったなぁっていう懐かしさはあったし、お祭り感は健在だった😁

今回もね、玲二は安定の裸から始まって
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幕が下りたら会いましょう(2021年製作の映画)

2.5

avexが関わっているからなのか、やけに音楽が前面に出てくるなぁという印象を受けた。邪魔だったわけではないけれど、主張が強過ぎて、何かプロモーションのように感じてしまった。

妹尚の死をきっかけに自身
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皮膚を売った男(2020年製作の映画)

4.0

観ようと思っていた作品で、観て良かったと思えるのは嬉しい。後味悪く終わるかと思ったら、おっ!という展開が待っていたのも面白かった。

自分の背中を差し出して自身が「アート作品」となったサム。その対価は
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フォーリング 50年間の想い出(2020年製作の映画)

3.5

認知症であるということだけでもしんどいのに、口が達者というのが厄介過ぎて、観ているだけでも辟易とした。記憶が混濁し誰が誰だか分からないのに、過去の感情だけは持ち続けていて、それを吐き出されるというのは>>続きを読む

梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

3.5

「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という言葉をこの映画のタイトルで初めて知った。その意味を知ると、まさに内容にピッタリのタイトルだった。

忠さんや珠子のように、犯罪を犯したわけでもないのに、ただそこで暮ら
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ミュジコフィリア(2021年製作の映画)

2.5

何かMVの延長線上にあるような映画だったな。

映画を観てからあらすじを読んだら、凪は天性の音感と歌声を持つ設定だったようで・・・。朔も劇中で天才と評されていたけれど、天才設定です、と言葉にしないと伝
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ほんとうのピノッキオ(2019年製作の映画)

3.5

そう言えば、お腹の中で再会したなぁとか観て思い出す部分もあったけれど、嘘をついて鼻が伸びるぐらいしか思い出せない程度で観たから、「ほんとうの」がどの部分なのかはさっぱり分からなかった。もはや初めて知る>>続きを読む

アイス・ロード(2021年製作の映画)

4.0

スルーしようかと思っていたけれど、ふと目についたレビューを読んで観ることにしてみたら、まあ面白かった!アイスロードを走りきれるかに焦点を当てたストーリーかと思っていたら、全然そんなことなくって。氷の上>>続きを読む

ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

3.0

映画の隅々までモヤモヤが詰まっている映画だった。出てくる登場人物全員に、何かしらの苛立ちを感じていたような気がする。

息をするように「結婚は?」と聞いてくる人にとっては、結婚=幸せで方程式が出来上が
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老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

3.5

シリアスなお金問題をコミカルに描いた映画だった。

突如として篤子に降ってきた老後の資金問題。お葬式から始まり、まゆみの結婚、夫婦で失職と、その他にもまあ色々と盛り沢山で、濃い日々だったなぁ。サツキの
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リスペクト(2021年製作の映画)

3.5

アレサ・フランクリンさんの伝記映画。予告で流れた♪Thinkだけは聞いたことがあった。

売れたら堕ちる。幾つか観た伝記映画の大抵のスターがそうであったように、アレサさんもヒット作ののちお酒に溺れてい
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.5

《命をかけた嘘と秘密》は、わりと序盤で見当がついたけれど、でも分かっていたとしても泣けるものは泣ける。ハンカチ握りしめながら観ておいて良かった。

梨花の生活力の無さが致命的過ぎて、愛情だけでは空腹は
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