Boschさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

宇宙戦艦ヤマト2199 第七章「そして艦は行く」(2013年製作の映画)

4.0

元々はコミック一冊だった原作をテレビシリーズ。
それが映画へとボリュームアップされてきたシリーズだが、商業主義的な水増し拡大、再生は底が浅くなった。

今回のシリーズは…

従来子供向けになりすぎた内
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Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆(2019年製作の映画)

2.0

エミリアの過去編なので、見てなくても本来のストーリーには影響がない。

映像は完成度が高いものの、話しは退屈だし敵の設定もあまり面白みがない。

これを劇場で見たらよっぽどのファン以外は納得しないだろ
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.5

アスカ登場で、チームとして使徒と戦う物語となるかと思いきや、そこは捻りまくった脚本で着地点が全くわからない。
新キャラも登場して話しは進むが、どんどん複雑になっていく。
これでどうやっても回収するんだ
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.5

今までの作品は全く無かった事で始まる劇場用新シリーズ。

しかし、ストーリーの説明も背景説明も少なく、逆に今までのシリーズを見てないと分かりにくいのでは?
導入部も含めてストーリー展開、キャラの肉付け
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Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow(2018年製作の映画)

2.0

閑話休題という感じの番外編。

話的にはシーズン1の途中に入る感じか?
特に新しいキャラや本筋に関わる話しでは無いので見ても見なくても影響はなさそう。
本筋に関わらないので、話としては平和でコメディ色
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

4.0

話としては「ハプニング」と「クワイエット・プレイス」。

見てしまうと発狂してしまう、と言う設定だけでラストまで押し切る展開だが、主人公の脱出行と、そこに至るまでの過去からの話を交互に描くことで飽きさ
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ゴッド・セイブ・アス マドリード連続老女強姦殺人事件(2016年製作の映画)

1.0

作品としての完成度は高くしっかりと作られている。しかしストーリーに全く魅力がなく、サイコサスペンスでもハードボイルドでもなく中途半端な物語。

陰影豊かというより、刑事側もただただ粗暴で自己中心的にし
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ザ・サークル(2017年製作の映画)

2.0

前半はテンポよく話が進み、GAFAをモデルにしたようなサークル社を舞台とした個人情報の管理やプライバシー侵害への警鐘を描く。
しかしら今更手垢のついた設定の上、ヒロインの立ち位置が自分の都合でコロコロ
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誰も眠らない森(2020年製作の映画)

1.0

「13日の金曜日」以来、多くの男女が森で殺されてきたけど、今回はなんとポーランドの森。

どんな違いがあるかと思ってみていると…良くも悪くも全くハリウッド的な映画。
演出は手堅いが展開も全くハリウッド
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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

3.0

ストーリーは他愛無いラブロマンスで、「ローマの休日」と「ある日どこかで」をたしたようなイメージか。

どうでも良いシーンも長いが、ラストはとてつもなく良い。
それは実際に死期が迫った加藤剛の演技とキャ
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サスペリア(2018年製作の映画)

2.0

オリジナル版の骨子だけを元に完全にリイマジネージョンされた作品。

少しずつ隠された秘密が明かされるのは良いとして、”少しずつ”すぎる。一つ一つのシーンが長い上に、秘密や謎を暗示するカットなども多すぎ
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ペット・セメタリー(2019年製作の映画)

3.5

過去作品を見ているので話の展開は想像出来る。しかし、家族構成を変えた分、話が大きく変わりドラマに厚みが出た。

前半はショックシーンや残酷なシーンは抑えて、過去のトラウマや死の予感が漂い、悲劇的な展開
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.0

“一番悪い”と言うより”一番情けない”と言う感じか。

汚職ギリギリの捜査をする物語かと思えば、犯罪そのものであるだけでなく、あまりにも本末転倒の馬鹿らしさ。こんなことを実際に警察が行っていたと言うの
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

3.5

民族間の不和、そして極右組織の台頭がある欧州ならではの作品だろう。

夫と子供を爆弾テロで殺された女性の哀しみが痛切に伝わってくる。単純な復讐アクションとかではなく、どこまでも現実の延長で描かれている
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スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013年製作の映画)

3.0

前半話がもたつくが中盤からはテンポよく展開する。派手な宇宙の冒険というより、さまざまな思惑から戦うことになったスター・トレック号の面々、宇宙軍、そしてカーンの三つ巴の戦いが宇宙だけでなく地球でも繰り広>>続きを読む

キック・オーバー(2011年製作の映画)

2.5

メキシコ人ギャングが支配し、ドラッグと銃が溢れる街にやってきた主人公が、ボスに恨みを持つ母息子と知り合って…。

そう言うストーリーは山ほどあるが、大きな違いは全て刑務所の中!街一個がまるまる刑務所と
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ゾンビーバー(2014年製作の映画)

1.0

映画としてはまともに作っているが、いかんせん低予算なので見るべきシーンもない。

お馬鹿な若者が死んでいくと言う展開にビキニやヌードシーンを付け加えても薄っぺらなドラマで退屈なだけ。しかもエログロな会
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丑三つの村(1983年製作の映画)

3.0

閉鎖的な村で、神童と言われながらも「軍人=男らしさ」に憧れる主人公が、性の目覚めと同時に徴兵試験で結核による不採用となった事から少しずつ自我の歯車が狂っていく。

とは言えそれが即大量虐殺につながるか
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妖星ゴラス(1962年製作の映画)

1.0

「ディープ・インパクト」と言うより「アルマゲドン」かな?

ストーリーはともかくとしても、脚本は焦点が定まらず、どのキャラも中途半端で魅力のかけらもなく台詞もひどい。
演出も同じでコメディにしたかった
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レベッカ(1940年製作の映画)

2.5

ヒッチコックらしく語り口はスムーズで話は流れるように進んでいく。
ただ今見るとサスペンス度合いも低いし意外性もない。そもそも男性があまりにも傲慢なキャラばかりで時代を考えても説得力が無く感情移入しにく
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地球最後の男(1964年製作の映画)

2.5

ドラキュラ?ゾンビ?えっ?コロナ? 

最もこの時代にはまだゾンビと言う概念はなく、ドラキュラとなっているが、「ゾンビ」や「ペットセミタリー」の原型と言えよう。

ウイルスが広がってパンデミックが起き
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ブランカとギター弾き(2015年製作の映画)

3.5

予想通りの展開ながら気持ちよく見れる。

ストリートチルドレンの現実はもっと過酷だろうが、この作品ではたくましく生きる少女の姿がさっぱりと描かれている。ギター弾きとの交流も淡々と描かれていてその分スム
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ナイアガラ(1953年製作の映画)

2.0

あまりにも有名な作品だが、期待が大きすぎた。

前半の濃厚なマリリン・モンローの美しさは、これが事件の契機になるというのはわかるし、悲劇的な展開もうなずける。しかし、その後の逃走劇とかはさして意味がな
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男はつらいよ(1969年製作の映画)

3.0

今見ると、このキャラは”人情味溢れる”というよりただの痛いチンピラだろう。こんな人が近くにいたらうるさいし煩わしくなるのは間違いない。

しかし、高度経済成長期の真っ只中で、まだ濃厚な家族主義が残って
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ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.0

前半は美しい海を背景としたブレイク・ライブリーのPVのような出来。

そこから一転してサメに襲われだすとひたすら痛々しいヒロインを熱演。鬼気迫るメイクもあってサメとの攻防戦は緊張感と迫力がある。

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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.5

そもそも”ガル・ガドット=ワンダーウーマン”の魅力だけで充分成り立つ作品なのだから、そこをメインに強力な敵を設定すれば充分なはず。
ところが敵が絶対的な”悪”ではない上に、そこにありきたりのドラマを入
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ガス人間第1号(1960年製作の映画)

3.0

60年以上も前の映画ながら意外としっかり見れる。
特撮などはもはやレトロ以外の何物でもないが、ストーリーはしっかり出来ているし、中盤の犯人が自首してくるあたりの捻り方は面白い。
舞いのシーンなどはなか
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グランド・ジャーニー(2019年製作の映画)

4.0

渡り鳥を絶滅から救うために、ヒナの時からヒトを親として刷り込んで、産卵地から飛来するコースを一緒に飛んで覚え込ませる…まるで荒唐無稽な実話の映画化。

映画自体は、適度に家族のドラマを折り込みながらも
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オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主(2013年製作の映画)

3.0

死者が見える主人公のオッド。そのせいで奇妙な生活を強いられながらも青春を満喫しているが、死者の警告(予言?)で大量殺戮があることを知り…。
ホラーっぽい設定ながら実際はサスペンス的なストーリー展開で、
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リズム・セクション(2019年製作の映画)

4.0

ストーリーはありきたりで、飛行機事故で家族を失った女性がその真相を知り復讐をする、と言うもので「ライリー・ノース」等と似ている。

しかし、家族を失って薬と売春に溺れているところからの再生の振れ幅の大
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