Boschさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

ソウル・ステーション パンデミック(2016年製作の映画)

1.0

絵の動きや、CGの取り入れかたは目新しいところもあるが、キャラの性格設定にも絵面にも全く魅力がない。
しかも、ストーリーも退屈で凡庸で、そもそも「新感染」の前日譚と言うが特に関係がない。
同じ監督のよ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.5

少年の視線で描くドイツの敗戦前夜。

コミカルなタッチではあるが、同時に戦争の恐ろしさや残酷さも描いている。
全体的にポップなタッチなので重くなれずに見れるのは良いが、キャラ周辺の描き込みが少し物足り
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ローマの休日(1953年製作の映画)

4.0

あまりにも有名な作品ながら何となく見ていなかった。

思ったより脚本に起伏があり、コメディあり、ロマンスありで退屈せず見れる。
全体的に軽いタッチゆえに、最後の車内での別れ、そして謁見シーンの切なさは
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透明人間(2019年製作の映画)

3.5

透明人間ではあるが、ホラーでもコメディでもなく完全にストーカーサスペンスで、ストーカーが透明で分からないと言うところが、ミソ。

最初はこちらがわかってる分、話の展開が鈍く感じるが丁寧な描写を積み重ね
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THE INFORMER/三秒間の死角(2019年製作の映画)

3.5

主人公がFBIから囮捜査を強制され、ニューヨーク市警からも、ギャングからも追われ、さらには刑務所内の密売組織を暴くという四面楚歌の状況に追い込まれる展開は面白い。

ただ、その過程が説明不足で強引だし
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インビテーション/不吉な招待状(2015年製作の映画)

1.0

2年ぶりに集まった旧友同士。しかしホストの振る舞いか微妙に逸脱していき…

ホラーなのかサスペンスなのか、それとも再会のドラマなのか、と思えば○○○物。
しかし、そこに行くまでの80分の長く退屈な事。
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.5

十分見応えのある作品だが、違和感もある。

スーパーマンの葬儀から始まるオープニングは重厚だし凝った映像で期待が高まる。

ところがメンバー集めから、敵との戦い、特に後半は凡庸な演出になってしまう。意
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ドント・ハングアップ(2016年製作の映画)

1.0

ほとんど一軒家を舞台に話が進むサスペンス。
多少の捻りはあるが話が単調で83分でも間延びする。
演出は悪く無いがこの程度の脚本では弱く、それを補うためか暗い雰囲気と大きい音でショック度を高めようとして
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

4.0

映画公開に備えて再見。

少し冗長なシーンもあるが、全体的なテンポも良い上にアクションシーンのキレが良い。

特に荒唐無稽な人外のアクションは演出がしっかりしてないとVFX頼りで単調になることが多いが
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ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

3.0

今回はヴィン・ディーゼルが悪役に…その分少し話の疾走感が弱くなったかな?

女ボスでシャーリーズ・セロンが登場、さらにヘレン・ミラーが参戦、スコット・イーストウッドも続投しそう。

カーアクションはも
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GODZILLA 決戦機動増殖都市(2018年製作の映画)

3.0

映像は前作以上に進化している。
今回はモスラ?と思いきやメカゴジラ? それをさらに捻ってメタル化した都市!

しかし、地球人外の種族を巻き込んで脚本が込み入ってしまって疾走感に欠ける。
そして2万年後
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GODZILLA 怪獣惑星(2017年製作の映画)

3.5

元々実写作品であるゴジラのアニメ化と言う試み自体が面白い。
それも、ただアニメ化にするのでは無く、SFそれもハードSF作品にした事で実写版と違う世界観を上手く構築している。

CGを多用してどこまでも
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ダーク・スクール(2018年製作の映画)

1.0

「サスペリア」パターンのストーリー。
問題ある少女達が集められた寄宿舎、そこには隠された秘密があって…

演出はしっかりしてるが脚本が退屈すぎるし、そもそもキャラの立場も不鮮明な上、魅力が全くない。
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.5

ストーリー・キャラがあくまでコミック通りなのは当然だが、その制約の中でまったく文句のない出来上がり。

脚本はよくまとめてあり、劇中のワンエピソードをうまく1本の映画に仕上げている。

そして映像の凄
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ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

3.5

「前作の敵ボスの兄が復讐」という設定で、その敵はジェイソン・ステイサムただ1人。ところが神出鬼没の彼を探すためにアプリが必要で、争奪戦and追撃戦が繰り広げられる。

車とアクションがメインのストーリ
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レプリカズ(2018年製作の映画)

2.0

愛する者を失ったが故にそれを蘇らせる。

ホラーでもSFでも今まで色々あった。
蘇った者が少しずつ齟齬をきたして…と言う悲劇的な展開が多いので、これもそんな展開と思っていたら!
うーん、この展開もあま
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ANNA/アナ(2019年製作の映画)

4.5

リュック・ベッソン監督ということで「ニキータ」を思わせるし、ソ連のスパイと言うことで「レッド・スパロー」を想像させる。
しかし、脚本がよく練られていて時系列の遡り方が凝っておりラストまで全く飽きない。
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.0

実話ベースという強みはあるようだが、それにしても少し脚本が弱い。
話の時間経過が曖昧なために緊迫感が今ひとつ伝わらないし、交渉役も存在が曖昧な上、そもそも犯人達の描き込みも弱い。

同じような交渉・展
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インソムニア(2002年製作の映画)

4.0

劇場で見たときは、期待が大きすぎたせいか意外と地味なストーリで物足りなく感じた。
しかし再見してみると、これはこれでじっくり見れるサスペンスになっている。

追い詰められると同時に不眠症になって思考が
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シャーク・ナイト(2011年製作の映画)

2.5

見事に定石通りの展開。
能天気な若者達が田舎の海辺の別荘へ。途中、粗野な若者達と絡まれて…。

「13日の金曜日」以降、ホラーやサスペンス、パニックでお馴染みの設定。ただテンポが良いし演出にキレがある
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タイムリミット 見知らぬ影(2018年製作の映画)

3.0

ノンストップ系のサスペンス。
車に爆弾を仕掛けて、というのは時々あるがそれを警察と犯人と被害者の三つ巴?で描いた分、話が錯綜して面白くなっている。

ただ細部の煮詰め方が甘く、スマホの使い方や警察の介
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ハングマン(2017年製作の映画)

3.0

連続殺人鬼とそれを追う刑事コンビ。

暗いトーンの雰囲気もキャストも良いし、サイコサスペンス的な味付けもあるのだが、脚本が甘く犯行にも警察側の捜査にもツメが甘い。

アクションシーンの編集ももたついて
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世界侵略:ロサンゼルス決戦(2011年製作の映画)

4.0

侵略してきたエイリアンとの戦いを、全体から俯瞰して描くのではなく、民間人救出に向かう1部隊の戦いを通して描いてゆく。

特に目新しい演出やドラマがあるわけではないが、戦闘シーンがテンポが良くて迫力があ
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ゴーストバスターズ エクステンデッド・エディション(2016年製作の映画)

2.5

リメイク版だが、男性4人を女性4人に変え、話のノリも少し変えてあり、前作を踏襲しながらも前作を見た人も楽しめるように工夫はしてある。

ただ、いかんせんこのドタバタノリが笑いにはさほど繋がらないし、敵
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.5

劇場公開予定がコロナのためにNetflix公開になったらしい。

ホームズ兄弟に妹がいたと言う設定で、その母が失踪?謎を追うと言う展開。
しかし話はそこにはさほど主眼が置かれておらず、伯爵失踪事件と母
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怪奇温泉旅館(2018年製作の映画)

3.0

珍しい台湾製のホラーコメディ。

オープニングは少しもたつくが、旅館を舞台にしてからは大小のネタが続いて小刻みに笑える。
大笑いをすると言うタイプではないが、話もしっかりしており、主演3人のキャラも立
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

また一つ法廷ドラマの傑作誕生。

これが史実というのも驚きだが、一方でそれを自浄しさらには映画化出来るところがすごい。 

また、これがNetflix作品というのも時代を感じる。映画並みの制作費をかけ
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陽のあたる場所(1951年製作の映画)

3.5

古い作品ではあるが、主人公の後半生のドラマティックな変化をじっくりと描く。

いかにも田舎出身で純朴な主人公が恋愛にのめり込んでいく過程、そして少しずつ歯車が狂って行く様子を丁寧に描いてあってじっくり
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バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

2.5

幼稚園から行方不明になった少女、バーニー・レイク。預けたという母親とその兄、しかし少女の存在自体が怪しくなって…。
「バルカン超特急」などと同じパターンだが、こちらはスパイ戦などは想像できないから、そ
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500ページの夢の束(2017年製作の映画)

3.5

ロード・ムービーではあるが、自閉症のヒロインが一人でコンテストに原稿を持っていくと言う行為が、本人の精神的な独立とダブらせて描かれる。

良くある展開ながらあまり大袈裟な善人を並べることもなく、変にド
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

5.0

冤罪で死刑判決を受けてるアフリカ系アメリカ人囚人と、その冤罪を晴らそうとする弁護士との、長い戦いが描かれる。ジャンルで言えば「十二人の怒れる男たち」や「告発」などに連なる法廷モノだが、実話と言うところ>>続きを読む

エージェント・スミス(2019年製作の映画)

3.0

タイトルとジャケットは完全に詐欺。

田舎から引越す事だけを夢見ながらも、生活が行き詰まったヒロインが、エリートFBI局員におだてられ密告者となるが…と言った情欲がらみのサスペンス。

そう分かってみ
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病院坂の首縊りの家(1979年製作の映画)

2.0

残念ながら、これでシリーズ最後も納得の冗長な作品。

この内容で2時間越えは長い。やたらと入り乱れた人間関係もさほど意味はなくいつものパターンで、犯人も過去の因縁が…で終了。
そもそも披露宴の写真あた
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サスペクト(1993年製作の映画)

3.0

カナダロケもあってか寒々としたタッチの画面作りが映画の雰囲気に合っている。

「真実の行方」調の展開で容疑者の真偽がポイントになるが、なかなか面白い展開だった。

演出は丁寧ながら脚本は少し説明不足の
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プロジェクト・パワー(2020年製作の映画)

3.5

Netflixオリジナル作品。
話の疾走感はあるし、違法ドラッグを飲めば超人パワーというのが面白い。単に強くなるわけではなく、ウルバリンやハルクのようになると言うところがミソ。

ジェイミー・フォック
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ザ・ベビーシッター(2016年製作の映画)

1.0

わずか90分程度なのに最初の30分くらいは退屈で馬鹿っぽい青春ドタバタ。

急にスプラッター調のホラーアクションになるがそれですら退屈。
ブラックユーモアと言うにもお粗末な展開。

「ホームアローン」
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