Boschさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.0

冒頭のミッションをあっさり終わらせるところから引き込まれる。
話自体は破天荒で現実味は無いミッションだし、もはや人間では無い?キャラも参入して何でもあり状態だが、キャラが実に上手く出来ているし、キレが
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グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

3.0

隕石襲来デザスターモノだが、災害そのものより、生き残りをかけて逃避行を行う3人家族がメイン。 

パニックシーンやモブシーンなどもあるが、同じ程度に家族ドラマが描かれているのは仕方無いとしても、子供が
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

2.0

とにかくストーリーが退屈。
色々工夫した後はあるし、盛り沢山に様々なエピソードは入れてあるのだが、どれも説得力がないし、キャラが全く描かれていない。

演出はしっかりしているし、派手なVFXは見応えが
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

再見。
初見は製作陣もキャストもさほど知らずにみたので、予想以上にインパクトがあり印象に残った。今回見直してもテンポも良いし、アクションシークエンスも工夫されているので楽しめる。暴力への渇望が事件をエ
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ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷(2019年製作の映画)

1.0

アメリカンホラーお馴染みの、若い男女が無軌道に騒ぎながら、何者かに殺されていくという設定で、今作の特徴はハロウィンに、お化け屋敷が舞台ということだろう。

しかし、ハロウィンらしさはかけらもない上に、
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マトリックス(1999年製作の映画)

4.5

今見ても十分に面白い。
VFXは流石に新鮮味はないが、アングルや撮り方にはセンスがあるし、黒と緑を中心にした画面作りは雰囲気がある。
セットも香港流のアクションも視覚的に面白くよく出来ている。

そし
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.5

前作に続いてパーカーの青春&成長ドラマが入るが、制作が「アベンジャーズ ファイナル・ウォー」の後だけに、アベンジャーズメンバー、そしてスタークの後継者としての自覚編となる。

前作と変わって今回は敵が
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.5

これはスパイダーマンが高校生であり成長物語であるために仕方がない事だが、青春ドラマメインの前半は少しダルい。

しかし、リメイクやリブート作品が多いスパイダーマンシリーズの中で、こちらはマーベルシリー
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.5

marvel作品で、一応サノス後の世界が舞台ながらさほど他の作品とはリンクしていない。

それもそのはずで、皆さんソーに近い存在で、彼らがサノス戦に参戦していれば、もっとラクに戦えてしまったことになる
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アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

2.5

ザック・スナイダー監督というのに惹かれて視聴。

ゾンビが闊歩するラスベガスに、見捨てられたカジノの金を強奪に行くと言う展開は悪くない。

画面は派手でアクションも多いし、セットも頑張って作られている
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ザ・クーリエ(2019年製作の映画)

2.5

“訳ありヒロインが悪党と戦う”系アクション。
ただ場所がビル内に限定させている分、話がもたつく。
サイドストーリーとして背後の悪党ボスシーンが合間に挟まれる。これをゲイリー・オールドマンが存在感たっぷ
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サーホー(2019年製作の映画)

1.5

ダラダラとしたストーリー、スローやアップを多用し舞踏のようなガンファイトは香港映画の影響だろうが、センスが悪すぎてコメディレベル。

話のノリも悪く、演出も編集もリズムが悪くて話がブチ切れ状態で進む。
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

2回目。
サノスをどう倒すかがメインとなるわけだが、それを地球から宇宙という横の広がりだけでなく、現在から過去という時系列の縦の広がりまで取り入れたアイデアが見事。
それによってスリリングな展開になる
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

5.0

2回目?3回目かな?

これだけ多彩なキャストを登場させながらもそれぞれの見せ場を作り、絶えずストーリーを流しながらもテンポの良いアクションシーンを織り込む。

しかもほとんどが特撮シーンともなると、
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.5

サスペンスなのか、ホラーなのか、不条理系のドラマなのか…。
意表を突く展開でラストまで楽しめる。

登場人物も少ないが、よく練られた脚本の巧さで物語が進む。一気に話が展開すると言うより、違和感が伏線と
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アオラレ(2020年製作の映画)

2.5

邦題は酷いが、なんとなく「激突」のようにひたすら追いかけられる展開を想像していたが、さすがにもう少し話しは練られていてメリハリがある。 

エスカレートする犯人の異常行動には説得力が欠けるが、テンポも
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.0

予告編やチラシのイメージから、勝手に騙し合いの物語と思ってたが、全く違ってた。

大手出版社内での派閥確執を背景に新規雑誌の立ち上げを二転三転させながらもライトに描いている。キャストも豪華だし、退屈は
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ヤーラ(2021年製作の映画)

3.5

イタリアで起きた誘拐事件の顛末を描いたドラマ。実際の事件だけに派手な演出は避けながらも、警察の執念の捜査を丁寧に描き込み、犯人に辿り着くまでの意外な展開が興味深い。

少し時系列に分かりにくい部分があ
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.0

史実でもある、”真実”をかけた決闘の顛末を描く。
決闘シーンから始まり、そこから話を遡り決闘に至るまでを描くのだが、それを3つの視点で描いた脚本が見事。

一つの事実が3つの真実となり、名誉、事実、プ
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フィアー・ストリート Part 3: 1666(2021年製作の映画)

3.0

話の発端となる魔女狩りの話だが、前半は話が単調で面白みもない。

しかし中盤から話が動き出し、舞台が移ってシリーズ3作が一つにまとまる展開はよく出来ている。
ここまで見てシリーズが時系列順ではなく、こ
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フィアー・ストリート Part 2: 1978(2021年製作の映画)

1.0

前作の終わりからそのまま始まり、ヒロインが過去の惨劇を聞くという設定。

つまり、観る側は何が起きるか分かっているのに退屈な描写が延々と続き、話が動き出すのは半分を過ぎてから。
その後も展開が一本調子
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フィアー・ストリート Part 1: 1994(2021年製作の映画)

2.5

「スクリーム」のようなオープニングで、今風ホラーで若者が殺人鬼に殺されていく展開と思いきや、少しずつ話のトーンが変わって行く。

それなりに脚本は練られているが、単調なシーンもあってもたつくのが残念。
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

2.5

99分とテンポは良いのだが.話の展開が読めるうえに特にヒネりも無くそのまま終わってしまう。

ただのアクションとして見れば及第点なんだろうが、ルッソ兄弟が制作、しかもチャドウィック・ボーズマンの遺作と
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サムワン・インサイド(2021年製作の映画)

2.0

ハイスクール生が狙われる連続殺人、となると「スクリーム」パターンかな。

ヒロイン自体がハワイアンだし、キャラ作りにはLGBTのテイストを取り入れ、ヒロインにもトラウマを背負わせて…等々、意外にしっか
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

再見
テレビで見ると劇場に比べて遥かに落ちる。
ストーリーは、色々枝葉はあるものの基本はシンプル。
しかしヴィルヌーブ監督の壮麗でスケールの大きい映像にはひたすら見入ってしまう。何よりもこの映像感覚か
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

オープニングからして今までと違うトーンで始まり…いよいよ007の登場!
と思ったらここもアッサリ。
前2作がサム・メンデス監督の重厚な演出の後だけに物足りなさがある。

ストーリー自体もウィルスのアイ
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007 スペクター(2015年製作の映画)

4.5

「カジノ〜」「慰め〜」で007が誕生し、「スカイフォール」で、M、Q、マネーペニーが登場、そして今回の『スペクター』で、敵味方全員集合の感がある。

初期のショーン・コネリー007に於いては、このスペ
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

2.0

「アフタースクール」の内山監督・脚本という事で期待が大きすぎた。

入れ替わりモノだけど、そこからが長い。
コメディにしたいのか、「王様と乞食」のような風刺にしたかったのかもよくわからず、中途半端な話
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.5

数回目だが、よく考えるとすごくシンプルなストーリーだし、中国から敵との邂逅まては少し長い。

しかし、オープニングからのアクションシーンのキレも良いし、それぞれのアクションのシチュエーションも見事。
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エリザベス∞エクスペリメント(2018年製作の映画)

2.5

新婚女性が暮らす事になった豪邸には立ち入り禁止の部屋があって…。

SFタッチのサスペンスで前半は意外な展開もありテンポも良いが、後半は話が理屈っぽくなりテンポも落ちる。

ロケの豪邸はすごく魅力的だ
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ファーストラヴ(2021年製作の映画)

1.0

公認心理士が、女子大生が起こした父親の殺害事件の真相(もしくは深層心理?)を探る物語。

と言うことでサイコまでは行かなくても、サスペンスを期待していたのだが、安っぽい家族ドラマに終始してビックリ。
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ザ・ドア 交差する世界(2009年製作の映画)

2.0

扉を抜けると5年前で、事故死するはずの娘を救える…と言うタイムワーブ物。

娘を救った後、5年前の世界で過ごすことになってからが話のメインストーリーだが、そこからダラダラと話が続いて退屈。

中盤から
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デス・レター 呪いの手紙(2017年製作の映画)

3.0

タイトルが安っぽすぎるが、内容はロシア製ホラー。

タイトルからは、不幸の手紙が「リング」「ポラロイド」のように死を媒介するストーリーかと思えばそうではなく、不思議な物語が展開する。

一通の手紙を配
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

4.0

なんとなく違和感がある。

スピード感のあるカーチェイスのオープニングで始まり、派手なアクションを挟みながら余韻のあるラストシーンまで、シリーズでは短い95分くらいで一気に見終わる。

完成度は高いの
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.0

パステルカラーで覆われ、リタイアした人が暮らす裕福な街、ディズニーを始めとした有数の娯楽施設が集まる憧れの街、フロリダ。
…その裏側の話。

モーテルに旅行滞在ではなく、住む場所が無いために泊まり続け
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ロシアン・スナイパー(2015年製作の映画)

4.0

ジャケットからして女性スナイパーをヒロインとしたB級の戦争アクションと思っていた。

しかし、意表をつく冒頭のルーズベルト大統領夫人の回顧シーンから一気に話に引き込まれる。

これはスナイパーとして激
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