majiziさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

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魔界転生(1981年製作の映画)

4.0

個性の強いキャラ総動員。いい意味で狂ってる時代の作品。チープなんだか最先端なんだかごちゃ混ぜで、ストーリーもフィクションの極み。でもそれが楽しい。
無駄におっぱい出てくる!

ラストの炎の中のシーンは
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真実の行方(1996年製作の映画)

3.5

はい、これはもうエドワード・ノートンの優勝!

ストーリーはシンプルだし、途中で展開も読めるんだけど、それにしてもエドワード・ノートンに尽きる。

リチャード・ギアのちょっとチャラチャラしてるくせに、
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天国と地獄(1963年製作の映画)

4.0

黒澤明のサスペンス。前半と後半で話の展開がガラッと変わるのに、緊迫感がずっと続く。
なんといっても長回しが多い、それから仲代さんのセリフが大変長くて多く、役者たちは皆すごい。
モノクロ世界の途中で一箇
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.0

絵面が美しい作品。衣裳、風景、特にラストの製本作業のシーンはうっとりする。
あとキャストみんな美形だらけ!贅沢。

とはいえ、気になったのはこの作品でグレタは原作者オルコットを「救済」したつもりなんだ
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大学は出たけれど(1929年製作の映画)

3.5

わずか11分の断片フィルム。まるで昭和初期のドキュメンタリーのような、小津安二郎のサイレントコメディ作品。
田中絹代のたおやかな動きと表情の愛らしさ。

「俺は毎日が日曜日なんだよ」
雑誌の題名を指で
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スターシップ・トゥルーパーズ(1997年製作の映画)

4.0

この作品、ナチスのプロパガンダ映画への風刺でつくったのに、当時は戦争礼讃映画にとられて批判されたとか。
まあ、勘違いされても仕方ない程のよい出来上がりと思う。笑
勘違いしたアメリカ人を馬鹿に出来ないし
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ガタカ(1997年製作の映画)

5.0

何回も見たくなる大好きな作品。
スタイリッシュなSF。ストーリーの奥深さがじわじわと胸をえぐる…
イーサン・ホーク、ユマ・サーマン、ジュード・ロウと皆様、好演。
ラスト切ないんだけど、やっぱりこのラス
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

4.5

心があったまる映画ー!
アスペルガーのシモンが兄のサムのために新しい恋人を探すストーリー。

シモンが可愛いし、お兄ちゃんはめちゃくちゃ優しい。シモンに持たせてる自分の写真の裏のメッセージ、あの女の子
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写真家 ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと(2012年製作の映画)

4.0

永遠のソール・ライター展
Bunkamura ザ・ミュージアムにて、アンコール開催決定
2020.07.22〜09.28

☆京都は2021年開催予定

**********************
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めまい(1958年製作の映画)

4.0

ヒッチコックって変態な人間を撮るのが最高にうまいですね。
オープニング、めまいショット、主人公の夢の表現、どれもがサイケデリックさに長けていて素晴らしい。
後半から急に面白くなるし、キム・ノヴァクのヘ
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グランドピアノ 狙われた黒鍵(2013年製作の映画)

3.5

イライジャ・ウッド、ピアノうますぎ〜!
一音でも間違えたらお前を殺す、という無茶苦茶なキャッチコピーから爆笑、ストーリー展開も次々と指令を送るスナイパーとピアノ弾きながら対応するイライジャのヤケクソ具
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37セカンズ(2019年製作の映画)

4.0

空からの東京が何度か映る。交わらない人生、知らない人生だらけ。
主人公のユマが漫画を描くために一歩行動することで、どんどん世界が広がっていく。後半はそこまで行っちゃうの?ってな展開。翼を広げた鳥が印象
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死霊館(2013年製作の映画)

3.0

これ実話って、マジでかーちゃん椅子ごと天井に?
さすがに嘘だよね?
悪魔なんていないよね?
そこんとこ、みんなどう思ってんの!!!

オクジャ okja(2017年製作の映画)

2.5

バイオレンスな場面のスローモーションやり過ぎるとなんかダサし、CGはちょっと違和感有りだった。
ALなんとかって団体の、押し付けがましい正義感とヤバさが笑えた。
豚のPRでパレードって何そのセンス?
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エル ELLE(2016年製作の映画)

4.0

主人公のミシェルは冷静というか、感情的にならなくてレイプされようが、嫌がらせを受けようが、予想外な孫が生まれようが(息子も嫁もクソ)そのどれにも振り回されないっていう姿勢が面白かった。なぜ一見、不可解>>続きを読む

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.0

吹雪でロッジに足止めされた訳ありの8人。そこで起こった密室殺人。ミステリーってジャンルになってるけど、タランティーノなので後半どんどん加速してバイオレンス。
南北戦争の北部、南部の立場からみんなの会話
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

2.5

レディバード、ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語の監督、グレタ・ガーウィッグが主演兼脚本。
レディバードその後、みたいなグレタの自伝的なストーリーなんでしょう。

うーん、見事にフランシス
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

わたくしどもは差別など致しませんのっオホホホホっていうリベラル気取りな白人たちの態度が、まじでホラー
ビンゴ大会のみんな、気合い入りまくりで真剣なの大好き。

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.5

ブラッドリー・クーパーってこんなに歌上手かったの?!
ていうか色気をダダ漏れにするのはやめてもらえます?
ガガの歌唱力は言わずもがな、演技も良かったけど、作品としてはあまり感動出来なかったんだよなあ。
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グリーンブック(2018年製作の映画)

5.0

人種差別がテーマの映画って、結構重くて気が滅入るものが多いけど、これは鑑賞後の気持ちが幸せに満たされた作品。

相容れない2人が、少しずつ打ち解けていく過程が丁寧に描かれていた。キャラ設定が見事で演技
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

4.0

見てると苦しさが伝染する。器用に生きられないって、罪なんだろうか?でも寧子のことを頭おかしいって、誰が言えるんだろう。
私は私と別れられない、ということに気がついてしまったら。

「わたしたちが分かり
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パリに見出されたピアニスト(2018年製作の映画)

3.5

王道ストーリー。使い古された定番だけど、最後の最後まで予想通りなんだけど…音楽の素晴らしさもあって、好き!

駅にあるピアノを弾いていて、音楽院の教授に見出される貧困層の青年の話。若さ故に色々こじらせ
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最高に素晴らしいこと(2020年製作の映画)

3.5

悩める10代。見えているものだけが全てではないし、好きな人にこそ見せたくない自分がいる。全部言語化出来れば簡単だけど、自分でもよく分からない、そんな葛藤が映ってました。

バイオレット演じるエル・ファ
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.5

B級映画最高なやつ。
発想が上手いと思う。
風刺のパンチが効いてる。

長い殴り合いは何回見ても爆笑する。
はよサングラスかけてあげて!

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.0

これは映画館で見たかったなー。美しい風景と動物たちが映像でフォーカスされて、厳しく残酷な自然の中で生かされている人間たちの姿が浮き立っていました。昔も今も、我々は何やってんの…ですね。

極限で人間の
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.0

怖い・・・けど、後半はちょっと笑ってしまう。コックのほうきで叩く様子、じい様のハンマー、レザーフェイスのダンス。
暗闇の中ひたすらサリーは叫び、走って逃げる、それを追うレザーフェイス。当時映画館で見た
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

4.0

ドイツ人のカティヤは、トルコ系移民のヌーリと結婚して息子のロッコと暮らしている。ある日、ヌーリの事務所前で爆破事故が起こり、ヌーリとロッコが犠牲になる。犯人はネオナチのドイツ人だった…

息が詰まる映
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7月22日(2018年製作の映画)

3.5

感情的ではなく、淡々と時系列を追っていく描き方が怖くて重い。
犯人は典型的な人種差別主義者で、頭いかれてるんですけど、知能的にも優れており庁舎爆破と離島での殺戮で合計77人も殺します。
なぜここまでの
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.5

バーチャルでしか繋がれない本音。真実よりも感情が優先される世の中では、目に見えるものだけが信じられる世界。世間体のために取り繕うインスタントな虚構は、果たして自分を救うのか。

主人公の七海は、突っ込
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キミとボクの距離(2016年製作の映画)

3.5

ピュアですよ…
火星人、それはそれはロマンチストでナチュラルに愛を語る。遠距離頑張れちゃうよね。

地球の美しさを見せてくれる風景がたくさんで、ハッピーになれた。

SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.0

この作品すら負の連鎖を生むような現状がなんとも心苦しいわけですが…
作品は短編としてすごく完成度が高いです。

環境、教育がいかに影響するのか。
毒ヘビの見分け方。
子供は何でも知ってるね。

美しき緑の星(1996年製作の映画)

3.0

人間が歩んできた科学と文明に対して、一石を投じる作品。フランスでは上映中止でなんかスピリチュアル的って触れ込みだったけど、まあ緩い笑いもあって優しい映画でした。

これを見てこんな風になりたい、地球は
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.5

キャスティング、音楽、カーアクション、どれも最高。
頭のネジを外して何も考えずに見られるお馬鹿映画。
こういう作品にリアリティは不要!

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.5

終盤、主人公がちょっと可哀想になっちゃったけど・・・
元々すごい変わり者で一緒に働いてた部下みたいな人が結婚していることすら全く知らない(興味がない)し、最初の方で依頼人にもものすごい剣幕で怒り出した
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レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

羊たちの沈黙につながる前日譚。この作品でのラストは、やっぱり羊たち…を見たくなります。

エドワード・ノートン演じるグレアムとレイフ・ファインズ演じるダラハイドが中心で、レクター博士の出番は多くないに
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.5

80年代を代表する青春映画。問題を起こして土曜日に呼び出された高校生5人。普段学校では絶対に名前も知らず、覚えず、会話もしないはずの住む世界がまるで違う生徒同士。課題そっちのけで、徐々に自分をさらけ出>>続きを読む