majiziさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

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マダム・マロリーと魔法のスパイス(2014年製作の映画)

3.5

インド人一家がフランスにやってきてインド料理店を開店。そのお向かいにはミシュラン1星の高級フランス料理店があり…。
インド人一家のパパとフランス料理店のマダムの対立に!

移民や差別などテーマを散りば
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ヘザース ベロニカの熱い日(1989年製作の映画)

3.0

「ヘザース」という学校で目立つグループにパシられてる主人公のベロニカ。

ベロニカはヘザースが嫌いなのに一緒にいることで、自分の立ち位置を保っている。ちょっと変わった転校生のJDと仲良くなったベロニカ
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疑惑(1982年製作の映画)

4.5

松本清張原作、社会派法廷サスペンス。

単なるミステリーでは無く、新聞記者の傲慢で結論有りきの報道の仕方や、正義感だけではない狡猾な弁護士、感情に付け入る人間の強欲さなど見所は満載!

でもなんといっ
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

4.0

これはスパイ映画ですけど、80年代の人気音楽とシャーリーズ・セロンの美しさとアクションをひたすら楽しむ作品、それだけです!オンリーシャーリーズ。

音楽の使い方が非常に節操が無く、合ってる合ってない関
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おいしい家族(2019年製作の映画)

3.0

少しの愛と美味しいご飯があれば、人は生きていけるのだ、という優しい世界。

LGBTを題材にした作品は多いけど、それらの言葉にすら定義されない関係性や生き方がなんとも自由だった。

亡くした妻を理解す
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.0

孤独なふたりの距離が近づくにつれて、私も幸せな気持ちになれた。

身体に障害があっても、タバコを吸いクラブに行ってお酒飲んだり、絵を描くことで生きる喜びに能動的なモード。

彼女は自立を望み、粗暴で不
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怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

3.5

「人間じゃないから何してもいいんだ!」

「君はいつでも僕を殺せるけど、僕が君を殺せるのは今しか無いんだ〜ワーン🤮」

なんていう、アホな会話ばかりのクソガキたち。
いじめっ子もいじめられっ子も先生も
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叫びとささやき(1972年製作の映画)

4.0

死にゆく人の叫びは聞いてられない。
なかなかに恐ろしい映画だった。

愛憎渦巻く三姉妹と心優しきメイド。
生と死、それから性の本質が剥き出しになる世界観。

家族だからって仲良く心が繋がっているわけじ
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砂の惑星(1984年製作の映画)

3.5

原作ファンにボコられ、製作を断念したホドロフスキーが見てあまりのひどさに思わず嬉しくなったリンチの思い出したくない失敗作。

美術や衣装にこだわりが感じられるのと同時に癖が強く、この時代特有のセット感
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サスペリア PART2 完全版(1975年製作の映画)

4.0

もし自分がホラー映画を製作するなら、こんなふうに撮りたいと思う作品第1位!(暫定)

ホラーというよりサスペンスっぽいけれども、被害者たちの殺され方が悲惨で、ナイフ、ガラス、熱湯、からくり人形、マント
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秘密の花園(1993年製作の映画)

4.5

バーネットの児童文学作品。

コリン・ファース出演の2020年度版が来年日本で公開予定。主題歌はAURORA。

というわけで、1993年度アメリカ製作版を再度鑑賞。

本作はフランシス・F・コッポラ
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ロバと王女(1970年製作の映画)

3.5

メルヘンお伽話なミュージカル変態風味。

*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

最愛の王妃が亡くなり、家臣から世継ぎのために再婚を勧められ、娘である王
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象は静かに座っている(2018年製作の映画)

-

234分って何事かと思ったら師匠がタル・ベーラ氏だそうで。7時間超えのサタンタンゴの人か…

カメラワークがずっと背中越しと長回しの連続で酔いそうでした。

鬱々映画。

人生には悲劇も喜劇もつきもの
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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.5

マーティン・スコセッシは司祭になろうとしていたけど、ドロップアウト。

しかしながらその宗教観からは完全に抜け出せないわけで、単なる栄光と転落の人生というよりも、妄執や嫉妬により破滅に陥る人間の描き方
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SPY/スパイ(2015年製作の映画)

4.0

みんなエンドロールの最後まで見てね❤️

ハゲ散らかしてるジュード・ロウもステイサムさんに比べるとフサに見える😳
でも2人ともセクシーだしコメディの演技がハマってる。

ちょっとナルシストなジュード・
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

-

ナレーションとモノクロのスライドショーだけの映画。12モンキーズの元ネタ。

人類の未来のために、過去と未来に行かされる捕虜の男の話。

身体はそのままで、意識だけが飛んでいく。
その中で、過去の美し
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イップ・マン外伝 マスターZ(2018年製作の映画)

3.5

イップマン外伝。

イップマンに詠春拳の正統争いで負けたティンチ(イケメン)が主人公。

繰り返します、イケメンなんです!
主人公はイケメンなんです!!

イップマンに敗れたとはいえ、めちゃくちゃ強い
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DARK STAR/H・R・ギーガーの世界(2014年製作の映画)

-

エイリアンの生みの親、ギーガーのドキュメンタリー。

6歳でパパから髑髏(ホンモノ)をプレゼントされるって悪夢やん。

それに紐つけて引きずっていたというエピソードが、彼の根底にありそう。

自分の中
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.0

人事で採用の面接官をやってたとき、同じような能力の子が2人いたら、見た目がいい方が優先されるのを死ぬほど見てきた。
もうそれは、恐ろしいくらいナチュラルに。
無意識なんだから、どうしようもない。

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シルバー・グローブ/銀の惑星(1987年製作の映画)

-

精神的におかしくなりそう!

カメラワークのせいでずっとグルグルまわってるし酔いそうだし、小難しい哲学書を聴かされている気分。

だれ、ポーランド版2001年宇宙の旅なんて言ったの??

話の核や、方
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プロメテウス(2012年製作の映画)

3.0

エイリアンの前日譚をリドリー・スコットが監督。

映像はすごく綺麗だし、古代文字とか人類起源とかスケールでっかくなってるわりには、イマイチ盛り上がりに欠けるし結局人間を作った創造主の正体も目的もはっき
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ダウントン・アビー(2019年製作の映画)

4.5

ドラマ好きだった人たちにはご褒美映画。
やっぱり作りが丁寧。

キャラが多いのでたくさんのエピソードを入れて駆け足だけど、この世界観は本当に素敵だし面白い。

シリアスとコメディ的な感じもバランスよく
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.0

安眠を誘う映画No.1

美しい映像、荘厳絢爛な音楽、スタイリッシュな未来感。
キューブリックってセンスの塊なのね?

一番好きなのはHALに内緒でコソコソ密談中のシーン。

構図の奥行き、光の加減、
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ぼくを葬る(おくる)(2005年製作の映画)

4.0

余命幾ばくもないことを知ったらどうするか。
生き方も選べるなら、また死に方も。

オゾン監督の死生観は常識にとらわれなくても良いと思わされる。

当たり前に明日は誰にでもあるわけでもない。だけどわたし
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ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

4.5

第二次大戦後のイギリス、一冊の本をきっかけに作家のジュリエットがガーンジー島の読書会を訪れるという物語。

イギリス時代物はとても好きだし、ストーリーもしっかりしていて、それでいて戦争の悲劇だけに終わ
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未来よ こんにちは(2016年製作の映画)

4.0

おフランスはお年を召したマダムでも自立して恋愛してて〜とか、そんな幻想を打ち砕く作品。
「40過ぎた女は生ゴミ」とイザベル・ユペール様に言わす。

若い頃はマルクスかぶれのインテリだったが、今は哲学教
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

-

「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」や「ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル」が良かったので、タイカ・ワイティティ作品で期待を値上げ過ぎたかも。
評価も高いし、それなりにまとまってるとは思うんだけ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

5.0

わわわ話題作〜!IMAX鑑賞。
レディースディでも男性多し、まだ前後左右の一つ飛ばしの席だけど満員でした。

映画は没入感と体に響く音響で迫力しかない!

発想オバケ👻なノーランさん。
過去に遡るのが
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女囚さそり 701号怨み節(1973年製作の映画)

3.5

女囚さそりシリーズ4作目。
これまでのアングラな感じが減り、メロドラマチックに。

このシリーズの男性陣は、刑務官も刑事も警察官もゴロツキも全員クソしかいなかったのに、なんとさそりを助けて恋に落ちると
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夜と霧(1955年製作の映画)

-

収容所に関する本や映画は数あれど、こんなに恐怖心と絶望感の詰まったドキュメンタリー映像は無いと思う。

後世に残る人間の忌まわしき実態。

ナチスを糾弾して憎むことが目的ではなく、いつだって私たちがど
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エイリアン4(1997年製作の映画)

3.5

リプリーは前作で死んだのに、クローンで復活してエイリアンの遺伝子と融合するという荒業。

失敗したクローンがどれもこれも無理やりエイリアン感を出してて気持ち悪い〜

またまたシガニー姉さんはエイリアン
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くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ(2012年製作の映画)

4.0

ベルギーの絵本作家ガブリエル・バンサンの人気シリーズの映画化。
淡い水彩画タッチがふんわり優しい。

いがみ合い、怖がり合うネズミとクマたち。
地下と地上の世界。

そこで出会うアーネストとセレスティ
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女囚さそり けもの部屋(1973年製作の映画)

4.0

女囚さそりシリーズ3作目。

破茶滅茶ストーリーなのに、いよいよ拍車をかけて勢いのみで突っ走る展開へ。

オープニングから、地下鉄で包丁を振り回し、かけられた手錠を刑事の腕ごと切断。
血まみれで街を逃
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スキャナー・ダークリー(2006年製作の映画)

3.0

お薬ダメ、絶対案件。

独特の映像アニメーションで、ヤク中たちの頭の中を再現するという手法。
フィリップ・K・ディック原作。

悲惨な世界観をちょっとアメコミっぽさとハイな気分と馬鹿馬鹿しい会話で中和
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マローナの素晴らしき旅/マロナの幻想的な物語り(2019年製作の映画)

4.0

吹き替え版で鑑賞。
のんさんはじめ、声優さんたちの演技はとても良かったし、なによりも素晴らしい映像に集中出来て良かった!

この作品は、犬を飼ったことがない私も心にずしんとくるストーリーでした。

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エイリアン3(1992年製作の映画)

3.5

シガニー姉さんはコールドスリープから目覚めてエイリアンと戦う、またコールドスリープから目覚めてはエイリアンと戦う、またまたコールドスリープから…3回目ですねん。

しかも今回は起きたら、なんと前作での
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