絵面が美しい作品。衣裳、風景、特にラストの製本作業のシーンはうっとりする。
あとキャストみんな美形だらけ!贅沢。
とはいえ、気になったのはこの作品でグレタは原作者オルコットを「救済」したつもりなんだろうけど、それってちょっと傲慢じゃない?って感じた。
わたしは彼女のようなフェミニストではないので、そこらへんが共感できなくて、終盤の編集者とジョーの会話で、この名作が浮上したとは思えない。そんなことしなくても、100年以上も読み継がれてきた古典だし、全ての女性へのメッセージというよりも、グレタの肥大した自意識が前に出過ぎてて、正直鼻につきました。
ストーリー・オブ・マイライフってダサい邦題の "my"ってグレタのことかよ?って思えたくらい。