maoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

海外から見た日本のネオトーキョー的な世界観を詰め込んでポップに、そしてテンポよく繰り広げられる密室デスゲーム。伊坂幸太郎原作も少し読んでみたくなったけどだいぶ違うトーンなんだろうなと類推。新日感情(あ>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.8

映画館に観に行きそびれて自宅で3時間観れるかビビりながら鑑賞したけど杞憂も杞憂。映像作品なのに村上春樹の本を読み終わった後ような無機質でズシンと重い感覚に陥った。

演劇の読み合わせで行われていた棒読
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

4.0

テーマ×話題性×ストーリーすべてバランスが良い。よくもまぁ子供と大人両方楽しめるような作品作れたもんだ。目も耳も楽しめる完成度の高いエンタメ。

作品を観た後サントラを聴いて余韻に浸るまで作品の延長と
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.4

坂本龍一の演技力は、すべて音楽の才能に持ってかれてしまったのだと痛感。

リトル・ガール(2020年製作の映画)

4.0

性別はなんだっていいけれど、とにかくサシャの造作も所作も美しい。バレエや髪をとかすシーンは女の子以外のなにものでもなかった。ポニーテール姿は言葉にならないくらい素敵。

サシャのおかんは愛と行動力に溢
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劇場版 テレクラキャノンボール2013(2014年製作の映画)

4.4

10時間の完全版を2日かけて視聴。後半は目を背けたくなるトンデモ展開てんこ盛り。

みちるさんは関西弁が色濃く出てるし、お花撮影してるシーンは王子様すぎた。梁井さんは相変わらずかっこいいし、みのるさん
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.6

アダちゃんがただただ可愛い。子を亡くした喪失感を盾にアダの母羊を殺めてしまうマリア。これでハッピーエンドになるほうがホラーなのでは…とおぞましい展開が頭をよぎったが、ラストはそりゃそうだよなの結末。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.5

なんだこの体験。なんだこの映像。ということで4DXや3DIMAX推奨。ストーリー度返しで技術で捩じ伏せるタイプの作品かと思ったら絆的ななにかで感動させられる始末。なんだこれ。

560億の制作費という
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劇場版 アイドルキャノンボール2017(2017年製作の映画)

3.9

おうちでキャノンボールに感動しておかしな順番で鑑賞中。アイナちゃんはこの頃からオーラがすごい。バク山さんが外に出てるシーンは貴重。宮地さんも恋愛モード入って楽しかったし、相変わらず梁井さんはかっこいい>>続きを読む

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

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1930年の作品を先に鑑賞。本作はカラーになった分戦争の血生臭さが際立つようだった。

第一次世界大戦で兵士に駆り出される前は若者が英雄のように扱われるが、現場では英雄は一人も生まれず、ただ撃って走っ
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.5

予告を観てジョーダン・ピール監督にしては珍しく静かめなSFかな?と思い足が遠のいていた一本。上映が終わりそうなタイミングで小島秀夫さんのBrain Structureを聴いて「NOPEは否定の意味があ>>続きを読む

狂った一頁(1926年製作の映画)

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目を離すと人がぐるぐる回っていたり、お面をつけた人たちが微笑みかけてきたり。次の展開が一切予測できず白黒×無声作品で謎の狂気を感じた。

女神の継承(2021年製作の映画)

3.9

タイのモキュメンタリー系憑依系ホラー。ジャンルは一言で語れない。(腹パンで観てしまい前半の牧歌的な展開は良い睡眠タイムに…。)後半は怒涛のエログロ×カルト地獄パレードな展開にバチッと目が覚める。結局ど>>続きを読む

劇場版 おうちでキャノンボール2020(2022年製作の映画)

4.6

2020年5月、コロナ禍によりパンデミックを通り越して閉塞感が漂う東京で繰り広げられるサイテーでサイコーなナンパレース。濃厚接触を扱う男たちが、完全非接触で闘う姿に圧倒的なロマンを感じた。

ソーシャ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.6

映画館に行こう行こうと思ってるうちにAmazonプライムに入ってたパターン。原作『エール!』をしっかり観てからこちらを鑑賞。いい作品であることは間違いないけど、涙腺爆発系の謳い文句はハードルがあがって>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.0

事実だけでは人は満足しない。幻想を満たさねば。

呪詛(2022年製作の映画)

3.4

アジアのホラーは鬱々としていて最高だな。展開も新しくて(色んな作品のオマージュを昇華してるかんじ)楽しかった。

昨今のホラー事情。韓国はゾンビ、台湾は人コワが強い。さて日本はどうしようか。

ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

3.6

「ある視点」的な作品。メディアはいつだって人の心情なんておかまいなしに対立構造をつくりたがる。どこまで真実か分からないけどこういう事件は五万とありそう。

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

4.5

主人公の女子高生がインペリアルトパーズ
を買うために援助交際に手を出す話。心の声を淡々と語るかんじが小説を読んでるようですごく好みだった。調べてみたら、なるほど原作村上龍。毒々しいシーンで流れるクラシ
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.7

ドロステココアのパッケージが由来になった「ドロステ効果」がテーマのSF作品。なのに日常が舞台なのが演劇の色が強くてなんともヨーロッパ企画らしい。

非日常な入り口から後半のドタバタした展開、また日常に
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カランコエの花(2016年製作の映画)

4.3

「多様性」の言葉だけが一人歩きしている今だからこそ観る作品。レズだとかゲイだとかなんだとか理解が深まることは良いけれど、皮肉なことに名前を知ることで生まれる差別もあることを知っておいた方がいいんだろう>>続きを読む

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.7

何気ない会話のようで、こんな奇妙な展開あるわけないだろというザラつきが小気味良い。
①STRANGE TO MEET YOU
緊張なのか禁断症状なのか手がブルッブル震えているカフェイン&ニコチン中毒の
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

ボヘミアンラプソディー以来虜になったラミマレック目当てで鑑賞。毒草の庭でマチルドを抱いてるシーン、和室で佇む姿はなんともマッドでサイコで痺れる。美しく毒のある草花に吸い込まれそうな世界観。クレーター肌>>続きを読む

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

4.5

ジュリアロバーツとヒューグラントの綺麗なお顔はもちろん、セリフ回しが秀逸で何度も見返したくなる。なんだこの夢みたいな物語。

「君といると僕は危うくなる。」と言って別れたあと、慰めるように「ベジタリア
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