Maryさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Mary

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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

わたしは最悪、というタイトルとチャプターごとに進んでいく構成がとても良い。
どこの言葉かわからない言語の映画を久しぶりに観たな…

客観的に見て最悪なことでも、当の本人からして見ればその時の選択が最善
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

4.5

清野菜名さんがすごく輝いていた、ハマり役すぎる。

リーダーとはかくあるべし、というのを学ばせてもらった気がする。次作もたのしみ

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.1

絶妙ないじわるさで距離を縮めていく2人が愛らしかった。
特に3歳サバを読むアラナ!アラサーで何者でもないことを恥ずかしく思ってから回るのは70年代から変わらないのかしら。

この絶妙ないじわるさ、見覚
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

5.0

間違いなく2022ベスト。
こんなにも劇中でボロボロ泣く作品は初めて。
仕事に命かけてるひとたちの死闘。

最後の最後まで追求する監督に制作現場は振り回されるけど、「監督の作りたいものつくるのが我々の
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.5

難民認定、入管、クルド、聞いたことはあれどどこか他人事のようにニュースを眺めていたわたしに、冷水を浴びせるような作品だった。

嵐莉菜さん演じるサーリャ、はまだ高校生なのに、クルド人たちの通訳を頼まれ
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

-

急転直下型デート、見ている方はおもしろいけど当人としてはたまったもんじゃないよねえ、と思いながら観た。

彼女だいすき!エスコートしたい!完璧にプラン組んだ!心配!のティモシーシャラメが等身大の大学生
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

初のウェス・アンダーソン監督作品、デザインが最高にオシャレで、どの場面を切り取ってもポストカードになるくらい、そしてそれを部屋中に貼りたいと思えるくらい鮮やかな色使い。
細やかな仕掛けがチャーミングで
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

-

ミュージカル映画は最高!と思わせてくれる作品。
夏に『インザハイツ』を観たばかりなので、移民の居場所のなさや民族対立についてすんなり伝わってきた。
序盤にいろいろな設定が詰め込まれていたので、舞台を観
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

-

原作で心情がすべて言語化されているものを北村匠海さんが表情だけですべて物語っているのが本当に素晴らしかった…!
モノローグがない分、原作よりマイルドな印象。

20代のテンプレート的なあれこれを見せら
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偶然と想像(2021年製作の映画)

-

タイトルそのまま、偶然と想像が本当にしっくり来る。

1つめの、古川琴音さんと中島歩さんの応酬、キツかったな~。傷つけることをしないと、相手に踏み込めないと言われているみたいだった。
古川琴音さん、本
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.5

この夏一番熱い作品。
こんなに熱いミュージカルは観たことない。

"踊り出さずには、歌わずにはいられない"理由が彼らにはあって、日々必死で、でも明るく楽しく毎日を生き抜いている様子が伝わってきた。
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.0

SFものだけど、ちゃんと輝いていてひと夏で映画を作り上げるってこんなに尊くてキラキラしたものだっけ?と思いながら観た。
ハダシ側じゃなくて、甲田まひるちゃん側の『大好きってしか言えねーじゃん!』(この
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くれなずめ(2021年製作の映画)

-

たぶん舞台の方が合ってる作品。
あっちゃん、こういう癖の強い役がとてもよく似合う。良いスパイスになってた

お嬢さん(2016年製作の映画)

-

官能的で美しい関係性もありながら、やっぱりクソ悪趣味な男たちには辟易する。
どんでん返しもすっきりするラストもあって見応えたっぷりだった。フィクションだからなせるわざ。

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.0

映画館で観て本当に良かった、大音響と大画面、これは絶対スクリーンで観たい作品。
こんなに伸び伸びと感情を開放した歌声を聞くのが久しぶりで震えてしまった。
中村佳穂さん、歌声は然ることながらお芝居も上手
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ファーストラヴ(2021年製作の映画)

4.5

映画を先に観ていたら、苦しくて観きれなかったかもしれない。
由紀(北川景子さん)のフラッシュバックが起こる様子も、環菜(芳根京子さん)の狂気的なガラス越しの演技も、鬼気迫るものがあって張り詰めていて苦
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

5.0

対立じゃなくて、手を取り合って、連帯してく様子が丁寧に描かれていて良かった。

東京生まれ東京育ちが羨ましい、それは一生なくならない気持ちだけど、それにはそれ相応の悩みがあって。
地方から上京して、ま
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街の上で(2019年製作の映画)

-

普段ならカットされてしまうような、生活が、日々の営みが、ゆるやかに流れている。穏やかに描かれている。
各ヒロインが立ってて凄く良かったな、
穂志もえかの美しさ、萩原みのりのチャーミングでサバサバした感
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.0

繰り返される日々、
フィクションだけどリアルに近い
ラストが斬新で、長編映画を観たような苦しさと鮮やかさだった

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

ノマド、という生き方を選択する人がいることは知っていたけれど、こんな風に仲間と分け合い助け合いながら生きていることは知らなかった。
生半可な気持ちで選んだものではなく、辛辣な選択なのだということがヒシ
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あの頃。(2021年製作の映画)

-

バカだなあ、と思うようなことの連続だけれど、推しを推す楽しみを共有できる仲間たちがいることは何より心強いよねえ。
今がいちばん楽しい、って言い切っているのがよかった。
リリコマスザワほんとに可愛かった
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0


2015-2020年の、はじまりから終わりまでの記録。

ファミレスのシーンがだいすき。
こんなにもすきなものが似ていて、考えるタイミングも考えることも似ている人たちでも、社会や生活に翻弄されてゆる
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.5

2021ベストかも…!と思うくらいめちゃくちゃ良かった…
能年玲奈さん(のん)、モデルの時しか見たことなかったから、こんなにも表情豊かに声色豊かに演技される方だって知って!びっっっくりした、とにかくの
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

-

今観られて良かった作品!
よくある学生時代の一ページ、と思いきや、凄くキラキラしているわけでも汚らしいわけでも下品なわけでもヒリヒリするわけでもなくて、ちょうどよくすこしの優しさが散りばめられている作
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.0

今観られて良かったNo.1
バレエがすきなら絶対観て、と言われたけれどそれ以外にも見どころ満載だよね。
ラストの海が本当にきれいだったな
それぞれに痛みを抱えていて、それは本人にしかわからないことで、
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

3.8

ミュージカルスターたちの提案は、ちょっと差し出がましいというか、自分たちのことしか考えてないんだなあ…と残念に思っていたけど、それぞれに葛藤がありキャラクターが掘り下げられていたのが良かった。
主人公
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

痛快な学園ドラマ。
2人の主人公の女の子たちが、それぞれを褒め合うところが最高に良い。
最終的にどんなグループの人たちも、それぞれを受け入れて認め合えるのも大人だなあ、と思った。
やっぱり唯一無二の親
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

-

原作よりも、映画の方が幾分マイルドに感じられた。
わたしはやっぱり育児を"手伝う"という表現が許せないんだなあと再確認した

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.0

猫視点で客観視してみると、意外といろんなことに気付くんだなあ。
本当に本当に強く思っていることは届く。

ソファーに並んで見た良い思い出の記録

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.0

家族の話は、すごく苦手だ。
けれど、この作品はとてもあたたかくて、生みの親と育ての親がバラバラでもこんなに愛を渡せるんだな…とお母ちゃん(双葉)の器の大きさを感じた。
不器用な父の贈り物も良かった。

はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.0

ボロボロのときに、「とにかくこれ観て!」って勧めてもらった作品

音楽もストーリーも、すごくすごく良かった
人を巻き込むチカラのあるプロデューサーは凄い、熱量と情に厚い感じがすごくすきだなあ

人は変
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