masaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.2

役所広司さんの演技はやはりただものではない。世界に誇れる数少ない俳優だと思う。

人生の大半を裏社会と刑務所で過ごした男の再出発の日々を描く。

元受刑者には生きづらい世の中を、もがきながも奮闘する三
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.5

凄い作品を観た……
久しぶりにこれが映画だよなという作品に出会えた。
だから映画はやめられない。

前評判通り。最初から最後まで無駄のない美しさ。

18世紀フランスを舞台に、望まぬ結婚を控える貴族の
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GOGO(ゴゴ)94歳の小学生(2020年製作の映画)

3.7

94歳のお婆ちゃんが小学校に通うドキュメンタリー。いくつになっても学ぶことは素敵です。

命がけで学校に通うケニアの子どもたちの姿を描いた「世界の果ての通学路」のパスカル・プリッソン監督が、同じケニア
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ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画(2019年製作の映画)

3.7

仲間と協力してミッションに挑むって素晴らしいと思わせてくれる作品。

アジアで初めて火星の周回軌道に探査機を到達させたインドの実話が基。

2010年、インドの宇宙事業の命運をかけたロケット打ち上げが
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真夏の夜のジャズ 4K(1959年製作の映画)

4.2

もう最高の一言。超貴重な映像が観れて至福のひとときでした🎶

普段CDやレコードでしか聞いたことがなかった伝説のミュージシャン達が動いてる姿を観れてもう興奮。

アメリカ・ジャズ界最大の音楽フェスティ
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パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

3.7

地味だけど何気に素敵な映画を観た。
臭覚障害になってしまう調香師とさえない運転手のある意味バディムービー。フランス版グリーンブックの趣もほんの少しあるかも。

挫折した女性天才調香師が人生崖っぷちな運
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.0

もの凄い熱量。

三島由紀夫は金閣寺くらいしか読んだことがなく、自決した人というイメージしかなかったですが、三島という人柄も分かり、こういうドキュメンタリーは非常に勉強になった。

討論は自分には難し
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.8

毎度どんでん返しを覚悟して観るけどそれでも面白い。
物凄い豪華キャストも上手く脚本が練られている。
何も考えずに楽しく観るのに最適。

「コンフィデンスマンJP」の劇場版第2弾。
世界有数の大富豪フウ
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.7

今年最初の観賞はこの緩いゾンビ映画を。
明けましておめでとうございます🎍✨

一見退屈な感じになりつつも、そこはジムジャームッシュなぜかあとからじわじわくる。

鬼才ジム・ジャームッシュがビル・マーレ
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エイブのキッチンストーリー(2019年製作の映画)

3.8

これが今年ラストの映画館観賞💡
観た後多国籍な料理がとてつもなく食べたくなる、ピュア気持ちになれる作品。

異る文化を背景にもつため対立しがちな家族の絆を、手作り料理でつなげようと奮闘する少年の成長を
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

4.0

観た後、猛烈な幸福感に浸れる素晴らしい作品。どんなに落ち込んでても観れば元気になれる。

メリル・ストリープとニコール・キッドマンが共演し、テレビシリーズ「glee グリー」のライアン・マーフィが監督
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ストレイ・ドッグ(2018年製作の映画)

3.7

ニコールキッドマンの老けメイク刑事役が観たくて観賞。
全編重苦しい雰囲気が漂う作品。

現在と過去を交互に物語は進んでいく。非常に重たい。ニコールキッドマンとは思えない荒んだ見た目にびっくりする。
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クリスマス・キャロル(1984年製作の映画)

3.6

たまには、名作を観ないとというのと、12月だから観賞。今更ながら最近ディケンズの原作も読みました。

なんのしがらみもなくファミリーで純粋な気持ちで観れる作品。

チャールズ・ディケンズの名作小説を原
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青春の殺人者(1976年製作の映画)

3.9

冒頭の水谷豊と市原悦子の死ぬか殺すかのやり取りは笑っちゃう位衝撃的。まさにカルト作。

水谷豊と原田美枝子の若いはっちゃけた演技と原田美枝子の裸体はもう驚愕。

こんな作品はなかなかないだろう。

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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

3.9

超不良ジジィと優等生小学生の友情が泣ける。

人生に空虚感を抱き始めた気難しい中年男が、面倒を見ることになった12歳の少年と奇妙な友情を育み、生きる活力を得ていく。
アルコールとギャンブルが大好きで、
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オマールの父(2020年製作の映画)

3.5

東京国際映画祭2020にて。
イスラエル側で手術の甲斐なく死んでしまったわが子を抱いてチェックポイントに向かうパレスチナ人の父親が、イスラエル人の妊婦と出会う。
イスラエルとパレスチナ、普段接すること
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アラヤ(2020年製作の映画)

3.3

東京国際映画祭2020にて。

息子を失い山に隠遁した男。
暴行され心を閉ざした女。
私生児として生まれた娘。
やがて歳月が流れ、運命の歯車が動き始めた…。
因果や無常など独特の世界観に彩られたシー・
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

4.2

東京国際映画祭2020特別上映にて。
孤独となってどう生きるか。
生きるヒントが後からじわっと感じてくる作品。
孤独は孤独ではない。

芥川賞と文藝賞をダブル受賞した若竹千佐子のベストセラー小説を沖田
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リトル・ガール(2020年製作の映画)

4.0

東京国際映画祭2020にて。

男の子の体で生まれたサシャは、女の子になることを夢見ている。
家族は理解を示しサシャを支えるが、学校制度に阻まれる。
母親の献身と闘いが感動的であり、無垢な表情のサシャ
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遺灰との旅(2020年製作の映画)

3.5

東京国際映画祭2020にて。

インドのマンゲーシュ・ジョーシー監督。
一家の大黒柱が亡くなった。「遠く離れた思い出の地に遺灰を撒くまでは遺書を読むな」との指示に従い、残された兄弟らは車で一路パンダル
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赤い影(1973年製作の映画)

3.7

この時代の名作ホラー。
この雰囲気。

「レベッカ」「鳥」等ヒッチコック作品の原作でも知られるデュ・モーリア女史の小説がもと。ニコラスローグ監督。

水の都ベニスを背景にした愛憎のミステリー。
イギリ
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

3.8

サイモンペッグとニックフロスト、やはり、このコンビは超面白い😄
そしてエドガーライト監督。

ロンドンのエリート警察官が、左遷された平和な村で邪悪な組織と一騎打ちするアクション・コメディー。

劇場公
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マイルス・デイビス: クールの誕生(2019年製作の映画)

4.0

この手の作品は、その人を好きかどうかで、評価が決まってしまう。
もちろんマイルス大好きです。
アイコンはコルトレーンだけど。

ジャズの帝王と呼ばれたトランペット奏者、マイルス・デイヴィスの素顔に迫る
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.3

名作はやはり名作。
何度か観てるはずだが、劇場でやってたのでつい観賞。
やはり、名作を映画館で観るのはいいですね😃

イタリアの名匠ジュゼッペ・トルナトーレによる、映画史に残る至高の名作。
イタリアの
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メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

4.5

モータウンの音楽が好きなものとしては感涙もの。

貴重な映像とエピソードが盛りだくさん。
マイケルやスティーヴィーの幼い頃の天才的なパフォーマンスの映像などファンなら叫びたくなる😍

スティーヴィー・
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レンタネコ(2011年製作の映画)

3.3

猫が好きです。でも猫アレルギーなので猫と触れあえません😢
なので、これを観賞。

荻上直子監督。
猫を通して人と人のきずなを描く心温まる人間ドラマ。
寂しい心を抱える人々に猫を貸し出して回る不思議な女
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.2

自分は今まで何回「しょうがない」という言葉を使ってきただろう。
数えきれない。。

第63回全国高等学校演劇大会で最優秀賞に輝いた、兵庫県立東播磨高等学校演劇部による戯曲が原作の青春ドラマ。

野球を
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きっと、またあえる(2019年製作の映画)

4.1

ベタな展開ではあるのだけれど、誰でも楽しめるインド映画の展開に、ラストは観たあと多幸感に溢れる。
最高。

二テーシュ・ティワーリ監督。
青春を共に過ごした人々の友情を、学生時代の1990年代と主人公
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さまよう刃(2009年製作の映画)

3.5

東野圭吾のベストセラー小説を映画化した犯罪ドラマ。韓国でもリメイクされてる。

唯一の家族、一人娘を殺された父親が犯人の少年への復讐を図る姿を通して、法と正義、命の意味を問いかける、なかなか重い作品。
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.7

行き場を失ったホームレスたちの避難所と化した図書館で起こる騒動。

記録的な大寒波により凍死者が続出する中、満杯の緊急シェルターに入れなかったホームレスの集団が図書館のワンフロアを占拠。
彼らの境遇を
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ハナレイ・ベイ(2018年製作の映画)

3.7

村上春樹の短編集「東京奇譚集」に収められた一編を映画化。

ハワイのハナレイ・ベイで息子を亡くしたシングルマザーが、一筋の希望を見いだす姿を描く。

シングルマザーのサチ(吉田羊)は、一人息子のタカシ
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西の魔女が死んだ(2008年製作の映画)

3.8

原作読んでから観賞。
とても優しい。
観たあと自分も優しい気持ちになれる。
こんなおばあちゃん👵素敵です。

梨木香歩のロングセラー小説を映画化した、祖母と孫のひと夏の暮らしを描いた作品。

西の魔女
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.7

疲れた体に、緩く観たい時に最適✨

群ようこ原作。荻上直子監督。
フィンランドの首都ヘルシンキが舞台。

サチエ(小林聡美)はヘルシンキで“かもめ食堂”を始めたものの客はゼロ。
ある日彼女は最初の客で
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テルアビブ・オン・ファイア(2018年製作の映画)

3.6

緊張が続くイスラエルとパレスチナの問題をテーマにしたコメディー。

パレスチナ人のサラムは、出演者の言語指導を担当している人気メロドラマ「テルアビブ・オン・ファイア」の制作現場に向かう際、イスラエルの
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.9

探偵ものは面白い💡

思ったより、純粋な探偵ものだったので嬉しくなった。ダニエルクレイグの探偵も悪くない。コメディ要素もきいてバランスがいい。

ライアン・ジョンソン監督。
ニューヨーク郊外の大邸宅で
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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

3.5

気持ち悪い…

なかなか衝撃的な作品。実在した殺人鬼の生活を描いているが、ここまで気持ち悪い描写ぶりは、好き嫌い別れそう。

実在した殺人鬼フリッツ・ホンカの凶行を描いた実録サスペンス。
女性から相手
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