DWさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

4.0

■すれ違いの映画。男女の出会いから愛、破局を過去の映像も使いながら丁寧に描いてます。
ライアン・ゴズリングもミシェル・ウィリアムズも素晴らしいです。メイクもあるのでしょうが体型も微妙に変えてて、役者さ
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百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

4.0

■ピエール瀧さんが桃をくれるシーン、森山未來さんの「夕飯、作ってもらえないですか」のシーンにホロッとした。森山さんの途中の行動は微妙なのだけど、ベランダでネギ育ててる男が悪いヤツなわけがない、と信じて>>続きを読む

行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.5

■アメリカのいろんな家庭の問題、暴力(特に女性への暴力)、差別、貧困を浮きぼりにしたドキュメンタリー。スケートボードのシーンは少ないです。
映画の後半、酔っ払いぎみのザックが本音をぶちまけるシーンがあ
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ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

4.0

■何がどうなって、誰が何を企んでるのか分からないハラハラ、ドキドキ「???」の上質サスペンス。最後まで観て「うわぁ…」ってなります。

ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

3.5

■恋愛映画としてもパンク映画としても中途半端なのだけど、そこが妙にツボにハマるというか、不思議な映画でした。最後のバスのシーンの「マザーファッカー!」はカタルシス❗

トライアングル(2009年製作の映画)

4.5

■ループものとして最強に面白い。手が混みまくっててもう不条理映画。観賞後にネタバレ考察読んでしまった。あと三回くらい観てじっくり頭の中を整理したい(笑)

ヒットマンズ・レクイエム(2008年製作の映画)

4.5

■ブルージュを舞台にした傑作犯罪ブラックコメディ。『セブン・サイコパス』もそうだったけど、この監督の作品はジャケがイマイチなだけで、ストーリーも映像も素晴らしすぎる。ケンとレイの不思議な友情に痺れた。

イーグル vs シャーク(2007年製作の映画)

4.0

■たぶん初めて観たニュージーランドの映画。高校時代のイジメッ子に復讐しに行く男(オタク)に付いていくイケてない女の子の話。妙に笑えて妙に可愛くてほのぼの。出てくる人たちがみんないい人、みんなグッド・ル>>続きを読む

キラー・ジーンズ(2020年製作の映画)

3.5

■何も考えなくていい血まみれスプラッターかと思ってたら、ファストファッションへの批判あり、店長も途中からサイコパス❗B級映画にしては後味がかなり悪いです(笑)どっちかに寄ってればもっと社会派or痛快映>>続きを読む

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.5

■最悪なんだろうか。人間っていろんな面があるし「彼女/彼はこういうタイプ」と割りきれる人ってめったにいないと思う。ほとんどがユリアのような人なのでは?(映画の登場人物としては珍しいけど)。
…これ、シ
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ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

3.5

■ビデがジュース吸い尽くすシーンでココア吹いた。パンのブレンダがだんだん色っぽく見えてくる不思議。

ノースハリウッド(2021年製作の映画)

4.5

■スケボー映画として評価が低いようですが、ドラマとして面白いし、地方都市のリアル感も出ててとても良かったです。友だちと父親とのわだかまりがとける後半は感動パート。映像もフィルムっぽい色合いで凄くきれい>>続きを読む

山の焚火(1985年製作の映画)

4.0

■生きていくことのやりきれなさ、醜さみたいなものを2時間かけてずっと見せられる。雰囲気はユスターシュ『ぼくの小さな恋人たち』、リヴェット『嵐が丘』にタルコフスキーをミックスしたような感じ。観るタイミン>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

4.5

■『ミッドサマー』『ロブスター』以来のヘンな映画(笑)。ロケ地の神秘的な風景と内容のシュールさが噛み合っててめちゃくちゃ面白い。母殺しとか神の存在/不在とか難しい考察もできそうだけど、そういうのぜんぶ>>続きを読む

ブルークラッシュ(2002年製作の映画)

3.5

■ガールズサーファー映画。波がド迫力なのでサーフィンしてなくても海好きな人なら楽しめる内容。『still dark』や『スケート・キッキン』もそうだったけど、好きなことを本気でやってる人って女性も男性>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

4.0

■久々にスケールの大きい映画観た❗映画館で観たいやつ。原作を読んでないから分からないけど、これ、秦が中国統一するとこまでいくのかな。続きが気になる。山の王の長澤まさみさんがカッコいい。

トラベラー(1974年製作の映画)

4.5

■永遠に色褪せないモノクロ映画の小品。サッカーの試合観たさにハードボイルドな生き方をする少年(生意気だけどかわいい)、哀しいけど味わい深いラストシーンが印象的。

パニック・マーケット3D(2012年製作の映画)

4.0

■浸水したスーパーマーケットでの単純なサメパニックかと思いきや、いろんな人間模様(勇敢な人、早く死んだ方がいい人、凶悪犯、父娘、元恋人同士)が入り乱れる感動大作。ここに高圧電流が絡んでくるのでそうとう>>続きを読む

梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

4.0

■テーマ的にもっと派手な感動作かと思ってたけど、とても素朴で素敵な時間が流れていた。撮り方もあるのだろうけど、役者さんってやっぱり凄い。
…蛇足ですが、ふだん淡々と映画を観る方なので、登場人物にムカつ
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.0

■静止画(スチール写真)の映画。頭の中に焼きついた女性の記憶、彼女と巡る剥製の博物館、「自分が話しかけないとき彼女は死んでいる」という意味深なナレーション…。女性の一つ一つの表情が美しく、凄く切なかっ>>続きを読む

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

4.0

■B級パニックだと思ってたらターミネーター並みのクオリティだった。。。
ステイサム、かっこいいけど、最後メガロドンがかわいそうになる。

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.5

■憎んだり愛したり、優しくできたり傷つけたり、尊敬できる人もいればそうでない人もいたり…。そういう世界に生きている、人間だから。“感情”を持って生きていきたい。それが誰かにとってパーフェクトなものでな>>続きを読む

ボーイズ’ン・ザ・フッド(1991年製作の映画)

4.0

■途中までラップミュージックをバックに荒れた地域の若者の日常が延々と描かれるので、正直「…」という感じだったのですが、後半凄いです。自分が今まで観た映画の中でもトップレベルで哀しい殺しのシーン、ヤマ場>>続きを読む

セブン・サイコパス(2012年製作の映画)

4.5

■ふざけたジャケからは想像がつかないほど練り込んだ脚本(ちょっと詰め込みすぎかも)、深淵なテーマ、美しくてカッコいい映像、名作。
トム・ウェイツが出てる映画は音楽も良い。今作ではP.P. Arnold
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

4.0

■静かな地獄絵図。
リューベン・オストルンド監督の作品は初見だったのですが、人の感情の少しのズレ/ボタンの掛け違いを2時間かけてこんなに繊細に描いていたのは驚きました。あの雪の中で全員いなくなってしま
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グリーンルーム(2015年製作の映画)

4.5

■売れないパンクバンドの長距離ツアー(この時点でロードムービーっぽい)と、監禁ホラーを組み合わせたストーリーがお見事。ネオナチの親玉と、なぜか殺しが上手いアンバーの背景がほとんど語られないことがかえっ>>続きを読む

The Kids(2015年製作の映画)

4.0

■(おそらく)お互い予期しない形で妊娠/出産/育児という環境に投げ込まれた男女が戸惑い、迷い、傷つけ合う90分。途方もなく重くやりきれないテーマなのだけど、異様なくらいテンポがいいので意外とサクッと観>>続きを読む