DWさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

片腕マシンガール(2007年製作の映画)

5.0

■日本にもこんなトンデモB級映画が💣笑いすぎて腹筋割れた。血しぶきが噴水です。
マシンガンも良かったけど、前半の包丁バトル/手裏剣白刃取りが最高。個人的に『キル・ビル』超えました。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.5

■こういうブルジョアの“人生ごっこ”を2時間かけて観るより、同じ階層の話でも『At the terrace テラスにて』でゲラゲラ笑えば良かった…と思ったのだけど、でもそういう感じ方ってこの映画のすご>>続きを読む

エスター(2009年製作の映画)

4.0

■「子どもが怖い映画が一番怖い」と思ってずっと観てたのだけど、エスターが本当は何者かが分かってからがさらに怖かった。こういう胸糞は90分くらいで勘弁してほしい。。。

アイデンティティー(2003年製作の映画)

4.5

■90分目が離せない超上質サスペンス。途中から「この人たちは実は全員…」とは思ったけど、それでも密室での人間模様最高。最後もオレンジ畑での感動パートかと思いきや…。
「デヴィッド・フィンチャー観たいけ
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.5

■ゾンビのモノマネしながらゾンビから逃げようとするの面白い(笑)コメディ感もグロ感もほどよいので、こういうのテレビでやったら家族団らんもいい感じになると思う。

ディオールと私(2014年製作の映画)

4.0

■目の保養&感動、人間ドラマ。花で溢れたコレクション会場をモデルさんたちが歩いてるとき涙出た。この一瞬の美しい時間の陰に、徹夜でドレスを仕上げた針子さんたちの努力や苦悩や涙、そして技術があるんだなあと>>続きを読む

そばかす(2022年製作の映画)

4.5

■すっごくいい映画だった。合コン帰りに一人でラーメン食べに行く蘇畑さん最高。いろんな印象的なシーン、台詞があったけど、あの姿に彼女のほとんどが集約されてる気がする。
同居してるクールなおばあちゃんも素
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キラーカブトガニ(2021年製作の映画)

3.0

■兄貴が昔の先生とちゃっかり恋愛してる卒アルのシーン好き。

猫たちのアパートメント(2022年製作の映画)

4.5

■ネコたちだけじゃなくて、変わっていく団地の風景や季節感なんかも撮し出されてて、とてもいいドキュメンタリーでした。『子猫をお願い』の監督さんです(あの映画のペ・ドゥナとオク・チヨン可愛かった)。

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青春神話(1992年製作の映画)

3.5

■ホンダのNSRをベッコベコにするリー・カンション。

パリ13区(2021年製作の映画)

4.0

■なんか当たり前のことだけど、いろんな人が街にいて、いろんなことを抱えてて、それが時に交差するのって、すごく素敵なことなんだなと思える映画でした。セックスシーンが多すぎで途中ちょっと「…」状態だったの>>続きを読む

ポゼッサー(2020年製作の映画)

3.5

■クローネンバーグ監督(息子の方)初観賞。
話自体が狂ってるし、途中から登場人物たちがどこまで自分の意志で動いているのかその境界も曖昧になってて面白い。でも観終わってモヤ~っとするこの感覚、父の映画と
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

4.0

■ほどよいコメディ感。4人が仲良くなっていく過程が楽しすぎる!名シーン、名台詞、パロディも満載。“ほどよい”というかコメディ7割、ゾンビ3割くらいかも。
ゾンビ役やってみたい。あの走り方してみたい。

ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

4.0

■映画というより、人の記憶を観ているような。記憶は過去も現在も、あるかもしれない未来も入り混じる…。『凱里ブルース』に続いてこれもそんな不思議な感覚。謎だらけといえば謎だらけなのだけど、『凱里ブルース>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

■相当ヘンな映画。SFなのかミステリーなのか不条理なのか全然分からない。それでもしっかりエンタメしてるところが(たぶん)面白いんだと思う。二回観たら「名作!」とか言い始めるかも(笑)
…個人的には登場
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Never Goin' Back ネバー・ゴーイン・バック(2018年製作の映画)

3.5

■可愛くてバカで楽しいだけのアメリカの鉄板のハイスクール(中退)ネタ。女の子2人組の映画だけど、『17歳の瞳に映る世界』とかとは真逆の世界。でもこれはこれで凄く好き。

スウィート・シング(2020年製作の映画)

5.0

■出てくる大人たちはろくでなしばかりだけど最高の青春ムービー。ジャケのラナ・ロックウェルは大人びた表情だけど、実はびっくりするくらいの美少女。音楽のセンスもいい。まさかのカレン・ダルトン。

トトとふたりの姉(2014年製作の映画)

4.0

■こんな環境にいたら誰でもヘロイン打つ。「やればできる」と言うけど、その環境すらなかったら一体どうすればいいのか。文化や教育がどれだけ重要なのか痛感したけど、そういうものがどこから生まれてくるのか分か>>続きを読む

揺れるとき(2021年製作の映画)

4.5

■冒頭のカットでいい映画だと確信しました。この年頃の少年が年上の男性にひかれるのは何となく分かります。でもそれが同性愛やホモセクシャルかといえばそうではなく、自分でも恋なのか憧れなのか分からなくて、た>>続きを読む

サヴェージ・ウーマン 美しき制裁(2019年製作の映画)

3.5

■ジャケの雰囲気と内容がかなり違う(ストーリーはシリアス)。監督と配給会社が揉めてそう(笑)映画自体はなかなか面白いです。シングルマザーの孤独感や育児の大変さがもっと描かれていれば名作になっていたので>>続きを読む

凱里ブルース(2015年製作の映画)

5.0

■これはちょっとたまらない。他の監督のどの作品とも似てない。時制をさりげなく混乱させているので、さまざまな解釈が可能(「この人は過去のあの人のあの頃の姿でetc…等」)。映像ではなく演出でこういう幻想>>続きを読む

キックス(2016年製作の映画)

4.5

■普段スニーカーはコンバースとムーンスターしか履かなくても少しナイキが欲しくなるような映画。ファッションが自己表現やカルチャーとどれだけ深く結び付いているか、という映画でもあると思う。少年にとってこの>>続きを読む

Exit The Matrix(2021年製作の映画)

3.5

■ジャケすらない。。。
ロシアの人里離れた地域に住む人たちのドキュメンタリー。観る前は宗教がらみでこういう生活をしているのかなと思っていたのですが、単に廃線ギリギリの路線沿いに住む人たちが映っていまし
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.5

■ストーリーも映像も演技も全部良くて「こんな上質なサスペンスあるのか」とビックリしました。所々の不気味な映像もホラー映画なみに怖くて、ここらへんの狂気はこの監督ならではという感じです。
最後の30分く
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

4.0

■すれ違いの映画。男女の出会いから愛、破局を過去の映像も使いながら丁寧に描いてます。
ライアン・ゴズリングもミシェル・ウィリアムズも素晴らしいです。メイクもあるのでしょうが体型も微妙に変えてて、役者さ
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百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

4.0

■ピエール瀧さんが桃をくれるシーン、森山未來さんの「夕飯、作ってもらえないですか」のシーンにホロッとした。森山さんの途中の行動は微妙なのだけど、ベランダでネギ育ててる男が悪いヤツなわけがない、と信じて>>続きを読む

行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.5

■アメリカのいろんな家庭の問題、暴力(特に女性への暴力)、差別、貧困を浮きぼりにしたドキュメンタリー。スケートボードのシーンは少ないです。
映画の後半、酔っ払いぎみのザックが本音をぶちまけるシーンがあ
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ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

4.0

■何がどうなって、誰が何を企んでるのか分からないハラハラ、ドキドキ「???」の上質サスペンス。最後まで観て「うわぁ…」ってなります。

ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

3.5

■恋愛映画としてもパンク映画としても中途半端なのだけど、そこが妙にツボにハマるというか、不思議な映画でした。最後のバスのシーンの「マザーファッカー!」はカタルシス❗

トライアングル(2009年製作の映画)

4.5

■ループものとして最強に面白い。手が混みまくっててもう不条理映画。観賞後にネタバレ考察読んでしまった。あと三回くらい観てじっくり頭の中を整理したい(笑)

ヒットマンズ・レクイエム(2008年製作の映画)

4.5

■ブルージュを舞台にした傑作犯罪ブラックコメディ。『セブン・サイコパス』もそうだったけど、この監督の作品はジャケがイマイチなだけで、ストーリーも映像も素晴らしすぎる。ケンとレイの不思議な友情に痺れた。