DWさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.5

■複雑すぎる…。緊迫感だけは伝わってきたけど、話の内容が込み入ってて頭が追い付かず。原作の『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』を読んでまた挑戦します。

ノー・シャーク(2022年製作の映画)

4.0

■サメ映画だけどタイトル通りサメが全く出てこない。自殺願望者の独白+アート写真という感じ。フェミニズム映画なのか、サメ=何かのメタファーなのかよく分からない、でもそこが途中から面白くなってしまう興味深>>続きを読む

誰よりも狙われた男(2014年製作の映画)

4.5

■このままでは終わらないだろうなあ…と思っていたら、まさかの終盤展開。スパイ怖い。。。

ハンガー(1983年製作の映画)

4.5

■スタイリッシュなヴァンパイアホラー。ひたすら映像美映像美、しかも後半が百合。
映像で魅せるヴァンパイアものは2014年の『ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女』があったけど、83年でこれは凄い。
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At the terrace テラスにて(2016年製作の映画)

4.0

■「100%富裕層向け映画」ということで、もっとブルジョア根性丸出しのゲスい映画を想像していたのですが、単純にめちゃくちゃ楽しい会話劇でした。全員のキャラが立っていて面白いのですが、特に石橋けいさんの>>続きを読む

ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ(1966年製作の映画)

4.0

■「シスター・レイ」や「メタル・マシーン・ミュージック」、ソニック・ユースがSYRから出してる音源が好きな人は夢中になると思うけど、そうでない人はたぶん途中で寝ると思う。
このメンバーの中で無表情でタ
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.5

■いろんな色彩やセリフ、ちょっとしたアングルで人の感情を表現してて凄すぎた。キレイな絵であることは間違いないのだけど、自分にとっては暴風雨のような作品。

孤高(1974年製作の映画)

5.0

■愛する人をモノクロ、しかも無声でひたすら撮り続けた80分。
彼女たちのまばたきや視線、しぐさを観ていれば、なぜフィリップ・ガレルがここからセリフ、音すらも抜いてしまったのかなんとなく理解できる。
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午後の網目(1943年製作の映画)

4.0

■よく分からないけどカッコいい映像だなあと思っていたらあっという間に終わってしまった。仕事が休みの日にまどろみながら観たい。Sachiko Mさんが音楽付けたらばっちりハマりそう。

シーワールドZ(2021年製作の映画)

3.0

■どうぶつがあまりでてこない(笑)
たのしみにしていたセイウチの登場まで約60分。モニターに映し出された恐怖の表情が名シーン。

好男好女(1995年製作の映画)

4.0

■カラーとモノクロ、過去と現在、(製作中の)映画の虚構が入り交じる複雑映画。ここに台湾の歴史・政治まで絡んでくるからかなり混乱する。
観てて心温まる映画ではないし、カラーとモノクロの交差(二人の女性の
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.5

■同じテーマの『わたしはロランス』はいろいろと凄まじかったけど、こっちはただただ映像が美しい。コペンハーゲン、パリの街並み、室内のセット…。
室内のセットはヴィルヘルム・ハンマースホイの絵とかなり似て
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

4.0

■エル・ファニングが歌う即興ライブ、ニューヨークのUtみたいでめちゃカッコいい。
話自体はぶっ飛んだB級SFで「どういうシーン?(笑)」とツッコみたくなることも多かったけど、全体を通して妙に感動すると
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すれ違い(2015年製作の映画)

3.5

■主演の女の子、冒頭のケバい感じからメイクと服装をナチュラルにして一気に可愛くなり、これからどんなサスペンスが待っているのか期待したのだけど(周りの金持ち連中を魅了して全員狂わせるとか)、意外とそうい>>続きを読む

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

3.5

■この二人の女性の複雑な関係を描くには尺が5時間くらい必要な気がする。一人はハチャメチャであることを演じ、一人はまっとうであることを演じ、強がって騙しあい、すれ違い、でも一番大切にしたいのは相手のこと>>続きを読む

サマー・シャーク・アタック(2016年製作の映画)

4.0

■超名作。
先日観た『ロスト・バケーション』は、サメ恐怖の新しい形を見せてもらえたけど、これは完全に逆側にメーターが振り切れているというか。使ってる武器がひたすらに謎!

少年の君(2019年製作の映画)

5.0

■こんなバケモノみたいな映画がアマプラにあるとは…。
マジメな美少女とチンピラが恋をする軽い映画だと思って観ると火傷します。人の孤独感/絆を浮き彫りにさせた映画&ボーイ・ミーツ・ガールものとしては今後
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.5

■最後のバスのショットは、ロバート・フランクの写真へのオマージュ?あのシーン、かなり好きでした。
いかにも「アカデミー賞!」という感じの映画なので、個人的には「…」な所もあるのですが、おじいちゃんとお
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.0

■ソン・ガンホさんの演技力。
この映画で魅せたシリアスでゾッとするような表情もできるし『タクシー運転手~』みたいな少しコメディが入ったような表情もできる。同時代のアジアにこういった俳優さんがいることが
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ダムネーション 天罰(1988年製作の映画)

4.5

■7時間超えの『サタンタンゴ』に比べると普通に短く感じてしまうタル・ベーラ監督、1時間56分。
相変わらずの長回しと完璧な構図の連続で、ため息&ほれぼれとしてしまう。小津安二郎監督がこの人の構図を観た
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

4.0

■桜良さんが亡くなってからの泣かせにくる手腕が凄い。製作陣の執念すら感じる。図書館の目録カードと手紙を小道具に使われたらもうお手上げ、見事なまでにボロ泣き、洪水です。

EXIT(2019年製作の映画)

4.0

■パニックとコメディがいい具合にブレンドされててかなり面白い(笑)
途中からドローン使って全国中継で恋愛?始めるんだから相当なもんです。

トランス・ワールド(2011年製作の映画)

4.5

■デイヴィッド・リンチとクリストファー・ノーランを混ぜて超低予算で作ったらこういう映画が出来るような…。
お互いの“ズレ”を認識した時の俳優陣の顔がかなり怖い(笑)一人は「ここはニューハンプシャー州だ
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バトルシップ(2012年製作の映画)

3.0

■退役したおじいちゃんたちが“ロックンロール”するネイビー映画。
この映画を観終えて、靴箱にあるus navy サービスシューズをごしごし磨きました。

ソニはご機嫌ななめ(2013年製作の映画)

4.0

■すごく不思議な映画。ソニを巡って三人の男性が悶々とするのだけど、それがガチガチの四角関係かといえばそうでもなく、ソニも彼らを翻弄しているかというと、そんな自覚もなさそう。それぞれの人物が同じような台>>続きを読む

ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

4.5

■パニックものなのに全然B級感がなく、むしろ傷の描写とか生々しくてかなり“痛い”。雰囲気としては監禁ホラー映画に近いかも。でも演技もカメラワークも良く、感動要素もありで、個人的には超傑作です。

恋の渦(2013年製作の映画)

4.5

■誰が一番バカなのか選手権映画。一人にでもムカついたらそこで終了だと思います。
男のクズっぷりが際立ちますが、女性の方はそれなりにしたたかで、なんか結局負けてるんだなあと感じました。