メランクさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

5.0

ちょっと思い出しただけ。

このタイトルを使ってツイッターでうまいことを言ってやろうとか、
あー4月1日はファーストデイだったの思い出せてなかったとか、
そんなどうでもいいこと考えるのではなく、
私は
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最後まで行く(2014年製作の映画)

4.0

このリスペクト社長は本当にクズな役しかやらないな。
少なくともこれまで見てきた役は共感できないやつばかり。
今回は特に冒頭からのクソさがヤバくて
このペースでバレるのバレないのサスペンス続けてくのはき
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

5.0

ヨルゴス・ランティモスの過去作ということで観賞。
ロブスター感満載でやっぱこの人好きだわー。

冒頭から何かがおかしい感じを漂わせつつも、
はっきりとは明言してくれない。
あ、これはこういう話かなとわ
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

5.0

殺人罪で収監されてた元ヤクザが釈放され、
なんとかカタギでやってこうとする話ということなんだが、
それをテレビで追いかけるのだというんで
これは大丈夫だろうかと序盤は怖かった。

でも結果的には非常に
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愛なのに(2021年製作の映画)

4.0

めっちゃ今泉力哉だった。
けど、なるほど、R15ということでめっちゃエロエロだった。

今泉力哉作品では特定の女性に固執する男性というのがたびたび出てきて、
フラれてもその女性を追いかけてるパターンが
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

5.0

船でどこかにやってきて、
一人で案内された館内は生活感がなく
なんとも渇いたやりとりでミッションが伝えられる。
姉が死んでしまったことや前の画家が描けずに帰ったことなど不可解な要素が多い中、
なかなか
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ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い(2015年製作の映画)

4.0

2013年の11月って言うと私は南米でパワハラに苦しんでて自分のことで精一杯だったなぁ。
とは言え、全くこんなニュースを目にした記憶がなくて、
カメラが捉える現実にただただ驚きでした。
たった8年ほど
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

2.0

映画好きってわけでもない友人が映画館で見て感銘を受け、
ブルーレイを買って私にごり押ししてきたので、
まぁそこまでされたら仕方ないので見ました。

はっきり言って演出的に好みじゃないと感じた。

まず
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銀の匙 Silver Spoon(2013年製作の映画)

3.0

吉田恵輔監督作の中でもそそられなかった作品。
まぁでも吉田監督だからやっぱ見とかないとなぁ。

やっぱギャグの部分がけっこうキツくて
特にあの太った同級生はいまやマジで笑えない。

八軒くんの家庭の事
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

2.0

デート中の落雷によって脳死状態になった恋人に
せめて仮想空間だけでも生き延びてほしい。
そのために10年後からやってきた主人公が、
高校生の主人公を彼女へと導いていくというSFラブコメ。
しかしそもそ
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スパイの妻(2020年製作の映画)

4.0

黒澤清の時代劇で脚本が濱口竜介ってのが見てて不思議だった。

反戦映画や第二次大戦時の日本を断罪する映画は多々あれど、
ここまで「売国奴」に突き抜けてる作品てないんじゃ?

高橋一生が蒼井優に計画を話
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

5.0

最近あのこは貴族を見たばかりで、
その余韻がものすごい。
だから今作もリッチーの家のリッチさや
嫁いできたハンターの居心地の悪さに
なんとなく重ねて見ちゃったなぁと思う。

とにかくリッチーとその父親
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ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

4.0

ウォンカーウァイ見直したいとずっと思ってる。
とは言え、見てないのもけっこうあり、
今作もずっと焼いたDVD持ってて見てなかった。

狂おしいまでの愛情がありながら、
傷つけることしかできないから別れ
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なま夏(2005年製作の映画)

4.0

なんと17年前の吉田恵輔監督作。
この主演の俳優さんの説得力がすごい。
他にもいろんな作品出られてるらしいが、
とにかく一発でキモいと思わせてしまう力。

蒼井そらはたしか中国で大人気なんだと聞いたけ
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愛・アマチュア(1994年製作の映画)

4.0

ハル・ハートリー二作目。

まだどう見るのかが定まってなくて、
前半はイザベルのキャラがギャグなのかなんなのかと戸惑ったけれど、
見終わってみると意外とストーリーがあった。

ソフィアっていうポルノ女
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

5.0

公開時に見たかった作品。

門脇麦を見るの久々だったんだけど、
本当に表情のバリエーションに痺れた。
序盤のあまりにもうまくいかない展開があるから、
高良健吾に出会って一気に輝く笑顔に
自分でもびっく
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八つ墓村(1977年製作の映画)

4.0

小川真由美が冒頭からエロい。
ショウケンと丘から八つ墓村を見下ろしてんだけど、
巻きスカートからチラチラする脚がエロい。

犬神家と八つ墓村を見て感じたのは、
このシリーズにそんなに面白さを感じない。
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異端の鳥(2019年製作の映画)

5.0

いつどこの話なのかわかるまで時間がかかり、
それがわかって初めて序盤の展開の意味が見えた。

これって実は差別を考える意味で重要で
差別って文脈が全てだから
その文脈を剥ぎ取られた鑑賞者には
そこで起
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イコライザー(2014年製作の映画)

4.0

あぁ気持ちいい。
危なげない。

マジでクリフハンガーとかいらんから
ゲスの極みみたいな相手を無慈悲に倒してく
こういう映画があっていいよなぁ〜って
見ながら思いましたよね。
省略表現としての血痕!壁
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白い牛のバラッド(2020年製作の映画)

3.0

非常に構図を気にした撮り方してて、
ほとんどのシーンがドアや窓枠を使ったシンメトリーになっている。
真ん中にテーブルを挟んで主人公と判事が対峙し、
中盤では死刑になった夫の墓を挟んで向き合うシーンも。
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ナショナル・ギャラリー 英国の至宝(2014年製作の映画)

5.0

はじめてのワイズマン。

とにかくどれもタイトルにそそられず、
上映時間を見ては躊躇い続けてきたけれど、
想田監督もたびたび言及してるんだし、
やっぱ見ないとなぁという義務感で見ました。

いやしかし
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.0

これもずっと見ずにいた名作。
想像してた作品とだいぶ違った。

勝手に原爆作った博士の話とかかと思ってたら、
路線としてはフルメタルジャケットと一緒ね。
ね?最前線ってバカみたいでしょ?みたいな。
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

5.0

公開時から見たかった作品。

この世界観ヤバいわ〜。

エイリアンぽいマリガンの造形や
リンチっぽいインダストリアルな地下構造。
見ながら何度もすげ〜って言ったね。

設定から感じる絶望感と裏腹に
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

4.0

ホラー全然大丈夫なのに、
冒頭からこれはヤバいかもと思った。
なんでだろ?
あのブランコ揺れる不穏さとか
そもそもそんなとこ泊まるなと言いたい小屋のルックとかかな?
まぁ結果的には楽しく見られたんです
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ざわざわ下北沢(2000年製作の映画)

3.0

ずっと見たかった作品だったんですが、
なるほど、たしかにざわざわでした。

フィルムでかなりざらざらしてるけど、
2000年の公開なんですね。
もっと昔の作品かと思ってたけど、
私は2001年に上京し
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.0

なんか軽いのを想像してたので
すずちゃんがお母さんを自殺で亡くすという冒頭にびっくりした。

その自殺っていうことがあった上で
その姉を騙って初恋の人と文通しちゃうのは
まずどうかと思いつつも、
これ
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ソング・オブ・ザ・シー 海のうた(2014年製作の映画)

5.0

カートゥーンサルーンは三作目の観賞。

アイルランド神話はまったくわからないけれど、
海の話かと思いきや、
緑のバリエーションが目を引く。

はっきり言ってなかなか話が見えず、
これが納得いく終わり方
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

5.0

公開して間もないころにたぶんVHSとかで見たきり、
おそらく20年ぶり2回目の観賞。

ラストのオチを知った上で見てくと、
マーラもジャックの別人格なんじゃないかと見始め、
で最後まで見て、やっぱそう
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.0

これも見たことなかった。
金田一耕助のシリーズ自体が初。
こんだけ有名なやつなんだからおもしろいんだろうなと見始めたんだけど、
酔った頭では謎解き部分の面白さがわからなかった。

なんか真犯人とかやり
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連合艦隊(1981年製作の映画)

4.0

81年に東宝が作った戦争映画ということで、
怪獣ものなんかで見る特撮技術、
吊るした飛行機とか戦艦の爆破とかを
戦争映画で見るというのは新鮮だった。
ただもうそういう映像って怪獣と結びつきすぎてて、
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.0

やはり圧倒的に絵がきれいで
オープニングからわくわくするんだけど、
残念ながら設定の説明が早くて着いていけず、
カンザスだからアメリカなのになんでフランス語?という疑問がずっとあり、
ストーリー1はと
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マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

4.0

見てなかった名作シリーズ。

育ちの悪い女の子が言語指導を通して
上流階級で渡り合える女性になる話
と聞いていたのだけれど、
あまりにも前時代的だなと思って
楽しめなそうだなぁと思いつつ敬遠してた。
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10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

5.0

おもしろかったー!

あの1作目があるのだから、
これは多分それを別角度から描いた話かなって予想しながら入るわけだが、
いや、明らかにこのおっさんは怪しい。
ポールウォルターハウザーっぽい。
本当にこ
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真珠のボタン(2015年製作の映画)

5.0

オープニングの感じだと自然を礼賛した
美しい映像を羅列してく感じなのかしら、
それだと眠くなっちゃいそうだなと危惧してたけど、
ぜんぜんそんな作品じゃなかった。

チリは海との深い繋がりがあり、
先住
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ザ・トライブ(2014年製作の映画)

5.0

字幕なしの手話のみの会話。
それでも理解できるとは聞いていたが、
見始めるとやはり不安になった。
なんか給食取られるし、裸にされるし、
部屋で寝てたら起こされるし。

道を親切に教えてもらって、
なん
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オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

4.0

タコすごすぎ!

あの色や形状の変化はなんなのよ。
宇宙人がタコをモデルにされがちな理由がよくわかりましたよ。

特に戦闘シーンなどはカメラ一台のはずなのに
逃げるタコと追うサメをがっつりとらえてて
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