ヒッチコックがイギリス時代の終盤に撮った作品。
イギリスに向かう列車の中で1人の老女が消えてしまうが乗客は口を揃えて「そんな人は居なかった」と証言する。
ジョディー・フォスターの「フライト・プラン>>続きを読む
村上春樹のあのシンプルな短編をどうやって90分の映像にするのだろうかと思っていた。
監督独自の行間の読み方も幾つかあったと思うが、今まで映像化された村上作品の中では原作をとても大切に扱っている様に思>>続きを読む
オープニングクレジットから不穏なメロディが流れ、既にそこからヒッチコックサスペンスの始まり始まり〜という感じ。
会社の金庫から大金を盗んでは違う街に逃げて、名前を変えては泥棒を繰り返すマーニー。
抑>>続きを読む
突然両親を亡くし、あるお屋敷に引き取られた少女メアリー。
顔を見せない屋敷の主人、病弱な息子、厳しいメイド、優しい召使たちの中で心を閉ざしていたメアリーが少しずつ自分の居場所を見つけていく。
原作>>続きを読む
愛した男の知らない面が次々と明るみに出て迷宮に入り込む女。
画面の中の螺旋階段が芸術作品の様に美しく、女が働く美術館の展示作品も何やら意味深な映像。
現実の中に入り込んで来る夢と妄想という定番のス>>続きを読む
「パリ・ジュテーム」から始まりN.Y、リオ、と来てこれは4作目だそうです。
ベルリンの壁が崩壊してから30年、この街で出会う人達の人間模様を多くの脚本家と監督で描いていく。
旅人あり、移民あり、国>>続きを読む
「人間の値打ち」のパオロ・ヴィルズィ監督作品。
トスカーナ州の診療施設に入所している女性2人の逃避行。
妄想と嘘ばかり話し続けるベアトリーチェには帰りたい場所があり、タトゥだらけの細い身体のドナテッ>>続きを読む
「さよならゲーム」のロン・シェルトン監督作品。
ある高級リゾート地で余生を楽しむ、元敏腕弁護士と元FBI捜査官。
2人は何かにつけてライバル意識を燃やし火花を散らしていたが、昔の裁判で弁護士に恨みを>>続きを読む
画家の藤田嗣治の半生…なんだけど、画家としての作品やあの独特の手法には殆ど触れず、人間藤田の心の在り方や感性を描いているのかな…。
前半は若い頃の1920年代、エコール・ド・パリの寵児としてもてはや>>続きを読む
フランスの田舎町で腕利きの自転車修理工のラウルは、妻にもずっと秘密にしていたことがある、それは「自転車に乗れない」という事。
大人になるまで乗ったことが無いので乗れない…というなら分かるけど、ラウル>>続きを読む
filmarksをやるようになって、昔観た作品を改めて見直すことが多くなりました。
当時は気付かなかった事に気付いたりしてそれも楽しいものです。
アパルトヘイト廃止後の南アフリカ共和国で初の黒人大統>>続きを読む
CIA工作員として長年勤め上げ引退を明日に控えたネイサン(R・レッドフォード)は、彼のかつての弟子トム(B・ピット)が中国で非公式工作で失敗し拘束され24時間で死刑執行されると知らされる。
CIA本>>続きを読む
個人的には少々苦手な三谷幸喜作品、お付き合いで劇場に。
オープニングから突っ込みどころ満載でしたが、後半はあまり気にならなくなりそれなりの着地点に。
全く予備知識なしで観たので、有働由美子とROL>>続きを読む
夏の暑さで劇場鑑賞のタイミングを逃していたけど、地元の小さな映画館でひっそりと上映されていた。
1980年代に実際にあった脱獄常習犯で銀行強盗の男の話は、こんなに簡単に盗めちゃうの?という驚きはある>>続きを読む
ヒッチコックが渡米して2本目の作品。「レベッカ」の後に撮ったもの。
第二次大戦が今まさに始まろうとしている時、ヨーロッパの現状を掴むためアメリカの新聞社から送り込まれた特派員の男。
しかし到着早々>>続きを読む
スペインのアルモドバル監督、脚本の作品で、原作はフランス人作家の「蜘蛛の微笑」。
人工皮膚で「完璧な肌」を造ることに執着する世界的な形成外科医の話。
事故で亡くした妻が忘れられず人工皮膚の移植で「>>続きを読む
ボブ・ディランの「ハリケーン」は日本でもヒットしてラジオからよく流れていた。
それが「ルービン・カーター事件」を歌ったものだと知ったのはずっと後で、この作品を最初に観た頃だ。
デンゼル・ワシントンの>>続きを読む
小津安二郎の作品をそんなに多く観てはいないけど、これは他の小津作品とは雰囲気が違いほのぼのとしたシーンが全く無い。
だけど登場人物それぞれの心情がよく理解できて「生きて行くってこうゆう事よね」と思わ>>続きを読む
手塚治虫の「ジャングル大帝」を知っている者としてはアニメのライオンキングは素直に楽しめる作品では無かった。色々なところが余りにも手塚作品に似過ぎていた。
しかし今回のCGを駆使した実写( 風?) の>>続きを読む
ニューヨーク行きの豪華客船の旅で意気投合したニッキーとテリー。
それぞれに婚約者がいるのだが客船がニューヨークに着く頃にはお互い掛け替えのない存在になっていた。
そこで「6ヶ月後に気持ちが変わって>>続きを読む
賞金稼ぎの元刑事がある逃亡犯を捕まえてN.Y.からL.A.まで連れて来るという話。
逃亡した男はFBIからもギャングからも追われているし、そこにライバルの賞金稼ぎも参戦して「簡単な仕事」と思っていた>>続きを読む
ある精神病院に新しい所長としてやって来た若い男、しかしどうやら彼は全くの別人らしい…。
オープニングメロディーからして不穏な雰囲気でこれからのストーリーを予感させる。
自分が重い罪を犯したと思い込>>続きを読む
蒸し暑い夏の夜にあの北欧サスペンス。
シリーズ3作目は信仰心にまつわる話。
「神なんか信じないさ!」と言うカール。
「何を信じるかはその人の自由です!」といつもの様に心が広いのねアサド。
この2人の>>続きを読む
面白かった、単純に面白かった!
何となく聞き覚えのあるようなタンゴのメロディーが合間合間に流れるのも良かった。
原作は読んでいないけどこの実写化は大成功だと思う。
菅田将暉君は一つ一つの仕草がよく>>続きを読む
BBCがTVドラマとして制作した嘆きの王冠シリーズのラスト、リチャード3世。
時は15世紀半ば薔薇戦争の時代。
イングランドの王位継承を巡って内乱は続き国政は乱れに乱れていた。
英国俳優はもちろん、>>続きを読む
次男の結婚式のために10年振りに家族が集まったグリフィン家。
ドンとエリーは10年前に離婚して夫のドンは妻の親友ビービーと事実婚状態。
この関係をロバート・デニーロ、ダイアン・キートン、スーザン・サ>>続きを読む
有名な議員であるキース卿の養女として育ったアンは、弟、妹と何不自由なく過ごしていたが、ある日を境に周囲の人間が次々と殺されて…。
第二次世界大戦が始まろうとしていた1939年頃のイギリス政府はナチス>>続きを読む
アンデルセン童話で有名なハンス・クリスチャン・アンデルセンを主人公にしたミュージカル。
村の子供たちを集めて創作話を語り聞かせる人気者の靴職人のアンデルセン。
彼はコペンハーゲンに出てそこで知り合っ>>続きを読む
ゲシュタポに強制連行された夫に良く似た浮浪者を見かけたテレーズ。
その浮浪者の後を追う、話しかける、思い出の曲を流して聴かせる、懐かしい味を振舞う…必死で過去を思い出させようとするが、男は医者にも見>>続きを読む
妻を亡くし仕事も引退した75歳のトム(ジャック・レモン)と、自由と冒険を愛する若い娘リアン のロードムービー。
住んでいた家を売り、家財道具はガレージセールで処分し息子夫婦と同居することになったトム>>続きを読む
ミヒャエル・ハネケ脚本、監督作品。ハネケは当時75歳。
スマホの画面越しにハムスターに薬を与え殺すエヴ。
もう少しで13歳になるこの笑わない娘エヴ、彼女のスマホの画面が切り取る世界に背筋が冷たくなる>>続きを読む
地下鉄サリン事件を思い出させるようなオープニングシーン。
悲惨な事件から2年後、出張から戻らない夫を探しにその街にやって来た美しい妊婦。
彼女の夫は国立データーセンターの依頼でコルカタ( 旧 カルカ>>続きを読む
日本でも大ヒットしたアラン・ドロンとのデュエット曲「あまい囁き」の♪パローレ、パロレ、パローレ♪は良く知っているけど、それを歌ったダリダの人生は全く知らなかった。
イタリアからの移民でカイロ生まれ、>>続きを読む
映画館で観てプログラムも買ったのに殆どの場面を忘れていて唖然とした(笑)
画家フェルメールの代表作「青いターバンの少女」をイメージしてストーリーは完全に創作されたもの。
フェルメールの家族構成やパト>>続きを読む
オランダ人監督のポール・バーホーベンが世界大戦でドイツに攻め込まれたオランダを舞台に描いた作品。
戦争中に起こりうるだろうと思われるあらゆる悲劇、「虐殺、皆殺し、裏切り、罠」に対して「抵抗、スパイ活>>続きを読む
元F1レーサーのニキ・ラウダが先月20日に70歳で亡くなった。
3度のワールドチャンピオンに輝いた天才的なドライバーだった。
この作品は「コンピュータ」と言われるくらい運転ミスの少ないニキ・ラウダと>>続きを読む