みちゃまるさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

みちゃまる

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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

事実と虚構の交錯。
最後まで何が事実なのか、あのラストも予想できず、いい意味で混乱した。
中盤以降は未麻の夢の中で起きたように描かれてはいるけど、あの中にも未麻が実際に行ったことも紛れているんじゃない
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ゲイのカップルであるエリックとアンドリュー、養女のウェンが休暇を過ごしていたところ、見知らぬ男女4人組が突然訪ねてくる。家族うちの誰かが犠牲にならなければ世界が滅亡するのだと彼らはいうが…。

突然そ
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6月0日 アイヒマンが処刑された日(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ユダヤ人虐殺に携わったアドルフ・アイヒマン。終戦後はアルゼンチンへ逃亡していたが、イスラエル諜報特務庁によってイスラエルへ連行された。最終的には死刑が宣告され、この作品では様々な理由でアイヒマンの最期>>続きを読む

女は冷たい嘘をつく(2016年製作の映画)

4.0

離婚しシングルマザーのジソン。仕事に追われ、一人娘のダウンの子育ては専らベビーシッターのハンメに任せている。ある日、ハンメがダウンを連れて行方不明となってしまう…。
誘拐事件のサスペンス要素と、貧困・
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

4.0

人がぶっ飛んだり、首があらぬ方向へ回ったりとこれぞ悪魔憑きというアクション満載、次に何が起こるのかという不安感と緊張感で最初から最後まで息つく暇がなくて、あっという間の103分!
これは絶体絶命と何度
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ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

自由なファイに振り回されるウィン。
離れたいのに離れられない、連絡が来ると会ってしまう。そして痴話喧嘩からまた離れる…の繰り返し。何やかんや言いながらもウィンが怪我をすれば甲斐甲斐しく世話をし、食事の
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アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件(2017年製作の映画)

3.5

予想を超えるアリバイ工作の数々に笑ってしまった。どうやってこの窮地を抜け出すの?とドキドキしながら見てました。
くだらないけど面白い!何も考えずに見れて笑えてよい。

そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.8


千夏が背負っているものが多すぎるし重すぎる…見ていて辛かった。父親とのシーンは衝撃的。
菅田将暉の演技が良かったなー。落ち着きない感じとか、人懐っこい感じとか。黄ばんだ歯も生活感を反映していてリアル
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

4.5

ずっと忘れないと誓いあった親友。
しかしいつしか大人になり、社会の波に疲弊し、大切なものを忘れてしまう。現代社会に疲れてしまった大人の皆さんに100 エーカーの森の仲間達が教えてくれる、生きるための哲
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オートクチュール(2021年製作の映画)

2.5

「ミセス・ハリス、パリへ行く」のようにディオールの華やかなドレスがたくさん見れるかと思い鑑賞。

まずそもそも万引き少女を簡単にアトリエに招き入れるのもどうなの?と思ったけど、それ以上にジャドの言葉遣
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

アマプラ見放題対象になっていたので、数年ぶりに鑑賞。
何回見てもいいな!アンディがどんどん洗練されて美しくなっていく様を見るのが楽しい。しかし仕事に没頭すると蔑ろになるものも増えていく。
ミランダの仕
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コロニア(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「オオカミの家」を見るにあたり、コロニア・ディグニダについての予備知識を得るために鑑賞。
コロニアでの警備は割と雑だし、都合よく行き過ぎるような要素もあったが、ラストまで緊迫感が凄まじく気が抜けない。
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人生フルーツ(2016年製作の映画)

4.5

建築家の津端修一さんとその妻・英子さんのドキュメンタリー。
このお二人、まずよく働く、動く。自分で出来ることは何でもやるし、その手で作る。自宅の畑にはたくさんの作物が実り、苗木から育てた樹木にはたくさ
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ヒンターラント(2021年製作の映画)

3.5

大戦後、収容所生活を経て祖国へ戻った帰還兵たち。しかし数年ぶりに戻った祖国は帝国が崩壊し、社会も人々も歪んでしまった世界であった。そんな中、帰還兵を狙った連続殺人事件が起こってしまう。殺された帰還兵は>>続きを読む

ウェルカム トゥ ダリ(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

画家のダリ、妻のガラ、アシスタントのジェームズを軸に物語が進んでいく。
パーティーに明け暮れ個展の準備が進まない前半パート、舞台を欧州に移してガラとの若き日の回想を交えながら進む後半パートでは雰囲気が
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30S(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

誕生日が同じ仲良し男女3人のタケル、蓮香、甲。20歳の誕生日に、10年後の約束を交わす。約束の30歳の誕生日を目前に甲が失踪したとの連絡が来る…。

30歳前後って特にライフステージが変わったり、仕事
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よっす、おまたせ、じゃあまたね。(2022年製作の映画)

4.5

引きこもりの青年・ちばしんの元に突然現れた、自称幽霊のながちん。「死んでいるから一緒に死体を見て欲しい」との頼みで、ながちんの思い出を巡る友情ロードムービー。
道中トラブルもあり、不思議な人あり、温か
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アシスタント(2019年製作の映画)

4.3

憧れの映画業界で働き始めたジェーン。彼女が抱いていた夢と希望は横行するハラスメント、長時間労働などで崩れ、正義は潰されていく。社会に見え隠れする闇を、とある1日の出来事として描く社会派映画。静かに1日>>続きを読む

still dark(2019年製作の映画)

4.5

盲目の青年・ユウキがとあるお店のナポリタンに感銘を受け、店長に直談判し見習いとして働き始める。ハンディキャップを抱えながらも、同い年のケンタに作り方を教わりながら、努力を重ねていく。
店長の「特別扱い
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キンダガートン・コップ(1990年製作の映画)

3.0

話は単純、内容もコメディかつハッピーエンドなので気軽に見れる。
シュワちゃんがちびっこ達とわちゃわちゃしているのが可愛い。
ご都合主義的なところは多いが、映画なのでOK!

オットーという男(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

トム・ハンクスの作品にはずれなし。とても良かったです。
オリジナルの幸せなひとりぼっちと比べると父親の回想より、ソーニャの回想に重きを置いていたような気がします。引っ越してきた隣人のマリソル一家もオリ
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バカ塗りの娘(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

頑固な漆塗り職人の父、明るく自由な兄を持つ、引っ込み思案の妹。
両親が離婚し、祖父の面倒をみたり家の手伝いをしてきた美也子。やりたいと思ったことも親には無理だと言われ、自分の気持ちに蓋をして生きてきた
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ノクターン(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ピアニストを目指す、嫉妬と憎しみにあふれた双子の姉妹。才能ある姉と影に隠れがちな妹。姉に勝ちたいがため、妹は悪魔と取引をしてしまい…。
比較されがちだと自己肯定感低くなりますよね、分かります。陥れてや
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さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

予告の美しい映像を見て気になり初鑑賞。
京劇の劇団で兄弟同然に育った蝶衣と小楼、高級娼婦の菊仙の3人を中心に描かれる約50年の物語。
本当見て良かったと思う。見終わったあとの余韻が半端ない。
劇場で2
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ハンニバル(2001年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

羊たちの沈黙の続編。
個人的にはレクター博士の猟奇性が際立っていて、前作より面白かったかも。クラリスはジョディ・フォスターにやってほしかったけど…。
博士にとってクラリスは特別な存在であり、彼女への猟
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アウシュヴィッツの生還者(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

アウシュヴィッツで行われていた、ナチスの賭けボクシング。明日を迎えるには勝って生き残るか、負けて殺されるかの2択。同じユダヤ人を犠牲にし、友人を犠牲にし、アウシュヴィッツから生還したハリー。生き別れに>>続きを読む

大いなる自由(2021年製作の映画)

4.0

同性愛が違法だった時代のドイツ。アイデンティティを否定され、大切な人を失いながらも、時代の流れで得られた自由。その自由さえも捨て去るほど、ヴィクトールに対する愛は大きかったのだろう。ただし同性愛として>>続きを読む

あしたの少女(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

とある会社で実習生としてコールセンターで働くことになった高校生の少女、ソヒ。しかし実際は厳しいノルマを課し、長時間の残業や顧客からの罵詈雑言などが常態化している会社であった。徐々にその闇は彼女を蝕んで>>続きを読む

エリザベート 1878(2022年製作の映画)

3.5

自由を求めたエリザベート皇妃。
身分は申し分なく、お金に困る訳でもない、綺麗な衣服を身に着け、大きな屋敷に住む。それでも心が満たされることはない。存在理由は象徴といえば聞こえはいいが、実際はただのお飾
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658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

3.7

引きこもり女性の陽子。長年人との関わりを拒んできた彼女が、父親の死をきっかけに人と関わらざるを得なくなってしまった。故郷までの道中、勿論善い人も悪い人もいるのだが、その中で彼女は自分の人生を見つめ直し>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

4.5

関東大震災後中国人や朝鮮人が多数虐殺された事実はよく知られているが、福田村事件という事件があったということを私は知らなかった。
大混乱の中で集団心理が働くことの恐ろしさ。集団の中では責任感も薄れ、誤っ
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卒業 〜Tell the World I Love You〜(2022年製作の映画)

2.5

フライヤーを見て、少年たちの爽やか青春ストーリーだと思って見に行ったら、中々バイオレンスな内容でびっくりしました。
高校生を麻薬密売組織があそこまで本気で追ってくるものなのかな?色々突っ込みどころは多
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.0

今作も壮大なアクションシーンが満載で、最後までハラハラドキドキしっぱなし。
登場人物が多く、ストーリーも一度では整理しきれなかった部分はあったが、それは毎度のことなのであまり気にしていない。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.0

ウェス・アンダーソン監督作品は初鑑賞。
まず色彩が素敵。砂漠のカラッとしたオレンジと青い空のコントラストが良い。横移動のカメラワークなども新鮮だった。
ストーリーに関しては、予告を見た印象とは少し違っ
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