Asian Film Joint 2024 福岡市総合図書館シネラにて『オアシス・オブ・ナウ Oasis of Now』をみた。
マレーシア、シンガポール、フランスの合同製作 チア・チー・サム監督>>続きを読む
月経前症候群で苛立ちが抑えられなくなる藤沢さん、パニック障害を抱えた山添くん。2人は、ぶつかりながらもお互いを気遣えるようになっていく。
職場でたまたま一緒になったふたりのお話。でもなぜその小さな会社>>続きを読む
『aftersun/アフターサン』
シャーロット・ウェルズの長編監督デビュー作
中洲大洋映画劇場にて
いつもは別居しているらしい父と娘。異国トルコでのふたりのバカンスは、足りないものが多いようで、満>>続きを読む
Netflix配信にて視聴。
ルース・スタイルス・ガネットによる1948年の児童文学をアイルランドのカートゥーン・サルーンスタジオが長編アニメーションにした作品。
原作をうろ覚えなんだけれど、かなりア>>続きを読む
#MeToo運動が広がるきっかけのひとつとなった、ニューヨークタイムズ紙の性暴力報道記事が発表に至るまでを描いた映画。
オープニングの数分。息を呑んだ。簡潔にこの映画を表現していたから。
映像の中の、>>続きを読む
池波正太郎のベストセラー時代小説「仕掛人・藤枝梅安」シリーズの映画化。
針医者の藤枝梅安は依頼を受けて悪者を闇に送る殺し屋「仕掛人」でもある。ある日、仕掛けのターゲットの顔をみて梅安の顔が凍りつく。>>続きを読む
『アフター・ヤン』unextで。
「テクノ」と呼ばれる人型ロボットやクローン技術が進み人間とくらす未来世界。茶葉店を営むジェイク、妻のカイラ、中国系の幼い養女ミカは、ミカと同じ中国にルーツを持つヤン>>続きを読む
素晴らしかった…
アイルランドのケルト装飾写本「ケルズの書」をめぐる少年修道士ブレンダンの冒険。ヴァイキングの迫る中、生きるために必要なもの以外は捨て置かなければならないような中、ブレンダンは本のため>>続きを読む
バスケットボールというスポーツ、走って、ボールをついて、ぶつかって、カゴにいれるスポーツのプリニティブな感覚、喜びみたいなものを最初からビシバシ感じる映画。観終わった後には、ボールをドリブルしながらゴ>>続きを読む
ジャ・ジャンクー監督『長江哀歌』
かなり久しぶりに観たのだけど、今みるとさらに胸にくる。
三峡ダム建設により水没する街に16年ぶりに元妻に会いにやってきた男。頼りの住所はもう水の中。
崩れていく街と翻>>続きを読む
『ハニーランド 永遠の谷』
北マケドニアの山岳地帯で、野生のミツバチの巣を使って養蜂を行う女性。彼女の暮らしを3年にわたって記録したドキュメンタリー。「半分は自分に、半分は蜂に」と決めて、蜂蜜を売り病>>続きを読む
Netflix『西部戦線異常なし』のドイツでの再映画化。しんどい。
明確な意図を持って作られた反戦映画。原作、1930年版ともに読んだことも観たこともなかったので観てみようと思います。1930年の映画>>続きを読む
『海辺のリア』仲代達矢劇場だった。
有名俳優だった桑畑兆吉。しかし認知症を兆した彼は、長女とその夫に遺書を書かされた挙句に老人ホームに入れられる。
兆吉は施設を脱走し、スーツケースを引きずって海辺をさ>>続きを読む
韓国映画 イ・ビョンホン監督
『エクストリーム・ジョブ』
出世から遠のいて久しいコ班長率いる麻薬捜査班。大事なところで失敗、騒動を起こし、後輩や他のチームからも馬鹿にされる始末。最後のチャンスと大物の>>続きを読む
イラン映画 モフセン・マフマルバフ監督「サイクリスト」
病気の妻と息子をつれてイランに逃れてきたアフガニスタン難民の男が、妻の入院費用を得るため、7日間寝ずに自転車に乗り続けるという無謀な興行に挑む。>>続きを読む
1979年インドのマラヤーラム語映画
「魔法使いのおじいさん」
インド南部に位置するケーララ州が舞台。
元気な男の子、チンダンは、犬に石はぶつけるわ、妹に遊びでズルするわ、おばあさんをからかうわ、飼っ>>続きを読む
妻に先立たれて退職前の男性サージャン。夫婦仲が冷え切っているのを、愛情こめたお弁当でどうにか繋ぎ止めたい女性リラ。
リラが懸命に工夫を凝らした弁当は配達のまちがいからサージャンのもとへ。
年齢が少し>>続きを読む
イラン北部のコケル。8歳のアハマッドの隣に座るお友達が、次に宿題をノートではない紙にやってきたら退学だと先生に叱責される。叱られ泣く友達と、それをまた泣きそうに眺めるアハマッド。
だけどその日アハマッ>>続きを読む
2020年のフランス映画。19世紀末のパリ。詩人で劇作家のエドモン・ロスタンを主役に、彼がベル・エポック時代を象徴する戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」を書き上げ、初公演をやりとげるまでを描いた伝記ド>>続きを読む
佐木隆三の長編小説を基にした映画。
原作の「身分帳」も読んだが、興味深かった。
十数年の刑期を終え出所した元殺人犯の男。「こんどこそは、カタギぞ…」出所し刑務官に見送られたバスの中で決意するが、久しぶ>>続きを読む
U-NEXTで視聴
台湾の人間国宝で布袋戯(ほていぎ:台湾民間芸能の人形劇場)の人形遣い・陳錫煌(チェン・シーホァン)の10年を追った記録。
布袋戯の、父と子、弟子と、仲間たちとの日々。「この記録は伝>>続きを読む
再鑑賞。
原爆投下から3年後の広島。
「うちはしあわせになってはいけんのじゃ」生き残った負い目を抱える娘。彼女の小さな心の変化から生まれた幽霊の父。
たったふたりの会話が描き出すあの日の広島。
舞台が>>続きを読む
受刑者同士の対話をベースに犯罪の原因を探り、更生を促す「TC (Therapeutic Community) =回復共同体)」というプログラムを日本で唯一導入している刑務所での、若者4人の2年間を追い>>続きを読む
邦題は「三蔵法師・玄奘の旅路」
西遊記を観てみようかと思ったけどそんなテンションではなかったので、実際の三蔵法師の映画。
美しく厳しい天竺への道。何度も死にかける過酷な旅を経て天竺に到着!でもそこから>>続きを読む
「評価」はあえてしません。
アメリカでの大量投獄と人種差別の関係についてのドキュメント。南北戦争を経て奴隷制が廃止されても、人種剥離と暴力は変わらず。
歴代大統領がとってきた「経済優先」や「イメージ操>>続きを読む
ラジオジャーナリストのジョニーは妹から甥のジェシーの面倒を見るよう頼まれる。9歳の甥との短い共同生活がはじまる…。というだけのふたりの交流の話。
作中のこどもへのインタビュー、そしてジェシーの自然な仕>>続きを読む
母が亡くなった後、父にゲイだと告白されたオリバー。父が亡くなるまでの時間と、父を失った後のオリバーの喪失と葛藤が交差する。
喪失と葛藤、不安。人を愛する、他者を受け入れる、または受け入れてもらうと言う>>続きを読む
映画としてどうなのかといえば、正直良いとは言えなかった。「jkrの作り出す世界を映像化する」が命題になっているような気がする。見せ場や組み立てが気持ち良くはなく、演出もcgとスローモーションに頼って目>>続きを読む
再鑑賞。家庭環境と宗教心から「銃を持たない」という信念を通し第二次世界大戦に従軍した実在の人物トム・T・ドスをもとにした戦争映画。
うまい。映画がうまい。本当に見事。崖、暴力、信念と現実。冒頭から引き>>続きを読む
デレク・ジャーマンの「カラヴァッジョ」観ました。光、影。白、赤、黒。チープな感想しかいえないけど、絵画の中に入り込んだような映画。光。本当に光。言葉や音楽、小物がチグハグなところも意図しているのだろう>>続きを読む
いや、素晴らしかった…ミュージカル作曲家ジョナサン・ラーソンの自伝的ミュージカルの映画化。30を前にしたあせりや不安、期待、青春。もとがミュージカルだから楽曲はもちろんストーリーもすごくよくて、ラーソ>>続きを読む