素晴らしかった…
アイルランドのケルト装飾写本「ケルズの書」をめぐる少年修道士ブレンダンの冒険。ヴァイキングの迫る中、生きるために必要なもの以外は捨て置かなければならないような中、ブレンダンは本のために奔走する。
美しい何かを表したい、形にしたいと思うこと。観察し、作っていく中で自分が曖昧になりモチーフが目の前で踊り出す瞬間を視覚化したみたい。
遠近法を排した中世絵画のような表現が目まぐるしく、美しくデザインされたあらゆるものをみせてくれる。人、動物、植物に精霊、美しいもの、そして恐怖。
この作品が、後の2作に繋がっていくんだなぁ。歌も、そして自然への感性もすばらしかった。
森は森でもやっぱり日本とは違う森。でもつながるものを感じた。