みずきちさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.0

クリストフヴァルツの演技力にも、役であるドクターの奴隷制反対信条にも感動しながら観ていて、ディカプリオが出てきてからはなかなかハラハラさせられてとても良かった。アクシデントで血が流れても迫真の怒り演技>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

1.5

ワンコたちはカワイイし、ジャパニーズカルチャーがポップに編集されてるのは新鮮で楽しい。
あとは、残念ながら全体的に好みではない。日本語が聞き取れなさすぎてなんかいまいち話が掴めなかったりノイズに感じて
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしい。先がまったく読めず魅入ってしまったし、会話劇も群像劇もグロさもスカッと感もサミュエルジャクソンも音楽もちょっとの政治色も、どれもがタランティーノらしさ十分で、とても満足感が高い。
ラストの
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熊は、いない/ノー・ベアーズ(2022年製作の映画)

4.5

映画探しをしていたところ、この映画はイランの市井が観れそうだなと思い、ちょうど上映しているから観てこようという軽いノリで、パナヒ監督の知識もほどほどで鑑賞。とても良い作品だったので、パナヒ監督のことや>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

2.0

なんだかガッカリしてしまった。やっぱり今回も同じようないつものウェスアンダーソンで、そのお馴染み手段である入れ子構造が今回は特に複雑を極めており、普通に混乱してるうちに終わってしまった。
映像のクリエ
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ファッション・リイマジン(2022年製作の映画)

1.5

お仕事ドキュメンタリー映画。ファッション業界における環境負荷の問題を初心者が勉強するにはちょうど良さそうだが、業界人や詳しい人からしたら「だったら服を作らなぎゃいいんじゃない?」と言われてしまいそうな>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

目が離せない作品だった。
とにかく画面が計算され尽くされており、忙しいので、見逃すまいと必死になってしまい目が乾いた。
小説を読んでいる少女(=我々)は、話を聴く側だった作者がゼロの視点から聞いたもの
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.0

付き添いでシリーズ初鑑賞することになり、これまでの話がわからないので不安だったが、ストーリー自体も大変シンプルでわかりやすくされていたのと、頭空っぽモードで鑑賞したので、とても楽めたし興奮した。
最初
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バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

1.5

フラッシュが面白かったので、DCを最低限は履修せねばと使命感に駆られ、先輩の言う通りマンオブスティールを飛ばしてこちらから視聴。
シリアスで(というか、鬱っぽい?)、建物や街の破壊のされ方がド派手で、
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バービー(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

バービーの世界観のかわいらしさ、バービーとケンたちの完成度の高さ、所々の小ネタのくだらない面白さの3つは素晴らしくて星5。
ストーリーについては、民度の低さと、とっ散らかり具合によって星1。

バービ
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.0

まさか続くと思っていなかったため、途中から無駄な引き延ばしや時間配分にイライラしてしまったのと、前半はひたすら静かだったので、はやくドンパチを見せてくれ…というソワソワでいっぱいだった。
戦いが勃発し
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.5

オシャレなアメコミビジュアルがさらに進化していてとにかくすごい。視界は忙しいが、明るくポップな世界観を2時間半浴びてるだけで満足できる。

今作はグウェンの深堀が多く、ソツなくクールに見えたグウェンも
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.5

なんだこのオシャレ映画は…?と唖然とするビジュアルクオリティ。日本の感覚からでは出てこなそうな色彩感覚とアメコミならではの効果演出で、鑑賞している自分自身もコミックを読んでいるのかアニメなのか実写なの>>続きを読む

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.0

MCUは大好きだが、DCはワンダーウーマン2で苦手意識を持ってしまい未履修だった私。。これは面白そうだなと思っていて、DCもわかる方と一緒に観に行った。結論、とても面白かった!!!
DCといえば暗く長
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

納得はできないが理解はできる‥という感想。
これだけ世界に影響を及ぼしてきた宮崎駿がもう一度すべてを詰め込んだ作品を、世間にはノープロモーションでフラットに鑑賞するように誘導した鈴木敏夫。何を映画で伝
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.0

ミッションインポッシブルは、イーサンなら絶対なんとかしてくれるって安心感がある作品なのに関わらず、毎回の面白さは期待を裏切らないからすごい。
敵を騙すには味方から、裏の裏をかくようなどんでん返し展開か
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裸足になって(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

声の代わりにダンスで表現し、身の回りや世界を動かしていく。そんなハッピーな話かなと思っていたが、想像よりずっとリアリズム溢れる社会的な映画だった。

加害者は野放しだし、警察も頼れないし、強盗されるし
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.0

あー終わってほしくないなあ、という気持ちで終始観ていた。解散にいたる流れや動機が突飛で納得しづらいのが残念だったが、チームで動いてきたメンバーがそれぞれの道を歩き出すのは感慨深い。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原題は「バンシーオブイニシェリン」。バンシーは死が人の近くに現れて叫ぶ、アイルランドの聖霊や妖精というより死神。観ているときは、島に蔓延る閉鎖的感情が精霊の正体かなと考えていたが、原題をみて、あの魔女>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.0

いよいよウェスアンダーソン作品に足を踏み入れる。まったく違う視点で映画と向き合うとても新鮮な体験だった。映画というよりも、ぼーっとしながらまさに1冊の雑誌をパラパラと読み進んでいくかの如くな時間だった>>続きを読む

アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ずっとうすく煙に巻かれて夢見がち状態になっているような、妖艶でスローでアダルトな世界観。オリエンタルな雰囲気と映像の時代再現も期待通りで、中東大好き人間としては大満足。

ジンの話を聞くうちに、アリシ
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.0

タランティーノ生誕祭を朝知って思い立って、夜に鑑賞。代表作を観ていないのにタランティーノ作品はあまり得意でないと思ってはいかんと思っていたので良い機会だった。

タイトルに全てが込められている。パルプ
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

ようやく観れた、最高の映画体験だった。
脅威の3時間上映だが体感30分くらいなので安心してほしい。観る人みんな笑顔になる魔法の映画。

インド映画は、「まあインド映画だからな」と完全に頭を切り替えて気
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バビロン(2021年製作の映画)

4.5

華麗なるギャツビーとウルフオブウォールストリートを足して2で割って、音楽はララランドを移植したってかんじ。

最初の長回しの狂乱パーティで2人が出会い夢を語るシーンがもはやクライマックスで最大の見どこ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

1.0

こんなに世の中を騒がせて称賛された作品なのに、自分になにひとつ刺さらなかったので、正直ショックが大きい。近年よくある「圧倒的な混乱」を観客に押し付けるような作品は、これを理解できない人はおかしい、感性>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.0

壮大・爽快・テンポ良し・笑いあり涙ありの、フェーズ5幕開けとして最高にまとまった作品。
サノスに次ぐヴィランとして、カーンのお披露目がメインの目的だった思うがもう大成功。ドラマの時はイマイチ迫力と魅力
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スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年製作の映画)

1.6

アナキンとパドメが心を通い合わせていく様子の描写が、とにかく画面が美しい。ナブーで2人きりで甘い時間を過ごしている様子など、天使同士が戯れてるかの如くの神々しさである。
ヘイデンクリステンセンの美貌に
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スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

4.2

いまさらスターウォーズ履修4作目

もう「古い映画を観てる」という心象なくストレスフリーで鑑賞できる。公開順に観ていくことで映画技術の躍進を短時間に実感できる新しい体験…
リーアムニーソンとユアンマク
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スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

4.0

いまさらスターウォーズ履修3作目

1・2作目は義務感で観ていた感が正直強かったが、本作は文句なしに面白かった!
ルークVSダースベイダー、レイア姫とハンソロ、ランドたちの攻撃部隊といった3つの戦場が
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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

3.0

いまさらスターウォーズ履修2作目

作品そのものというより、観進めることによって世の中のスターウォーズネタがわかるようになっていく体験が楽しめている。
ヨーダってこんな師匠的立ち位置だったんだ、とかダ
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.5

1作目は超えないだろうとあまり期待していなかったがとても面白かった。容易に期待を超えたし続編の5までがとても楽しみになった。
①圧倒的な世界観
製作陣の徹底的な世界観作りのおかげで、パンドラの自然や慣
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アバター(2009年製作の映画)

4.5

ウェイオブウォーターに伴い、おさらいするために再鑑賞。
公開時は中学生だったため、映像技術には感動しながらも、ナヴィたちが妙に気持ち悪くてストーリーなどは記憶に残ってなかったのだが…今みると、面白すぎ
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スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

3.0

ついに履修開始。
当時、この映像技術とストーリー性、キャラクターの魅力それぞれがいかに本作が画期的で世界を魅了したかに思いを馳せながら鑑賞。
まだ特別な感想は無いが、これからスターウォーズの世界を知っ
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.0

物語に制限のある状態で作り上げられた最高傑作。
受け継がれていくブラックパンサーの意思と、王としての哲学同士がぶつかり合いが2大見どころ。
ストーリーはなかなか重厚で、アクションも見応えあり総合点が高
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.8

全体的におしゃれでシニカルで、鑑賞後に暖かくなるような作品。こういう戦争映画は大好物です。

少年ジョジョ、母親スカヨハ、ユダヤ人エルサみんな可愛すぎる。スカヨハのレトロな服装真似したい。
幼少ゆえに
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X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

2.0

いろいろと雑で残念な仕上がり。
自分は望まれていない存在なのか?自分は間違っているのか?という葛藤(プロフェッサーとジーン)から解放されて、自分は自分だ!と信じて進む過程はよく描かれているが、そのほか
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