ヴレアさんの映画レビュー・感想・評価 - 76ページ目

マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

2.1

う~ん、雰囲気としてはいいんだけどねぇ。
主人公が本好きで、書店を開きたいという意気込みは感じたんだけど、どうもそこまでというか、あんまりこだわりとか感じられないし、売り上げを上げるための努力とか早々
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

納屋じゃなきゃ駄目なんだ。納屋じゃなきゃ…。

年末にNHKで先行放送された「バーニング」を観て、あまりの不完全さと消化不良っぷりに、早く完全版(劇場版)を観たいと思っていたのだが、やっと観ることが出
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欲望の翼(1990年製作の映画)

5.0

私の1番好きな映画と言ってもいい「欲望の翼」がデジタルリマスターで蘇り、遂に念願の劇場で鑑賞するという事が叶い感無量であった。
今は亡きレスリー・チャンをスクリーンで観る機会なんてこれが最後かもわから
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君は月夜に光り輝く(2019年製作の映画)

2.8

「世界の中心で愛を叫ぶ」辺りから連綿と受け継がれてきた難病少女とその子に恋する男子というシチュエーション。
“セカチュー“や“キミスイ“など、タイトルが略される事が多いが今作もまた御多分に漏れず“キミ
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バンブルビー(2018年製作の映画)

3.8

「トランスフォーマー」シリーズにそんなに詳しくなくても楽しめる。少女と異星人(人ではない)との交流を軸にとても心温まる物語が展開されていて、フォーマット自体は実にオーソドックスでありふれたモノだけど、>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.4

近くのイオンシネマで上映されていたので鑑賞。
テーマは重いが、特別なものではなくどこにでもある普遍的な家族の光景である。
劇場で観るとほんと生活音や環境音がリアルで、凄い没入感だった。

それにしても
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

差別に対する厳しい現実と息苦しくなるような緊迫感溢れる展開で、思ったよりもかなり重い内容だった。
だが、一方でこの黒人の主人公の妙に浮いた感じの軽妙さと、アダムドライバー演じる警官とのコンビが面白く、
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劇場版 幼女戦記(2019年製作の映画)

3.9

タイトルだけ見て、なんだオタク向けロリアニメか…と思ったそこのあなた!このタイトルからは想像できないが、これはガチの戦争アニメである。萌え要素は一切なし。しかも幼女が悪魔。悪魔なのに主人公。さらに神が>>続きを読む

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.0

「アベンジャーズ」シリーズを全く観たことのない私ですが、とてもシンプルなストーリー故問題なく楽しめた。
ただ、主人公の強さが圧倒的過ぎて敵が弱く感じられたので、カタルシスはあまり無かったかな。ただポカ
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あした世界が終わるとしても(2019年製作の映画)

1.3

全く予備知識無く、あいみょんが主題歌だからという軽い気持ちで観に行ったらとんでもない映画に遭遇!これは宗教映画か?と疑わんばかりのぶっ飛び加減!

日本VS日本

何を言ってるのか理解できねぇと思うが
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運び屋(2018年製作の映画)

3.8

基本的には爺さんの説教めいた失敗談を延々と聞かされるようなそんな映画だったが、不思議と退屈しない。

とにかく構成がシンプルで分かりやすい上にしっかりとサスペンス要素が盛り込まれているからだろう。とに
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.6

ピーター・パーカーが活躍するお馴染みの実写映画しか観たことなかった為、スパイダーマンと言っても色んな種類が居たことに驚いた。

気になったのでパンフを購入した所、アメコミの世界ではマルチバース=異なる
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.8

価値観や身分の違う二人が旅をする内に打ち解け、いつしか友情を育んで行くという王道なる展開。
おまけに白人と黒人によるコンビというのだからいかにもアカデミー向けだなと思っていたら実話だったのね。
世界的
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きみへの距離、1万キロ(2017年製作の映画)

2.8

ひと昔前なら完全にSFみたいな話だが、これが成立してしまう現代って凄いなぁと。10万キロも離れた相手に、ロボットを操ってリアルタイムで交信し、さらに手助けをするというのだから。
内容は結構ラブストーリ
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

1.9

どんな事情があるにせよ嘘は許せないし、騙されていたのに簡単に許してしまうヒロインにも全然共感できない。もう少し怒ろうよ。まあ、でもタイトルに偽りはない。

へっぽこ探偵吉田鋼太郎と共に謎を解き明かして
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パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

4.5

フランスパンで人を殴るなんて!しかもあんなに怪我するってことある?いくら硬いとは言え…。と、いきなり驚かされる展開で始まったこの作品。
こういうノリの映画なのかなと思ったが、しかし、そのあとは至極真面
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少女邂逅(2017年製作の映画)

3.7

いじめを受けた事で喋れなくなり、心を狭い所に追いやって生きる少女。狭い箱の中に蚕の幼虫を飼う事が彼女の唯一の楽しみとも言えるものだった。しかし、その友達さえもいじめっ子に奪われてしまう。
絶望しかない
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(1984年製作の映画)

4.7

「午前10時の映画祭」で鑑賞。
今回上映されたのは261分もあるもので観るのは初だった。(最初に説明で、失われたフィルムを修復し、よりレオーネ監督が思い描いていた完全版になっているとの事だった)よって
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.3

女王の寵愛を一心に受けたいが為に火花を散らすレイチェル・ワイズとエマ・ストーンの対決が見所である。両者共に譲らない物凄い緊迫感だった。
また一方で、精神的に不安定な女王を演じるのがオリヴィア・コールマ
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バハールの涙(2018年製作の映画)

3.5

一夜にして7000人の女性がテロ組織に拉致され、強姦されたり奴隷市場に売られるという壮絶な現実。

クルド人女性部隊のリーダー、バハールは自身もテロ組織ISに拉致された過去を持ち、夫は殺害され、息子も
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サムライマラソン(2019年製作の映画)

1.6

登場人物の掘り下げが甘過ぎる上に結局その顛末が描かれなかったりして投げ気味なので全然感情移入できないし、雑。
おまけに佐藤健演じる主人公がまあ目立た無いこと。まあ、隠密ですからね…。
竹中直人もギャグ
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.2

関東住みではないので、埼玉県と千葉県の争いが有る事や東京へ行くのに通行手形が必要だという事を知ってびっくり!まあ、そこはフィクションだから誇張してるんだろうけども(当たり前)
とにかく、全編を通して埼
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.8

とにかく映像のスペクタクルさが凄くて、全く飽きずに楽しめた。
劇中、ボールを奪い合う“モーターボール“とか言うオリジナルのスポーツが出てくるのだが、このシーンでの4DX演出は特に素晴らしく、もはや完全
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ちえりとチェリー(2015年製作の映画)

4.0

日本ではクレイアニメは滅多に造られないが、この物語はクレイアニメだからこそ活きる物語だと思うし題材としてはぴったりだと思う。

もし、子供の頃に大事にしていた人形やぬいぐるみに心が宿っていたとしたら?
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チェブラーシカ 動物園へ行く(2015年製作の映画)

3.0

久しぶりのチェブラーシカ新作。わずか18分の短編なのに、体感時間は結構長く感じられた。

ワニのゲーナが風邪をひいた為、チェブラーシカが代わりに動物園でワニを演じるという展開が面白い。
そこへシャバク
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アクアマン(2018年製作の映画)

4.0

これはヤバい。
海中でのアクションは確かに今まで観たことないもので、サメに乗って戦ったり巨大なカニが出てきたりと全く予想のつかないバトルがとにかく楽しい。
また、海中だけではなく、地上の様々な場所が舞
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.3

ロシアとの宇宙開発競争の焦りから決して万全ではない状態で月面着陸に挑んだんだという事が詳しく描かれており、様々な打ち上げ失敗などの事故による犠牲の数々がありながら、それでも突き進んで行く感じがヤバいし>>続きを読む

劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

3.0

シリーズ初見ですがそこそこ楽しめました。

“もっこり“などのギャグやファッション、使ってる拳銃などは古臭いのに、スマホやドローンが出てくるという最先端な所もあって時代設定は一体いつなんだよ?という謎
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.6

「午前10時の映画祭」にて初劇場鑑賞。

やはり学生時代に見てハマった口で、当時はとにかく格好良い映画だという印象しかないが、大人になってから見るとやたら笑えて実はコメディだったのね?と感じた。
特に
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真っ赤な星(2017年製作の映画)

3.3

陽が弥生ちゃんをどんどん好きになっていく過程が丁寧に描かれていて引き込まれた。二人の関係が永遠に続けばいいのになと思ってしまう。現実には無理っぽいけど。

不満点としては弥生ちゃんの行動パターンが読め
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ジュリアン(2017年製作の映画)

3.0

父親によるDVの実態!
その恐怖が子供の視点を通して描かれている為、かなりリアルに伝わってきた。
これは怖い!
しかし、海外だとすぐ銃とか持ち出すから恐怖レベルが桁違いっす。

雪の華(2018年製作の映画)

3.4

設定からして泣かせる気満々なのだが、決して大袈裟な泣かせようという演出は無く、日々の些細な出来事を淡々と積み重ねている点がとても好印象だった。
まさに『雪の華』という曲からイメージするようなぴったりの
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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

2.0

近くの映画館では全て吹替版のみの上映。
まあいいかと思い観に行ったのだがここまで思い切りミュージカルだとは思わなんだ。これは日本語だとかなり違和感が…。
なんか大袈裟というかダサいというか、この世界観
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そらのレストラン(2019年製作の映画)

2.9

大泉洋主演の『しあわせのパン』から続く北海道シリーズ3作目。
物語としては、主人公のチーズ作りが主要な目的で、自分の納得の行くチーズが作れるまでを追ったゆったーりとしたドラマとなっている。
彼が憧れを
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十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

2.2

たぶん役者的に中高生をターゲットにしていると思われるので、これくらいの物語が丁度良いのであろうとは思うが、私的にもう一声驚きや絶望的なショッキングさが欲しかったという単なるホラー脳であるので、やや満足>>続きを読む

がっこうぐらし!(2018年製作の映画)

1.2

もうとにかく退屈極まりないゾンビ映画だった。
大体、ゾンビものがこれだけ溢れかえっている現代において、よくこんなにユルいゾンビ映画作れたもんだなと感心してしまった。

勿論、原作はそういった日常系なユ
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