ジーハさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ジーハ

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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

3.7

評判がすごくいいので、けっこうハードルを上げて鑑賞。…はい。難なくクリア!!(笑)
これめちゃくちゃ面白かったです。
140分あるんですけど、あっという間。

現世と冥界を行ったり来たりするストーリー
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あなた、そこにいてくれますか(2016年製作の映画)

3.4

キム・ユンソクは目が良いんですよね。
演じる役によって、目が全く違う人になる。
韓国には変幻自在のカメレオンタイプの俳優さんは豊富だと思うけど、彼が役によってその目の輝きや表情で演じ分ける力にはいつも
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ブルー・マインド(2017年製作の映画)

3.4

初潮とともに、思春期の少女に訪れた奇妙な変化。パニックした心の納めどころを探るかのように、悪い仲間相手にバカな振るまいで自分を傷つけるミア。でもそんな彼女に同情や共感などはわかず、むしろ苛立ち、そして>>続きを読む

黒い箱のアリス(2017年製作の映画)

3.3

謎が謎を呼ぶ前半。

◎右手が義手の少女アリスとその父親。
◎アリスは白い犬を「ママ」と慕っている。
※犬は翻訳機のようなものを首から下げていて人とのコミュニケーションが可能。
◎森の中のスタイリッシ
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ビザンチウム(2012年製作の映画)

3.4

同種族であるはずのヴァンパイアに追われる娼婦の母親と共に200年間生き続ける少女。

ここでは従来の吸血鬼ように血を吸うだけでは仲間は増えない。血を吸ってしまえば確実に人間の命を奪うだけ。そしてヴァン
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リトル・フォレスト 春夏秋冬(2018年製作の映画)

3.6

とても優しい作品でした。
何かを否定することも無く、かといって過度に応援することもなくて。それに時々ちゃんと笑える(笑)

都会で挫折し逃げ帰った田舎で、半ば仕方なく自給自足の生活を始める。自然や昔の
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17歳のエンディングノート(2012年製作の映画)

3.6

白血病で余命を宣告され、人生のタイムリミットを感じながら生活を送る17歳の少女テッサ。

娘の身体を気遣い心配ばかりする父親に、彼女は常に反抗的。その理由…まわりに特別扱いされるほど自身の命のタイムリ
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.3

童話では、人間になることで人魚姫の美しい声が失われ、人魚伝説では、夜行中の船が人魚の妖しげな歌声に誘われ、遭難する。

ここでのストーリーは、ボップ?ロック?パンク?の80's風な、まさかのミュージカ
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.5

1977年公開作品。
そして今、現在2019年。令和元年。
満を持して、名作と言われる作品を初鑑賞。

字幕を読むってこんなに忙しかったっけ…?!
ウッディ・アレンの弾丸トークと彼のウィットに跳んだテ
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Virginia/ヴァージニア(2011年製作の映画)

3.3

ジャンルはホラーとなってるけど、夢と現実を表現するモノクロとカラーの色彩がとても効果的で雰囲気があり美しい。

展開は夢まかせなので、最終的な解釈はあなた次第。伏線回収ができてるような、できてないよう
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芳華-Youth-(2017年製作の映画)

3.7

あえて前情報を入れず鑑賞。一番の鑑賞理由は、あの艶やかな宣伝ポスターの美しさに惹かれて…。

こんな純度が高い作品は、今の邦画で観るのは難しいんじゃないかと思う。

愛と生と死。青春の儚さや美しさだけ
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アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

3.7

子供の夢は、できれば全力で後押ししてあげたい。親ならきっとそう思うはず。でも、レイの夢はちょっと手強い。

男の子になりたい女の子、レイ。
未婚でレイを生んだ母親、マギー。
マギーの母親でレズビアンの
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エターナル(2016年製作の映画)

3.5

え、そっち…?

前情報一切なしで観始め、家族とのすれ違いがテーマのストーリーだと思ってたので、正直ちょっとこの"普通じゃない"展開にはびっくり。

韓国の学歴優先主義による格差社会。それに完全に飲み
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ダンボ(2019年製作の映画)

3.7

冒頭〜スマイルフェイスの蒸気機関車が登場した時点でもう、、ワクワクが止まりませんでした。今回はバートン監督のダークサイドではなく、ライトサイドのほうの作品★

「頑張れダンボ!きみならできる!!!」
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.7

さすがスパイク・リー。

カッコいいタイトルグラフィックから始まり、冒頭からテンションが上がった。テンポのある台詞、映像、シニカルな笑いもふんだんに散りばめられ、エンターテイメント性も高い。

…なの
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Be With You 〜いま、会いにゆきます(2018年製作の映画)

3.5

もし自分の人生を選択できるとしたら…
死んだはずの母親が、なぜまたこの世界に姿を現したのか…。

日本版と同じく、やはりこの謎が解けていくラストの展開が良いですね。原作本のクオリティの高さを改めて再認
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.3

ケガでトップアスリートになる夢に挫折した無愛想な女子高生(小松菜奈)が、バイト先のくたびれたおっさん店長(大泉洋)に恋をする。実は店長も小説家の夢を諦めつつあって…。。

二人が素の雰囲気になれた図書
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

3.8

たった96分のお話の中に、シンプルだけど、どれだけ大切なことが詰め込まれていたことか。めちゃくちゃ愛に溢れた素敵な作品でした。

親にいっぱい愛をもらって育った子供は、ちゃんと人を愛せるし、人にもちゃ
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アワ・ボディ(2018年製作の映画)

3.5

2019年大阪アジアン映画祭にて。

31歳にして、公務員試験に何度も失敗していたチャヨン(チェ・ヒソ)。ついにはその試験さえも突然放棄してしまう。ある夜、1人の女性ランナーと出会い、彼女の鍛えられた
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バクマン。(2015年製作の映画)

3.5

映像の躍動感が想像してたよりも全然スゴくて楽しめました!こういうテイストは、日本が世界に誇れるクリエイティブな部分。

映画は作り手のセンスで決まる。
改めてそう感じた作品★

ロブスター(2015年製作の映画)

3.6

整備された社会=ルーティン化した人の一生。様々なことがマニュアル化してしまった近未来。
今回もヨルゴス・ランティモスの世界を堪能させていただきました。

人が憧れる幸福とか理想とかいうものほど型にはま
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金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

3.6

金子文子を演じたチェ・ヒソ。
朴烈を演じたイ・ジェフン。
彼らの怒りや哀しみ、喜びや愛、それを全身全霊で表現する二人のエネルギーに圧倒された。最後まで完璧な日本語で、金子文子を演じたチェ・ヒソが素晴ら
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.8

どうしましょう。。大好きです!!
二時間なんてあっという間!

レディ・サラ(レイチェル・ワイズ)とアルゲイル(エマ・ストーン)の『THE・ドSキャラ』対決が最高。

オリヴィア・コールマンが凄すぎる
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誰がための日々(2016年製作の映画)

3.6

会社も辞め、懸命に親の介護に励んでも全くそれが報われず、おまけに地位やお金が消えてしまうと途端に、そっぽを向く身勝手な社会。残念だけど、でもそれはリアルな世界で、人はそんな社会に生かされ、生活している>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.5

作品のテーマとして、60年代アメリカの人種差別がバックグラウンドではあるけれど、二人が旅を通して友情を育み、互いに欠落していたものをカバーしながら成長し合う素敵なお話です。

変なプライドは捨てた方が
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ポエトリー アグネスの詩(うた)(2010年製作の映画)

3.7

同監督作「シークレット・サンシャイン」を観たとき、同じような気持ちになったことを思い出した。

…引きずります。
話にどんどん引き込まれ、進むにつれ登場人物たちの心情がジワジワとリアルに伝わってくる。
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22年目の記憶(2014年製作の映画)

3.4

タイトルや宣伝ポスターから、南北朝鮮統一を題材にした、けっこうハードな内容かと思いきや、売れない役者が南北首脳会談のリハーサルのため、金日成の代役というチャンスを掴み、その会談が幻に終わった後も、22>>続きを読む

ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.6

主役のアームストロング船長(ライアン・ゴズリング)をはじめ、アメリカ初の月面着陸に人生をかけて挑んだ人たちの実話ベースのお話。

でも、デイミアン・チャゼル監督が描きたかったのは、そんな浮かれた成功物
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セッション(2014年製作の映画)

4.0


それは誰にでもできることじゃなく、
できないならいっそのこと死んでしまえ!
と言われんばかりの目にあわされる、
それくらいの事をやってのけた者だけが
手に入れられる…


もし、アンドリューが
パワ
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僕と世界の方程式(2014年製作の映画)

3.7

母国では、人とは違う自分の存在にいつも違和感のあったネイサン(エイサ・バターフィールド)が、数学オリンピックの合宿地台湾で、自由を楽しみ、未知の文化に触れて感じる、カラフルでキラキラ輝く世界がとても美>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.5

シングルマザーだけど、設計士として仕事を持ち、自立した生活を送るドロシア。その息子ジェイミーは、思春期真っ只中で、日々モヤモヤを常に抱える15歳。

一見、普通の女性より視野が広く、若者と同じ目線に立
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少女は自転車にのって(2012年製作の映画)

3.6

女性監督だからこそ撮れた、色々な思いがつまった作品だと思う。

おてんばで好奇心旺盛な少女ワジダ。ちょっと反抗期。悪知恵もしっかり働く!(笑)利発で、かなり強気の10歳の女の子。でもおそらく、この国(
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ゴールデンスランバー(2017年製作の映画)

3.5

堺雅人主演の日本版が、すごく面白かった印象がある作品。でも観たのもけっこう前で、細かい所はかなり忘れてしまっていたんだけど…おそらく日本版の、罪を捏造された男が国家権力からひたすら逃げる!、という点以>>続きを読む

パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.6

エイリアンの女の子と地球人の男の子との、たった48時間の恋の物語。

48時間で何ができるか??
はい!思いきり青春を謳歌するんです。
そして大恋愛しちゃうんです。

この作品では、ある種二人の共通言
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.6

これ、、、絶対劇場の大スクリーンで観るやつ!!
…公開当時は自分のアンテナに引っかかってなかった。

はぁ…、しくじった。と、今頃後悔。。

アクションはさることながら、街の騒音、会話、銃声まで、鳴っ
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それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)

3.4

◎40歳オーバー。今もバイトで生計を立てる落ちぶれた元ボクサーの兄。
◎その息子(兄)を捨てた母親。
◎その母親の愛情を一身に受け、自閉症ながら天才的なピアノの才能をもつ弟。
◎不慮の事故で片足を失っ
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