ジーハさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ジーハ

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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

アリ・アスター作品2本目。
絶賛上映中の「ミッドサマー」流れの勢いで鑑賞。この脚本もしかり、彼自ら手掛けてるんですね。
なるほど。確かに同じテイストあり(笑)

全編不快感が続く心地の悪さ。
喪失と再
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.8

新型ウィルス騒動のさなか、、
劇場は7〜8割埋まってました。

で、これ…昼間に、しかも小劇場じゃなく大劇場で普通に上映してほんとOKなやつ?

わぁ…エライもん観てもた。。


全編不快感が続く心地
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.6

劇場で予告編を観たときはもっと笑い多めの作品なのかと思いきや?!
あら?本気のミステリー 。。。

そして今さらなんですが、、
私は劇場ではミステリーをほとんど観てないってことに気がついた(笑)〜だか
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37セカンズ(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

公開前からとても評判が高い作品で、とてもデリケートなテーマを扱ったものとあって内容の予想もつきにくい。。
だからこそ真っ白な気持ちで鑑賞したくて、作品の前情報を入れないようにしていました。


障害者
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奇跡の2000マイル(2013年製作の映画)

3.6

オーストラリアの砂漠をラクダ4頭と愛犬一匹とで2700キロを1人で横断したロビン・デヴィッドソンという女性の実話。

これは絶対映画館で見るべき作品だった。
大画面ならこの自然が放つ色、空気感をもっと
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無垢なる証人(2019年製作の映画)

3.7

法廷サスペンスとしても、人間ドラマとしてもとっても見応えのある作品でした。


ストーリーと登場人物に少し触れます。

ある日、資産家の老人が亡くなる。
彼の家の前に住む少女ジウ(キム・ヒャンギ)
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もしも君に恋したら。(2013年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

おいおい!
やっぱり結局ハッピーエンドかい!!!?(笑)

友達から始まった2人(ダニエル・ラドクリフ&ゾーイ・カザン)が結ばれるまでの茶番を102分間観とどける、という作品ではありますが、シャトリー
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

3.8

とっても優しくて素敵な作品でした。

運命的な出会い。
この二人は何度生まれ変わっても
お互いを選び結ばれるんじゃないかな。
不器用な二人が少しずつお互いを認め合い、
距離を縮めて行く時間が愛しすぎま
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テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

3.6

17年越しのクランクイン。
そして今回は3週間で撮り終えたってほんと?
若干の不安を抱えつつ…
映画の日に仕事帰りの駆け込み鑑賞。



とにかく(笑)
てんやわんやのやりたい放題でした。

↑↑↑え
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バンブルビー(2018年製作の映画)

3.4

めちゃくちゃ久しぶりのトランスフォーマーシリーズでした。

劇場で予告編を観て以来、
ずっと気になっており、昨年比WOWOWでやってくれたので、ゆるりと録画鑑賞。

トランスフォーマーは劇場で過去2本
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.9

スター・ウォーズ最終章。
遅らばせながらやっと観て参りました。

世界中のスター・ウォーズ・フリークを納得させるのは難しいかもしれませんが、
私個人、いち映画ファンとして、この最終章はとても満足できる
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

男と女は違う生き物で、理解しあえること自体難しいという定説(1)。
同じことでも視点、思考、痛点、怒り…見るところ感じるものが違う。恋愛中はそれが新鮮で面白く好奇心を掻き立てられ、それが終わる時、そこ
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後宮の秘密(2012年製作の映画)

3.1

パラサイト流れで…(笑)
チョ・ヨジョン主演だったので
Netflixで鑑賞。

韓国(日本もですが)の史劇ものでいつも驚くのが、王様の夜のお務めのHOW TO…。寝床の周りを全て家臣に囲まれ始めなけ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

ポン・ジュノ監督の最新作。
すごく楽しみにしてました。
だから期待度のハードルは下げたくてもそれはまず無理な話で、ワクワク躍る気持ちで劇場へ。

結果は予想以上でした。
でもそれは想定内と言えば想定内
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.1

まだ今年が始まったばかりだというのに…
ハイ!出ました今年の1番!
な、勢いの作品に出会ってしまった。

主役のジョジョ登場のオープニングで、
もう速攻心を掴まれてしまいました。
タイトルグラフィック
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オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.7

実はずいぶん前、
この作品を観たいがためにNetflixに加入。
にも関わらず加入をしたらで、いつでも観れるわ、、と後回しになってしまってました。

そしてついに「パラサイト」鑑賞前!
勝手に(祝!!
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.7

2020年、初劇場鑑賞作品。

令和初のお正月。アジア映画が好きな友人と会う事とも重なり、笑いでスタートさせたくて、アジアン・メイドなこの作品をチョイス。
笑う気満々で劇場に足を運びました。

ストー
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.4

心理的に複雑な感情が絡み合う作品でした。

序盤、主人公ジョーの記憶が過去と現在で入り交じる不安感を増長させる展開にモヤモヤするも、中盤以降彼の任務である少女を救出してからラストまで、予想をはるかに裏
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あの人に逢えるまで(2014年製作の映画)

3.6

2020年初の鑑賞作品。

たった28分のショートムービー。
切なくて儚い純粋な愛情物語だった。

穏やかなピアノの音色。
やわらかな光。
毎日市場に行き、花をかざり
温かな手料理を作る。
質素だけど
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

想いが繋がることのない負のスパイラル。
たまらなく切ないラスト。

父親が家族を守りたいという気持ちが強いほど、
その家族が父親を想う気持ちが強いほど、
互いの距離は遠ざかっていく。

結果、その想い
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500ページの夢の束(2017年製作の映画)

3.5

GO!!GO!!ウェンディ!!
ずっと応援しっぱなしの93分。

人と接するのが苦手でちょっと冴えない自閉症の女の子ウェンディ。

自分の街でさえ横断歩道も一人で渡れない、人とまともに会話できなかった
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

SFアクションというジャンル作品としては
ラストまでしっかり楽しめました!
でも映像で言えばもうハリウッドではこれがスタンダードレベルだし、現在と未来をワープする設定はもう今は特別なものではない。
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ドクグ スタンド・バイ・ミー(2017年製作の映画)

3.4

2019年大阪韓国映画祭にて。
今年はベテラン俳優のイ・スンジェ作品を特集しており、日本未公開の「トック」を鑑賞。
映画からドラマまで幅広く活躍されてますが、主演作品を観たのは初めてかも。

田舎の小
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希望のかなた(2017年製作の映画)

3.3

アキ・カウリスマキ作品は2作目。
けっこう前に「ル・アーヴルの靴みがき」
を観たときにも似た感覚に陥ったと思うんですが、

どこか懐かしさのある雰囲気。
何か起こりそうで、
でもすごい大事件は起こらな
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NO SMOKING(2019年製作の映画)

3.6

素敵だなぁ、ほんと素敵。
そして観てる間ずっと幸せだった。
いくつになってもお茶目で、
自由でなんだかユルくて…変なダンスも健在!
白髪になっただけで、昔と全然変わらない。

知ってましたか!?みなさ
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インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

3.5

今年2019年。
日本で開催されたラグビー・ワールトワカップでの南アフリカの優勝。日本は負けちゃったけど、やはり彼らは強かった!
劇中で描かれるこの国が持つ黒歴史を思うと、現チームのキャプテンは初の黒
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.4

後味がとっても良い作品★
悪人がほぼ出てこない!!
みんなみんなイイ人(笑)

カール(ジョン・ファブロー)が店を追われ職無になって、人生のどん底に落ちたという設定だったけど、彼の友人や家族の強力なサ
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.6

イエスタデイ<昨日>”まで、地球上の誰もがザ・ビートルズを知っていた。
しかし今日、彼らの名曲を覚えているのは世界で一人、ジャックだけ・・・

これだけでワクワクが止まらない。

自分で素直にちゃん
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毒戦 BELIEVER(2017年製作の映画)

3.5

香港版のオリジナルのほうは未鑑賞。
でも最近、韓国でリニューアルされるている作品はオリジナル版を大きくアレンジしたものが多く、本作品が醸し出す独特なこの雰囲気…オリジナルとはまた違った作品に仕上がって
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.7

「ジョーカー」を観た余韻がなかなか抜けず、オマージュされているという本作をやっとレンタルでき、早速鑑賞。

なるほど!さすがに面白かった!

ルパート・パンプキン…自称コメディアン。
彼のあの半端な
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最高の人生の見つけ方(2019年製作の映画)

3.4

母親が吉永小百合が大好きで、観たそうにしていたので同行がてら私も鑑賞してきました。
今月は劇場で観たい作品が渋滞してることもあり、1人だったらチョイスから漏れちゃう作品だっただろうなぁ、て思いつつ…。
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ジュリアン(2017年製作の映画)

3.4

前情報なしに鑑賞。
ポスターの哀しげな少年の表情から勝手に想像するに、家族愛とかそっちの心情深く訴える作品なのかと…

なんとスリラーものじゃないですか!?
だから逆に予想外で(笑)ドキドキに楽しめま
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ザ・キング(2017年製作の映画)

3.5

この作品、
前半と後半ではテイストがまったく違う!
極端に言ってしまうと、前半はとってもコミカル。後半はハードなクライムサスペンス。別物です(笑)これに違和感を持つか持たないかで観る人によって作品の評
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.5

「グッバイ・ゴダール!」を観賞後、偏屈なゴダールに今更興味が沸き、何十年ぶりかに本作の再鑑賞を試みましが、記憶は恐ろしいほど薄く…結局ほぼ初鑑賞状態。。

ジャン=ポール・ベルモントが記憶してたイメー
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グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)

3.2

劇場での予告を観て以来ずっと気になっていた作品。純粋に雰囲気に惹かれて鑑賞。

予想どうり、赤・青・黄〜センスよく配色された部屋、小物、インテリア。手足が長いスレンダーな体にお洒落なミニスカワンピを着
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.2

気持ちが憎悪感でマックスになる瞬間…。
そして、次にやってくるアーサーへの同情…
いや、彼の何かに共感してしまいそうになっている自分がいる。

そんな自分を否定したくて、なんとか「モラル感」を維持しよ
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