すぽんてぃにあすさんの映画レビュー・感想・評価 - 38ページ目

すぽんてぃにあす

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プールサイド・デイズ(2013年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

季節外れではありますが、とんでもない良作と出逢えました。

物語が動き出すまで、根暗なダンカンが周囲に馴染めない様子が痛々しくもリアル。
両親の離婚、母親の彼氏、想像もできないが、複雑な環境の中で置い
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イコライザー(2014年製作の映画)

4.3

デンゼル・ワシントン主演。
19秒で世の不正を完全抹消するそうです。

アクション映画の中でも、「96時間」等と同じような、最強おっさん系。
劣勢を感じさせない無双ぶりの強さが嫌いでなければ、きっと楽
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キット・キトリッジ アメリカン・ガール・ミステリー(2008年製作の映画)

4.1

新聞記者を夢見る少女とその母親が住む家で起きたとある事件。
真犯人探しに奔走する少女の活躍を、彼女の家に住む下宿人たちとの心温まる交流とともに描いた作品。
ジュリア・ロバーツ製作総指揮のファミリードラ
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大日本人(2007年製作の映画)

3.0

松本人志監督による記念すべき第一作目となった作品。

まさに紙一重。
これを面白いと感じるか否か。
ドキュメンタリータッチで描かれるコメディ、ボケ自体は分かりやすいものが多かったが、どのくらい機能して
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31年目の夫婦げんか(2012年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

結婚生活31年目を迎えたソームズ夫妻。
妻のケイは2人で共に過ごす時間が無くなっていく現状を嘆いていたが、夫のアーノルドは無関心。
ある日、ケイは夫に無断でカップル向け集中カウンセリングに申し込むので
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マンハッタン殺人ミステリー(1993年製作の映画)

3.8

監督兼主演ウディ・アレンによる、コメディタッチのミステリー映画。

見たことないはずなのに、何故か度重なる既視感が…。
邦画の「おいしい殺し方」の中に登場するくだりと全く同じやりとりが!
伝統的な素人
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Little DJ 小さな恋の物語(2007年製作の映画)

4.0

鬼塚忠原作の同名の実話ベースベストセラー小説を映画化した、ノスタルジックな感動作。
1970年代を彩った数々の名曲に乗せ、病院でラジオのDJを務める少年と彼を取り巻く人々との温かい交流を描く。

少年
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Fame フェーム(2009年製作の映画)

3.8

音楽専門学校を舞台に、スターを夢見る若者たちの軌跡を描く青春映画。

歌や音楽やダンスに、確かな才能を持ち合わせた将来を夢見る学生達。
様々な葛藤、恋に友情と、それぞれのエピソードを交差させながら繰り
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MONSTERZ モンスターズ(2014年製作の映画)

2.7

藤原×山田コンビだからって何が何でも面白いわけではないと、個人的に学んだ作品。

設定が全然活かされていない。
やり方次第では面白くなりそうな可能性を感じるだけに、本当に惜しい。
邦画にアクションは向
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25年目の弦楽四重奏(2012年製作の映画)

3.5

人生にリハーサルはない。

結成25年目を迎えた、世界的に有名な弦楽四重奏団「フーガ」。
演奏会を前に、リーダー格で最年長のピーターがパーキンソン病のために今季限りで引退することを宣言する。
他の3人
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.1

公開当時のキャッチコピーは「ダメに生きる」
平凡な日常や生き様を蔑み、奇抜なサブカルを愛する少女の物語。

これでもかと思うほどの独特の雰囲気が堪らない。
イーニドとレベッカの年相応な会話もひたすら楽
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ソウ(2004年製作の映画)

4.3

ソリッド・シチュエーション・スリラーの代表作。

シリーズはファイナルまで観賞済み。
特にこの無印こそ、最も意味のある作品であると自負しております。
リアルタイムで進行する登場人物も多くなく、むしろ続
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ヘイフラワーとキルトシュー(2002年製作の映画)

3.8

二人の幼い姉妹を中心に、一風変わった家族や隣人達のふれ合いを描いたハートウォーミング・ストーリー。

色彩豊かなカラフルな世界観、ファッションやインテリアがとにかく可愛い。
ヘイフラワーとキルトシュー
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パピヨン(1973年製作の映画)

4.2

終身刑を言い渡され、脱獄を決意したパピヨンと呼ばれた男の執念の物語。
アンリ・シャリエールの伝記小説を2大スター共演によって実現された名作。

スティーヴ・マックィーンとダスティン・ホフマンの演技力に
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45歳からの恋の幕アケ!!(2013年製作の映画)

3.7

ジュリアン・ムーアが、他人のために奮闘する孤独な中年女性を演じたラブコメディ。

40代で独身、人と関わることが嫌いで孤独な女性リンダは、ペンシルバニア州にあるキングストンの高校で英文学を教える教師。
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キャビン・イン・ザ・ウッズ(2012年製作の映画)

2.6

ドラッグ中毒の親友を助けるために、森の中のキャビンに手錠を掛けて親友を監禁してしまう。
ふたりで5日間キャビンで過ごし、薬抜きをしようと決意するのだが…。

まずタイトルがややこしい。
「キャビン・イ
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ユー・キャン・カウント・オン・ミー(2000年製作の映画)

3.7

幼い頃に両親が事故死、生まれ故郷の小さな町で弟と別れて暮らす、銀行員の姉のサミー。
彼女はシングルマザーで、8歳の息子のルディと二人暮らし。
ある日音信不通だったサミーの弟テリーが、ひょっこり戻ってく
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嫌な女(2016年製作の映画)

2.8

黒木瞳の初監督作品。

演出のほとんどにクオリティの低さを感じる。
音楽の使い方には終始違和感。
狙いすぎたことが悉く枠の外へいってしまったか。
前半にゴタゴタを起こし、イライラを募らせ、後半に団結、
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ラストサマー(1997年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ジェニファー・ヒューイットの出世作にもなったスリラー映画。

主人公達に事の原因があるのだけど、犯人は関係の無い人にまで手をあげるとんでもない殺人鬼でした。
まあ無関係な人達もどことなく軽薄ではあった
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.1

ホロコーストを題材にしたサスペンス映画。この出来映えはまさにお手本とも言える。

認知症の老人を主体にした物語。
明らかに痕跡を残しながら進むストーリーは、「何か」かがあることを匂わせ、観客を作品に引
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.9

ありがちなラブストーリーかと思いきや…。

エミリア・クラーク演じるルーの垢抜けていない野暮ったさが、とても魅力的な女性として作品を常時彩っていたと思えます。
こんな女性が身近にいたらきっと楽しいでし
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人生スイッチ(2014年製作の映画)

3.2

ブラックユーモアの効きすぎたアンソロジー短編集。

テーマが暴力と復讐ということもあり、好き嫌いが分かれそうな作品。
アルゼンチンでは歴代1位の興収を記録するほどの大人気。
その背景には長年の経済の停
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

余命わずかな母と、その家族の物語。

涙もろい身としては、きっと監督の思惑以上の涙を流してしまったと自覚しています。
テーマの重々しさをはね除けて、ここまで前向きな作品にしてしまえるのは監督、そして役
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バンクーバーの朝日(2014年製作の映画)

2.8

戦前のカナダ・バンクーバーに実在した日系人野球チーム「バンクーバー朝日」を描いた作品。

題材が野球ということもあり、野球経験のある豪華キャストの揃えぶりに魅力は十分なのだが。
内容に魅了されることが
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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

3.9

旧三部作の第2章。
遅ればせながら観賞です。

ロマンス要素によって、登場人物の心情の描写が繊細になった。
前作で何か足りないなと思ったのがまさにこれ。
必ず必要なわけでもないけれど、あれば感情移入し
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悪の教典 序章(2012年製作の映画)

3.0

悪の教典を見ようとして間違えてレンタルした経緯があります。
なので順番的にはある意味よかったのかもしれません。

本編とは監督も違い、ドラマを見るような感覚。
事を起こす前のハスミンとして、ある意味本
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サラの鍵(2010年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ヴェロドローム・ディヴェール大量検挙事件に深く絡む内容となっています。
最近「黄色い星の子供たち」という映画を見てふと思い出した作品です。

この関連の映画は本当に切なくなります。
しかし真実だからこ
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メリンダとメリンダ(2004年製作の映画)

3.6

人生は悲劇か喜劇か?

ウディ・アレン監督によるラブコメディ。
ウィル・フェレル経由で興味を持ちました。
導入が良い。言ってしまえば終わりも良いのだけれど、こういう発想はやはり伊達ではない。
一度目の
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レーサー/光と影(2014年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

実話を基にして作られた作品。
実話だからこそ許される、なんとも形容しにくい内容でした。

内容は全く調べずに観賞。
冒頭から中盤まで、正直に言うと面白いとか面白くない以前の問題でした。
ただただ不快、
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風に立つライオン(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

主演を務めた大沢たかおが、この楽曲の原作小説制作を楽曲作者のさだまさしに依頼をしたことで、2013年に小説が出版され、映画化も企画段階から携わった。
また企画がなかなか進まなかったため、大沢たかおは自
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魔女の宅急便(2014年製作の映画)

3.0

アニメのリメイクではなく、原作を基とした実写化。
全編を通して原作者の角野栄子がナレーションを担当し、カメオ出演も果たした。

アニメの実写化ではあるなしに、やはりジブリのイメージが浸透しきった時代に
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ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

3.7

オープニングのフィンガースナップで一気に引き込まれましたね。

ミュージカル映画の代表作として高い評価を得た作品。
前半の何をするにも歌とダンスで表現する様は斬新。
特に男女入り乱れてダンスするシーン
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陽だまりハウスでマラソンを(2013年製作の映画)

4.1

かつてメルボルン・オリンピックのマラソン選手として、見事金メダルを獲得したパウル・アヴァホフ。
そんな彼もすっかり年を取り、妻とともに老人ホームに入居するところから物語がはじまります。

サブキャッチ
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龍三と七人の子分たち(2015年製作の映画)

3.3

北野武監督による17作目の映画。
キャッチコピーは「金無し、先無し、怖いもの無し! ジジイが最高!!」「俺たちに明日なんかいらない!!

「アウトレイジ」シリーズと比べるとある意味楽しく見れた。
役者
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LOOP/ループ -時に囚われた男-(2016年製作の映画)

3.0

タイトルの通り、ループものです。

ループ映画にも色々ありますが、成功するかしないかは設定がどれだけ機能しているかでしょうか。
この作品からは奇を衒う思いばかりが先走って、要所要所で待遇させない工夫を
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

盲目の元軍人の住む家に3人組の強盗が押し入る物語。

設定自体はありそうだけど、良い作品だったなぁと思ったのは、効果音で誤魔化さすして恐怖を演出しているところ。
設定が上手い具合に機能していて、人がス
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