サノきのこさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

4.0

オープン・ユア・アイズ

後半の展開がSF好き勢としては堪らないですね。
(リメイク元の作品は未鑑賞)

個人的にSFや夢と現実の境界線といったポイントが好みなので刺さりました。

強いて挙げるならで
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日本沈没(1973年製作の映画)

3.8

迫力ある作品ですね。

ミニチュアで様々な描写を表現しているのが、古き良き文化な感じで好きでした。特撮文化の日本ならではの作りですね。

日本が沈没する時が来たら、人々の行動は描かれていた通りなんでし
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

4.3

SF作品観たなーと観賞後の充実感があるので好きですね。物語もストレート過ぎず、捻りがあって好き。

諸行無常というか結局というか、みたいなところはありますけどね。

やや唐突な展開(未来に戻る時とか特
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ジョンQ 最後の決断(2002年製作の映画)

3.8

アメリカ社会の保険制度に対する皮肉めいた作品ということですかね。

誰が悪いということでもなく、、、という物語には考えさせられるものがありますし、デンゼル・ワシントンの熱量が素晴らしかったです。

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劇場版ラーゼフォン 多元変奏曲(2003年製作の映画)

3.8

テレビ版の総集編(全く同じはないですが)。

なので、つぎはぎ感は否めませんね。特に戦闘シーンは飛び飛びだったりするので、明らかにカットされた、と感じる作り。

でも2時間くらいで楽しめるまとまり方は
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異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

3.8

良い邦画。コメディ寄りの作品なのかと思ったら意外に…という観て驚き&楽しさがありました。

内田監督の作品はミッドナイトスワンと本作しか観ていませんが(ドラマなら他にもありますが)、共通しているのは居
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

3.8

虚無な男の物語
展開としては今観るとどうしても、トンデモ展開がいくつか目につきますけど、それでも、ラストの菅原文太と沢田研二のやり取りは胸熱。


オープニングでタイトルテロップと共に煽り音が入るのが
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.3

ドキュメンタリー要素が強めですかね。
イーストウッド監督の作品は高確率でハマるのですが、こちらはハマらず。

英雄的行動をとった3名は素晴らしいものの、感情の起伏的なもののつくりはなく、ドキュメンタリ
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.5

こじんまりとしたSF
ヒトのもつ言葉の概念を奪って行く侵略者

邦画のスケールだとこれくらいミニマムな方がまとまりやすくて、個人的には観やすいですね。

そういう意味でラスト付近の鉱山?でのやり取りは
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映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021(2021年製作の映画)

3.5

良いリメイク作品。
単純なリメイクかと思っていましたが、本作オリジナルの要素が多く、展開も若干違うのは良いサプライズでした。

ウィッチ(2015年製作の映画)

3.5

ホラーというか呪術ものという感じですかね。
アニャ目当てで観ましたが、断片的に出てくる場面、情報が想像を掻き立ててくれるので楽しめました。

まぁ捉え方がいくつもあるというよりは、どうとでも捉えられる
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仮面ライダーW(ダブル)RETURNS 仮面ライダーエターナル(2011年製作の映画)

3.5

映画の敵キャラを深掘りしてくれるというのは、本当にありがたい。
ただの敵役ではなく思想や財団とのやりとりなど良き。

まぁ、ただ悪い奴じゃないというのが強調されすぎているのと、変身が遅い&少ないのは仕
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

3.8

往年の名作。何度目か覚えていないですが、たまに観返すと新鮮な気持ちで楽しめます。

冒頭のカーチェイス、クラリス。銭形警部たち主要人物がそれぞれ活躍し、ラストの名場面。

最近、ラピュタを地上波で観た
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人生の特等席(2012年製作の映画)

3.8

やはりイーストウッド作品は沁みますね。
娘との確執。その原因となった秘密を抱える父。

自分の居場所は三頭席だというセリフからの流れが好きですね
なんやかんや言ってというお互いの関係性が妙にしっくり。
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ある用務員(2020年製作の映画)

3.5

ある用務員の物語。
アクションが軽やかに繰り広げられるので、そこは堪能。


ストーリーはほぼないというか、あるんですけど薄い感じでした。理由としては敵が使い捨てのようにポンポン出てきて、すぐ消化され
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ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

4.3

観終わったあとに、いい作品を観たと余韻に浸りました。
爽快な作品ではないですが、人間の黒い部分をまざまざと見せ付けられたかのよう。

ダイヤに翻弄されている人、国。
ブラッド・ダイヤモンド。紛争ダイヤ
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楽園追放 - Expelled from Paradise -(2014年製作の映画)

3.8

脚本・虚淵さん、監督・水島さんという布陣はやはり期待通りでした。

管理社会とそこからのはみ出し者を描く作品。コンパクトにまとまっていながら、世界観、ロボバトル、人間とは…というテーマ性、それぞれしっ
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ヒドゥン(1987年製作の映画)

3.8

古き良きSF。
最近は大作になればなるほど、この手のthe SFが少なくなった印象なので楽しめました。

異星人侵略者と人知れず戦う雰囲気良いです

王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987年製作の映画)

3.8

ラストのメッセージは胸にくるものがある。
ロケットや宇宙ものはやっぱり良いですな。

ストーリーは荒削りな印象で、同僚とのやり取りから、女性や戦争、ロケット開発問題と詰め込まれていますね。
ちゃんと回
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アンノウン(2011年製作の映画)

3.8

四日間の昏睡状態から目覚めると、見知らぬ男が自分を名乗り、妻すらも自分を他人と言い放つホラー展開。

前半の自分が何者なのか、という路線が好みでした。誰も信じられない、自分すら信じられない、そこで何者
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ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

3.5

情緒的なホラー作品。怖さに重きを置きすぎず、儚さとボーイミーツガール的な若さが印象的でした。

小規模な町の中で繰り広げられる話は、どこかこじんまりしていて、視野が狭い子どもの目線で見える世界を描いて
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コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)

4.0

ストップモーションならではの、可愛らしさが良い。それでいて基本ホラーなので、作り物独自の怖さも強調してくるんですよね。

ストップモーションは今のところ、本作かナイトメア・ビフォア・クリスマスがトップ
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エース・ベンチュラ(1994年製作の映画)

3.8

ジム・キャリー初主演作。彼の表情筋の豊かさはホント最高
コミカルさにおいて右に出る人はいないですね。

アメフトチームのペット?のイルカがいなくなり、ペット探偵のジム・キャリーがてんやわんやしながら探
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犬猿(2017年製作の映画)

4.0

兄弟と姉妹の対比が面白い。
どちらか片方の視点に偏りすぎず、兄と姉、弟と妹それぞれの描写が全てを描き切らなくとも想像できる余白が最後に帰結していく感じが良きです。

突出してどこが面白いというのは浮か
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.8

厨二病心くすぐる作品です。

神だ天使だ悪魔だとカルトちっくな題材の作品ではありますが、小難しすぎず、戦いに振り切ったところが好きですね

話しの展開も、自己犠牲を着地点に、荒々しすぎずスタイリッシュ
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.8

Adoの歌を盛大に堪能。
期待どおりな展開にキャラクターたち。ほどよいサプライズ(シャンクスの設定やルフィの)があったりで良きでした。

ウタ役の名塚さんは細い声のイメージでしたが、Adoに合わせてか
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ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

4.0

結構好みの作品ですね。

現実から逃げるように楽園を求めたディカプリオ。彼が体験するビーチの魔力。
サークルのような営みが簡単で楽しいけれど、100%の居場所なんてないと突きつけられる。

人間の内面
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ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)

3.5

お酒片手にゆったりと観るに適した作品
世に恨みつらみを言いながら生きて、皮肉めいた語り口が面白いですね

実話ベース

フォーン・ブース(2002年製作の映画)

3.8

観易くまとまった良作ですね。
電話ボックスに突然かかってくる電話を何気なく取ってしまい…という所からほぼ場所の移動なしで展開される物語。犯人の不穏さがいい味。

時間も短いのもいいですね。

強いて挙
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.5

うーん、いまいちハマらず。
面白くないわけではないですが、期待値が高まる場面があってもそれを超えなかったという印象でした。

過去作は観ていませんが、リメイクの必要性や画面的な魅せ方の進化などはあるの
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ミニオンズ フィーバー(2022年製作の映画)

3.8

頭を空っぽにして観れるミニオン映画ですねー

物語の深みや伏線などを考え込まず、子どもなら笑っちゃうような場面がいくつもあり、楽しめる作品です。

過去作に出ていたあの人やあの人の昔の姿が見れたり、そ
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.0

面白い。
アダムドライバー、レディ・ガガどちらの役どころも物語の軸としてあり楽しめました。

レディ・ガガは目力も強く、素晴らしい衣装をいくつも着こなす姿も美しく、とても魅力的です。

強いて挙げるな
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ふたりの男とひとりの女(2000年製作の映画)

3.5

コメディ映画ってのはこれくらいはっちゃけて欲しいですね笑

ジム・キャリーの一人小芝居を面白おかしく観る作品で、ストーリーの適当さ、下品さもありながら笑って見れる良作ですね。

そのくせラストの展開で
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.5

『キングスマン』として観ると期待通りではなく、他作と関係のないひとつの映画として観ると普通。
印象的なシーンが少なかった印象です。

創設の物語ということで、キングスマン味のあるトンデモ武器は出て来ま
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エネミー・オブ・アメリカ(1998年製作の映画)

4.5

終始続く緊迫感がたまらない。

テーマも政府による監視社会の是非と、それをノンコトロールで野放しにして良いのかと中々に考えさせられますね。

物語のまとまりやテーマ性というところが好きな作品ですね。
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