サノきのこさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.3

『プラダを着た悪魔』を彷彿させますね。
悪くいうと二番煎じ。

実話ということなので、キャラクター配置などやむを得ないのでしょうけど、この作品独自の魅力的な部分がやや少ない印象でした。

二番煎じでも
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鹿の王 ユナと約束の旅(2020年製作の映画)

3.3

原作未読ですが、なんとなく原作の魅力を出し切れていないんだろうな…と感じる作品でした。

美しい画、アニメーション。
魅力を感じつつも、世界観をやや理解できませんでした。

ルパン三世 THE FIRST(2019年製作の映画)

3.5

CGアニメとなったルパン。
この手のCG系は嫌いというほどではないのですが、なぜCGで作成したのか気になりすね。あとで調べようかな。

あまりCGである意味は感じられない作品でした。

スケールも大き
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老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

3.5

老後の不安を払拭するために!

という意気込みから着地は意外なところへ。
着地はひとつの解ではあるとは思いますが、やや特殊ケースでしたね。

ハートフルコメディ作品としては、現代の問題に切り込みつつ上
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.8

人の死。その想いを継ぐ物語

ティ・チャラ役のチャドウィック・ボーズマンの死をMCUの世界でも悼みつつ、海底に棲む新たな部族との対立。

ネタバレなどを踏まずに観れたため、色々とサプライズがあり楽しめ
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ヴォイス・オブ・ラブ(2020年製作の映画)

2.8

内容が入ってこないレベルで主演が気になりました、、、

セリーヌ・ディオンをモチーフにした半伝記的な作品。ということでしたが、主演は変えた方が私は良かったかなと。

12歳から演じるには歳を重ねすぎて
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

3.8

いやー面白い!
何も考えずに、だらけながら観るのに最適。

三谷幸喜監督の団体劇の中にある真面目さと不真面目が存分に出てますね。
出てくる演者もみなさん見たことのある方々で、一癖持った雰囲気がまた良い
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.0

圧倒的な映像体験

前作を見返してから臨みましたが、前作を見なくともなんとなく分かるようにしてあるあたり優しい作りでした。

海を舞台にしたことで、より迫力ある画になり、未知の世界を堪能できるというだ
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

鑑賞後にモヤモヤを覚えて、誰かに話したくなる作品でした。

島という閉鎖空間で育ったパードック。彼の唯一の友達であるコルムから突然の絶縁宣告。なぜ。。。

という、監督の別作『スリービルボード』もそう
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ルパン三世 VS キャッツ・アイ(2023年製作の映画)

3.5

テレビで時たまあるスペシャル版としては充分満足できました。
良くも悪くも安定したルパン作品で、キャッツアイとのコラボはあってもなくても…くらいな感覚でした。

声については、クリカンさんもそろそろなん
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.5

何かあるようで何もない。逆もまた然り。

情緒的な作品ですね。
日本で言う昭和のノスタルジックさに近い感覚でしょうか、古き良き世界観を堪能できる作品。
ラストの二人は良かったですね。

とはいえ、全体
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.3

縁側が印象的。
平和な作品でした。孫ほど歳の離れた二人の関係が、尊いですね。

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.5

─最悪で最低な私。

うーん。なんとも消化しづらい作品でした。
理解できない類ではなく、形容しづらいモヤモヤが残ります。

12章+プロローグ、エピローグの構成ですが、12章のラストにある表情は個人的
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.5

違和感に気づかない恐ろしさ

気づかないうちに前のめりになっていました。
インパクトのあるシーンは間々ありますが、それに惹かれたというよりは着地が気になっていたんだと思います。

3人以外がいない孤島
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.8

なんだろう。どこがと言われると難しいですが、ずっと観ていられる作品でした。

フィンランドの空気感(と言っても街並みはそこまで映されない)もさることながら、やはりこれは演者の魅力なんでしょうね。

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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.8

与える者と奪う者。

正直なところ、期待していたよりはだいぶマイルドな作品でした。
狂気的ではあるものの、フルコースは美味しそうですし。

とはいっても、料理をエッセンスに与える者・奪う者というテーマ
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.0

ズートピアの短編を観ていなかったことを思い出し、そちらを観て、そのままこちらも鑑賞。

まず、短編はすべて本作に絡めてあるため、短編の前後どちらかで本作の鑑賞もオススメです。

で、本作。
もう何度目
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

3.8

─ 愛は科学でも数学でも解けない

沈黙のパレードを観て、ガリレオ熱が沸いたため久々に鑑賞しましたが、やはり整った良作。

堤真一が演じる石神の花岡家への想いに苦しくなる。
ガリレオシリーズはミステリ
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

4.0

沈黙を破るのは誰か。

ガリレオシリーズ3作目の映画。このシリーズはやはり 安定して面白いですね。

真実が何かを観入りながら考える私たちに、ひと捻りもふた捻りも与えてくれる物語。

ミステリーと人間
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エヴェレスト 神々の山嶺(2016年製作の映画)

3.8

たまに他の方のレビューが低いのに、私には割と刺さる作品があります。本作がそれ。

心躍るほど感動したわけではないですが、そこまで悪くない気がしています。
アニメからハマって観た口なので、こちらから先に
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非常宣言(2020年製作の映画)

4.0

飛行機という密室でのバイオテロ。そして、着陸を要請する非常宣言。しかし、、、

という、あらすじ通りの展開です。
しかしこれが面白い!

飛行機の中で奮闘するイ・ビョンホン。
地上で奮闘する刑事ソン・
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東京2020オリンピック SIDE:B(2022年製作の映画)

2.5

選手以外の参加者による東京五輪

side:Aが素材そのままだったのに対し、本作はちゃんと料理をしてくれた印象。

演出過多と言ってもいいレベルで演出も多々。文字だけを映す場面や虫の死骸(=開催へのネ
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東京2020オリンピック SIDE:A(2022年製作の映画)

2.0

アスリートに焦点を当てた東京五輪映画

歴史的価値はある作品になるのでしょうが、映画・作品として考えた時にうーんと首を捻ってしまう作品でした。

コロナ禍で多分に制約を受けた作品であることは重々承知し
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

4.0

─そこにエヴェレストがあるからだ

孤高の登山家・羽生。彼はなぜ山に登るのか。彼を追いかける記者と共に羽生の過去を回想しながら、エヴェレストを目指す物語。

面白い!
ストイックに山に身を委ねていく羽
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プレデター(1987年製作の映画)

3.5

久々の鑑賞
思い出補正でしょうけど、やはりこの泥臭さが良き。

シュワちゃんを目立たせるために、肝心のプレデターの影が薄いのもご愛嬌。

マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.5

ホテルを舞台に再び事件。

ミステリーものでありながら、そこまで肩の力を入れなくてもいいように要所要所で、気の抜きどころがあるので観やすいですね。

トリックを解き明かすというよりも心理描写がメインな
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.3

これは胸くそ映画なのか…?

終わった瞬間、嘘だろ…とぼやいてしまいました。ここで終わるのか。。。
モヤモヤと考えさせられますが、それ故に良作。

けれど、もう一度観るには体力がいるのでもう観れないか
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.5

コンフィデンスマン対決!

期待通り。古沢さん脚本ということで安心して観れるコメディ&サスペンス?(ミステリー?)作品。
期待通り面白いには面白いんですよね。

が、本作の難しいところで『そういう作品
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プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

3.5

見えないモノに追われる恐怖

未知の技術をもったプレデターに襲われる、という骨子そのままに、1700年代の部族と闘う。

メインは女性ということもあってか、血みどろの肉弾戦というにはやや物足りない感じ
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

4.0

最高のクリスマスプレゼント!

短時間の物語ですが、コメディ調から感動まで心温まる展開。
それにしてもケヴィン・ベーコンをこんな形で使うとは笑

番外編でもしっかり楽しませてくれたので、vol.3がま
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マリー・ミー(2022年製作の映画)

4.3

ドストレートの恋愛ものは良い!

高嶺の花のスーパースター歌手と、一般男性の恋愛劇。
妄想レベルの物語ですが、舞台装置として昇華されているのでエンターテイメントとして良き。ラスト、EDは、にくい演出。
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.8

吉田監督ということで期待値高めでした。
YouTuberを色々と皮肉りつつ、潜在的にある問題を描いていく展開は勿論、真面目なやり取りにもユーモアさを感じる良作。

何がその人にとっての幸せなのか?
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ホリック xxxHOLiC(2022年製作の映画)

3.3

華やかな蜷川実花ワールド。

原作知ってる人向けなんでしょうね。中盤はほぼダイジェスト。
とはいえ、一区切りまで作品のラストをもっていったのは凄いです。原作20巻近い内容なので笑
(原作は既刊読破済)
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アンビュランス(2022年製作の映画)

3.5

正反対の兄弟がみせる逃走劇

マイケル・ベイ監督の様式美溢れる作品ですね
とにかく爆破やカーアクションを激しく、派手に、と舞台装置が多々。
車がぶつかるための岩を置いておきましたよ、派手な銃でぶっ放し
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.8

ずっと変わらないものなんてない。

なんとも陰鬱気味な物語。あらすじから推測できる展開ではあるものの、父親役のマット・デイモンの心情に感情移入するたびに眉を顰めたくなりますね。。。

実の親子より他人
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