ダメハムさんの映画レビュー・感想・評価 - 44ページ目

バイオハザード IV アフターライフ(2010年製作の映画)

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正直、冒頭の日本でもうくじけそうだった。これ、ただの『マトリックス』じゃん。恐怖感も全くない。今さらだけど、『バイオハザード』からホラー要素をなくしたら絶対駄目。そもそも1作目でアクションに特化させた>>続きを読む

喜劇 にっぽんのお婆あちゃん(1962年製作の映画)

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喜劇というには少し重い。50年前からこの問題を取り上げていたのも驚きだけど、今の日本が良くなっているどころか、さらに人間味が薄い国になってるのが何とも言えない。あのセールスマンもかわいそ過ぎる。笑いも>>続きを読む

弾丸を噛め(1975年製作の映画)

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最後まで本当に男くさい映画。緊迫感よりも幾分のんびりした作風だけど、映像は迫力あるし男たちの友情も見もの。そして何より馬が素晴らしい! 本当よく撮れたなと感心してしまう。タイトルどおり弾丸を噛み締める>>続きを読む

ジャイアンツ(1956年製作の映画)

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さまざまなテーマを持った壮大な映画だったけど、長過ぎて少し散漫な印象。それでも人生の成功は富の大きさではなく、愛する人や自分を思ってくれる人の側にいることが幸せだということを、ジョーダンとジェットの構>>続きを読む

劇場版 ブレイク ブレイド 第六章/慟哭ノ砦(2011年製作の映画)

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最近のアニメでここまで見応えのあるものはなかなかないよ。最後ライガットのさまざまな感情が入り混じった表情をどう捉えるかで評価が決まりそう。根本的な解決はしてないんだけど、一応の区切りとしては良かったん>>続きを読む

劇場版 ブレイク ブレイド 第五章/死線ノ涯(2010年製作の映画)

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今章からオリジナル展開ということで、ちまたの評価はかなり低いようだけど、原作未読の自分は結構楽しめた。確かに早急な展開に荒さを感じたものの、ライガットとジルグが戦いの中で互いを理解していく演出は好きだ>>続きを読む

劇場版 ブレイク ブレイド 第四章/惨禍ノ地(2010年製作の映画)

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手に汗握る熱い展開が続く。きつい場面が多々出てくるが、人の死の瞬間までもきちんと描いていることで戦争の残酷さや儚さが強烈に伝わってくる。魅力あふれる敵キャラもいいし、シギュンの想いも垣間見れて、その後>>続きを読む

劇場版 ブレイク ブレイド 第三章/凶刃ノ痕(2010年製作の映画)

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デルフィングの突進が本当にかっこいい。アニメーターさんに拍手したくなる。どんどん激しさを増していく戦闘描写も最高。そしてクレオはけしからん。

劇場版 ブレイク ブレイド 第二章/訣別ノ路(2010年製作の映画)

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やっぱりメカの重量感の表現が素晴らしいね。人物描写もなかなか面白い。各国の関係がどことなく現実の国を連想させる。

劇場版 ブレイク ブレイド 第一章/覚醒ノ刻(2010年製作の映画)

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再視聴。やっぱり面白い。原作は未読でも物語に入り込めるし、これだけわくわくさせて続きが気になってしょうがないアニメは久しぶりだった。

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

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見るのは2度目だけどやっぱり魅せられるなあ。最初見た時は理解できなかったけど、観終わってからもずっと断片的なシーンが頭に残ってるんだよね。すべてのカットが絵になる。あと「掃除機をかける」をニューヨーク>>続きを読む

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

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愛すべき映画。3人の織り成す会話と雰囲気はいつまでも見ていたい。モノクロ画面もいい味出してるね。まさか『ライフ・イズ・ビューティフル』の夫婦が出ているとは。笑えて楽しいし、ラストも最高で文句なし。

プレデターズ(2010年製作の映画)

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何とも中途半端な映画。プレデターの良さが全く生かされてない、ただのサバイバルアクションもの。人間ドラマとしても弱いし、見所と言えばヤクザ対プレデターの一騎打ちぐらいか。やっぱりこういう映画にはシュワち>>続きを読む

スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー(2004年製作の映画)

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ストーリーは既視感ばかり目立って陳腐だし、多様されたCG合成には終始違和感しか感じなかった。これなら普通にCGアニメとして作れば、それなりの出来になったのでは? 本編よりも日本を救った大怪獣の方が気に>>続きを読む

バベル(2006年製作の映画)

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自分には全く合わない映画だった。やっぱりこの監督は苦手だわ。どうやら自分が見たTV版は重要なシーンや際どい描写がかなりカットされてるらしい。それを置いても、この映画のメッセージを何とか読み取ろうとする>>続きを読む

あるじ(1925年製作の映画)

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ドライヤー監督作を見るのはこれで2作目だけど虜になりそう。正に主婦のための映画。暴君の夫が乳母によって改心していく様は痛快。あの冷血だった目が段々と暖かみを取り戻していくのがすごいね、これがサイレント>>続きを読む

誰が為に鐘は鳴る(1943年製作の映画)

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こんなに甘い映画だとは思わなかったけど、あの名シーンが見れて大満足。ラストの演出にも感動しちゃった。でも、170分はさすがに長過ぎる。もう少し編集に力を入れて欲しかった。

三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船(2011年製作の映画)

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見始めたときは不安しかなかったけど結構楽しめた。陳腐と言えば陳腐だけど、最後まで直球のアクション満載娯楽映画にしたのが良かったのかも。続編は作られるかどうか。しかし、なぜ今になって三銃士ものを作ったの>>続きを読む

招かれざる客(1967年製作の映画)

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素敵な映画。複雑な人間の本質を見事に描いてる。キャサリン・ヘプバーンの暖かな眼差しある表情の妙はさすがだし、スペンサー・トレイシーの最後の語りには思わず涙があふれた。脚本もいいし、本当何も言うことのな>>続きを読む

30デイズ・ナイト(2007年製作の映画)

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見ていてどことなく『ミスト』を連想したけど、あの大傑作には到底及ばない。舞台設定や雰囲気は好き。でも、30日という設定が全く生きてないし、むしろそのせいで緊迫感が損なわれている。ホラーやパニックものと>>続きを読む

さよならをもう一度(1961年製作の映画)

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どうしてもフィリップ目線で見て同情してしまう。結局はポーラに覚悟がなかっただけで、それを自分の不運のせいにしてるだけにしか見えなかった。ラストがそれを象徴してるよね。それでも運転中、涙でぼやけた視界に>>続きを読む

ホステージ・オブ・エネミーライン(2008年製作の映画)

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初めて見たコロンビア映画。前半はなかなか見せるものがあって期待してたけど、徐々に失速してしまい正直退屈だった。それでも映像的には良く作られていたし、コロンビア社会の実情も垣間見ることができた貴重な一品>>続きを読む

ランボー3/怒りのアフガン(1988年製作の映画)

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前作より派手なドンパチになって帰ってきたランボー。なのに物足りなさを感じてしまったのはなぜなのか。やっぱりランボーの心情が反映されてないのが原因かも。一番印象的なシーンは大佐の「アメリカはベトナムで学>>続きを読む

裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

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サイレント映画と侮るなかれ。とても見応えあったね。洗練されたカメラアングルと演出センスに脱帽。特に母親の乳を飲む赤ん坊と、今にも火刑に処せられそうになるジャンヌとの対比にはぞっとした。ルネ・ファルコネ>>続きを読む

ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

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2作目だけはテレビで何度も見てたけど、この爽快感はたまらないね。でも、1作目と比べてただのアクション映画になってるのが少し痛い。最後のランボーのせりふには色々考えさせられるけどね。それにしてもラジー賞>>続きを読む

リミットレス(2011年製作の映画)

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設定はいいんだけど、うまく生かし切れてないね。物語の範囲がそれほど広がらないから少々物足りない。エンターテインメントとしては楽しめたけど、ラストはそれほどカタルシスは得られなかった。

007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

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ボンドの成長物語としてはよかったんじゃないだろうか。前作のほうが好みだけど、今回もアクション描写はさすが。でも、Qがいないと少し物足りない感じがしてしまうね。ソニーエリクソンで大体賄えてるのが何とも。

過去を逃れて(1947年製作の映画)

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なかなかの秀作。最初のほうは物語に入りづらかったけど、物語が動き出してからは完全にはまった。タフガイのロバート・ミッチャムもいいけど、悪女を演じたジェーン・グリアも良かった。あとラストの少年の粋な計ら>>続きを読む

ランボー(1982年製作の映画)

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多分初めて見たと思うけど、こんなに悲しい話だとは思わなかった。最後のランボーの涙にはこっちも泣けてきたよ。しかし、傷を縫ってるシーンで血の感じとかが妙にリアルだなと思ったら、本当の傷だったとは…。

セルピコ(1973年製作の映画)

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あまりの理不尽。理想と正義を貫くのがこんなにもつらいなんて。しかもこれが実話だというのだから言葉を失う。正直、後味がいいとは言えないけど、自分が妥協してる側ではないのかと振り返らせてくれた作品。アル>>続きを読む

コースト・ガード(2001年製作の映画)

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初めて見たキム・ギドク作品だけど、うわさどおりかなり変わった作風。狂気や怒りがにじみ出ているのがすごい伝わってくる。あのチャン・ドンゴンの眼光の迫力を見るだけでも、この映画を見る価値はあるかと。

夫婦善哉(1955年製作の映画)

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見てよかったなあってしみじみ思える映画。特に森繁久弥と淡島千景の会話劇が素晴らし過ぎて何も言えない。せりふが大阪弁なのも愛嬌があっていい。二つの碗で一人前の夫婦善哉か、うまいな。