黒髪泥棒猫miyukiさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

黒髪泥棒猫miyuki

黒髪泥棒猫miyuki

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わたしを離さないで(2010年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

設定がとても悲しい。いつか起こる現実じゃないことを祈るしかない。

ー「提供者」達は臓器提供のために造られ、摘出手術が終われば死ぬだけのクローンで、ヘールシャムを出るとすぐに臓器提供が始まるから将来の
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.6

やっと観れた〜〜。
「つかまえてごらん」な映画かとおもってたけど、「つかまえてよ」の映画としての良さが詰まってた。

フランクの両親に対する想い。
それって想像を絶するものなんだろうなあ、とおもう。
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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

3.3

タイトル通りの映画だけど、出演者の良さをぐいぐい引き出してる映画で観てて楽しかった。
終始笑った、、笑
自分が女なので、「あれまあ男性たちよ、、こうして狂わされてくのね、、」といった目線で見ちゃうけど
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.7

ニューシネマパラダイスの監督だ、、!と思って観たら、、。

サスペンス、ミステリーのカテゴライズだけど、恋愛色の強い映画。
自分のなかで想像してなかったほうへどんどん進んであっというまの2時間だった。
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パターソン(2016年製作の映画)

4.1

観てから何日も経ったのに、まだじんわりじんわり心をあっためてくれる映画。

バスの運転手をしているパターソンは、詩を書くのが好き。
妻のローラはカーテンに絵を描いたり、壁を塗り替えたり、、と芸術的なセ
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メリンダとメリンダ(2004年製作の映画)

3.4

人生は喜劇か悲劇か?
映画はレストランのシーンから始まる。劇作家とその仲間たちが激論を交わし、その内容は「人生は悲劇か喜劇か」というたわいもないものだったが、それをめぐって彼らは一人の女性メリンダを主
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打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

3.8

絶対に夏のあいだに観るべき映画、、

特にこれといって設定がどうすごいとかセリフが、とかそういうのじゃないんだけど、危うげな空気と夏夏夏。。
「もしも、あのとき、、」「もし君を誘ったら裏切らないで来て
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カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

3.7

観てしまった、、ついに。

現実と夢の世界。
翻弄されていくミアファロー演じるセシリア。

最後のシーンが本当に印象的。
結局自分がどうしたいかとか、どうありたいかなんだよなあと改めて痛感した、、。

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.8

想像していたより楽しめた!

ゼロに言うセリフが良かった。
「彼女は実に魅力的だ
胸は洗濯板
顔にメキシコ形のアザもある
暑い暖房で汗だくで…
メンドルがゴリラのように彼女にのしかかる
それでも間違い
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しあわせはどこにある(2014年製作の映画)

3.7

良かった、、。
Listening is loving.
聞くことは愛すること。

幸せについての名言集の映画。
はて、幸せってなんだろうか?と考えさせられる。
平凡で変わらない日々を送る精神科医のヘ
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セレブリティ(1998年製作の映画)

3.3

若くして結婚した夫婦、もっと自分は人生を「楽しむ」必要があるのでは、と夫から離婚を切り出して、その後2人は、、。という映画。

相変わらずないものねだりで自分自分自分な感じはウディアレンらしい。
最後
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パパが遺した物語(2015年製作の映画)

3.7

父に会いたくなる映画。

To katie.
My potato chip,who I love more than the last number.

"Men can survive withou
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四月物語(1998年製作の映画)

3.7

「でもどうせ奇跡と呼ぶなら、わたしはそれを"愛は奇跡"と呼びたい。」

雨の日になると思い出す映画になるとおもった。音楽と甘酸っぱい日常。
大きなことが起きるわけじゃなくて、でも、なんかちょっとキラキ
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.7

謎の宇宙船、エイリアン。
でも起きることはよくあるSF的な争いではなく、だからこそ、もっと心に問うずっしりしたテーマで…。

ルイーズの「武器」の意味を知ったからと言って、終わるわけじゃなくて、自分だ
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

3.5

全体に流れる空気が良い。
オダギリジョーじゃなきゃだめだし、蒼井優じゃなきゃ嫌だったかもってなるくらい、キャストが良い。
特に大きな驚きもなく過ぎてくんだけど、そんな日々の中にある心の機微を垣間見たよ
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カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

3.8

「人生は喜劇だ。残酷な筋書きの」
「世の中はラブソングのようなものであると分かった」
「片思いは結核よりも多くの人を殺す」

名台詞が散りばめられた作品。

誰かにとってああいう「夢」となる存在ってあ
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.3

ありがとう、美しき菅田将暉と小松菜奈。
に尽きる映画。

映像が美しい。原作読んでないのと、ストーリーは繋がりが見えなくてわかりにくかった。
解説読んでなるほどなあ、と思いつつも映画化ってなかなか難し
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SCOOP!(2016年製作の映画)

3.5

面白くて笑えてゲスでエロくてちょっと切なかった。

人が恋に落ちる瞬間を見た気がするような、、。

もう一度観たいとは思わないけど観れて良かったな。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.6

湯を沸かすほどの熱い愛。。。
このタイトルである理由を最後に強く感じる。。

気になるシーンや演出もあるんだけど、それであっても泣ける。何回も泣いた。
特に手話のシーンなんかはすごくグッときた。
出演
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人生フルーツ(2016年製作の映画)

4.5

号泣。。。

「家は暮らしの宝箱でなくてはならない。」by ル・コルビジェ

ゆったりと流れる老夫婦の暮らしのドキュメンタリーかと思ったけど、人生において大切なヒントが全て詰まったかのように素敵な映画
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

4.0

Trainspottingの冒頭を。

「人生に何を望む? 出世、家族、大型テレビ、洗濯機、車、CDプレイヤー、健康、低コレステロール、歯科医療保険、固定金利の住宅ローン、マイホーム、友達、レジャーウ
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.3

すごく良かった…途中から涙、涙。。

「大切なのは言葉より行動だ。」
「希望はなくなると感じたら、いつか必ずなくなる。」

森の中で自給自足で暮らす家族。
はたからみたら、明らかに「普通じゃない」家族
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ブロードウェイと銃弾(1994年製作の映画)

3.7

「Don't speak.」

途中眠くなってしまって2回に分けて見た。

「言葉に何の意味が?

人間にとって本当に大切なものは言葉にならないのよ。」

そんなセリフが印象的。

映画の中身は「アー
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恋の渦(2013年製作の映画)

3.6

なるほど、、、笑

ゲスとゲスとゲスな話W(`0`)W
部屋コンからはじまる男女のお話。
とにかく男も女もものすごく利己的な…
利己的な人間が集まるとこんなことになるのか…

男性も女性もいるいる!で
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映画と恋とウディ・アレン(2011年製作の映画)

4.0

「なぜ人は存在し、苦しみながら生きるのか。人間は自分の存在や孤独とどう向き合っていくのか。答えの出ない問題をいつも考えている。だから僕の映画のテーマにはそのテーマがよく忍び込む。」

「人間とは、映画
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.7

少女漫画ならぬ少年漫画的というか、男性の夢が詰まってる気がする。いい意味で。

クリスティーナリッチ演じるレイラがエロい、かわいい。優しい。母性。母性の塊。

その存在によって、純粋な心を封じ込められ
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

はぁー 面白かった!
内容は低俗なギャング映画なんだけど、、観ればわかる面白さ。もういろんな方が解説したりしまくっているから長く書くこともない面白さ。大満足〜。

タランティーノ監督本人もこの作品に
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パーマネント野ばら(2010年製作の映画)

3.7

原作を読んだときに「・・・。」と呆然とした。
大人の恋の物語を読んでいたつもりだった。

「なぎの海で最後に私の手をにぎっていてくれたのは、父親だったのか恋人だったのか祖父だったのか。

あなたがどん
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世界の果てまでヒャッハー!(2015年製作の映画)

3.6

面白かった!久々に映画観てケラケラ笑ってしまった。
シラフなのにハングオーバーみたいな、、これが自由の国フランスなのか。

とにかく笑えるんだけどノースタントらしくてそこも見所だし、自分も旅行したかの
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.9

そんなに期待せずに観たらとってもよかった。最近観た映画の中では一番印象的かもしれない。

さまざまな傷を負った若者の物語。
「僕は理解した。この瞬間だけは悲しみも消えて、僕は生きてる。
立ち上がり、ビ
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

観終わったあと、「人生…」と思った。
久々に「ひとの人生を見た」という実感を得られる映画だった。だから楽しいとか喜びだけじゃなくて、後悔とかかなしみとか辛さもある。

映画好きにはたまらないポイントも
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つみきのいえ(2008年製作の映画)

3.9

「生きていることには本当に意味がたくさんあって、星の数ほど、もうおぼえきれないほどの美しいシーンが私の魂を埋めつくしているのだが、生きていることに意味をもたせようとするなんて、そんな貧しくてみにくいこ>>続きを読む