MRさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

運び屋(2018年製作の映画)

3.8

イーストウッドの作品って、罰を受けるのはいつも極悪人じゃなくて良心を持ち合わせた主人公で、それもまた人生なのかもしれない。

そしてイーストウッドの作品は、戦争体験者、家族との不和(特に娘)、懺悔、細
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インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

1.0

スタートがあまりに現実とかけ離れてるからか、まったく面白みを感じなかった、。

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

1.4

刺激を受けるほどに、妻の死の悲しみと結婚生活への懐かしさや後悔を感じるようになった話?

子どもにヒヤヒヤしたけど、とにかく自分でドン引きするほどに集中できなかった。
そのせいか邦題の意味もいまだ理解
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

5.0

互いに父と娘の姿を求めて、深い情を抱いていたがゆえになおさら辛すぎた。

「尊厳のスポーツ」で身体の自由を奪われたマギーのせめてもの願いを叶えるべく、尊厳死に手をかけて愛を示したフランキーを思うと吐き
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.3

ついに魔法界もアジアンテイストにw
ユスフもバンティも裏切るはずはないと思ったし、物語全体的に思った通りの展開。

どうしてもマッツがおしゃれおじさんにしか見えなくて、グリンデルバルトとしては受け入れ
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.4

暗黒の騎士、白昼に現る。
“悪”は俺か、社会か―というテーマのトリロジー完結編。
ベインもミランダも、キャットウーマンもジョーカーも、資本主義の搾取構造と公権力への抵抗・反抗の末にできあがった人物で、
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.0

不条理で不公平な世の中、果たして正義とは―。
人の本質は善か悪か―。
ありきたりなテーマだけど、悪には正義で太刀打ちできても、狂気と正義は渡りあえないんだなー。

人々が必要とする象徴としてのヒーロー
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.5

悪を消し去るための必要悪。
悪いのは俺か?社会か?

ジョーカーと似通ったテーマだけど、上流階級の生まれで愛を受けていたからヒーローになれたんだろうな~。
影の同盟では柔術と忍法叩き込むうえに渡辺謙を
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アイアンマン(2008年製作の映画)

3.0

MARVEL攻略のために再鑑賞。
ヒーロー自らヒーロー宣言するのは新しいよね。
過去にも見たはずだけど、最初から最後まで、こんなんだっけって印象。
戦隊モノだから現実的にいい悪いはあまり感じないけど、
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.0

戦場で十何人もの罪なき命を奪った過去を持つ元軍人が、日ごとに朽ちていく自身の体を最後に捧げたのは、憎しみのぶつけ合い、命の奪い合いがいかに馬鹿げているかを若者に示すことだった。

差別用語ばんばん飛び
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

3.5

時間も人生も人間関係もすべて有限なのに、つい無駄な時間を過ごしたり、無駄なことに頭を悩ませる。
「生き方は自分次第」「存在するだけじゃなく、生きなくては。もがいて失敗して正面からぶち当たれ」「凡庸さに
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

5.0

胸アツフレーズ多かった〜!

フェミニズムが単に女性解放だけじゃなく、(男性にとっても)性差によるすべての抑圧を反対する思想だということを見せてくれる映画。

英知と正義に満ちた妻、税法の専門家で料理
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

2.8

❝他人の心をそっくり覗き込むなんてできないことで、望むだけ虚しくなる。しかし、自分自身の心は努力さえすればしっかり覗き込むことができるはず。僕たちがやらなきゃいけないのは、自分の心と上手く正直に折り合>>続きを読む

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

5.0

エディ・レッドメイン、一言で、バケモン。
そしてルーピン先生おった。笑

序盤の視線、表情、細やかな仕草や癖から、あぁすごいなと思ったけど、ALSの診断が出て、症状が深化するにつれ本当に病に侵されてる
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

2.2

受験戦争、就活戦争を勝ち残り、大志を抱いて、あるいは敷かれたレールに沿って社会という大海に出てみると、学生時代に頭一つ飛び抜けてた逸材でさえ埋もれてしまって、多くの人間が何者にもなれない。わかるわかる>>続きを読む

リリーのすべて(2015年製作の映画)

5.0

無料配信を待ったりして先延ばしにしてた本作。なんでもっと早く見なかったんだと後悔。

性適合手術の先駆けとだけあって、ハッピーエンドじゃなかったのが残念でならない。
リリーはもちろんだけど、個人的には
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.3

2018年やっと見たものの、ハリポタほど引き込まれず。Amazonで買い物したらアマプラ再入会なってしまったから3作目に向けて再度鑑賞。
ジョニー・デップがヴィランてことすら忘れてた。

ハリポタの前
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

2.8

ファンタビep1からクリーデンスの存在が面白かったけど、内在している莫大な力とか、それが悲しみや愛の渇望、恐怖でできているとか、スターウォーズのダークサイドに似てる。

ジョニー・デップは個性的な役多
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パリの恋人たち(2018年製作の映画)

3.1

同棲中の彼女から、友人との子どもを授かったと聞かされた挙句、アパートを追い払われるというぶっとんだオープニングから、友人の葬式でも互いの視線ばっか追ったり、ストーカーまがいな片思いとか女同士の宣戦布告>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.8

平穏に暮らしていた隣人が、一晩にして敵にもなり得るし、確執の深い他者同士でも、尊重して共生しようとする人が必ずいる。そして、緊迫した情勢下でも友達や地元への愛着、恋など、暮らしのなかの普遍的な感情があ>>続きを読む

ココ・アヴァン・シャネル(2009年製作の映画)

3.2

羽や装飾だらけのふりっふりのドレスにコルセットを締めてた時代に、女性の社会進出をエンパワーメントする実用的でコンパクトなファッションを打ち出したのは確かに革命。
ボーダーのTシャツが違和感すぎて、いか
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.3

金ローで久々に観た。
ビッグ・フィッシュは微妙だったけど、ティム・バートンの世界は、子どもは憧れちゃうな。
ウォンカのパパ、ドゥークー伯爵にしか見えないw

チョコレート工場夢見てたのも、友達の誕プレ
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記憶の戦争(2018年製作の映画)

4.0

元軍人のあの気概というか、現役軍人のような血の気の多さにはビビった。犠牲者とその遺族はもちろんだけど、戦争直後は英雄として称えられて、数十年立って犯罪責任を問われる彼らもまた戦争による被害者だと思う。>>続きを読む

何者(2016年製作の映画)

3.5

何者かになろうとする友人を、腹の底であざ笑っていた主人公が、何者にもなれなかった。
ネットは見たいものだけ見れる環境で、現実世界で埋めきれていない不安を、他者に向けて見えないところで攻撃(発信)し、同
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ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

1.0

箸休め的なノリで鑑賞。
性差やジェンダーバイアスのど定番事例を寄せ集めたような内容。
B級感が半端なかった。

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.5

"学校"という社会の目を気にして、あるいは理想の自分を作り上げるために、悪びれもせず嘘をついたり、裏切ったり、悪口を言ったり、それらをすべてされ返されたり、思春期のあれこれをリアルに描いてる。

「フ
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.3

独特な雰囲気、詩的超えてよくわからない言い回し、ブラックユーモア…ウェス・アンダーソン節は相変わらず、おしゃれの極みともアートとも、癖とも捉えられるなー。
フレンチ・ディスパッチ誌の追悼号に載せる記事
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.5

政府や公務員、権力や司法に最も近い人たちが、罪なき人の人権をごっそり剥奪し、人間の根幹にある尊厳を踏みにじる。改めて人権とは何なんだろう。
戦争や昨今のテロなどの情勢のゴタゴタの中で罪を肩代わりさせら
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イルマーレ(2006年製作の映画)

3.0

美男美女のロマンスファンタジー。
時空を越えた文通相手があんなに誠実で容姿端麗とか、運命が勝ち。笑
湖畔の家、いいなー。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.4

レビュー書くために再鑑賞。
アンニュイでメランコリックな表情と、多感な時期の脆さ、持ち前の懐っこさと無邪気さを初主演にしてあそこまで見せつけたティモシーに改めて感服する。
そして、子どもの性的趣向をあ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.5

過去作のヴィランが総出と聞いたので、公開時にみたきりたったサム・ライミ版から、これまでスルーしていたマーク・ウェブ版まですべて予習してから鑑賞。
なるほど、全ヴィランが出るということは、そういうことか
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カステロ・カヴァルカンティ(2013年製作の映画)

2.5

YouTubeで字幕なしで鑑賞したので「スパゲッティ」しか聞き取れなかった^-^
この尺でも全力でウェスw

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

4.0

名誉や金品に富むことではなく、人生でおこるハプニングや立ちはだかる壁を乗り越え、新たな場所でもしなやかに生きることが真の強さなのかな。

90歳を過ぎてもなお監督と主演をこなすイーストウッドに拍手。
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.0

マーベルシリーズと繋がってるからだろうけど、スターク死んでたんかい、だし、フューリーたちのあたりついていけなかった。

サミュエル・L・ジャクソンがスターウォーズだしたのはわらった。

とりあえず準備
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

2.5

ピーターの物語が親から続いているという設定は面白い。
冒頭のプルトニウム強盗犯捕まえるシーンがアップテンポで楽しかったのと、最後ちびっことバトンタッチして闘うときの登場がかっこよかった。

毎回ヴィラ
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