なほこさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

三人の夫(2018年製作の映画)

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男たちの全部を受け入れて、でも彼女は何にもあげてないし見てないんだろうなっていう瞳。
綺麗すぎる彼女は夢みたいに魅力的。
やっぱり人魚なのかな。
何が何とはわからないんだけど、美しさと目を瞑りたくな
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(2020年製作の映画)

2.0

 役者のひとたちは素敵
 内容はほんとに微妙

土竜の唄 潜入捜査官 REIJI(2014年製作の映画)

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仲里依紗かわよ
なんかたまにみちゃう
生田斗真のコメディ演技ほんと笑っちゃう

ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

3.4


進め!進め!とまらないで!でも一体どこへ?という終わらない問い。
完璧な美しさ(なはず)の私、つぎは何に?
とっくに腐ってめちゃくちゃな中身は溢れ出す時とストーリーを待っているだけみたいだった。
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冷静と情熱のあいだ(2001年製作の映画)

4.0


無常に時が流れ去っても、穴のあいた心は結晶のようにいつまでも時が止まったまま。生きる意味、みたいなものは果たせないかもしれない約束に見出した。前に進もうとはしたかもしれない。けれど、2人はどうしたっ
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

4.5


夢なんて見てないで、夢になりなさーい、なんていって欲望解放の海に飛び込めば、あー、人間ていろんなものが理性やモラルやらで皮一枚繋がってるようなものだね、と知る。
意味とか支離滅裂そうな所が良い。
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チャンス(1979年製作の映画)

4.6


“人生とは心の姿なり”
信じたものしか、見ようとするものしか見えないし、その人の思った通りの世界が瞳に映りそこを歩いてゆくしかない、人生は。
“ Being there “
ただそこにいることなんて
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ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年製作の映画)

4.5


私たちは生まれてしまうずっと前から、魂の片割れを探してる。そのことをまだ知らないかもしれないし、忘れてしまったかもしれない。
ヘドウィグの歌声は感情の全てを含んで、ずっと愛を探していると叫んでいる。
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ばしゃ馬さんとビッグマウス(2013年製作の映画)

3.4


夢が、生き方になっていたらそれをやめるのって、世界の見方を変えなきゃいけないようで、それってかなり受け入れがたい。

みをつくし料理帖(2020年製作の映画)

3.4


日本人の生真面目な美しさを感じた。
「どんなときも、道はひとつきり。」寂しくて、それでいて心強い。

ハチミツとクローバー(2006年製作の映画)

4.0


ほんとに好きすぎる映画。

天才になってみたい、と切実におもう。
出会ってしまう何かになってみたいな。
作品を作るって、ほんとのものを作るって、一生に何回できるんだろう。

悲しいけど、森田さんみた
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

5.0


絶望は深い方がいい。愛を知ることができるから。
今も時間も現実も夢も、全てはわからないほうがいい。それが幸せだから。
ユーモアと笑いはいつだってあったほうがいい。哀しみを正く心に刻めるから。
太陽は
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.7


最後のシーンがとても切なくて良い。
過去は、どうやってしまい込んだり、向き合ったりすれば幸せになれるものなのかな。
音楽と色彩が素敵で好き。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.0



ぼこぼこと音をたてて沸くこの想い。
身体を流れる血よりあつく、赤い愛。
深くて大きな愛ならば、全てを超えることだって、繋ぐことだってできる。

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

5.0



白い煙が吐き出されては暗闇に溶けてゆき、私たちはいつまでもそこにいる。
孤独でちっぽけな私たちは、広大な宇宙に浮かぶ青い星と同じようにどこか寂しげ。

それでも、なぜか気になってしまったり、どこか
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

3.4


飲み込まれてしまいそうな歴史の渦の中で、自分の信じたものを疑いたくはないと思う。

最初の囚人のシーンが迫力あった。

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.7


彼らは退屈か暇か?と考える間もなくこれは贅沢な退屈。

同じような退屈に花を添えたらどうにかなるかな、なんて不意に思ったり。
たぶん変わらないけど。
でもまあ、とりあえず今はこのままでいいかな、中身
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川の底からこんにちは(2009年製作の映画)

5.0


最高に面白い!
超ポジティブ「しょうがない」。

見栄やらぎりぎりのプライドやらで、かちかちでへろへろの私たち。
でもそんなたいした者か?私たち、っていう。そういうの、全部受け入れて腑に落ちてからが
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女は女である(1961年製作の映画)

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女も男も突き詰めると、いつ時代も本質みたいなものは変わらない気がする。
それぞれの言い分と愛らしさ、業としがらみとか。
コミカルな会話の節々にそれを感じた。

ファッションとインテリアとアンナ・カリ
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.0


ルパンかっこいいな〜!
クラリスほんとに可憐だね、わかるよ五ェ門!

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

4.5


いつまで経っても満ち足りなくて、まるでそれが選ばれた特権かのように、夜な夜な仮面を被っておかしな遊戯に興じてしまう。
本当はどこかで本能のままになりたくて、だけどもうそんな術もわからないし。
愛とか
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.5


もうダメだ〜みたいな状況でも、イヤホンから音楽ながしたら最高な気分になれるよね

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.6


狂ってるのは彼か、社会か、はたまた私なのか、そんなことを考えた。
静かな狂気の中で、どこまで自分でいられるかなんて、そんなのもう狂うしかないよ、というようで。

美しい絵画みたいな映像と音楽が、不思
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おっぱいバレー(2008年製作の映画)

3.0


70年代の感じがいいね。みんなまっすぐで可愛い。

風立ちぬ(2013年製作の映画)

5.0


大人になっても、色のついた美しい夢を描くことが出来る。
だから、それぞれの定めが交差する様が、必ずしも美しく降り立つとは限らないと知りながらも、生きねば、と強く思う。

バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.2


私もレイラみたいになれたらいいのに。
寂しいと気付いて泣いた夜があるなら、何もかもを投げ捨てる覚悟をするのではなく、側にいてくれる人のことを大切にすれば良い。
写真の撮る時、レイラにあれこれ指示する
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猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

4.0


彼女が酔っ払って凄んでるのもキョヌのこと殴ってるのも全部可愛かったから、泣いてるシーンはよけいに悲しかった。

素敵なラストにやっぱり運命信じよう!ってなった。

スイートリトルライズ(2010年製作の映画)

3.4



どのみち寂しい。
冷たい窓ガラス、青白くゆるやかに息苦しい感じが江國さんの世界観ぽい。
北原白秋の詩を読み上げるところがいいな。

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.9


多くの人に、思う通りに理解されてる人なんて本物じゃないのかもしれない。
大上は本物の人、という感じがする。
桃子の部屋が可愛いかった。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.5


色んな時にいろんなことが起きて、だらだら素敵な音楽を背景に、殴られたりハンバーガー食べたり。
ヴィンセントもジュールスも見ているうちにお茶目に見えてきた。トイレって。神て。
でも日常はなにが起きて、
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.8


ジョゼの家で、初めて朝食たべるシーンがすごく美味しそう。
たくさんの料理の張り紙や、拾ってきた本が山積みになったジョゼの部屋も好き。

出来ないから、一緒にいてほしいわけではなくて。1人でもすいすい
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ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

4.0



日曜日の午前中みたいなパステル色と白っぽい光。休みの日に早く起こされた時の感じと、何か起きないかしらという少しのワクワクのあの感じ。

時に戦争も残酷なことも起こるけれど、ロシュフォールに集う人の
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.6


私たちは思っている以上にお互いのこと知らないし、だけど2人で話してる時くらい全然好きじゃないあの子とも、同じ気持ちを共有出来るかも。

青春という、はちゃめちゃで愛おしい、人生のイントロダクションの
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ストロベリーショートケイクス(2006年製作の映画)

3.5


女の人の生活は趣深い。
みんな違っていて、どこかで何かを演じているようで、したたかで、でも底に流れる痛々しさや寂しさはなぜか繋がっているようで。

自分の居場所もよくわからないような日々の中で、愛し
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0



子供の時に読んだ若草物語が想い起こされて懐かしかった。
ただ横たわり続ける人生の、何に意味を見出すかは人それぞれで、迷いながら進むその様子はどうであれきっと美しい。
四姉妹から、女性のいくつもの幸
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パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

3.5


だからなんだというわけでもない日々の中で、進まない、止まったままの記憶だけがどうも魅力的に心に居座っていたりする。
1人でも誰かを思うことは出来る。それはもう一人ぼっちではないということ。

絵をす
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