myjstyleさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

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ギャングものはあまり興味がなく本作は未見でしたが、スルーするには惜しい力作ですね。俳優陣も頑張っているし、デ・パルマ監督も冴えていました。乳母車の階段シーンはスリリングで惹きつけられました。カポネは刑>>続きを読む

パラサイト(1998年製作の映画)

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ある日高校に行ったら先生の様子がおかしい。両親に話しても、信じてくれない。しかも、登校しろと言う。体を乗っ取られた先生たちが迫ってくる。怖い!クラスメイト6人でエイリアンと戦うことに。でも、この中にも>>続きを読む

ダーティ・ガイズ パリ風俗街潜入捜査線(2018年製作の映画)

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パリの風俗業界への潜入捜査というタイトルなら、東欧マフィアが現れたり覚醒剤漬け、監禁などダークサイドが暴かれるのか?と思いきや、税務署のマルサの捜査でした。潜入すると結構風俗嬢はネアカでいい人ばかり、>>続きを読む

アバウト・ア・ボーイ(2002年製作の映画)

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親の印税暮らしで生まれてこのかた働いたことがなく大人になりきれない大人のウィルと母親が情緒不安定で子供なのに大人びたところのあるマーカスの凄い歳の差のあるふたりの友情物語。見終わってとてもほっこりしま>>続きを読む

愛と銃弾(2017年製作の映画)

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愛する女を救うためマフィアを抜けようとする男はかつての仲間たちを相手に血みどろの銃弾戦を始めます。と言ってもこのドラマはネアカです。若き殺し屋が病院で幼なじみの恋人と出会ったシーン。彼女は突然「フラッ>>続きを読む

METライブビューイング2018-19 サン=サーンス「サムソンとデリラ」(2018年製作の映画)

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さすがメト!セットが大掛かりで衣装も華やか、舞台映えします。第一部はオペラとは思えないほど単調な歌が続きますね。第二部に入って物語が動き出し、駆け引きや葛藤の場面が見せ場です。「あなたの声に私の心も開>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

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オープニングがエンディングっぽいところで、もう天才って感じがする。これは語る映画じゃない。楽しむ映画でしょ。みんながそれぞれ信念を持っている風に語るセリフが妙にかっこいい。ユマ・サーマンの存在感。ぜー>>続きを読む

死霊院 世界で最も呪われた事件(2017年製作の映画)

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何かが憑くというのはキリスト教圏だと憑くものは悪魔です。神に対抗する存在なので凄い力を持っていると思いきや、意外に弱い。神父でもない人が駆けつけて、数十分くらいで祓ってしまいました。3日かけてシスター>>続きを読む

暗くなるまでこの恋を(1969年製作の映画)

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1969年の仏 トリュフォーの作品。色香に迷うという言葉そのままに、ベルモントの人生が面白いように転落していきます。それでも後悔していないというのですから、魔性の女ですね。原題ではサイレーンとあります>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

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宗教学の講義で“通過儀礼”の教材として視聴しました。子供達にとって親の存在は大きい。その昔、初めて見た頃は、家庭環境が悪かったり、親に認められない子供たちのトラウマがそれほど大きいと気づかなかった。た>>続きを読む

第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

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岩のトンネルを流れる川筋を小舟で遡上します。産道に思える洞窟を抜けると広がる山紫水明のパノラマ。ベトナムの奥地、秘境のような山間に広がるのは、大地主一族の集落です。集落に住む夫人たちや娘たちは美人ぞろ>>続きを読む

青春の蹉跌(1974年製作の映画)

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作品からはwikiにあるような70年安保終焉の虚無感、青春の情熱、孤独、焦躁を感じません。青春のもつ一瞬の輝きさえなく、薄汚れた昭和の風景を見せられました。エンヤ〜トット♫ 賢一郎は自分の野心のために>>続きを読む

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

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実はウィルには深い心の闇がありました。孤児で養父母を転々としてきた彼には虐待された記憶はあっても愛したり愛された記憶はありません。自分を愛せないし、彼女から「愛してる」と告白されても、その愛が続くと思>>続きを読む

聖女/Mad Sister(2018年製作の映画)

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「96時間」を思い出しました。誘拐ではなくて拉致、娘じゃなくて妹、リーアムじゃなくて綺麗なお姉さんと違いはありますが、殺されるまでの限られた時期内に救出するというのは同じです。イジメの延長で美人局させ>>続きを読む

めぐり逢う朝(1991年製作の映画)

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先だって、クープランの美しい「ルソン・ド・テネブレ」を聴いて、この曲を劇中曲にしている本作に備えました。マレのヴィオール曲は大好きですが、性格はスタンダールの作中人物のように俗っぽく、師匠コロンブの娘>>続きを読む

見えない目撃者(2019年製作の映画)

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中国版を見ていたので、日本版と見比べると、同一の原作をどのように脚本化するかでお国柄の違いが見えました。日本版はディテールにこだわります。自然な流れを作り、ヒロインや少年を精神的に成長させています。そ>>続きを読む

見えない目撃者(2015年製作の映画)

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SNSを利用した犯行はありがちで巧妙というわけではなく、警察やヒロインをミスリードさせるといったいった技巧もなく、犯人が特に知的とは思えません。なのに犯人が迫ってくるのは、警察や男の子の応対がポンコツ>>続きを読む

画皮 あやかしの恋(2008年製作の映画)

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「如懿伝」のジョウ・シュン、映画監督としても成功したヴィッキー・チャオ、「宮廷の諍い女」のスン・リーの三美人女優の競演というのも豪華ですね。大好きな中国伝奇小説集「聊斎志異」が種本といいますが、あやか>>続きを読む

幸せのちから(2006年製作の映画)

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コロナショックの最中に見ると一層身につまされます。主人公はセールス品が売れず、家賃も税金も滞納し妻は1日16時間働きますが、生活の目処が立ちません。妻は思い余って子供を連れて家を出ます。逼迫の原因は、>>続きを読む

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

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殺し屋の物語だけどアクションシーンは見せない。男は子供の頃に父親から受けたDVのPTSDがあり、フラッシュバックがたびたび描かれる。今は身を挺して守ってくれた母親を介護する2人暮らし。この設定が異色で>>続きを読む

天使のいる図書館(2017年製作の映画)

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大阪と奈良の県境に生まれ育ったのでとてもノスタルジーを掻き立てられました。御所や葛城エリアには今なお残る街並みです。寺社が至る所にあって、四季折々の景色が美しく、奈良愛に溢れていますね。頑なで心を閉ざ>>続きを読む

コロンビアーナ(2011年製作の映画)

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ふと見ると「コロンビアーナ」が放映されていました。これって、ゾーイ・サルダナがヒロインだったのですね。スタイルはもちろん、身のこなしも俊敏で、マシーンのように殺人計画を遂行します。カッコいい!おじさん>>続きを読む

おかえり、ブルゴーニュへ(2017年製作の映画)

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美しいブルゴーニュの景色に乗せて、兄弟や家族の絆を考えさせられました。そして、生まれた土地というのも自分を縛ってきますね。多くを語らないのに、相手を思いやる仲の良すぎる兄弟です。父親との長年のわだかま>>続きを読む

花の影(1996年製作の映画)

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ハスが群生する水路を小舟が漕ぎ進む場面が印象的です。舞台は蘇州の名氏龐家。広大で迷路のような屋敷を歩き回る(時には駆け巡る)場面は「山猫」の大貴族邸を彷彿します。阿片に侵された龐家が漂わせる頽廃と狂気>>続きを読む

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

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移動橋から広場まで移動するなかで若者たちが踊るシーンは色彩と喜びに満ちていて美しい。改めて見ると、みんなが未来を信じる時代です。若さを謳歌する姿は輝やいて眩しい。大好きなカトリーヌ・ドヌーブは23才の>>続きを読む

長いお別れ(2019年製作の映画)

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認知症は残酷で切実なテーマだけに各国の作品に取り上げています。本作は妻や娘たちの愛情に包まれて、これ以上ない幸せな人生のエンディングでしたね。松原さんがいつまでも可愛らしい妻像を好演され、変わらぬ男た>>続きを読む

ワールド・オブ・ライズ(2008年製作の映画)

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CIAの対イスラム過激派工作の内幕もの。「ボーダーライン」風のハードボイルドかと思ったら、ディカプリオが現地の看護士さんに一目惚れ。苛酷な任務の最中にそれはないだろって突っ込んだら、敵もしっかり突っ込>>続きを読む

オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン(2011年製作の映画)

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スケールが空前絶後、セットや衣装が豪華絢爛、一流の演者たちが200名も結集して作り上げた舞台劇「オペラ座の怪人」は奇跡としか言いようのない完成度です。ミュージカル作品は数あれど、このディスクを見ないの>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

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自粛生活を理由にして、高画質のプロジェクターに買い替えたので、迫真のレースシーンもホームシアターならではの臨場感がありました。結末も天才肌のレーサーらしいものです。でも、取り巻く男たちは純粋さを欠き、>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

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それぞれ親子関係にいわくがあります。それでも、母と娘に強い絆が生まれることが、納得できるのは、3人の素晴らしい演技の賜物です。オダギリジョーはダメ夫ですが、優しさはある設定ですよね。なのに、見舞いに行>>続きを読む

あなた、その川を渡らないで(2014年製作の映画)

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14才で結婚してから76年、妻89才、夫98才の老夫婦が山あいの田舎で暮らす1年半ほどの生活を取り続けたドキュメンタリー。手を繋いだり、ふざけあったりして、いつまでも仲睦まじい。折々には子供や孫たちが>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

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茶道教室に学び始めたヒロインを通して、観客は茶道の世界を疑似体験することになります。掛け軸や茶花や器、和菓子も季節によって変わります。この美意識が素晴らしい。茶道を学ぶことは季節を感じとる感性を磨きま>>続きを読む

シネマ歌舞伎 三人吉三(2015年製作の映画)

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鶴屋南北や河竹黙阿弥が書いたデカダンスな歌舞伎にハマっています。「三人吉三」は名セリフを聞くのも楽しい。囃子方がなくても、現代的な音楽や演出で凄く現代の舞台劇風になっても、やはり、これは紛れもない歌舞>>続きを読む

アナコンダ(1997年製作の映画)

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90分ほどで過不足なくまとめ上げたパニック映画の秀作です。アマゾンの奥地にアナコンダが潜むというのはリアリティがある。凄まじい破壊力で確かに恐ろしい。けど、恐ろしい目に遭いたくないなら、そんなところに>>続きを読む

バルフィ!人生に唄えば(2012年製作の映画)

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自閉症のジルミルと聾唖のバルフィが2人で過ごす場面はなんてピュアに輝いているのだろう。シャボン玉に入った蛍が光を放つシーンや森を2人でシンクロするように歩くシーンとか、ため息が出るほど美しい。バルフィ>>続きを読む

ボリショイ・バレエ in シネマ Season 2014-2015 「白鳥の湖」(2015年製作の映画)

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ボリショイ劇場は伝統があり、威厳と格式の高さを感じさせます。ダンサーのコール・ド・バレエ (群舞)を俯瞰で見せてくれますが、一糸も乱れぬ美しさです。もちろん、バレエ にセリフがありませんが、チャイコフ>>続きを読む