myjstyleさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

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王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件(2010年製作の映画)

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中国の歴史アクションものは荒唐無稽・奇想天外で大好きです。中国4千年の間には多彩な歴史上の人物がいるし、空想上のキャラも多い。今回も、則天武后や三蔵法師の弟子が出ていました。方術合戦も面白い。まだ、雑>>続きを読む

女の一生(2016年製作の映画)

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モーパッサンはドSでした。 17才までは修道院で育った無垢なヒロインが嫁いだ美男の子爵は吝嗇な上に不実、生まれた息子は怠惰で浪費家、という巡り合わせのなか、人生が逼迫していきます。ヒロインは狂うか自殺>>続きを読む

アラジン 新たなる冒険(2015年製作の映画)

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ガラン版「千一夜物語」の読了つながりで視聴。弾けていてとても楽しかった。先にパート2を見ていたけど、この面白さがキープできていればと残念な出来でしたね。

アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

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高校や大学への進級を目前に控えた田舎町に住むティーンズの1日を群像劇のように描いています。まぁ、男子も女子も盛りのついた時期とはこのことですね。少なくともキスまでは経験しておきたいようです。主人公たち>>続きを読む

シシリーの黒い霧(1962年製作の映画)

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シシリア独立の経緯がドキュメンタリー風に描かれる。残念ながら、血生臭く、邪な集団の抗争から生まれた独立でした。松本清張の「昭和史発掘」をシシリア版で見たような気になる歴史の暗部ですね。

METライブビューイング2017-18 ベッリーニ「ノルマ」(2017年製作の映画)

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イタリアの作曲家ベッリー二30 才の作品。舞台はローマ帝国に支配されたガリア。卑弥呼のような立場にある巫女ノルマがローマ帝国の武将と許されない関係にあり2人の子までなしている。ところが武将は若い巫女に>>続きを読む

九龍猟奇殺人事件(2015年製作の映画)

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映像が芸術的で音楽も心に染み、やるせなさが掻き立てられます。大陸から家族で香港に出てきたのち、わずか1年で生を終えさせた16才の女の子(ジェイメイ)へのレクイエムですね。ジェイメイがティンに好きな言葉>>続きを読む

検察側の罪人(2018年製作の映画)

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「罪を憎んで人を憎まず」とは正に「言うは易し行うは難し」ということです。河原で少女を強姦して殺してしまった変態野郎は時効で逃げても、捏造してでも死刑にしたいという感情はわかる。法治主義を理解しても感情>>続きを読む

ステップ・アップ(2006年製作の映画)

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この手の作品にある、日々のハードな練習、挫折、クリアというステップアップ感がまるでないのでラストに達成感が感じられない。ただ、ダンスを見るだけならさすがに上手でした。黒人の男の子の死も唐突だし、必然性>>続きを読む

シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

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見逃すのは惜しいサスペンス佳作。アナ・ケンドリックがいい人だけどウザいブログママでコメディ風味を添えています。ブレイク・ライブリーは流石のビューティ&ゴージャスですが、下品さをさりげに出して伏線を貼っ>>続きを読む

あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

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日常は静かに流れているようですが、メイドという身分、結婚制度、未亡人ということなど的確に描写し、インド社会の現状を伝えています。目の前にあるリモコンでさえメイドに命じエアコンをつけさせることに驚きまし>>続きを読む

がんばれ!ベアーズ(1976年製作の映画)

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飲んだくれで金持ちのプール掃除を生業にしている監督は第一試合敗退後、何故だか俄然やる気を出し、エース2名を引き入れて強くなります。移民、黒人、貧民、チビ、ガリ勉など弱者チームがオール白人のエリートに勝>>続きを読む

あいつと私(1961年製作の映画)

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(1961年版)若い頃の芦川いづみがかわいい。出突っ張りで満足しました。1960年って、言葉づかいがずいぶん違いますね。みんな老けていてとても大学生に見えません。それにしても、女性の意識や地位は今より>>続きを読む

ニューヨーク東8番街の奇跡(1987年製作の映画)

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カフェの営業ができない、とてもじゃないが住んでいられない。80年代、地上げ屋が非道な狼藉を働いたのは日本だけじゃないですね。住民たちが限界まで追い詰められたとき、キュートなUFOが現れ危機を救ってくれ>>続きを読む

ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

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映像もヒロインも美しい。でも、やりきれない。アメリカには根深い黒人への偏見があり、部屋を借り事すら既に至難のようです。ごく普通の若いカップルの人生がある日突然冤罪によって暗転します。釈放されても前科者>>続きを読む

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

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サスペンスフルな出だしとスタイリッシュな映像に期待が高まります。謎めいた落書き、謎めいた人たち、謎めいた事件、そういえばお母さんの電話も謎めいています。多くの人が死に、主人公も人を殺しますが、あっけら>>続きを読む

バッドボーイズ(1995年製作の映画)

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面白いけど、BSの放送は乱暴にカットされた編集でした。吹替えだと、ふたりの掛け合うマシンガントークの味がうまく伝わらず、残念でした。

長崎ぶらぶら節(2000年製作の映画)

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丸山花街に生きる愛八は芸一筋。分を知り、筋を通す生き方は一見か弱そうだがとても勁い。吉永小百合が美しい日本の女をよく演じています。誰一人幸せになった人はいませんが、皆生き様が美しい。なかにし礼の美学で>>続きを読む

シェルタリング・スカイ(1990年製作の映画)

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アメリカで享楽的に生きてきたふたりは、満たされない想いを抱えて最果てのサハラ砂漠まで来てしまいます。描かれるのは、詰まるところ、人間という存在の苛酷なまでの孤独さでしょう。砂漠はメタファーです。キッド>>続きを読む

雪の轍(2014年製作の映画)

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カッパドキアの景色が荒涼としていて晩年を迎える主人公の精神的風景に重なります。役者としては大成しなかったけど、相当な遺産を相続し富裕層になった主人公は一見、温厚な老紳士ですが、プライドが高く人を見下し>>続きを読む

心と体と(2017年製作の映画)

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こんな映画はハリウッドからは産まれない、多様性は大切ですね。二匹の鹿が暮らす森は静謐で美しく、主人公の男女も人との交流を避け、単調だけど静かな毎日です。でも、ひとたび相手を想い始めた時、彼女の心の内に>>続きを読む

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

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盲目だけど耳がよく、少しの物音も聞き逃さず獰猛な肉食生物が襲いかかります。人類は絶滅寸前。これはホラーというジャンルを選んで家族愛を描いてみせた異色作ですね。その企みはとても成功しています。大きな犠牲>>続きを読む

シャザム!(2019年製作の映画)

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続編作る気満々ですね。面白いけど浅い。シャザムは最強無比なので大味です。ファミリー映画の括りかと思います。

キャッツ(2019年製作の映画)

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映像ならではのファンタジーの世界が構築され、歌も踊りもさすがの実力者揃いの意欲作です。「メモリー」は感動しました。可憐なヴィクトリア(プリマのバレエがふんだんに見れて眼福でした。彼女、歌もうまい!)を>>続きを読む

16ブロック(2006年製作の映画)

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気軽な囚人移送と思ったら、すごい陰謀が企まれていました。そこからの逃走劇がスリル満点でハラハラのしどおし。ありがちな警官の腐敗暴露もので終わらなかったのは、秀逸な脚本のおかげです。ブルース・ウィルスが>>続きを読む

マネー・ピット(1986年製作の映画)

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家が壊れていく〜。
最初はハラハラしたけど、  😱
もう、笑うしかない。   😆

香華 前後篇(1964年製作の映画)

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明治から昭和まで、自由奔放に女として生きた母(音羽信子)と、女郎の娘という宿痾を背負いながら真面目に女の筋を通して生きた娘(岡田茉莉子)の愛憎ない混ぜの人生を描いた、正に、日本版「女の一生」の名作です>>続きを読む

マイ ビューティフル ガーデン(2016年製作の映画)

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いい映画ですね♪ 映像がきれいで、イングリッシュガーデンが美しい。ちょっとアメリ風な効果も楽しい。音楽もよかったですね。不器用に人と交わらずに生きてきたベラはルナと一緒ですね。彼女が綴る絵本でルナを羽>>続きを読む

ニーゼと光のアトリエ(2015年製作の映画)

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1944年当時の精神障害の治療といえば電気ショックやロボトミー手術だったのですね。目を背けたくなるシーンですが、今は、中毒性が高く副作用のある薬漬けが主流です。非人道ということでは今も昔も変わりません>>続きを読む

ルージュの手紙(2017年製作の映画)

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ドヌーヴ演じるベアトリスは酒・タバコ・バクチ・恋と奔放に生きてきたが、がんの余命宣告を受けて30 年ぶりに義理の娘に電話する。アラフィフの娘は生真面目な助産婦で女手一つで息子を医大に入れている。水と油>>続きを読む

アラジン 悪しき王子と二人の魔人(2018年製作の映画)

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タイトルにアラジンとありますが、全く冒険のない、ぬるいコメディです。バクダッドと王女を奪い取ろうとする悪者は地方の土豪で背が低く醜く教養がありません。その無学さぶりで笑いを取ろうとしています。コメディ>>続きを読む

映画 賭ケグルイ(2019年製作の映画)

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エキセントリックな登場人物ばかりですが、若い才能が全力で演技してる姿が清々しい。それぞれの顔芸も楽しめました。次はTV版も見たいですね。それにしても、キャラクターの名付けのセンスが一風変わっています。>>続きを読む

スノー・エンジェル(2007年製作の映画)

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アメリカの田舎町は刺激がなく出会う顔ぶれも一緒で息が詰まります。結婚して、別れて、不倫して、というのが狭い共同体で行われるので、人間関係が錯綜します。ケイト・ベッキンセールほどの美人でも輝かない。日常>>続きを読む

エンジェル、見えない恋人(2016年製作の映画)

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こんな映画 大好きです。目の見えない少女と全身透明の男の子のラブファンタジー。色彩や音への繊細なこだわりは、もちろん素晴らしいのですが、ブレンダ・リーのall the wayがいい。観念的に純化された>>続きを読む

ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

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アメリカという“差別と偽善に満ちた社会”を告発した諷刺映画かと思いました。ケネディ暗殺の年(1963)でさえ、ここまで黒人の人権がない社会だったのですね。富裕層の主人公は思いつきのレベルで黒人差別告発>>続きを読む

ピアノの森(2007年製作の映画)

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原作を尊重して作られているので、あの名作の感動が蘇り、ウルッとしました。カイくんと雨宮くんの関係はモーツァルトとサリエリのようですが、決定的に違うのは2人の間で育まれる友情です。大作ですが、最後まで名>>続きを読む