なつこさんの映画レビュー・感想・評価 - 38ページ目

HERO(2015年製作の映画)

3.4

シリーズ通してファンの為、天宮と久利生が並んでるだけでテンション上がります。
なのでスコア甘めですw

相変わらず楽しい城西支部メンバーの会話劇と、いい意味で何も裏切らない、予想通り鉄板の起承転結。
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

3.8

余命30日と言われながらも入院はせず、未承認の薬を片っ端から試すロン。

最初は命への貪欲さだけだと思っていましたが、それをビジネスに発展させていく所が素晴らしい。自分の体を使った研究を、それだけでは
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サイモン・バーチ(1998年製作の映画)

3.8

ジョーとサイモンの友情の物語。
そして、素敵すぎるママといい人すぎるベンが、彼らに寄り添う。

ストーリーのベースにはサイモンの信仰心「神様の計画」がある…にしてはサイモンの発言がいちいちゲスいw
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ダーク・ブラッド(2012年製作の映画)

3.0

未完の部分は、台本を読む形で補完されてました。
最初の監督の語りの通り「4本目の脚がない椅子」のような作品。

砂漠で遭難した夫婦が、助けを求めた男の狂気に翻弄されるサスペンス。
ただ大人しく待ってい
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ノイズ(1999年製作の映画)

2.9

そんなすぐに地球に戻れちゃうの?とか、飛ぶ前のシーンが短すぎて、帰ってきてからとの違いが全然分からないとか、ツッコミどころが多くて、前半はまるでストーリーが入ってきませんでしたがw
後半はジョニデの目
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

3.7

前作よりもストーリー性があった冬春。

相変わらず景色も野菜も美しい。
そしてお腹が空くw
ケーキもじゃがいもパンも美味しそうだったけど、ばっけ味噌の作り方を知りたい。

じゃがいもを植えるという事が
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リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

3.6

自然の色が美しい。映像はもちろん、水の音、土の音、風の音…音も美しい。
さりげなく猫も可愛いw

そして、食べ物が全部美味しそうw
ストーブでパンとか焼いてみたい!と思った次の瞬間、自分が超面倒くさが
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小さいおうち(2013年製作の映画)

3.4

一貫して純朴で優しい空気を纏った黒木華と、後半に向けてどんどん艶っぽくなっていく松たか子。
これは2人の女性の映画であり、戦争映画でもあるのかな、と。

そのまますーっと終わるつもりが、最後の砂浜のシ
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イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

3.6

音楽とか車とかPCとかファッションとか、80年代懐かしい。
マイベストテープとか、音楽好きの友達と交換したりしてたなーとか思い出しちゃいました。

内容としては、伏線の回収が丁寧。
あれだけ丁寧にやっ
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猫侍 南の島へ行く(2015年製作の映画)

3.1

猫侍ファンのための映画。
ファンじゃない人が観たら「なんじゃこりゃ」だと思いますwそんな簡単に帰れるなら早く帰れよ!とか(笑)でも、なにげに北村一輝氏のダンスは貴重かもw

相変わらず成り行きに流され
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.4

社会風刺の強いブラックコメディ。

最初のうちは、現代で浮きまくるヒトラーを見てるだけで面白い。
コメディ色が強くて、ロードムービー的な部分も含め、かなり笑えました。
でもテレビ出演をし始めたあたりか
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.3

香川照之の、不気味なのにどこか滑稽なあの独特の雰囲気。さすがです。
同時に、それが無かったら、この映画はどうなっていたのだろう?と思ってしまった脚本。
康子が西野に操られるようになるまでの過程が雑に感
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64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

3.5

事件の真実が明らかになっていく後編。
とにかく緊迫感が凄い。個々のぶつかり合う音が聞こえそうな迫力の演技。

作品のクオリティとしては、もっとスコア高いと思うんですが、納得いがない部分があってこのスコ
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

3.2

ハンパない陰鬱な空気。
怖いくらいの閉鎖感。

でも、個人的に一番怖かったのは母親。
兄の歪んだ愛や孤独は暴力を通して伝わってくるけど、母親はある意味しがらみの中心として覆いかぶさってくる。

ダンス
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靴職人と魔法のミシン(2014年製作の映画)

3.4

魔法のミシンで直した靴を履くと、靴の持ち主になれる。というファンタジー。

別人になれるというのに、やる事がいちいち小さい主人公w
でも、なり変わる人によっては大変な事になる。

悪党のボスに変身した
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ファブリックの女王(2015年製作の映画)

2.8

劇中劇のような構成で、アルミを演じるマリアがアルミという女性を理解しようとしていく流れは嫌いじゃない。
でも、この映画で描かれてるアルミという女性は嫌いでした。
従業員が大切と言いながら、散財し、自分
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マネーモンスター(2016年製作の映画)

3.7

情報番組マネーモンスター。
この番組の情報で財産を失ったという犯人カイルが番組をジャックする。人質はコトの発端となった誤情報をペラペラと流してしまった司会者のリー。
2人は真実を暴くためスタジオの外に
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教授のおかしな妄想殺人(2015年製作の映画)

3.4

軽快な音楽にのせて、エマ・ストーンがキラキラしてるから、うっかりオシャレコメディだと思いそうになりましたが、どう考えてもかなりブラックでした。

人生のスイッチが切れて、生きる気力の無かった教授が、あ
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女子ーズ(2014年製作の映画)

3.2

グダグダ感がたまらないですね!
怪人みんないい奴だし、全然緊張感ないし。特にストーリーらしいストーリーでもないし(一応褒めてます笑)
女子ーズの5人がとにかく可愛いのと、無駄に凝ったオープニングとエン
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ビリギャル(2015年製作の映画)

3.5

原作が有名なので、結末まで分かっているんですが、最後まで応援したくなる気持ちで観れました。

一生懸命頑張ってる本人はもちろんですが、見ている周りも多かれ少なかれ、その姿に影響は受けますよね。
やる気
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ストロボ・エッジ(2015年製作の映画)

3.3

勝手に有村架純祭りw

この手の映画化は、原作が良くても実写になるとむず痒くて、結構苦手なんですが、これは普通に観ちゃいました。

それもこれも、福士くんと架純ちゃんのなせる技ですな(あくまでも個人的
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

2.9

評価の高い作品だと分かっているんです。そしてウディ・アレンの作品は基本的に好きなんです。なのに、こんなにハマらない時があるんだな、と思った一作。

第四の壁を越えてきたり、彼らしい皮肉を盛り込んだ会話
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リアリティのダンス(2013年製作の映画)

3.4

衝撃的で美しい。
でも、描かれている内容は残酷で繊細。
それぞれ心では愛を求め、承認を求めているのに仮面をつけて虚勢を張る。
こんな遠回りな人生の、そして家族の再生物語は観たことがない。

人生は選択
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ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

3.8

ホドロフスキーの語りが上手くて、ワクワクするのを止められない。なんて人を惹きつける魅力を持ってる人なんだろう。どんどん引き込まれる。
超豪華なキャストやスタッフが彼の元に集まったのも納得できる。
でも
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.0

私も「まだ(なりたいものに)なれてない」です。
久しぶりにジワジワと沁みる時間でした。

良多のダメ男(またはダメ息子)っぷりは、幼稚なプライドも手伝ってか、どうしようもないレベル。
実家で母親のヘソ
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デッドプール(2016年製作の映画)

3.9

予想以上にアクション映画で、テンション上がった!カメラワークも好き。
そして何より、最初から最後まで、悪ふざけを貫き通してて気持ちいい!
ちょっといい話とか、ちょっとシリアスとか、普通はあるんだけど一
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とらわれて夏(2013年製作の映画)

3.7

予想より、ずっと心温まる素敵な物語でした。
脱獄犯と母と息子。
実の父と過ごす日曜日よりも、ずっと濃密で、愛が詰まった5日間。
母が、失った何かを取り戻した5日間。
息子は、何かを感じられた5日間。
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素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店(2015年製作の映画)

3.7

キャラクターもユーモアも、とっても可愛らしくて、映像も美しい。まさに素敵なサプライズでしたw

感情を持たないヤーコブが、ずっとやりたかった事、それは人生を終わらせる事。
そんな彼が偶然出会ったのは、
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.4

99分と、コンパクトにまとめてるのに、いろんな感情を残していく作品。

前半は、私の中の吉田監督のイメージそのまま、シュールでほんわか、クスッと笑えるコメディ。
喋り方も含め、ムロくんの気持ち悪さが最
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ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

3.3

ホントに柏木イヤな奴だな。
こんな奴の為に、みんなが傷付いたり命を落としたり、苛立ちはあっても感動は出来なかった。

ストーリーとしては、彼らが裁判を通して自分と向き合っていくという感じで、嫌いじゃな
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ニシノユキヒコの恋と冒険(2014年製作の映画)

3.1

とてもゆったりと、静かに目の前を流れていくような作品。
特別見せ場も波もない、ただただニシノユキヒコと彼に関わった女性達が描かれている。

のんびりとした空気感と、モテるしイケメンなのに、優しすぎて幸
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あなたを抱きしめる日まで(2013年製作の映画)

3.9

赦すという事が前提にあるからか、優しい空気感に包まれた作品でした。

その空気とは逆に、全然悪びれない修道院側に、マーティン同様怒りを覚ずにはいられませんでした。
純潔を貫く事がそんなに大事か!
これ
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.8

お涙ちょうだい映画ではなく、あたたかい気持ちにしてくれる作品。

余命宣告された人生の終わりに、こんな出会いがあったらどんなに救われるだろう。

悲観するのではなく、死ぬまでにやりたい事「棺桶リスト」
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ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

3.5

柏木くん嫌な奴すぎて、被害者なのに全然可哀相に思えなかった…。

「口先だけの偽善者」という言葉は他人事じゃない感じがして、聞いてて苦しくなりますね。

生徒達の演技が想像よりしっかりしてて、安心して
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ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)

3.8

ぶつかってばかりの父と息子。
でも本当は大切に思ってる。
だから息子は弁護をする。本気で。
不器用な父親も、喧嘩の最中に本当は帰ってきてほしかった事や、法廷の証言中に愛情が口を突いて出てしまう所とか、
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ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

3.6

たった数人で無数のタリバン兵と繰り広げる銃撃戦。
シールズものは、ホントに心臓が掴まれるみたいに苦しくなる。
肉体の苛酷さはもちろんですが、凡人には理解出来ないレベルの精神力に、観てるだけで押し潰され
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