なつこさんの映画レビュー・感想・評価 - 36ページ目

マッドマックス(1979年製作の映画)

3.5

メル・ギブソンといえばこれ、って古い?(笑)

まず、これが30年以上前に作られたというのが凄い。

あの頃の近未来という設定は、現代に限りなく近いし、カーアクションは怪我人続出だったんじゃないだろう
>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.9

実話とは思えないくらい軽快でテンポが良くて、楽しかった!

フランクは度胸があって賢くて、本当に天才詐欺師。でも一方で両親に愛されたい、みんなで暮らしたい、そんな少年らしい願望や、甘えや人としての未熟
>>続きを読む

新宿スワン(2015年製作の映画)

2.9

園子温ぽくないなー、というのが最初の感想。
キャストが豪華なのと、喧嘩のシーンが多いのでボリューム感はある。
でもなんだろうなー、ダイジェストな感じ?…原作読んでたら違うのかな。
続編が作られる事に驚
>>続きを読む

トイレのピエタ(2015年製作の映画)

3.4

「世界はとても残酷なのよ」

荒んだ男が少しずつ柔らかな表情になっていくのがとても自然で、期待してなかった野田洋次郎に、すっかり引き込まれてしまった。

何かしたかったハズなのに、何もせずに毎日を消費
>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.3

前情報なしで行ったので、ラストにタイトルが出た瞬間、このタイトルの意味を理解しました。

情熱の赤が好きな双葉。
出会った全ての人を巻き込み、愛を注ぐ。
その太陽のような女性は、最後まで熱く、温かく、
>>続きを読む

しあわせはどこにある(2014年製作の映画)

3.9

サイモン・ペッグが観たくてw
オープニング、ワンコに一瞬で心奪われました。あとイラストや模型の演出が可愛いw

幸せは人それぞれだと分かっていても、やっぱり考えてしまう「どうしたら幸せになれる?」「何
>>続きを読む

スター・トレック BEYOND(2016年製作の映画)

3.8

やっぱスタートレック最高!
計画性なさすぎとか、無防備にやられすぎとか、それ動くの無理でしょとか、細かい事は置いといて、超娯楽SF大作として楽しかった!
DVDだったら、続けてもう一回観てるw
すみま
>>続きを読む

あん(2015年製作の映画)

3.9

会話が自然で、風の音や生活音に溶け込んで消えてしまいそうなくらい。
それが最高のキャスティングで、丁寧に耳に届けられる。

ソメイヨシノが美しく儚く、1人の女性の人生を表しているようで、涙が出る。
>>続きを読む

何者(2016年製作の映画)

-

上辺だけの仲間とか、見えないSNSの向こうの人達への「充実してます」アピールとか、ホントの気持ちは口に出来なくて、SNSで発信するとか、誰もがちょっとずつ覚えがあるのではないだろうか。

そういう気持
>>続きを読む

永い言い訳(2016年製作の映画)

4.2

西川色でふんわりと優しい空気に包まれる。でも油断してるとザックリと胸をえぐられる。そんな時間でした。

最初のシーンから幸夫くんにイラッときて、なんだこの男!めんどくさいな!って思うんだけど、彼が大宮
>>続きを読む

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014年製作の映画)

3.7

最初から飛ばしてましたね。
予想を裏切らない、お約束満載豪快アクション。全部分かってて楽しむ映画!こういうの好きなんですよねー。

今回は若手チームがマンネリ防止してくれて、新旧それぞれの良さが出てま
>>続きを読む

キッズ・リターン 再会の時(2013年製作の映画)

2.9

前作のエンディングが好きだったので、どうにも手が出なかった今作。

うーん。役者も監督も違うから、もう別物として観なきゃいけないんですよね。

前作から時間が空いて、二人は再会してるんですよね?にして
>>続きを読む

駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

3.5

重いテーマですがテンポが良く、笑えるところも多くて、面白かったです。

ただ、セリフまわしが独特なのと、聞き取りづらいのと、色んな要素が盛り沢山すぎて、結構疲れました。
他の方のレビューにもありました
>>続きを読む

SCOOP!(2016年製作の映画)

3.8

エンドロールがいい。
大根監督の最後までこだわっちゃうところ、選曲も含めて好きです。って、先にラストのこと書いちゃいました(笑)

福山のゲスっぷりばかり注目されてますが、静はなかなか魅力的な人物でし
>>続きを読む

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.7

父親が勝ち馬だの負け犬だの、やかましい。おじいちゃんはぶっ飛んでて手に負えない。伯父さんは自殺未遂したばかり。長男は9ヶ月も喋っていない。そして、そんな家族と普通に暮らす母親も、多分普通じゃないと思う>>続きを読む

インサイダー(1999年製作の映画)

3.9

ものすごく硬派な社会派ドラマ。
今観ても、まったく古さを感じない。
あ、携帯電話は大きくてアンテナびよんびよんいってますが(笑)

ただシンプルに、悪い事を悪いと言う、ただそれだけの行動が、こんなにも
>>続きを読む

ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years(2016年製作の映画)

3.8

のちに出てくる数々のミュージシャン達に、道を作ったとも言えるビートルズ。
そんな彼らをリアルに感じるドキュメンタリーとして、とても分かりやすく良く出来ている。
そして、こんなに盛り沢山の映像と、これで
>>続きを読む

映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.9

次々と頬を伝う涙を止められませんでした。
これは障害の話ではなく、他者とのコミュニケーションが上手くとれない少年少女たちの物語だったんですね。

聞こえない硝子と、周りの声を聞かなくなってしまった将也
>>続きを読む

ミケランジェロ・プロジェクト(2013年製作の映画)

3.5

あまりにも評価が低かったので、全く期待せず観たのですが、普通に面白かったです。

戦時下でこんなミッションがあったという事実、自ら最前線へ赴き、周囲の非協力的な中でも、自分の任務に誇りを持って戦った彼
>>続きを読む

エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

3.8

ジュリア・ロバーツが、ものすごく魅力的。
見た目はチャラくてガサツだけど、真面目で誠実なエリンを、とてもチャーミングに演じてます。

運命は自ら切り拓く。それを体現した、本当に魅力的で素敵な女性。
>>続きを読む

アスファルト(2015年製作の映画)

3.9

寂れた団地の日常を、3組の出会いから数日間だけ切り取った、静かだけどクスッと笑える、優しい世界観。

車椅子の男性…車椅子になった理由それ⁈(笑)
でも、おかげで出会いがあったんだもの。悪いことばか
>>続きを読む

ゾンビーバー(2014年製作の映画)

2.9

重いのが続いたので、この辺でちょっとふざけたものを…と思ったんですが、予想以上のフザケっぷりでしたねw
エンディングの曲がノリノリ過ぎて、頭から離れません(笑)

登場人物がそれぞれみんなイラッとする
>>続きを読む

怒り(2016年製作の映画)

4.0

重い。観終わった後にズッシリとくる。
人を信じること、疑うこと。
自分も含め、その判断は何処でしているんだろう。

東京、千葉、沖縄が交互に映し出されるも、違和感のない構成。3人の男も後半まで誰が犯人
>>続きを読む

百円の恋(2014年製作の映画)

4.0

ロクな人間が出てこないし、目指すべき人物像もない。
後から思い返すと、これは一子の成長物語なんだけど、そんな匂いは全くさせない独特の空気感と距離感に圧倒される。

安藤サクラは凄かった。
肉のたるんだ
>>続きを読む

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.5

最近の皆さんのレビューを見て、色々思い再見。
改めて観ても、やっぱり苦しい。

青春が書かせた詩のような語り。
主人公は、一途と言うより、いつまでも思い出から抜け出せない、イケメンなのにモヤモヤしてい
>>続きを読む

だれかの木琴(2016年製作の映画)

3.3

孤独で他者との交流を求める気持ちって、私の中にも多分ある。
その小さな隙間が、SNSを利用したりする理由かもしれない。

ただ主人公のように、相手との距離感がズレると、ちょっとこわい。決して狂ってるわ
>>続きを読む

はじまりはヒップホップ(2014年製作の映画)

3.8

決してキビキビしたダンスではない。
でも、全然興味がない(と、インタビューでハッキリ言っている笑)という音楽に乗せて、ダンスを一所懸命覚える姿は、やっぱり楽しそうで輝いてる。

私も歳をとった時に「誰
>>続きを読む

星を追う子ども(2011年製作の映画)

3.3

ジブリだ。
どう見てもジブリ。
なぜここに来てジブリ。

でも、好きか嫌いか聞かれたら好きです。
そして、生死の門が真理の扉に思えてならないのは私だけでしょうか。

ミミ可愛いかったw

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

3.8

最初、前作を観てない方は少し戸惑うかもしれませんが、基本的には単体でも楽しめるつくりになってます。

4人の華麗なカード捌きが見どころのひとつ!踊るように4人の間を舞うカード、音も気持ちいい!
かなり
>>続きを読む

フリーダ(2002年製作の映画)

3.5

実は彼女の絵は凄く苦手です。
ただこの作品を観て、少し見方が変わったかもしれません。

彼女の、情熱的で生命力に満ちた激しい人生の内にある、繊細で壊れやすい部分が絵となって外に零れ落ちたと考えると、納
>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

4.2

今まで新海監督の作品は、脆く儚いイメージでしたが、これは力強くてキラキラ輝いてました!

「入れ替わり」という、今では珍しくない設定で、ここまで新鮮に、ここまでもどかしい気持ちさせてくれる、魅力的な脚
>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.8

アクションが凄いだけの作品はたくさんありますが、これはスタイリッシュで容赦なくて、なのに爽快。
ジョンの、強さと危うさのバランスが最高!圧巻のハードボイルド。

犬のデイジーちゃんがとても可愛かったの
>>続きを読む

プラスワン(2013年製作の映画)

2.7

派手に繰り広げられるパーティ。
その中で、それぞれ自分がもう1人現れて過去を繰り返し…という設定は面白かったんだけど、え?こんな終わり方?っていう、かなり残念な結果に。

途中までは面白かったんだけど
>>続きを読む

Ray/レイ(2004年製作の映画)

3.5

レイ・チャールズが、あそこまで女癖の悪いジャンキーだとは…。

普段あまり聴かないジャンルではあるんですが、さすがレイ・チャールズ。そんな私でも知ってる曲はあって、飽きずに観られました。
彼の生涯を知
>>続きを読む

人生、サイコー!(2013年製作の映画)

3.7

ブラボーから数年ですぐリメイクとはびっくり。
前作が好きだったので、変にいじられてなくて良かった。

生物学的な子供達が、みんないい子ばっかりなんだよね!
1人くらい嫌な奴が居そうなもんだけど、それが
>>続きを読む

あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.7

若かりし頃の小さなすれ違いが、どんどん大きなすれ違いになっていく。

絶妙な数々のすれ違い、脚本が見事です。でも、2人が思うようにいかない人生を、一生懸命生きてる姿に好感が持てるので、ひたすら見守る気
>>続きを読む