とどのまつりさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

とどのまつり

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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

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ラストの着地はある意味で必然だとは思いつつ、それで本当に終われるのか、天秤ってそんなものなのかと思ってしまった。微妙に引っかかるところがとにかく多い。

風櫃(フンクイ)の少年(1983年製作の映画)

4.5

今のところ侯孝賢で一番好きかもしれない。こんなショットが撮れたらなあというところがたくさん。

空白(2021年製作の映画)

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隙がない見事な映画だと思いつつ、全編通して見た時に一番効いてるのが寺島しのぶなことに関してはそれでいいのかという気持ちもある。

トムボーイ(2011年製作の映画)

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『燃ゆる女の肖像』より断然こっち。何というか、遊びがある。

スプリング・ブレイカーズ(2012年製作の映画)

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どこまで計算して撮っているのか、シナリオを読んでみたくなる。

ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

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90年代からゼロ年代前半ってこんな映画ばかりな気がするけど『ファイト・クラブ』とかよりは全然楽しめた。

先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

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もう15分切れたら最高だったとは思うが、ちゃんと面白い娯楽映画だった。
ただ、車まわりは自動車保険のCMのようで何ともダサい。

クレールの膝(1970年製作の映画)

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ロケーションも良いけど、アルメンドロスと組んだ諸作には他とは違った艶めかしさがあると思う。
脇にいても十分気持ち悪いロメール的男にフォーカスしたら、そりゃ言わずもがなって話。

ショック・ドゥ・フューチャー(2019年製作の映画)

4.0

純粋に幸せな時間が映っているという感触がある。とても良かった。

うみべの女の子(2021年製作の映画)

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色々あるけど、肝心なところでことごとく手持ちでごまかされるのが一番不快だった。

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

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前作には見られた笠原イズムが完全に消失していて悲しい。これを換骨奪胎と捉えることは到底できないし、それを置いておいたとしてもシナリオが荒すぎるんじゃないか。

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

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退屈を感じた自分自身までもが作品の一部になってしまう、かなりメタな話だった。

息の跡(2015年製作の映画)

4.5

凄い。被写体である佐藤さんの魅力はもちろんだけど、その連鎖から物語がおのずと立ち上がってしまうひとつひとつのショットの素晴らしさ。樹齢を推測するところなんかその喜びに溢れてるし、ラストはもはや奇跡と言>>続きを読む

空に聞く(2018年製作の映画)

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NHKのディレクターに対して、阿部さんが劇中で唯一の「怒り」を見せる場面と、そこにインサートされる凧のショットがあまりにも良かった。

渚のシンドバッド(1995年製作の映画)

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メインの3人はもちろん良いのだけど、個人的にはこの年代の気持ち悪さというかグロテスク具合を体現している奸原が好き。

藍色夏恋(2002年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ良い。冒頭、揃って足を引きずる2人のショットから幸せでしかない。

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

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やはりめちゃくちゃ変な映画ではあるのだけど、不思議と受け入れられてしまう。

赤線玉の井 ぬけられます(1974年製作の映画)

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素晴らしすぎる汽車のインサート。川に入っていく宮下順子、屋上の首吊り。

わがままなヴァカンス(2019年製作の映画)

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ロメールのようで全く違う切り口。少なくともこの映画のブノワ・マジメルみたいなまともな大人の男はいなかった。

サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

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ラストの大貫妙子は反則。なんだかとても良い映画だったように錯覚してしまったよ。

親密さ(2012年製作の映画)

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相変わらず、乗り物(待ちも含めて)の場面の撮り方が本当に上手い。

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

4.0

題材に対する真摯さゆえか、物語に還元されない映画的な豊かさに溢れていたように思う。

月は上りぬ(1955年製作の映画)

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4Kの修復凄かった。次第にフレーム内での動きを失ってゆく北原三枝が見どころ。

アジアの天使(2021年製作の映画)

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いつもより良いなと思ったのは単に半分字幕だったからかもしれない。