NIELSEN堀内さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

どん底作家の人生に幸あれ!(2019年製作の映画)

2.5

ティルダ・スウィントン とベン・ウィショー 目当てに鑑賞。普段自分が選んで観ない映画でしたが、お二人の濃ゆいキャラクター演技を惜し気もなく拝見出来たのが良かったです。チャールズ・ディケンズ原作なのは後>>続きを読む

セバーグ/セバーグ 素顔の彼女(2019年製作の映画)

2.5

出演映画は観て居るけれどもジーン・セバーグ自身の背景は殆ど知らなかったので興味深い作品。クリステン・スチュアートはとても素敵な俳優さんですが、ジーン・セバーグとイコールには成らなかったかも。セシルカッ>>続きを読む

アオラレ(2020年製作の映画)

1.5

グラディエーターのラッセル・クロウがアオラレたらさぞかし怖いだろうなぁと、気軽な気持ちで観たら大分胸が悪くなる様な映画でした。先ず主人公のレイチェルに共感出来なかったので、ラッセル・クロウじゃなくても>>続きを読む

ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

3.2

流石、デヴィッド・クローネンバーグ監督。ラストに向かうにつれて、此の作品の異常性が露わに成る所が矢張りクローネンバーグ御大の初期作と言う感じ。

怒りを具現化したブルード(チャイルド)は小さいが故に非
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処刑人II(2009年製作の映画)

4.3

「父と子と聖霊の御名によって」

あの処刑人兄弟が帰って来た…!
何年も経った後の続編と言う事で主演の俳優陣も年を重ねた感じですが、基本は前作とほぼ変わらず。マクマナス兄弟のわちゃわちゃした喧嘩も可愛
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

3.8

タイムリープ系の秀作。最初の辺りは断片的に記憶が抜け落ちて居るので穴だらけの物語でしたが、タイムリープを重ねて行く程、伏線も回収されて最後の主人公の選択がとても意味のある事だと気付かされる。

誰かを
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魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

1.5

アン・ハサウェイの華やかさに惹かれて。

最初から想定内でしたが、子供が主人公だったりすると嵌れないのが残念。途中でギブアップして視聴を止めてしまいました。

記録として。

続・荒野の1ドル銀貨(1965年製作の映画)

2.5

途中からぼんやりと夕食を摂りながら視聴。ジュリアーノ・ジェンマ主演のマカロニウエスタン。続とタイトルには有りますが、続編では無く。

イタリア系の映画なので、出演者が濃いめのお顔立ち。最後は割とあっさ
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

2.5

人間は恋と革命の為に生まれて来たんだ…。ニナミカワールド炸裂のヴィジュアルと泥沼恋愛模様。太宰の正妻・美知子役の宮沢りえさんとバーのマダム役の壇蜜さんの何とお綺麗な事…。お着物姿にも貫禄が御座いました>>続きを読む

異端の鳥(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

原題『The Painted Bird』色を塗られた鳥を鳥の群れに放つと一斉に其の鳥を攻撃して排除する…。正に其の儘の内容でユダヤ人だからだけでは無く、異端の者は排除されて当然とか虐待、拷問、性的虐待>>続きを読む

必殺4 恨みはらします(1987年製作の映画)

3.2

父が何気無くチャンネルを替えて「嗚呼、仕事人か…」と軽く観て居たらドラマにしては長い?あれ?アクションが激しく無い?監督が深作欣二氏?と気になり始めて引き込まれた作品。ラスト近くの真田広之さんの薙刀の>>続きを読む

羅生門(1950年製作の映画)

3.7

えてして人は自分の都合の良い様に話をする生き物なんだと(自分に関係の無い事はかなりどうでも良く)作品全てを通して感じさせる人間のエゴイズムの象徴。

内容は実はシンプルですが、映像の映し方、画面の切り
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嵐ケ丘/嵐が丘(1939年製作の映画)

3.4

『嵐が丘』は原作履修済み、映像作品も幾つか鑑賞しましたが、多分一番しっくりと来るローレンス・オリヴィエ版。此の作品はヒースクリフ役を誰が演じるかで良し悪しが変わる様な気がします。ローレンス・オリヴィエ>>続きを読む

ニュームーン トワイライト・サーガ(2009年製作の映画)

2.7

今回は日本語字幕が無いので、やむなく日本語吹き替え版にて視聴。ロバート・パティンソンの声優さんが安定の櫻井孝宏さんなので安心して観る事が出来ました。

個人的にはエドワードの出番が少なくて其れが残念で
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トワイライト〜初恋〜(2008年製作の映画)

3.0

王道のヴァンパイアものが好きだった所為か敢えて避けて居たトワイライト。当時熱狂した方々を横目で見つつ、ティーンズ向けなロバート・パティンソンとクリステン・スチュアートには興味が湧かなかったなぁと。>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.0

ギレルモ・デル・トロ監督にしてはマニアック度はかなり低めで慎重に着地したストーリーだと感じました。一人の男性の過去に犯した罪から成功、転落の人生を描写したスリラー。見世物小屋のディテールや怪物的な人間>>続きを読む

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.0

ただただ珈琲を飲み、煙草を吸う、他愛ない会話で少しクスッとしたり、あれっ?って思ったり、其の空気感を愉しむオムニバス作品。俯瞰から映したテーブル上の配置の美やモノクロだからこそのクラシックな映像に、ジ>>続きを読む

超人ロック(1984年製作の映画)

2.7

嗚呼、懐かしいなと言う印象。超人ロックは小学生の頃が多分初見の作品でした。アニメ雑誌で劇場版の情報を読みましたが、実際にフルで観たのは此れが初めてです。声優の難波圭一さんの中性的な品格の有るお声がとて>>続きを読む

魔性の女スパイ(1985年製作の映画)

1.7

シルヴィア・クリステルのマタハリ…気に成って居たので視聴してみたら何だかセクシーシーンが多すぎて、内容がいまいちだったのも有り途中で断念。色々な方が演じたあの妖艶な女スパイ、題材はとても好きだっただけ>>続きを読む

クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.0

前作も視聴済み、今作はキリアン ・マーフィー を観たかったので違和感なくすんなり楽しめました。キリアンの髭にちょっと微妙なものを抱えながらも良いポジションだったので安心しました。登場人物が多かったのが>>続きを読む

エンパイア・オブ・ザ・ウルフ(2005年製作の映画)

2.5

フランス映画らしい独特の雰囲気。途中から観て最後まで観れなかった(お仕事で)のが残念でしたが、割と突っ込み所が多かった気がします。ジャン・レノのお髭とか。

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

5.0

ゴッサムシティの雨の降り頻る中、正義と復讐を胸に抱き暗躍するバットマン=ブルース・ウェイン青年。演じるロバート・パティンソンのマスクの中の悲壮感漂う素顔とスーツを脱いだ時の無数の傷痕が印象的。サスペン>>続きを読む

男たちの挽歌(1986年製作の映画)

2.0

記録として。

ジョン・ウー監督の地味に派手(笑)なアクションが炸裂した香港ノワールの金字塔。私にはちょっと相性が良くないかな?と思いました。時代の所為も有りますが日本の昭和な人情系のドラマに近い感じ
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

3.0

映画は総合芸術だなぁと改めて感じた作品。映像、脚本、美術、衣裳、俳優の演技、そして音楽、音響。其れ其れのプロフェッショナルが一丸となって創り上げるもの。私も映画を観る時に音響は気になるタイプなので目か>>続きを読む

モータルコンバット(2021年製作の映画)

2.9

内容云々は別として、真田広之さん演じるスコーピオンが喋る度にマスクをオン・オフしているのがツボでした。アクションシーンの恰好良さも◎。浅野忠信さんも出演して居て、日本人が出演のアクション映画としてはか>>続きを読む

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(2007年製作の映画)

2.7

ティム・バートン監督×ジョニー・デップのコンビ作品の中では私的には低評価。ミュージカル仕立てだから展開が掴み辛いし、此の頃になるともう世界観が定着し過ぎて新鮮さが薄れてしまった様な気がします。

記録
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ズカルスキーの苦悩(2018年製作の映画)

2.8

今まで詳しく知らなかったスタニスラフ・ズカルスキー。彫刻家としても画家としても他アーティストとは違う独特のパワーを持った芸術家だと感じました。其して若かりし時のズカルスキーが美形過ぎて驚きました。>>続きを読む

家をめぐる3つの物語(2022年製作の映画)

1.8

声優に好きな女優であるミア・ゴスがいらっしゃったので視聴。

各エピソード、ストーリーが家に纏わる所が非常に面白かったです。ただヴィジュアルが其れ其れ個性的過ぎて其れが一寸気に成ったかも。ダークな印象
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ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

3.0

ひたすらルーニー・マーラの可愛さを愛でる作品。勿論、ライアン・ゴズリング、マイケル・ファスベンダー、ナタリー・ポートマン、ケイト・ブランシェット等の豪華な俳優陣をスローなテンポで鑑賞する映画でも有りま>>続きを読む

ダメージ(1992年製作の映画)

2.5

ジェレミー・アイアンズのスタイル、骨格の美しさにハッとさせられました。序盤からハードな展開になってしまい、自主規制で視聴断念(笑)

モルギアナ(1972年製作の映画)

3.5

チェコ・ヌーヴェルヴァーグの巨匠
ユライ・ヘルツ監督。逝去した父親の遺産を相続した姉妹。姉のヴィクトリアが妹のクララを毒薬で徐々に殺害しようと企てる作品。姉妹の対照的な容姿と衣裳、実はイヴァ・ヤンズロ
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.8

ニューイングランドの孤島で灯台守を務める事になった二人。断絶された嵐の中、衝突を重ね次第に狂気を蝕まれる様を描くA24作品。絶海の孤島での灯台への憧憬、不吉な片目の鴎、人魚(セイレーン)の奇声の様な音>>続きを読む

BUNRAKU(2010年製作の映画)

1.8

演出だとは思いますが、ライティングに凝った舞台劇?の様な印象の映画。セットも舞台仕様でチープですし、アクションも演劇的(ほぼスタント無しだそうですがトランポリンで格闘してたり、アクションに緊迫感は感じ>>続きを読む

サンダーバード(2004年製作の映画)

1.8

これはガチ・サンダーバードファンには観るのが辛そうな作品です。年齢層を下げて作った似よりサンダーバード?吹替版を視聴したので、ほぼV6祭りでした。

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.1

リドリー・スコット御大の重厚な世界観に先ず魅了される。14世紀のフランスを舞台に歴史的に最後となった決闘裁判の史実が元の作品。三人三様の視点と事実。人間の記憶が如何に自分本意なのかが分かる描写。妻マル>>続きを読む