NIELSEN堀内

最後の決闘裁判のNIELSEN堀内のレビュー・感想・評価

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
3.1
リドリー・スコット御大の重厚な世界観に先ず魅了される。14世紀のフランスを舞台に歴史的に最後となった決闘裁判の史実が元の作品。三人三様の視点と事実。人間の記憶が如何に自分本意なのかが分かる描写。妻マルグリットの視点が真実ではあろうが、微妙な心理の中には本人の“嘘”が混じる事も有るし、実際の事件とは脚色されて居るだろうから映画的な作り方かと思いました。勿論キャスト陣が豪華、ジョディ・カマーの美しさ、当時の衣裳の再現率は言う事無しでした。アダム・ドライバーは飛ぶ鳥を落とす勢いで改めて面白い俳優さんだと痛感。嫌な役どころもこなす逸材かと。
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