随分と何重にメタなウェス・アンダーソン。事前に聞いた評判が悪かったのでハードル下げて挑んだら意外と面白くてびっくり。まあ、宇宙人登場からの中盤より後が尻すぼみな構成でちょっと残念ではあるが。
ハイラ>>続きを読む
短編と話の良くわからなさ自体は同じ。これに人が大挙してやってくるというのも痛快な事象だとは思うが、基本カラーになったこと以外やってることは短編と作風が同じ。不気味極まりない手のかかった室内ビジュアルを>>続きを読む
発見された1901年のフィルムという設定ではあるが、この時代のサイレント映画を見慣れた私にはこんな見易く分かりやすくカット割ってるわけないし質感も違うだろと思った。ある種呪いのビデオ的な作り。内容は骨>>続きを読む
スゲー!こんなディテールマシマシ知略を尽くした激アツ戦車戦映画は「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」以来じゃないか。ここまでやってしまうのか!セルルックな3Dキャラの芝居は「スラムダンク」と同クラス>>続きを読む
映画の尺や体裁でやる話なのかというと疑問だが、この場所の磁力は良く描けている。単純に魅力的。正直もっと調理シーン見たかったぞ。外人が作品の描く人生の哀感に興味津々なのもまあ分かる。わりと納得のいく話の>>続きを読む
ちょっと重厚な名作風サスペンス。あまりこう引きのある導入というものがなく、なんとなくただ始まる。最高裁判事暗殺から始まる状況。教え子と恋愛する飲酒運転教授(爆殺)とかつっこみどころがチラホラ。リベラル>>続きを読む
何年経っても同じ味わい。シリーズの変わらぬ継続感が凄くいい感じ。普通に面白いって素晴らしい。見せ場はあれどタイムスリップする話の構成上トミー・リー・ジョーンズの出演が少ないが、そこにいるだけで万感が溢>>続きを読む
悠悠たるペース配分に、暗すぎるのにカッコよい絵。終盤のあるシーンほぼ影絵じゃん。まあ、エドワード・ヤンですな。時代を感じるケータイのデカさはともかく、バブル期の余裕を感じさせるタイプの恋愛遊戯は正直あ>>続きを読む
既に観ているはずなんだがほぼ忘れている。定型といえばそうですが、劇場を出た観客の顔すら想像できるウェルメイドなコメディ。この頃のシュワはカリスマそのもの無敵すぎるので、安心して観ていられる。何気にコメ>>続きを読む
なんとなく観れないまま断片情報だけ摂取してきた本作。やっと観れた。といってこれ何が分かったという訳ではない。特に話。才能あるスタッフのやりたい放題デタラメにスカしたカッコよい映像と音楽に酔えればそれで>>続きを読む
個人的にはあまり乗れないタイプの語り口とストーリー。補足情報を主人公の語りで進めるスタイル。ただラストはちょっと柳生一族の陰謀みたいだな。
ろくでなしが散々やりたい放題やって骨抜きになる、友情と裏切>>続きを読む
美意識は好みだが、ソ連の笑いのセンスとは必ずしも合わないなと思う今日この頃。でも軽めのコメディでやはり見易い。この絶対に憎めない感じがズルい。
話と展開はちょっとお世辞にも…といいたくなる行き当たりばったり感。米軍の核ミサイル発射準備ってそんなすぐできんの?そしてあっさり覆されるさっきの決定…など皆さんの発言が軽すぎてずっこける。いくらなんで>>続きを読む
K役トミー・リー・ジョーンズのこんなにも必然性ある再登場には感心する。記憶を取り戻す件は前作の逆をいくやりとりでバディものとしての安心感がある。
視覚効果はCGIもありつつややキッチュな志向の造型や>>続きを読む
不思議なものでこの時代の映画にはとびきりの夢がある。王道のストーリー、優れた導入、そしてダニー・エルフマンの音楽…なんという面白さ。ドロドロの粘液まみれって夢なんですかね。幼児の泥遊び的なヤツだろうか>>続きを読む
「トムクルーズ 危険映像100連発」みたいなやりすぎアクション超大作。VFX陣が沢山クレジットされているにも関わらず、ドキュメント的な作りすぎない生っぽい映像が妙に新鮮。これちゃんと照明当ててる?いく>>続きを読む
正直苦手な思春期SFタイムリープ映画。なんどみてもこのシリーズの設定をよく飲み込めてない。アニメーションとしてはもう少し見せ場があってもよい気がする。
なんだこりゃ?全編退屈といってしまえばそこまで。「ジョーズ」モドキな演出が悉く滑ってる。スピルバーグとか楳図かずおだったら情け容赦ない動物的本能に駆動されたモンスターの大暴力を嬉々として描くだろうなと>>続きを読む
話とそのコンセプトが大層分かりづらい。序盤の恐るべき空襲演出を思うと段階を踏んで飛翔するファンタジーのリアリティが大分ユルユルで心地よい眠りが…となりそうで案外そうならない。エンタメではなくアートフィ>>続きを読む
ジョン・スタージェス監督作。散漫といえば散漫だし、面白いかというと疑問符がつく。イーストウッドを見るための映画。スナイパー対決(ライフル組み立てとか)と絵的になんとも地味な機関車突入が見所か。
面白くて吃驚。最高傑作みたいなこと言いたくなるのもまあ分かる。DCの歴史に上手くオマージュを捧げた良作。エズラ・ミラーは確かに逸材で、通常時のイケてなさが真に迫りすぎ。実生活での問題行動が悔やまれるの>>続きを読む
「滅殺開墾ビーム」はなんかツボ。創造性という意味で他にないアートスタイルで大変新鮮ではあるんだが、似たところで「エヴァQ」みたいな悪癖を感じる。キャラは面白いだけに勿体ない。
作品の世界観を見せる部>>続きを読む
やや方向性変えた三作目。因縁ある敵はメルギブということで、冒頭から見せ場をつくりつつ若手にバトンタッチと思いきや…「バトルシップ」展開。ラストはもうこれでしか納得せんやろという古式ゆかしい男と男の決闘>>続きを読む
ヤリスギィィ!!島の形変えちゃってメチャクチャ怒られたという冒頭の爆発。ここまでリアルでやるう?爆発爆発また爆発という加減知らずの景気良さ。爆煙の中から現れるライダーたちが大層絵的にカッコよいのである>>続きを読む
アクションは一作目より力入っていて富士山背景に馬上アクションもあり、良かった。…のだが、わたしが瞬きしている間に説明されたのか、なんで序盤の溶けるガスとか、ピンチでライダー助かったのか全然理屈が分から>>続きを読む
今から見ると色々微笑ましいディテールとベタな筋立て。だが、ライダーの格好良さとテーマ曲は文句なし。子役の扱いに凄く気を使っているのが手に取るように分かる。火薬もつかってるけどね。スタントも足場の悪さ、>>続きを読む
監視社会の恐怖を描いた、所謂、巻き込まれ型サスペンス映画。盤石な脚本に監督トニスコなんでスピーディーでスリリングな描写には定評あり。ラストは恐怖と粋な感じがない交ぜ。お題を上手く消化していて心に残る。
スーツという目的はあるけどひたすら無軌道故か、入手後の後半は羅列感があり。カネフスキーぽいな。この三人の悪ガキどもがやってることは、当時でもかなり犯罪だろうけど、越えてはいけない一線や良心はあるという>>続きを読む
話もキャラも「作画」も更なるパワーアップ。マルチバースだけに異なるタッチを目まぐるしく横断するも、その一つ一つが高いクオリティで圧倒される。情報量があまりに膨大で把握するのも一苦労。「beyond」に>>続きを読む
いくら奇病で脚が悪いにしても、面白い位チャラくて一切負い目すら抱かない旦那を船越英二がいつも通り怪演。毒婦お伝はこれまた迫力ある京マチ子。冒頭とラストを駆け抜ける。なんかもう何の誰が悪いのか、そんなこ>>続きを読む
散々チビでベイビーフェイスなネタを弄ってくる作風。犯罪者たちが子供向けのブランコに集合してる絵面は少し笑ってしまう。必ずしも生来のワルというわけではないが、ギャングに利用され嵌められてはからはノンスト>>続きを読む
実写映画といいつつほぼ(ディズニー)アニメでハイブリッドな作風の完成形。政治的な話の臭みを上手く中和するミュージカル描写。アートとエンタメの絶妙なラインを走りきった良作。見た目よりも心が大事というテー>>続きを読む
てっきり結末は海の泡と消える方だと思っていたので、そういえばこれディズニーでしたね・・と。色々言っても基本には忠実。悪役の立て方と残酷なユーモア、王子とのロマンティックな邂逅など作り手の機知とセンス、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
第一幕から第二幕へのひっくり返し方。作劇上の必然ではあっても、女性への悪意が強くないか?結局なんだったかよくわからない猫の死体の件のその後とかも。(「噂の二人」チラと思い出す。あの映画もクィア映画だっ>>続きを読む
今見ると、ハリウッド映画往年の力を勝手に感じる不思議。車泥棒が弟を助けるため、50台の車をチームで盗む、というベタな設定とセオリー通りのシナリオ。加えて終盤のカーチェイスの迫力が王道の面白さ。こういう>>続きを読む