saetaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.0

60年代のナポレオンソロを知ってる身としては、スタイリッシュさやユーモアもなく酷い出来だなが正直な感想。

役者がマッチョ過ぎるんだよな。ロバート・ヴォーンのような洒脱さもないし…

イリュージョン(2011年製作の映画)

3.4

wowowoからの録画を鑑賞。

落としどころをどうするんだろう?と思いながら観てました。
逢い引き部屋で愛人に、本当は作家としても成功し美しい妻と今頃は娘のピアノの発表会にでも行ってるはずが、現実に
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ルートヴィヒ 完全復元版(1972年製作の映画)

4.1

Blu-rayが発売されたので、久々に鑑賞。
4時間の完全版は初。

Blu-rayの修復具合はノイズも無く、40年以上前の作品と考えれば、丁寧な仕上がりだったように思う。

間引きされてたバージョン
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約束の地(2014年製作の映画)

4.0

wowowの録画からの鑑賞。

失踪した娘を探し荒野を進む父の姿が中心で取り留めない印象であったが、後半30分ぐらいだったかな?一匹の傷を負った犬に導かれて、仙人のようなばあさんの洞窟に赴き幻想的な体
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ワン・プラス・ワン(1968年製作の映画)

3.6

未見だったストーンズのレコーディングセッションをゴダールが撮ったドキュメンタリー。

若き日の姿が凛々しい。ブライアン・ジョーンズもまだ存命な時代だし。

このレコーディングセッションの「悪魔を憐れむ
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僕の村は戦場だった(1962年製作の映画)

4.3

テーマがシンプルな分、映像が際立っていたように思う。

白樺林や母と覗く井戸のシーン、馬が荷台から落ちたリンゴを喰むシーンなど、後期のタルコフスキーと通ずる映像美だった。

後半の小舟に乗り込み敵地へ
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さいはてにて やさしい香りと待ちながら(2014年製作の映画)

3.0

wowowからの録画を鑑賞。

なぜ畑違いのようなこの映画を観たかというと、映画の舞台となっている二三味珈琲さんからいつも豆を購入しているので、思いを馳せて観ました。

佐々木希の大根っぷりが、観てて
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キングスマン(2015年製作の映画)

3.1

サビルローテイラーが舞台で期待が増したが、途中からグダグダのCGのオンパレードに辟易した。

ラストシーンで久しぶりにブライアン・フェリーの「スレイブ・トゥ・ラブ」が聴けて、とても懐かしかった。

おみおくりの作法(2013年製作の映画)

3.8

wowowからの録画を観賞。

オープニングから地味な始まりでどうかな?って印象だったが、主演俳優の静かに説得力のある演技に魅了され、いつの間にか引き込まれていた。

最後にこういう血も涙もない演出に
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ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(1992年製作の映画)

3.6

wowowでドラマの再放送のついでにこれも放送されてたので、久しぶりに鑑賞。

今年逝去されたデヴィッド・ボウイやハリー・ディーン・スタントン、クリス・アイザックなんかも出ていたりと、なかなか豪華な俳
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おとなのワケあり恋愛講座(2014年製作の映画)

3.3

007のブロスナン主演の映画。

この人はシリアスな役よりもややコミカルな役柄がしっくり来るように思う。

雪の轍(2014年製作の映画)

3.7

WOWWOWの録画からの鑑賞。

3時間以上の大作ではあるが、意外にスルっと観られた。

誰に感情移入して観るかにもよるが、あの世間知らずで慈善事業に邁進する綺麗で若い奥さんの、偽善者的な振る舞いなど
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マジック・イン・ムーンライト(2014年製作の映画)

3.8

派手さは無いが、旬の俳優を起用して、毎度大人のラブコメ映画の安定のウッディ・アレンクオリティ。

酒をチビチビ飲みながら、週末の夜長に観る映画としては最適かも。

バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

3.4

公開当時含め3度目をwowowoで放送してたので鑑賞。

これがオリジナルならもう少し評価も高い所だが、「オープンユアアイズ」の毒気をハリウッド風味でマイルドに消し去った感じが否めず、所詮リバイバルの
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

3.6

もう2〜3度観ていたが、たまたまwowowoで放送していたので、久しぶりに鑑賞。

もう25年ぐらい前の作品なので、いささか古さも感じるが、映画の王道とも思える納得のいく脚本であった。

タンゴを踊る
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インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)

3.7

WOWOW からの鑑賞。

この監督とはどうも相性が合わず、以前観た3本ぐらいの作品は何れも開始後30分程で放り出していた。

トマス・ピンチョンの映画化と言うことで興味を持ち観てみたら、これがなかな
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靴職人と魔法のミシン(2014年製作の映画)

3.4

靴好きなのでタイトルに惹かれWOWOWの録画から鑑賞。

変にお金を掛けた作りではないので派手さはないが、脚本含め悪くない作品であった。

笑いあり、ホロっとするシーンもありで、夜中にお酒でも飲みなが
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ルナ(1979年製作の映画)

4.0

ベルトルッチの初見作品。

近親相姦だとかの触れ込みもあり躊躇していたが、その部分もあからさまな感じでもなかったので、2時間半ぐらいを一気に観てしまう、なかなかの佳作であった。

タイトル前の海辺のシ
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インセプション(2010年製作の映画)

3.1

先日読了したホルヘ・ルイス・ボルヘスの「伝奇集」の中の「円環の廃墟」に感銘を受けて、この小説にインスパイアされた映画があるとの情報を得たので、TSUTAYAで借りて観てみました。

ボルヘスの小説は、
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

3.3

数年前にレンタルで一度観た事があったが、WOWOWで放送されてたのでついでに録画して観賞。

脚本の勝利だと思うが、2度目だと展開が分かり新鮮さにいささか欠けるので、何度も観返す作品ではないのかも。
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やさしい本泥棒(2013年製作の映画)

3.7

WOWOWの録画を観賞。

少女が主人公だし、観て大丈夫かと思ったが、なかなかどうして丁寧に作られた映画だった。

義父役の俳優さん何処かで観たなって思い出したら、「鑑定士と〜」の方だった。

知らな
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パリよ、永遠に(2014年製作の映画)

3.2

昨日観た「パリは燃えてるか」と同様のテーマを映画化した「ブリキの太鼓」のフォルカー・シュレンドルフの作品。

冒頭にフルトヴェングラー指揮のベートーベンの7番が流れるドイツ的作品。
特にこちらは、スエ
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パリは燃えているか(1966年製作の映画)

3.3

WOWOWからの録画を観賞。

インターミッションを挟み、約3時間ほどの大作だったが基本はハリウッド資本の娯楽映画なので、一気に観てしまった。

アラン・ドロンとベルモンドの共演(一瞬だけど)を始めオ
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タイム・ラヴァーズ 時空を繋ぐ指輪(2015年製作の映画)

3.0

wowowからの録画を観賞。

「ミッション」「キリングフィールド」のローランド・ジュフィなので、ちょっと期待して観てみたが、残念ながらインドの風景以外は見どころゼロだった。

ベティ・ブルー/インテグラル 完全版(1992年製作の映画)

3.8

wowowで放送してたので、20数年振りに観賞。

当時はこれぞ純愛の王道みたいな語られ方をしており、ちょっと痛い映画だった記憶があったが、歳を重ねて客観的に観てみるといささか古い感じは否めないが、悪
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ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

3.8

ホドロフスキーの映画に向かう真摯な姿勢を見て、心がゆさぶれた。

絵コンテをはじめ、実質の完成として陽の目を見る事がなかったが、このドキュメンタリーでギーガーへのインタビューやオーソン・ウェルズまで出
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ウイークエンド(1967年製作の映画)

4.1

ゴダールってこんなのも撮ってたんだ!
自分の無知と不勉強さを嘆くような、なかなかのぶっ飛び映画で最後まで楽しませてもらった。

再度、気狂いピエロ風のブイヤベースを作っていたが、〆にはホドロフスキー風
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アワーミュージック(2004年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

これは面白かった!

難解と言われるゴダールだが、ダンテの神曲になぞられ3部に分かれ構成されている事と、80分ぐらいの短い映画なのでだれずに一気に観られたのも良かった気がする。

地獄篇は、ドキュメン
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.3

グランドブタペストホテルが面白かったので、レンタルして観てみた。

インドまで出向いて、ビル・マーレイはカメオ出演だったのかな?

映画盛り上げる上での、音楽はなかなか良かったように思う。

中国女(1967年製作の映画)

3.4

キリロフの請願はドフトエフスキーの「悪霊」からの引用なのだろうか?

マオマオ

失われた肌(2007年製作の映画)

3.3

監督は「蜘蛛女のキス」。主演はガエル・ガルシア・ベルナル。

最初の妻と離婚原因は一体何だったのか?など突っ込み所は幾つかあった気がする。

好き嫌い(正に肌に合う合わない)は人によって分かれると思う
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セッション(2014年製作の映画)

4.0

WOWOWの録画からの鑑賞。

久々に胸がすくような爽快な映画を観た気がする。

「巨人の星」や「エースを狙え」など、従来日本にもあるスポ根的な世界でもあるが、テーマが音楽、しかも音楽の根幹である土台
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ブルー・リベンジ(2013年製作の映画)

3.1

wowowからの録画を鑑賞。

観ながら何故かジュリーの「憎みきれないろくでなし」が聴こえて来た。

理想の女(ひと)(2004年製作の映画)

3.1

WOWOW からの録画を鑑賞。

タイトルからは分からなかったが、観始めたら、これオスカー・ワイルドの「ウィンダミア卿夫人の扇」じゃないのだった。

パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

3.7

Blu-rayを購入して鑑賞。

公開当時、CMでも盛んに流れてたので知ってはいたが、初見の映画。

たまたまパトリック・ジュースキントの原作を読み、行間から匂い・臭い・香りが漂ってくる文章でなかなか
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嗤う分身(2013年製作の映画)

3.7

wowowoからの録画を鑑賞。

「ブルーシャトー」や「上を向いて歩こう」など昭和歌謡を随所に使用してたりとか、役者の雰囲気を含め、カウリスマキが70年代に旧ソビエトでサスペンス映画を撮ったってイメー
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