労働終わりの作業服姿で、サンドウィッチを頬張りながら『工場の出口』を鑑賞する労働者たち。理想的な鑑賞環境だと思う。
河合優実と河井青葉のダブルカワイが揃ったときの場の張り詰めた空気感は必見だが、なにゆえ他の人物描写の浅さが気になった。また、個人的にはラストに救いは見出せず、より絶望が深まるばかりであった。
It’s “not” meと明確に否定しているが、オートポートレート的な色彩を帯びた作品なんだろうなと想像しながら鑑賞。自己を語るシーンももちろんあったが、呼びかけのように繰り返されるvous/nou>>続きを読む