lanouvelleluneさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ロゴパグ(1963年製作の映画)

3.7

こうして短編集という形で続けて観ると4人の色の違いがはっきり分かる。

博士の愛した数式(2005年製作の映画)

3.7

中学生の時に小説を読んでから暫く忘れていたけど、その時の印象がそのまんま映像になった感じがした。脚本も撮り方も静かで純朴な作品。
義姉の奥ゆかしさが溢れてるし、吉岡秀隆の声が高校時代の数学の先生に似て
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パッセンジャーズ(2008年製作の映画)

3.3

珍しくいつもの逆、撮り方は好きなのにストーリーがしっくり来ないパターン。種明かしが呆気ない。

ココ・アヴァン・シャネル(2009年製作の映画)

3.4

キャスティングの勝利。意志の強そうな眉と目がそっくり。

ある天文学者の恋文(2016年製作の映画)

2.7

理解はできるが共感はできないって感じ。色々とおかしいところが多くて入り込めない。カースタントのシーンとか笑ってしまった。物語自体は良いのに途中で何回かギャグを挟んでくるせいで訳が分からなくなる。
あと
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ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出(2015年製作の映画)

3.1

「見たことも聞いたこともないものを体験する」以外の要素がない。気付きや心の変化をもっと深く見たかった。

パターソン(2016年製作の映画)

3.8

アダム・ドライバーってUS Marine出身で何だか硬派なイメージだから、少しの表情変化でも観てて微笑んでしまう。ベッド脇にあった写真は本人の私物かな。
それにしても双子の多い街だった。何かの暗喩だろ
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硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

3.9

子供の時に何気なく眺めるのと、大人になってから集中して鑑賞するのとで、全く違う作品になった。エンタメ性は無いに等しいが、この視点の多さとそれらに伴う感情の複雑さを吸収するのは楽しい。
スコアがめっちゃ
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ペーパー・タウン(2015年製作の映画)

3.4

ティーンの冒険物語ってこれくらいのスケールがちょうど良い気がする。最近はあまりに非現実的なものが多いからこれを観てホッとした。
カーラとナットの雰囲気を他の俳優が出せる気がしない。Swingin Pa
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

アンブレイカブルで最終バージョンに入らなかった映像を19年後に完結編で使うのはずるい。アンブレイカブルのスタジアムで身体検査される男、スプリットで監視カメラをモニタリングしてた男、ミスター・ガラスでダ>>続きを読む

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.9

撮り方がめちゃくちゃ好き。こういう静かでしっとりしたタッチの超能力者/ヒーロー映画を求めていた。無駄なBGMがないし、役者の演技をしっかり観れる。
先天的な身体の不自由が没頭する世界を狭め、それによっ
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スパイ・バウンド(2004年製作の映画)

3.4

鑑賞者に対する姿勢が極めてフランス的。去る者を放置するどころか来る者にも媚びない。非現実的なほどお喋りで感情を強制するようなBGMが多い、最近の量産型との違いを嫌というほど感じる作品。一応スパイ映画な>>続きを読む

フィフス・エステート 世界から狙われた男(2013年製作の映画)

2.8

「情報漏洩」を一つの視点から正当化しているだけのように見えてモヤモヤする。政府情報提供者や外交官の視点からの描写もあったけど、それらもウィキリークス側の道義に基づくものだし。
この作品で描かれているほ
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ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

3.6

こんなフィクションみたいな人生って存在するんだな。言ってみれば悩むことも才能を持つ人の特権だと思うけれど、人生を捧げてきた本人からすればスタートが自分の意志でないことはずっと何らかの足枷になるんだろう>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.0

どこを切り取っても美しい。人間の視点から始まるのが、この作品全体の世界観に凄く効いてる気がする。

ワン・デイ 23年のラブストーリー(2011年製作の映画)

3.1

分かりやすい話。一年のうち一日だけを切り取る構成は新鮮だった。

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.6

ストーリー構成も良かったけど、エンディングが全てを持って行きましたわ。
インドにルーツを持つ俳優が多いけど、それでも他作品では流暢な英語を話してたから態々インド訛りで演じてるのか…と。デヴ・パテルとか
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

2.9

独特なカメラワーク。
綺麗ごとではなく、ストレートな描写が多いのが印象に残ったけど、それ以外が映画としては響かなかった。単純に、演出が好みではない。

トレーニング デイ(2001年製作の映画)

4.6

現時点で名作だけど、10年後には「クラシック」と呼ばれそうな作品。特にカメラワークとカットがエグい。
イーサン・ホークって顔つきは好青年にもワルにもなれそうなんだけど、目が純粋なんだよな… この役はそ
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

4.0

観てて楽しいし、それぞれ自分の気持ちに正直なところが良かった。最初からトップノッチのsexual tensionとニコラの人誑しぶりにどうなることかと思ったけど、最後まで観てなるほどなと。ルイ・ガレル>>続きを読む

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

終わり方の美しさよ。
「ヴァーヴァル・キントの口から語られた話を、刑事が頭の中で映像化したものを見せられていた」という発想が面白い。
初登場場面の顔つきからして何らかの黒幕だと思ったけど、自分が騙され
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マイ・マザー(2009年製作の映画)

3.9

原題「僕が母を殺した」を大切にして欲しかった。
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人には人の家族関係があって、それを他人が理解することは絶対にできない。生まれた時から一緒にいる人間同士のことを理解できるわけがない。10代前半の頃、
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トランスポーター(2002年製作の映画)

3.7

撮り方がキス・オブ・ザ・ドラゴンに似てるなあ…と思ったらリュック・ベンソンでした。2000年代序盤のアクション映画のBGMってバラエティに富んでいて何故か惹きつけられる。あとこうして見ると、今のスタイ>>続きを読む