のりっこさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

PIG ピッグ(2021年製作の映画)

2.5

ザ・ハリウッドスターの1人ニコラス・ケイジが意外なジャンルに出ててとても興味深く拝見した。が、ジャンルもテンポもキャラも嫌いじゃないのに面白くない。あのニコラス・ケイジでしゃれおつなロードムービー撮っ>>続きを読む

オフィシャル・シークレット(2018年製作の映画)

3.8

育った環境の違いを見せつけられる感じ。わたしやったらおかしいと思いつつもおとなしく職務遂行する。政府ではなく市民に仕えてるから、テロを防ぐための盗聴はやるけど国民を騙すための情報の盗聴は許せんと。国家>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

小3のときの担任の好きな本が「あぁ、無情(レ・ミゼラブル)」と聞き、ピュアなわたしはすぐに児童版「あぁ、無情」読破。分からん。何が良いのかまったく分からん。いい大人になってからヒュー・ジャックマンの「>>続きを読む

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.8

ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ観たさでたどりつく。
なんだこの楽園みたいな雰囲気の地獄は。銃乱射シーンは割愛されてるのに地獄しか観てへん。鳥はさえずり、犬は駆け回る、金髪の青年たちはサーフィンする。
>>続きを読む

AVA/エヴァ(2020年製作の映画)

-

アクションメインにしてもストーリーが無さすぎる。なにより元彼氏、ジェシカ・チャスティンが妹と取り合うほどいい男ではない。

悪党に粛清を(2014年製作の映画)

3.5

弱肉強食の西部劇がわりと好き。不幸が似合うマッツ・ミケルセン、迷うことなく淡々と皆殺しに。

ヴィレッジ(2004年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ホアキン・フェニックスとエイドリアン・ブロディで点数上がる。
ジャンルは違えどウーマントーキングを観た直後なもんで途中で仕掛けが分かってしまった。一部の人の心の平安のため閉鎖された村を作ったのに、結局
>>続きを読む

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.0

あんまりこっち系に詳しくないからゾンビ映画と何が違うのかよく分からんかった。意識があって会話できるってとこが斬新やったんかな?でも会話内容が感染者の一方通行やったなぁ。電車のおっさんとか感染前から一方>>続きを読む

クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち(2004年製作の映画)

3.0

これはルパン三世やな。リュック・ベッソン感強めで前作よりもエンタメ感増す。リュック・ベッソンは好きやけどサスペンスとしては前作のじっとりした感じの方が好みやった。どっちにしろ諸々をドタバタ誤魔化して終>>続きを読む

クリムゾン・リバー(2000年製作の映画)

3.5

暑い日にエアコンつけて雪山の恐ろしいサスペンス、深く考えずに軽く観れば良い。

若きヴァンサン・カッセルがジャッキー・チェーン並に軽快にファイティング、こんなに血気盛んな若者が全速力で追いかけても追い
>>続きを読む

女神の継承(2021年製作の映画)

4.0

恐いというより怖い。でも怖いもの見たさでじっくり観てしまうやつ。所々エロとグロが散りばめられてて目が覚める。ラッキー(ペットの犬)良い演技するなぁ!と思ってたら大変なことになってしまった。舞台がタイと>>続きを読む

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.0

設定が前代未聞すぎて先に解説読んどかな置いてかれる。予備知識なしで観て頭が混乱してしまった。すごく大事なお話やと思うのに、なぜこんな撮り方を……

「大草原の小さな家」セットで2010年国税調査…え?
>>続きを読む

イーディ、83歳 はじめての山登り(2017年製作の映画)

3.0

やさぐれきった婆さまも、山登りをサポートしてくれる心優しきスコットランドの青年も、人生どん詰まり。婆さまは人生の大半をやり直したいと思って無駄にしてきたから、父親と登りたかったおかしな山を登りきりたい>>続きを読む

靴ひも(2018年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

この子からこれ以上奪うものがあるか?
36年間無視し続けた息子から腎臓をもらうのか?

そう。これに尽きる。

腎臓をひとつあげても生きられるとは思うけど絶対制約増えるやん。息子がピュアなことを良いこ
>>続きを読む

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

え?なんで?心の底から声出たわ。無罪になっても7年出して貰えなかったって。その間にお母さん亡くなったって。ひどすぎる。収容された外国人に人権なんてものはないことがよくわかった。疑わしきは罰しひんけど自>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

期待してなかったものまで色々詰まっててすごく面白かった。エア・ジョーダンがナイキを代表する靴にまで成功することを分かった上で見ててもドキドキした。コンバース、アディダス、ナイキってそーゆー力関係やった>>続きを読む

スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.3

トニーの人生、どん底から上がり続けて貪欲にまだまだ上を見て、ゆるやかに降り始めたことに気付く間も無く終わる。太く短く。

でも映画としてはちょっと長かった。

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

「わたし#Me too運動嫌いやわ。我も我もって便乗してる感じがする。ビョークまで参加してる」わたしの女の友人の発言。わたしは映画をよく観るからMe too がナンパレベルのセクハラじゃないことを知っ>>続きを読む

ロスト・ボディ ~消失~(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

「完全とは何も足せない状態ではなく、何も消せない状態」この言葉3回出てきてオチにも絡んでくるけど、いまいちピンとこない。そやのにラストはちょっとドヤ顔やし、何だよ……ってなる。

ちなみにご無沙汰と言
>>続きを読む

ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.8

オープニングに登場人物たちのハイライトが。コリン・ファレルだけなんか地味と思ったんやけど、たしかにあれハイライトやな。

タイトルのとおりメンズたちのスタイリングとストーリー展開がとてもしゃれおつ。絶
>>続きを読む

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.8

ちょうどベイビーブローカー観たばっかやから家族に焦点あててもた。誰も知らない、万引き家族、ベイビーブローカー。血のつながり云々の家族の物語。見せ方違えど今作も家族のあり方のひとつですな。
サブスクで観
>>続きを読む

ロバと王女(1970年製作の映画)

3.0

今の時代に観るお話じゃなかった。全員頭空っぽすぎる。カトリーヌ・ドヌーヴの指、人より細いとは思えへん。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.0

捨て子を盗んで売り飛ばす闇商売のくせに、売る相手は選り好みする、ファンタジーすぎる。それを追う刑事含め赤児の親を探す旅をすることで疑似家族的な心の繋がりが🥹。うーん、嘘くさい。韓国を舞台にした理由は何>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

5.0

WOWOWでやってたKPOPアイドルのコンサートをぼんやり見始めて、ついつい1時間見てたことがある。整った顔、計算しつくされたヘアースタイル、鍛え抜かれた若い肉体、セクシーな衣装に歌詞、シンクロしまく>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

3.0

こんなにもB級ストーリーやのに時間返せ!ってならへんのは、キャスティングと映像のセンスの賜物やろうと思う。B級感もわざとやろ?と思わせるA24。ワニと川に浮かぶミア・ゴスのシーンだけで30分いけると思>>続きを読む

ヒート(1995年製作の映画)

3.8

10話ぐらいのドラマを見終わった感がある。終わった…みたいな。おもしろかった。あの銃撃戦シーン、今の時代やったら倫理観問われそうや。

少年の君(2019年製作の映画)

4.2

どこの国でも思春期の学校生活はサバイバル。食うか食われるか。各自が背負う問題も様々で、幼い分、とっても残酷。メインテーマはいじめと受験。そうやのに、見事な純愛を観せてくれる。素晴らしい。いじめや受験の>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

原作をオーディブルで聞いてて感じたのと同じものを感じた。ちょっとエロい少女漫画みたいなんよなぁ。面白いしサスペンス的オチもあるし言いたいことも分かるんやけど、基本はエロ少女漫画。女子ならキュンキュンす>>続きを読む

母性(2022年製作の映画)

3.3

原作未読で分からんけど、湊かなえさんの小説ってこれでもかってぐらい人の汚い闇を見せられて、ラストどうまとめるかってのが結構重要やと思うんやけど…今作はラスト25分ぐらいで、戸田恵梨香の境遇が浮き彫りに>>続きを読む

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.3

田舎にいそうな陰のあるイケメン、田舎の裏ありの村長さん、その息子のゴロツキ、その叔父の警察、良い。都会出戻りの村のマドンナ、あかん。ピタッと容姿のハマってる皆様に対して、マドンナの顔面が弱すぎる。ダサ>>続きを読む

聖トリニアンズ女学院 史上最強!?不良女子校生の華麗なる強奪作戦(2007年製作の映画)

3.5

普通に面白い。大ヒットを狙ってない絶妙な塩梅が◎。みんな可愛い。リリー・コール懐かしい!ドールフェイスの代表モデル。おたく役まじで可愛い。

別れる決心(2022年製作の映画)

3.5

おぉ。予想外な内容やった。激しいエロもグロもない上品な大人の純愛、ときどきサスペンス、ちょっとだけポップ。大人の男と女には殺人と崖と海がつきものよね、漂う昭和感。男は最後に安眠したときを思い続けて生き>>続きを読む

ニーナ・シモン 魂の歌(2015年製作の映画)

3.9

「人の心に届く歌を歌いたい」とかアホみたいな目標を語る日本の歌手が大嫌いである。その目標は、歌手として生計が立てられている幸運に大当たりのおまけがついてきた!ぐらいに思う謙虚さはないのか?と感じるから>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.9

異性愛者の男性は男性同士の恋愛ものは観てられひへんって聞いたことあるけど…わたしも女性同士は生々しくてちょっと気恥ずかしいなぁ……はまらんなぁ……と思いながら観てた。
「振り返ってよ」。やられた。12
>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

ちょっとよく分からんかった部分もあるけど飽きることなく楽しめたから面白かったような気がする。自分不器用ですからみたいなお兄ちゃんがそのキャラのままどんどん頼もしくなるのが良い。危険度120%な状況でも>>続きを読む

キル・ボクスン(2023年製作の映画)

3.0

親近感溢れる見た目のせいか主役の女性のカリスマ感がまったく伝わらんまま終わってしまった、そこ頼みのストーリーやったのに。娘のレズビアン設定、上司の秘めた思い…うーん🤔要らんくないか。