あぺさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

ウディ・アレンの重罪と軽罪(1989年製作の映画)

2.8

眼科のシーンのライティングが凄かったことは覚えてるけど他は特に印象がないな。

静かなる男(1952年製作の映画)

4.5

初めてジョンフォードを心の底から楽しむことができた万歳。「駅馬車」にハマらず自分自身西部劇が苦手なのだと知って以来ジョンフォードを避けていたが、本作は暴力的な女性との対話というエッセンスが興味深く最高>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

4.7

今泉のオリジナル脚本は何度も似たようなテーマを繰り返してるのに毎回新しいのが凄い。
サッドティー、mellowよりも長回しをきちんとやり遂げて、本当の対話を切り取っていた。

あと成田凌の使い方も最高
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さかな(2018年製作の映画)

3.1

港町の情景を綺麗にロングショットで収めていたが、物語に既視感しかなくて辛い。

ただ神徳監督の「honey」は大大傑作なのでハニーレモンソーダに期待。

ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう(1972年製作の映画)

3.7

美術、セットが豪華でフェリーニっぽいが、やってることがくだらな過ぎて笑っちゃう
このレベルのセットでシリアスな物語も見たい。
最後の話は「はたらく細胞」だった

ビジターQ(2000年製作の映画)

4.2

ここまで来ると笑うしかない。
家族の再生とか愛とか言われても、とりあえずこれが撮りたかったんでしょ笑

14歳の栞(2021年製作の映画)

2.5

カメラを回してる時点で撮ってることを意識しちゃうだろうと思ってるけど、これだけ長い時間カメラを回してたら意識も無くなっていくんだろう。
ただ母親と喧嘩するシーンを母視点と娘視点の2つのカメラで交互に繋
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ラジオ・デイズ(1987年製作の映画)

4.1

アマルコルド感も良い。
街のセット、映画の中で起こった事件
全てに愛情が感じられた。

落穂拾い(2000年製作の映画)

4.4

ぶらんぶらんしてるカメラのキャップをダンスと表現する遊び心がいい。

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.8

正直エヴァのファンでもないし一回くらいしか見てないニワカなんだけど、今までのシリーズは全て序章で本作が本番なんじゃないかってくらい盛り沢山。1800円で見ていいの?って疑問に思っちゃうくらいよかった。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.2

最近見たばっかりなのにもうどんな話だったか覚えていない 物語と物語の繋ぎ目っていう感じでパッとしなかったような

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.6

旧シリーズとは打って変わってわかりやすく楽しい。
1人の女の子のためなら世界なんてどうなったっていい ロマンチックで最高

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

4.4

題材もストーリーもエンタメ力高めでわかりやすいのに映像で表現するということは忘れていない。台詞も多かったが肝心な所は映像でわかりやすく表現できていたと思う。全員主役級の役者陣の戦いというのも商業的だけ>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.6

河瀬直美作品みたいに大自然の切り取りを見せることで物語を表現する映画が大好きなので本作も大好物。台詞等のわかりやすい説明が全くないのに観客が泣きそうになってしまった時点でこの映画は勝ちなんだろう。>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.6

昔、テレビ版と旧劇版見てパッパら!?って感じだっけど、普通にわかりやすくてビックリ!

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

4.5

どのシーンのどの瞬間を切り取っても芸術的に悍しく美しい。そんな映画を久しぶりに見ることができた。デヴィッドリンチには苦手意識しかなかったが本作は最高。名作の引用もあるけれどもここまで作り込んでしまえば>>続きを読む

忘れられた人々(1950年製作の映画)

3.8

地獄絵図みたいな物語だったけど、そうさせてしまっている国の環境のヤバさが凄いんだろうな。

ライアー×ライアー(2021年製作の映画)

4.4

「あの頃。」の方が映画として優れているはずなのに本作の方が10倍面白かった。

「あの頃。」を楽しめなかったのは心身の疲労が原因だと思うから学生の時とかに見てたらもっと高評価だったろうな。

本作はと
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.0

やろうとしてることはわかるんだけどなー

ショットとしてはよかったけど

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.8

映画の物語に実在する俳優、映画、漫画等のサブカルを登場させるのは物語の世界観を崩すという理由でタブーとされてきたが、それを覆したのがゴダールの「勝手にしやがれ」(1960)だった。(らしい)
僕自身、
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草の上の昼食(1959年製作の映画)

4.4

自然の切り取り方、モブキャラの存在全てが愛おしい。人工授精だろうが何だろうが色んなケースを受け入れればいい。

U-NEXTの配信だったからか画質が悪かったのでいつかBDで見たい。

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

3.8

無理やり観客を泣かせようとしてることには好感が持てないけど「ブス」って言葉がここまで輝く会話は見たことがない。普通にショット構図も美しかったし、脚本の時系列もうまい。

honey(2018年製作の映画)

4.7

傑作。
人物の心情をきちんと映像で表現するという点においては今日見た「ヤクザと家族」なんかよりもよっぽど上手くできていた。
初キスするまでの瞬間を何カットも割って編集することで、その一瞬の時を永遠に感
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

2.6

目の付け所は新しいしライティングも良いしアングルもとっ散らかってて最高だったが、肝心のヒューマンドラマを上手く演出できてない 肝心の所であんま響かなかったなー

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(2010年製作の映画)

4.0

ここまで嘘に嘘が抜き固められると呆気に取られてしまう。精神世界の映像化も色んな映画で見てきてるけど瀬田なつきのやり方もいいね。

序盤の小刻みなジャンプカットも良かった。

ラストはフリッツラングの「
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making of LOVE(2010年製作の映画)

2.5

斬新なフェイクドキュメンタリーかと思いきや 普通に劇画みたいな空気になっていた。

霊魂の不滅(1920年製作の映画)

4.8

「死神の谷」と題材は似てはいるが視点が全く違う。やっぱりダメ人間が改心していく様には打たれる物があるよなあ。何回も見てきたけど、死を食い止める人をクロスカッティングで描く編集って最高ですね。

エクソシスト(1973年製作の映画)

3.0

「叫びとささやき」をまんまパクっていると聞いていたが全然そんなことはなく典型的なホラー映画にパッケージ化されていた。脚色としても素晴らしいし憑依した悪魔に焦点を当てているのは上手いと思うが、「叫びとさ>>続きを読む

パリのランデブー(1994年製作の映画)

3.6

面白いとは思うが短編のロメールはあんまり響かないな。長尺で最後に詰め込まれる方が好き。

大列車強盗(1903年製作の映画)

4.0

ジョンフォードの駅馬車もつまんなかったぐらいだから、西部劇全般苦手なのかと思ってたけど、これは面白いぞ。
冒頭の窓に電車が流れてくる所から面白い。

自由の代償(1975年製作の映画)

4.0

服の色が下位階級の時は青み、上位階級の時は赤みがかっている。壁の色まで青なのも皮肉。

マイアミ・バイス(2006年製作の映画)

3.8

ヨーロッパ映画を割と見てきたから男女の心の機微を映像から読解する力は多少ついてきた自信があるけど、この手のギャング組織モノのストーリーを読解する力が無さすぎる。相変わらず撮影は素晴らしかったけど終始ス>>続きを読む

エレニの旅(2004年製作の映画)

4.5

物語の文脈に感動したり、演出、編集に感動したりすることはよくあるけど、ショットそのものの美しさに感動できる映画は中々ないはず。本作というかテオの作品全体的にショットそのものに感動できるのだから映画とし>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.4

個人的にCGアニメ全般苦手で心の底から満足できる映画って中々ないんだけど、本作はダントツ過ぎてそれを突き破った。

何のために生きるのか、一つ一つの万物の衝動に意味を考え美しさを感じるという普遍的なメ
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ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

4.3

カジモドってキャラだけ知ったけどこの映画だったんだ

ノートルダムの仕掛けの再現が凄いだけじゃなくてその仕掛けがパリの街を守っているのもアツい

現実では燃えちゃったのも切ない

普通に今のディズニー
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本気のしるし 劇場版(2020年製作の映画)

5.0

趣きは違うが陽炎座のように女に手取り足取りを取られていく男の絵図を見ることができた。相手が悪い人であればあるほど、それを越えた親愛は輝かしいモノ。なんでそんなやつなんかと!って周りは言うけどなんでなの>>続きを読む